そして、朝・・・、沼津の木松悪斗の事務所では裏美が全従業員を使ってあることをしていた。
「おいっ、そこのお前、すぐに「ラグーン」の運営会社に大量のクレームをいれろ!!いや、脅迫じみたものでもいい、すぐにだせ!!Aqoursのライブをやめさせろ!!月生徒会長の屋上使用申請を却下させろ!!」
そう、なにがなんでも月の屋上使用申請を却下させよう、Aqoursのライブ、ラブライブ!決勝延長戦、を阻止しようと「ラグーン」の運営会社に対し大量の反対意見・クレームを送っていたのだ。ただ、反対する理宇う、それがまったく書かれていない、もしくは、Aqoursだから、といったまったく的外れな理由だったため、運営会社のほうからは「そなた様のご希望通りにそえることはできませんでした。申し訳ございません」というメールが贈られてくる、だけだった。なので、裏美、
「いいか、相手が音をあげるまで(反対意見・クレームを)送り続けろ!!いいな!!」
と、運営会社のほうがひれ伏すまで反対意見・クレームを送り続ける暴挙にでてしまう。
それから20分後・・・、
「まだ相手(「ラグーン」の運営会社)は音をあげないのか」
と、あの裏美もあまりに首を縦に振らない運営会社の対応に焦りを感じていた。そんなわけで、裏美、ついにあることを言いだす。
「そんなに音をあげないなら、お前ら、いいか、この裏美様の命令であることを伝えろ!!俺の権力をもってして無理やりでも従わせろ!!いや、それ以外にも静真高校部活動保護者会の名を使え!!所詮、Aqoursは(静真に統合される)浦の星の部活の1つだぞ!!なら、その部活を管理しているのは月たち静真高校生徒会じゃない、(木松悪斗の娘である)旺夏様率いる(静真の部活動に参加している生徒たちの連合体である)部活動連合会だ!!なら、その互助組織である保護者会の名をだせばきっと運営会社もひれ伏すはずだ!!」
なんと、裏美、ついに奥の手を出してきた!!自分の名前、裏美、その裏美が持つ権力をかざして「ラグーン」の運営会社を従わせようとしていた。いや、それ以外にも、木松悪斗率いる部活動保護者会の名、いや、権力すら使ってしまえ、そんなことまで言ってきたのだ。部活動保護者会、静真の部活動に参加している生徒の保護者たちの連合体である。で、木松悪斗がその会の会長を務めているし、裏美はその会の幹部の一人として名をつられている。さらに、木松悪斗の娘で女子サッカー部の部長を務めている旺夏率いる(静真の部活動に参加している生徒たちの連合体であり静真の部活を管理している)部活動連合会、その互助組織が部活動保護者会だったりする。そんなわけで、浦の星の部活の1つであるスクールアイドル部Aqours、であるが、その浦の星が静真と統合されるのでそのAqoursも静真の部活の1つ?としてみることができる、だからこそ、保護者会の命令によって(保護者会と互助関係があり静真の部活を管理している静真高校部活動連合体の管理下にある?浦の星女学院スクールアイドル部の)Aqoursのライブを中止に追い込むことができる、そう、裏美はあまりに自分のいいように解釈していたのかそう考えていた。で、木松悪斗もそうだが、裏美も人の意見を聞くことなんてしないワンマン体質であったりする。なので、あんまり無茶な理論の名のもとに行われた裏美の命令であってもその命令は絶対、これがこの事務所にいる全員の考え、であった。と、いうわけで、ここにいる全員、次第に裏美と静真高校部活動保護者会の名のもと、「ラグーン」の運営会社に反対意見・クレームを大量に送り始めたのだ。
だが、それから1時間後、裏美の強権的な手段をもってしても運営会社は縦に首を振ることはなかった。それよりも・・・、
「これ以上悪質なメールや電話をしてくるなら営業妨害などで警察などに訴えることになります。なので、これ以上悪質なメールや電話をしてこないでください」
という警告のメールを運営会社のほうから送られてきてしまった。これにはさすがの裏美も、
「うぅ・・・」
と、頭を抱えるしかなかった。だって、こんな警告文を出された以上、これ以上、反対意見・クレームを送ったとしても自分の主人である木松悪斗に迷惑をかけることになる、いや、自分を含めて木松悪斗一派、ここ沼津に居づらくなってしまう、そう裏美は考えてしまったのである。そのためか、
(もし、これ以上(「ラグーン」の運営会社に)反対意見・クレームを入れると木松悪斗様にご迷惑をおかけすることになってしまう。でも、ここで手を引いたら、月生徒会長のたくらみ、Aqoursのライブ(ラブライブ!決勝延長戦)が実現してしまう・・・。うぅ、どうすればいいのか・・・)
と、裏美、相当悩んでしまう。
が、そんなときだった。裏美は「ラグーン」の屋上責任者の言葉をふと思い出す。
「せめて木松悪斗様のネームバリューがないと・・・」
この言葉を思い出した瞬間、裏美にある考えが浮かび上がる。
(あっ、そうだ!!木松悪斗様の名前を使えばいいんだ!!たしか、新生Aqoursのお披露目ライブのときも木松悪斗様の名を借りてお店・企業・団体に圧力をかけていた!!それと同じことをすればいいのだ!!)
