ラブライブ!SNOW CRYSTAL   作:la55

93 / 250
Moon Cradle 第7部後編 第6話

「うわ~、スクールアイドルの衣装がいっぱい!!なんか幸せ~!!」

と、曜と同じく制服好きの月、曜から指定された場所に着くなりこんなこと言いだしてしまう。が、そんな月に対し、曜、

「助かったよ、月ちゃん!!私たちじゃ重たくて、出すの、大変だったよ・・・」

と、月にお礼を言うと、月も、

「でも、なんか曜ちゃんがとても困っているからと思って来てみたけど、まさか、スクールアイドルの衣装のかたずけだったんだね!!制服好きの僕からしたらとても幸せな気分になれるから別にいいよ!!」

と、嬉しそうに言う。

 と、ここで今の状況を説明しよう。ここは沼津市内にある大きなトランクルーム。突然、曜から「このトランクルームに来てほしい!!」というメールを見た月、すぐにこのトランクルームに向かうと、そこには、曜、そして、なぜか、ルビィ、花丸、ダイヤがそこにいた。これには、月、

「え~と、、なんで僕がここに呼ばれたのかな?」

と、曜に尋ねると、曜、

「実はね・・・」

と、前置きをしつつ、月をここに呼んだ理由を言った。

「実はね、ある曲の衣装を取りにきたんだよ・・・」

で、曜、このトランクルームについて月に説明した。「未熟Dreemer」「Mirai Ticket」など、数多くのAqoursの衣装を制作した曜とルビィ・・・であったが、その衣装たちはだいたいAqoursメンバーがそれぞれ自分の家で保管していた。しかし、衣装が多すぎて自分の家のクローゼットなどにいれることができない(例 堕天使グッズがたくさんありすぎて部屋の中が散らかっているヨハネ)こともあり、曜がちゃっかり作っていたコスプレ(制服)衣装・・・、もとい、試作品などがあったりするので、これまでは鞠莉のご厚意でそれらはすべて全部浦の星で保管されていた。しかし、その浦の星が廃校になったため、これまで浦の星で保管されていた衣装たちを保管する場所がなくなってしまった。そんなわけで、曜、父親のつてをまた借り、格安でそれらの衣装を補完できるトランクルームを借りることにしたのだ。

 と、ここで月にこのトランクルームについての説明が終わった曜、さらに、

「でね、このトランクルームに目的の衣装が保管されているというわけ!!」

と、月に説明をした。これには、ルビィ、

「その衣装って、なんか白くて美しいんだ!!まるで、白い翼、みたい!!」

と、目をキラキラさせながら言うと、月、

「へぇ~、それは僕も見てみたいな~」

と、お手伝い、というよりも一制服好きとしてルビィと同じく目をキラキラさせながら言った。

 で、月、ある衣装箱を見つけて一言。

「あっ、これが目的の衣装だね!!」

と、同時にその衣装箱を開けようとする。が、これには、曜、

「あっ、それ、待って・・・」

と、月を止めようとするも、月、

「えぃっ!!」

と、その衣装箱をついに開けてしまった!!これに対して、曜、

「あっ、あ・・・」

と、唖然となってしまった。

 そして、曜禁断の衣装箱を開けてしまった月、その衣装箱の中身を見て一言。

「うわ~、すごい・・・、すご・・・い・・・、女性警官の衣装?」

なんと、その衣装箱に入っていたのは・・・なぜか女性警官のコスプレ衣装(制服)だった・・・。これには、曜、頭を抱えながらこの衣装箱について語った。

「月ちゃん、ごめん。それ、私が趣味で作ったコスプレ衣装(制服)・・・。家の中に置けなくなったコスプレ衣装(制服)も一緒にここに置いておこうかなって・・・」

そう、なんと、この衣装箱に入っていたのは曜が趣味で作ったコスプレ衣装(制服)たちだった。曜はよく趣味でコスプレ衣装(制服)を作るのだが、長年作っていたこともあり、自分の家に保管できないくらいのコスプレ衣装(制服)を作ってしまったのだ。で、その保管場所に困っていた曜であったが、運よく今まで浦の星で保管していた衣装をこのトランクルームで保管することが決まったのでそれならばと、曜、ちゃっかり自分が作ったコスプレ衣装(制服)もこのトランクルームで一緒に保管してしまった、ということである。

