「ん?んんーっっ!はぁ!よく寝たぁ!ってどこだここ!?ってあぁ、そう言えや殺し合いに参加してるんだっけか。」
目が覚めるとそこは青白く光、幻想的な洞窟の床。一瞬なぜ自分がこのような場所にいるか分からなかったが、隣にあるリュックサックを見て昨日の事が鮮明に覚えて来た。
「よっこらせっと!今の時間はー?11時半!そろそろ投下の時間か……行きますかね。」
俺は体を起こして洞窟を出る。荷物とかは邪魔になる為、洞窟に置いていく。
「てか意外だな。殺されてなかった」
普通、あんな無防備な状態で寝ていたら、誰かしら俺を見つけて殺す事なんて容易かっただろうに。まぁーそこは運が味方してくれたってことにしておくか。そんなこんなで、木や地面などに、若干の傷をつけながら真ん中らへんに歩いていくと
「おぉ。着いた。」
森を抜けると、目の前にはボロボロの都市。まさに廃都市って感じだ。そこら辺に建物から落ちたであろうレンガやコンクリートがでかい石となって道にゴロゴロしてる。中も入れるが、少し蹴っただけでガンガラガッシャン行きそうなぐらいボロボロだ。
「んう?」
そんなことを思いながら、観光、もとい、下見をしていると、突如ヘリの音と共に、多少の風が頬を撫でた。上を見上げると、ギンギラギンと輝く太陽にちょうど重なる形で、ヘリがホバリングしている。よく見ると、細長い黒色のアタッシュケースを吊り上げていた。しかもちょうど俺の真上で。
「これはなかなか運がいい。」
むしろここまでぶっちゃけ運で来てる気がする。しばらくホバリングしてたヘリからプツリという音が聞こえると、ちょうど俺の真隣にそれは落下する。
ズドン!
重々しく落ちてきたアタッシュケースを俺は持ち上げる。
「うお!?おっも!何キロあんだよ……」
持った感じ、約15キロぐらいはある。
「これで水の2リットル1ケース分とかだったら承知しねぇーぞマジで…」
そんな愚痴をいい、敵とエンカウントしないうちに俺はその場から去ろうとする。
???「それを……置いて言って貰えないかな?」
「っ!?………」チラ
少しだけ視線を後ろに向ける。そこには、30歳ぐらい後半であろうガタイのいいおっさんが、片手にハンドガンもち、構えながらそう言っている。
「……置いていかなかったら?」
少しでも時間を稼がために話を振る。俺の近くにコンクリートで出来た壁がある。隠れるならあそこだ。距離は約10m……確実に走ってるあいだに撃たれてあぼーんだ。
おっさん「そんなの分かるだろ?それに、あの男のように当たらないってことは無いからね。これでも……警察官だからね。」
警察官…それもハンドガン、黄金装備じゃねぇーか?でも確か警察官は滅多なことが無い限り射殺はしない。アメリカなら問答無用らしいが、民主主義のこの国では、まず足や肩と言った四肢を狙う。それにこのアタッシュケースは持ってる感じ、ハンドガンぐらいの弾ぐらいなら失せげそうなほど分厚く、頑丈っぽい。……結局、博打かw
「そう…かい!」
俺は思いっきり走り出す。正直15キロもある荷物を背負って走るとか無謀と思うだろう。現におっさんはため息を吐いている。
おっさん「はぁー…馬鹿な真似をするな」
バン
発泡してくる…が、俺はあらかじめ低い姿勢で走っており、コンクリートの壁まで残り数メートル…そのぐらいで撃たれた。俺は予測していた。いくら警察官でも反射神経は通常の人より少し敏感なぐらいだ。ならば、ノーモーションから動いた俺に瞬時にAIMを合わせることは出来ない。必然的に俺が隠れるであろう場所に照準を合わせて隠れると同時に発砲すると。俺は隠れるすんの所で頭を狙わないと相手を信じて、足から腹の部分にアタッシュケースをもち、飛び込むようにコンクリートの壁にダイブする。
「ふっ!はぁ!?」