そう、裏美はナギたち静真高校生徒会が新生Aqoursお披露目ライブの下準備を進めている最中、木松悪斗の名を借りて沼津のお店・企業・団体にナギたちの手助けをしないよう圧力をかえていたのだ、もし、裏美たちに従わなければ木松悪斗の名において断罪する、そう脅しをかけて。しかし、それは木松悪斗より権力・・・、いや、沼津の経済界の頂点にたつ沼田によって無効化されたのだが、裏美、これに懲りずにまた同じことをしようとしているのだ。そんなわけで、木松悪斗の名を・・・。
と、そんなときだった。
「ほう、俺の名を勝手に語ろうとしているのか、裏美!!」
突然、事務所中にけたがましい声が聞こえてくる。これには、裏美、
「うっ、誰だ!!」
と、後ろを振り向く。すると・・・、
「き・・・木松悪斗様・・・」
そう、そこには本業である投資の仕事を進めるために東京にいるはずの、木松悪斗、本人がいたのだ。で、木松悪斗、ご主人の突然の登場で唖然となっている裏美に対しきつい一言をぶちかます。
「おい、裏美、よくも俺の名を勝手に語ってくれたな!!俺の名を勝手に使うということは俺の経歴に傷がつくだけでなく、俺の知らないところで俺に被害を与えることになるんだぞ!!どう責任を取ってくれるんだ!!」
で、この木松悪斗の言葉に、裏美、
(うっ、なんで、私がやってきたことを木松悪斗様は知っているんだ?)
と、愕然としていた。それよりも、なぜ、ここに木松悪斗がいるのか、裏美、慌てふためくも不思議に思っていた。
では、なぜここにいないはずの木松悪斗が突然裏美の前に現れたのか、それは以前、というか、今朝、裏美に電話をしたある人物の存在があった。その人物は、今朝、裏美にAqoursが「ラグーン」の屋上でライブ(ラブライブ!決勝延長戦)を行うこと、月がそのための使用申請を出していることを伝えたものの、その裏美から無理をしてでも使用申請を却下せよ、と、命令されてしまったのだ。これには、その人物、
「このままいけば木松悪斗様にとって大変なことになる」
と、いうことで、すぐにあるところに電話をかけたのだ。その電話の相手とは・・・、そう、木松悪斗、その東京事務所だった。
そして、電話が通じた。
「はい、木松悪斗事務所ですが・・・」
と、最初は木松悪斗の東京事務所の係員が電話にでる。すると、開口一番、その人物は、
「大変です!!取り急ぎ木松悪斗様につないでください!!」
と、焦るような声で係員に言った。で、その人物の焦り具合に係員も自分のご主人である木松悪斗に大変なことが起きていることに気づいたらしく、
「はい、わかりました!!今すぐおつなぎいたします!!」
と、言って、取り急ぎ木松悪斗に電話を取り次いでくれた。
で、そのとき、木松悪斗はというと・・・、
「う~ん、ここの株はこれくらい売ってしまおう!!」
と、自分の目の前にあるモニター数台を見てはどの株をどのくらい売るか、もしくは買うか決めてからマウスを動かして株の売買を行っていた。でも、今はまだ早朝である。でも、木松悪斗はすでに起きていた。と、いうよりも、株トレードなどの仕事をしていた。でも、今はまだ早朝である。日本の株式市場はまだ眠っていた。では、木松悪斗はなにを相手に株トレードをしていたのか?それは、海外の株式市場、だった。木松悪斗、海外の株式市場の動向を注視して株の売買を繰り返していたのだ。たとえ日本の株式市場が眠っていたとしても欧米にお株式市場はこの時間開いていることが多い。なので、少しでも株式売買で儲けたいために、木松悪斗、朝早く起きて仕事をしていたのだ。
で、海外株式市場の株トレードもひと段落・・・、
「ほっ・・・」
と、一息つく木松悪斗。が、突然、
「木松悪斗様、電話がはいっております。どうやら緊急の用事みたいです」
と、事務所の係員から連絡が入ってきた。これには、木松悪斗、
「うむ、俺につないでくれ」
と、一言言うとすぐに電話に出た。
「はい、木松悪斗ですが・・・」
この言葉のあと、電話口から焦りの声が聞こえてきた。
「あの・・・、私、「ラグーン」の屋上責任者ですが・・・」
そう、木松悪斗に電話をしてきた相手、それは、あの「ラグーン」の屋上責任者、だった。続けて、屋上責任者、あることを木松悪斗に話した。
「取り急ぎご連絡しないといけないことがあります、木松悪斗様に・・・。実は、裏美様が暴走を始めようとしております!!」
この屋上責任者の言葉に、木松悪斗、