 と、公私混同してしまった曜・・・であった。が、月がその衣装箱をあさっていくと、突然、月、手を止め、曜に対してこんなことを言いだしてしまう。

「あっ、曜ちゃん、これ、覚えている?このコスプレ(制服)、僕と小4のときに一緒に着ていた衣装だよ!!」

と、同時にそのコスプレ衣装(制服)を月は取り出した。その衣装を見た、曜、

「あっ、これって・・・、ああ、懐かしいよ・・・」

と、しみじみに言うと、そのコスプレ衣装(制服)について曜が語り始めた。

「この衣装って、私がコスプレ(制服)にはまるきっかけになった衣装だよ・・・。たしか、お医者さんごっこをしたいと思って作った白衣だよ!!コスプレ衣装(制服)としては簡単だけど、月ちゃん、この衣装を着てとても喜んでくれたよね。私、このときの月ちゃんの喜びが嬉しくてコスプレ(制服)衣装を作るようになったんだよね・・・」

そうである。曜のコスプレ(制服)愛、なんと、小4のときに月と一緒に遊ぶために作った白衣が原点だった。曜が小4のとき、月とお医者さんごっこ(エロい意味ではなく、本当になりきりごっこだった)をする際、より本格的にしたい、ということで曜が白衣を作ったこと、それが曜のコスプレ(制服)愛を目覚めさせるきっかけとなった。月と一緒に本格的ななりきりごっこをしたいため、曜は一生懸命白衣を作った。それは父親の(使わなくなった)ワイシャツを少し加工したものだったが、曜がそれでも一生懸命作ったこともあり、その白衣を着た月からは、

「曜ちゃん、白衣を作ってくれてありがとう!!」

と、まんべんの笑顔を見せて曜にお礼を言ったのだ。これには、曜、

(月ちゃんが喜んでくれた!!なら、月ちゃんに合うコスプレ衣装(制服)、どんどん作っちゃおうかな!!)

と、気をよくしてしまった。こうして、曜は月のため、いや、のちに、自分のためにコスプレ衣装(制服)を作っていった、というわけである。

 で、懐かしのコスプレ衣装(制服)を見て喜んでいた曜を見て、月はこう思ってしまう。

(曜ちゃん、嬉しそう!!この白衣、ただの白衣だけど、曜ちゃんにとってみれば、自分が作ったコスプレ衣装(制服)第1号、だもんね!!僕もこの白衣を着て喜ぶ曜ちゃんを見て、コスプレ衣装(制服)、好きになったんだもんね!!)

そう、月にしてもこの白衣が自分がコスプレ(制服)にはまるきっかけになったのだ。この白衣を着た月の嬉しい一言でとてもよろこんでいた曜、そんな曜の姿を見て、月も、

(ああ、こんな曜ちゃん、ずっと見ていたいな・・・。僕も、コスプレ(制服)、好きになろうかな・・・)

と、喜ぶ曜を見てみたい、ということで、曜が作るコスプレ衣装(制服)を着るようになったのだ。こうして、曜と月のコスプレ(制服)愛は生まれたのである・・・。

 と、話はもとに戻る。曜の思い出話に、月、

「うん、そうだったね!!なんか懐かしいよ!!」

と、曜と一緒にそのときの情景に思いふけっていた。と、ここで、部外者が1人・・・。

「へぇ~、曜ちゃんと月ちゃんにとって思い出深いコスプレ衣装(制服)なんだね・・・」

と、ルビィ、感慨深くなっている月と曜に対し割り込もうとするも、月、

「あっ、ルビィちゃん、もしかして、コスプレ(制服)、興味あるの!!だったら、この白衣、着てみようか?ルビィちゃんの大きさならちょうどいいかも・・・」

と、ルビィをロックオンしたのか、想い出の白衣をルビィに着せようとするも、ルビィ、

「ピッ、ピッギィ!!ま、また、今度でいいから!!」

と、月から逃げようとする。これには、月、

「ルビィちゃんもこの白衣を着たら絶対にコスプレ(制服)に目覚めると思うよ!!」

と、逃げるルビィを追いかけようとする。こんな月とルビィの追いかけっこを見た、曜、

ダイヤ、花丸、ともに、

ハハハ

と、つい笑ってしまった。

 ・・・のだが、つい笑ってしまった花丸、月があさっていた衣装箱の中身を見て、

「あれっ、これって見たことがあるずら!!」

と言うと、その衣装箱からある衣装を3着取り出す。その取り出した3着の衣装を見て、花丸、一言。

「あっ、これって、「未熟Dreemer」のときに来ていた衣装ずら!!」

そう、花丸が取り出した衣装、なんと、「未熟Dreemer」のときに来ていた衣装・・・なのだが、花丸、あることに気づく。

「あれっ、和風の衣装じゃないずら!!「The スクールアイドル」の衣装ずら!!」

そう、花丸が取り出した衣装、なぜか和風テイストの衣装、ではなく、「これこそスクールアイドルの衣装」といえるものだった。たしか、「未熟Dreemer」のときに着ている9人の衣装は和風テイストの衣装である。が、それではない・・・、ということは・・・。