結果は予測通り、俺の膝ら辺の位置に薬莢がアタッシュケースにぶっ刺さっていた。やはり俺の勘は良く当たる…丈夫だということと、分厚いのであの距離からのハンドガンの弾を防げた事。
おっさん「ちっ……だが、もう逃げられないだろう?そんなコンクリートの壁…武器を持たない君からしたら袋のネズミだろう?」
確かに、俺はこのアタッシュケースしか武器になるようなものはない。それにそれを確定できるのは俺が手ぶらだったからであろう。例え懐にハンドガンを閉まっていたとしても、俺の服の密着度的に、絶対にシルエットは見え隠れする。
それに奴から逃げる時に一瞬だけ背中を見せた事もそうだろう。ナイフを持ってたとしても相手は警官だ。武術の一つや二つ持ち合わせてる。かく言う俺はただの一般人、体格も中の中だ。普通に考えて武術を持ち合わせてるとは到底思えない。それに例えナイフが当たったとしても致命傷にはならない。初心者が振るう刃物はなまくらだからだ。
おっさん「さぁ…大人しく僕に殺されるといい」
着々と…おっさんは俺との距離を詰める。一歩、二歩と、近づいてくる。……そして、おっさんの影が端っこに見えた所で……
「!」
俺は一気に物陰から出る。当然、おっさんは俺に照準を向けてる。当たり前だ。油断はここでは一番の死に繋がる。
おっさん「馬鹿め」
バンバンバン
3発…そのうちの2発はアタッシュケースの両端にある開け閉めする金具にヒット…そしてもう一発は俺の頬を掠める。
「くっ……そっ!!」
痛てぇ…ただ掠めただけなのに、頬ということもあってか、今までに感じたことがないほどの激痛が頬に伝う…それにタラーっと血がたれてるのが分かる…だがっ
「予測……通りだ!」
アタッシュケースは無残に開き、中身を全てぶちまける。先程こっそり中身を確認した時に入ってた銃を反射神経で左手で持つ。もちろん、ばら撒かれる時にどういう風にばら撒かれるかを3パターンぐらい予測してた。今回は一番の簡単なパターン1だった。俺は左手に持ったウィンチェスターを片手で発砲する。無論……ゼロ距離で
おっさん「かはっ!?」
流石に素人が撃つ銃でも、ゼロ距離射撃なら確実に当たる。それにウィンチェスターは散弾…要はショットガンだ。こんなゼロ距離で撃たれたら即死レベルだ。返り血が俺に付着し、撃った場所が目も当てられないぐらいぐっしょりしてる……が、油断は出来ない。すぐ様発砲口を右手で持って、グリップの所で思いっきり殴る。
「おっっらァ!」
おっさん「!?」ドサ
おっさんの後頭部に思いっきり入ると、地面に思いっきり顔面を強打したおっさんは、その後、ピクリとも動かなくなった。そしてその瞬間、頭に直接アナウンスみたいなのが流れた
『大山 健さんが死亡。死因は出血死。残り人数は6人だね♪頑張ってね♪』
「っ…これは………」
何だこれ?不思議な感覚だ。頭に直接反響するかのような聞こえた声……おそらく一番最初にこのデスゲームを始めた司会者であろう
「………初めて、人を……やったのか。」
別に恐怖心になったり、絶望したりはない。おそらく状況が状況なだけに、仕方が無いことだと思ってしまっているだろう。やらなかったらやられる。やられる前にやる。間違った事はしてない……だがやっぱり……
「気持ちよくは………ねぇーな」
殺人鬼の気持ちは分からない。けど、恐らく、楽しいからしてる…だけなのだろう。俺の場合は………状況が仕方がなく殺した。…だろう。言い訳すぎて逆に涼しいが、罪悪感はある。……ただ、先に喧嘩ふっかけたのはそっちだっただけだ。
「……戻ろう」
俺は、血で汚れた手を見て、俺の手は、もう高校生のそれじゃないと自覚し、アタッシュケースから飛び出た水入ペットボトルや、缶詰をアタッシュケースにしまい、洞窟へと帰路につく。
いやぁ。。下手くそな文面ですなぁ。。。
読んでくれてありがとうございます。次回があったらまたー