「えっ、あの裏美が暴走を!!」
と、驚いてしまう。屋上責任者、さらに話を進める。
「え~、はいはい・・・、実は、裏美様、私が務めております「ラグーン」の屋上、その使用申請を無理やり却下するよう迫っております・・・」
これには、木松悪斗、
「ふ~ん、そんなもの、最初から無視しとけばいいものを・・・」
と、あまり関心がない態度をとる。
が、次の屋上責任者の言葉によりその態度は一変する。
「実は、その申請をしているのが、静真高校の渡辺月生徒会長なのです!!どうやらAqoursがライブを「ラグーン」の屋上でしたいらしく、先ほど屋上の使用申請をだしたのですが・・・」
で、この屋上責任者の言葉に、木松悪斗、
(な、なんだって!!あのAqoursのために、いや、あのにくっき小原家の一人娘のために月生徒会長が動いているのか!!)
と、驚きの表情になるも、すぐに、
(でも、そのAqoursは今や風前の灯火だ!!なぜなら、部活動報告会のときに徹底的に叩きのめしたからな・・・)
と、逆に安心してしまう。どうやら、木松悪斗、イタリアでの月とAqoursのことについて今の今まで知らなかったみたいだった。と、いうか、木松悪斗、その報告会で徹底的に、月、そして、千歌たち(新生)Aqoursを潰したあと、滞っていた仕事をすらうために東京に行っては一歩も東京の自分の事務所から出ることなく日中ずっとモニターの画面とにらめっこをしていたのだった。で、これによりかなりの収益をあげることができたのだが、沼津や静真のことについては東京に行く前に、静真本校と浦の星分校の統合問題において(沼田により禁止された)統合実現に向けて行動している月やAqours、浦の星の生徒たちの妨害をするな、保護者の声をもっと広めろ、その命令を出したこと以外は裏美をはじめとする部下たちに任せっきりだった。むろん、事務所に引きこもっていたのと仕事に四六時中仕事に集中していたため、木松悪斗、なんと静真やAqoursに関する情報を得ることすらしなかったのである。まさに、木松悪斗、浦島太郎状態・・・。なので、その屋上責任者に対し、木松悪斗、ついこんなことを言いだしてしまう。
「ふん!!もう虫の息のAqoursがいくら頑張ってもライブをしたとしても静真本校と浦の星分校の統合問題に支障はない。むしろ、単なる悪あがきだ!!」
そんな木松悪斗の楽観論であるが、次の屋上責任者の一言によりもろくも崩れ去った。
「木松悪斗様、実は・・・、そのAqours、完全に復活しております・・・」
これには、木松悪斗、
「えっ!!」
と、驚いてしまう。で、屋上責任者はこれまでの月とAqours、そして、沼津で今起きていることを伝えた、報告会のあと、月と千歌たち新生Aqoursはイタリアに飛び、鞠莉たち3年生3人と再会、これによりスペイン広場でのライブでAqoursは完全復活を果たしたこと、その月とAqoursのいない沼津ではナギたち静真高校生徒会とよいつむトリオら浦の星の生徒たちによって完全復活を果たした新生Aqours、そのお披露目ライブが沼津駅前の南口にて4月上旬に行う準備を進めていること、さらに、そのお披露目ライブはすでに決定事項であり勝手にやめさせることができないことを・・・。
そして、屋上責任者、最後にこんなことを言いだした。
「で、裏美様はそれらに対して抵抗しておりました。イタリアの件については小原家の一人娘(鞠莉)の母親を使ってAqoursや月生徒会長の妨害をしようとしました。沼津の件については木松悪斗様の名を借りて沼津のお店・企業・団体に静真高校生徒会や浦の星の生徒たちに関わることがないように圧力をかけておりました。しかし、どれも力不足でした。うぅ、ごめんなさい・・・」
で、これを聞いた、木松悪斗、
(うっ、なんだって!!あのAqoursが完全復活を果たしただと!!これでは静真本校と浦の星分校の統合反対という(静真での)優位な立場が危うくなる!!いや、それだけじゃない!!静真高校生徒会と浦の星の生徒たちによってその(新生)Aqoursのお披露目ライブが行われる!!もし、そんなことをされたら、俺が広めた考え、「部活動に対する士気が低い浦の星の生徒が部活動に対する士気が高い静真の部活動に参加したら、士気低下、対立などにより静真の部活動に悪影響がでる」、その考え、その保護者の声が覆ることになるかもしれない・・・。そうしたら、統合実現へと向かってしまう!!)