 と、ここで、ダイヤ、花丸が取り出した衣装3着を見て、突然、声をあげてしまう。

「ああ、なくしていたと思っていた、(私たち3年が)1年のときに着ていた衣装!!」

そう、花丸が取り出した衣装、なんと、ダイヤ、鞠莉、果南が1年生のときに着ていたスクールアイドルの衣装、だった。この衣装、「未熟Dreemer」を披露した沼津の夏祭りのステージで、鞠莉、ダイヤ、果南が最初に着ていたのだ(ただ、、そのあと、3人とも「未熟Dreemer」の衣装にチェンジしてしまいます)。で、実はこの衣装、ダイヤたち3年生3人にとってスクールアイドルを始めたときに着ていたとても大切な衣装だった。そして、初代である3年生3人だけのAqoursから9人のAqoursへと変わっていく、それを象徴づける、「未熟Dreemer」、それを語るうえでも重要な衣装だった。だが、実は、ダイヤ、鞠莉、果南、3人とも、あの夏祭りのあと、その衣装を紛失した、と思っていたのである。そんな想い出のある衣装、ということで、浦の星でずっと保管していたのだが、数多くの衣装のなかに埋もれてしまい、3人とも、ついうっかり紛失してしまった、と、思ってしまったからだった。

 が、なんでここで見つかったのか。それは夏祭りのあとにさかのぼる。夏祭り前、絶縁状態(と思っていた)鞠莉、果南は3年の教室で、(鞠莉の)スクールアイドルをやろう、という強引な勧誘のせいで言い争いになったのだ。そこで、鞠莉、は1年のときに着ていたスクールアイドルの衣装を果南の前に突き出したのだ。が、その衣装を果南は外へと投げ捨てたのだ。で、それをちょうど3年の教室の真下にある2年の教室のベランダにいた曜がダイビングキャッチ、したのだが、このとき、曜、

(この制服、絶対に欲しい!!)

と、この衣装をとても気に入り、自分のコレクションにしたい、と、つい考えてしまったのだ。で、鞠莉と果南が歴史的な和解をし、鞠莉、果南、そして、最後に、ダイヤ、がAqoursに加入、沼津の夏祭りで「未熟Dreemer」を歌い上げた・・・のだが、そのあと、ダイヤたち3年生3人はこの衣装を浦の星のAqoursの衣装を保管する場所にしまった・・・はずだった。が、このとき、曜、

(よ~し、これはチャンス!!)

と、思ったのか、3人がしまったはずのその衣装を勝手に持ち出し、自分のコレクションとして自分の部屋のクローゼットになおしこんでしまったのだ(で、なんでこんなことができたというと、浦の星の衣装保管場所の管理はAqoursの衣装担当だった曜が管理していたから。いわば、職権乱用である)。そして、曜の家に眠ってあったその衣装・・・だったのだが、自分の家に入りきれないコスプレ衣装(制服)の保管に悩んでいた曜はこのトランクルームを借りて浦の星で保管していたAqoursの衣装を保管することになり、それならばと自分のコスプレ衣装(制服)をこのトランクルームに運び込んでしまったため、そのときにこの衣装もほかの曜のコレクションと一緒に運び込んでしまった・・・というわけである。

 で、この衣装をついに見つけたダイヤ、曜の方をにらんでは、

「曜さん、なんでここに(私たち3年生にとって)大事な衣装があるのですか?」

と、怒り口調で言うと、曜、

「え~とですね~、それは・・・いわゆる、ちょっとした気まぐれで・・・」

と、とぼけて言うも、そんなもの、怒っているダイヤに効くわけもなく・・・、

「曜さん、今の気持ちを6文字以内で言いなさい!!」

と、鬼の形相で曜に大声で言うと、曜、そんなダイヤに恐れを抱いたのか、6文字以内で今の気持ちを伝えた。

「ごめんなさい!!」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。