と、危機感をつのらせてしまう。報告会で潰したはずの(新生)Aqoursが完全復活しただけでなく(静真高校生徒会と)浦の星の生徒たちの手でその(新生)Aqoursのお披露目ライブが行われてしまうとこれまでの(静真で)優位だった統合反対の声が急にしぼみ、逆に、月や静真高校生徒会が望んでいる統合実現へと向かってしまう、そのことを木松悪斗は危惧していたのだった。
で、屋上責任者、さらにこんなことまで言いだしてしまう。
「噂によると、イタリアの件については月生徒会長が、沼津の件については沼田殿が陰で動いていたみたいです」
で、これには、木松悪斗、
(なんだと!!沼田殿はともかく、まさか、月生徒会長が暗躍していたなんて、う~、悔しい!!)
と、苦虫を噛み潰してしまう。まさか、月によってAqoursが完全復活するなんて思ってもいなかったのだ。が、新生Aqoursのお披露目ライブの開催が決定している以上、木松悪斗がどうあがいたとしてもそのライブを止めることは無理だった。それよりも、木松悪斗、あることを恐れていた。それは・・・、
(それに、(お披露目)ライブの妨害をしたとなると、あの沼田によって俺は痛い目にあってしまう。うぅ、どうすれば・・・)
そう、実は、木松悪斗、すでに決定事項となっている新生Aqoursお披露目ライブ、その妨害を今から無理してでもしようと思ってもできない事情があった。そう、あの沼田の存在だった。報告会のあとに行われた通常理事会で静真本校と浦の星分校の統合は実現できなかったものの、4月の新学期が始まるまでの期限付きで、月、そして、ナギたち静真高校生徒会の統合実現に向けた行動を静真の影の神である沼田に認められたのだ。ただし、この期限を過ぎても実現できなかった場合、月とナギたち静真高校生徒会の役員全員静真を退学する、という条件付きである。ただ、この行動について、沼田、木松悪斗側に対し妨害を認めない、妨害したら痛い目にあう、そう警告していたのだ。なので、木松悪斗本人からしたら妨害したいけどできない、そんな状況に陥っていたため、これまで通り、「浦の星の生徒たちが静真の部活動に参加したら悪影響がでる」、その考えを静真の保護者たちと生徒たちに広げることのみに注力したいた。が、そのあいだにもAqoursは月によって完全復活を果たし、ナギたち静真高校生徒会とよいつむトリオら浦の星の生徒たちはその(新生)Aqoursのお披露目ライブの準備をしていた。こうして、月とナギたち静真高校生徒会、Aqoursとよいつむトリオら浦の星の生徒たちは逆転の機会をうかがっているのだ。それに対し、木松悪斗、自分より権力がある沼田に恐れてなにもできずにいた。
が、沼田のことを恐れていた木松悪斗であったがふと屋上責任者の言葉を思い出す。
「裏美様はこれらに対して抵抗しておりました!!」
この言葉を思い返した木松悪斗、突然、怒りの形相になるやいなや、
「裏美め~、なんてことをしてくれたんだ!!これでは俺が沼田殿から殺されるではないか!!」
と、裏美に対し恨みを持つようになる。そりゃそうだ。月とAqours、そして、ナギたちやよいつむトリオらの行動に対する裏美の妨害、それは、たとえご主人である木松悪斗が知らなくても沼田にとってみればそんなの関係ない、沼田からすれば、裏美の妨害はすべてが木松悪斗の差し金とみられてもおかしくなかった。さらには・・・、
「それに、裏美、なんで俺の名前を勝手に使っているんだ!!」
と、さらに裏美のことを激しく恨んでしまう。だって、裏美はなぎたちやよいつむトリオらの行動を妨害するために勝手に自分の名前を語って沼津のお店・企業・団体に圧力をかけていたのだ。なので、いくら沼田から言い逃れをしようにも、「自分の名前で妨害したのだから、そんな言い逃れなんてできない」と沼田から言われてしまうのがオチである。そのため、木松悪斗からしたら裏美の妨害はすべて自分の悪行にされてしまい、それにより、沼田から粛清されるのが確定してしまった、そう木松悪斗が思っても仕方がなかった。そんな意味でも、裏美は自分を裏切った、と、木松悪斗はそう考えてしまっていた。
まあ、そんなこともあり、木松悪斗のなかでは月たちやAqoursのことよりも裏美の裏切りに対する怒りの方が大きかったのだが、まだ屋上責任者の話は続いていた。裏美に対する恨み節をきかせている木松悪斗であったが、突然、屋上責任者は大きな声をあげた。
「木松悪斗様、今は裏美様のことよりもAqoursのことが先決です!!このままいくと「ラグーン」の屋上でAqoursのライブが行われます!!それがもし成功したとしたら、今勢いがあるAqoursの勢いがさらに加速してしまいます!!もしそうなると誰もAqoursの勢いを止めることができなくなります!!だからこそ、木松悪斗様、ここはなんとかしてください!!Aqoursの勢いを止めることができるのは木松悪斗様だけです!!」
この屋上責任者の言葉に、木松悪斗、すぐに、
(あっ、たしかに屋上責任者の言う通りだ!!今は内輪もめしている場合じゃない!!それよりも、これ以上Aqoursの、いや、月生徒会長の勝手を許すわけにはいかない!!この俺が、Aqours、月生徒会長の勢いを止めないと静真本校と浦の星分校が統合してしまう!!いや、俺の立場も危うくなる!!)
と、思ったのか、ここは自分が動かないと静真本校と浦の星分校の統合に一歩前進するだけでなく、静真や沼津での自分の立場も危うくなることを危惧してしまった。たしかにそうである。もし、Aqoursのラブライブ!決勝延長戦のライブが成功すればAqoursの勢いはさらに加速、誰も止めることができなくなる、いや、統合なんてすぐにでも実現できるかもしれない、そのAqoursと月の勢いを止めるには裏美では力不足、それなら、大将である木松悪斗しか今のAqoursの、月の勢いを止める者はいない、そう木松悪斗が考えても仕方がない状況だった、今は。
そんなわけで、木松悪斗、ついに決意した。
(沼田殿のことを恐れている場合じゃない!!たとえ何があっても俺の力で、Aqoursの、月生徒会長の野望を止めて見せる!!そして、俺の絶対的支配による、静真、そして、沼津の統治を実現してみせる!!)
ついに賽は投げれた、そう思った木松悪斗、屋上責任者に対しこう宣言した。
「わかった!!この件についてはこの俺直々に対応する!!今残っている案件を片付け次第、沼津の俺の事務所に行って俺自ら陣頭指揮をとってやる!!俺が直接動けばAqoursも月生徒会長もただのごみくず同然だ!!だから、大船に乗ったつもりでいろ!!」
この木松悪斗の言葉に屋上責任者も、
「木松悪斗様が直接動けばもう安泰だ!!これで月生徒会長も、Aqoursも、もう恐れることなんてありませんね!!やっぱり、木松悪斗様は天才です!!」
と、木松悪斗のことをほめたたえた。
そんな屋上責任者であったが、その屋上責任者に対し、木松悪斗、
「そして、お前に命ずる!!」
と、突然言うと、屋上責任者も、
「は、はい!!」
と、襟を正して木松悪斗の指示を待つ。そして、木松悪斗、その屋上責任者に対してこう命じた。
「俺が沼津の事務所に行くまでそちら側(「ラグーン」の運営会社)の状況を逐一報告しろ!!」
この木松悪斗直々の命令に、屋上責任者、
「は、はい!!」
と、大きな返事をした。
こうして、裏美の・・・もとい、木松悪斗のシンパである「ラグーン」の屋上責任者との電話を終えた木松悪斗はすぐさま残っていた案件をものすごいスピードで全部こなしたあと、電話から1時間後には自分の車で沼津まで猛スピードで直行することとなった。