「よっ!ほっ!…んん……6個中3個か……」
俺は木に向かって投げナイフを投擲する。
最初よりかは幾分かマシになってきたが、やはり使い勝手がわからない。正直投げて使うより、双剣のように両手に構えて突撃した方が強い気がしてきた。
……え?投げナイフなんてどこで入手したんだ?だって?あの時は気づかなかったけど、アタッシュケースの中身を入れ、無事洞窟に着いた後、昼飯を食べようとアタッシュケースを開けると、そこには6個の刃の先端が少し重めに作られた投げナイフが入っていたのだ。ウィンチェスターと、おっさんからパクって来たハンドガンも合わせて、俺の武器は3つ…だけど、ハンドガンは見た感じガバメントらしく、ガバメントの装弾数は8発。それが俺との戦闘でおっさんは4発使ったので残り4発。そしてウィンチェスターの装弾数は3発…だけど、このウィンチェスターはまえごめされていたため、装弾数は4発。それにあの戦闘で1発消費してしまっているので残りは3発。投げナイフに関しては、昼飯を食べた後に練習をしてるが、2時間経ってやっと半分当たるようになった程度だ。おそらくペース的にははやいのだろうが、戦闘で実戦的に使えるかと言われたら言葉が出ない。それほどまでにお粗末な出来だ。
「ふぅ。今日はこれぐらいにしとこうか。明日に備えて今日はゆっくり眠ろうか。」
そう言い、時刻は夜の6時半。俺はアタッシュケースに入ってる缶詰をひとつ取り出して、食べる。ちなみに焼き鳥缶詰だ。食べ終えた後に、少し考える。寝るには少し早いからな
「しかし…不思議だな。俺はここに何回もって訳じゃないが、結構出入りしている…それなのに襲撃のひとつもない。いくらこの島がでかいからってエンカウント率が少ない……やはり物資は戦闘をさせるための余興みたいなもの…なのか?」
考えれば考えるほど、不思議な点しかない。島がでかくても、ほかの奴らがうろつけば、当然ここの洞窟も割り当てられる。しかし一向にその気配がない。むしろ人っ子一人ここに近づきはしてこない…それに
「もう……傷がふさがってる」
そう言い、俺は昼に銃弾を掠めた頬を撫でる。既に完治しており、傷跡の1つすらない。痛みなんて数分だけだ。洞窟に帰ってる途中には痛みなんでなかった…
「………それにもう一人死んでる。」
そう、謎のアナウンスの時に頭に直接響いた確認みたいなもの。確か俺を含めて8人。しかしあのアナウンスでは6人となっていた。おそらく俺が寝てた間に一人殺されたのであろう。であれば、寝込みを襲われるのも不思議ではない。
「……後は、この謎の力だよな。」
おっさんの戦闘開始から色々不可思議な点がある。まず一つは俺はそこまで頭がいいって訳じゃない。本当に一般人レベル…だがあの戦闘では、俺は3パターンの攻略法を頭の中に入れていた。アタッシュケースを盾にした後に、アタッシュケースを思いっきりおっさんの顔面に叩き入れてとんずらする2パターン目。
アタッシュケースの中身からウィンチェスターを取り出して物陰から出て発砲する3パターン目。
……そして、アタッシュケースの金具を狙わせて中身をぶちまけた後にウィンチェスターを手に取り、ゼロ距離で発砲する1パターン目
………正直、俺が実行した1パターン目が一番論外だ。そもそも俺の動体視力と反射神経は一般人レベルだ。中身をぶちまけた後に狙い通り銃を手に持って撃つなんて芸当は出来ない。それに仮にもウィンチェスターはショットガンだ。いくら片手銃だからって初心者の俺がやすやす撃てる代物でもない。だが、俺は撃てた。普通ショットガンを片手で撃てば威力で肩が持っていかれる。しかしあの時の俺は耐えたのだ…理由は何だ…?そう考えた時、あるひとつの言葉が頭を巡る。
「博打……か?」
確かに俺が博打と思った時、変に頭が冴える感覚がした。今回も、そして前回も……俺は博打を思い浮かび、楽しんでいた。命を賭けて戦う事がどうしようもなく………楽しかった。
「狂ってるのか?俺は」
そう思うが、でもやはり賭け事は楽しい。勝つか負けるか、たったそれだけの事だが、それが一番意味あることだと思っているからだ。恐らく、俺の力の源は『命をかけた駆け引き』なのだろう。
「……まぁー、いいや。とりあえず今日は眠ろう。」
俺は眠りに着く。
次の日の朝。俺を起こしたのは…一つの爆発音だった。
ドゴ-ン!!
「ふが!?な、なんだ!?」
急いで飛び起きる。結構近かったぞ……
「ってうお!?」
横を見ると服がボロボロで、俺と同い年ぐらいの美少女が横たわっていた
???「ん…んん……」
「お、おい!?大丈夫か!?」
俺はその少女に近寄る。肩を掴んで少し揺らすと瞼がピクリと動き、少しづつ開かれていく。
「い、生きてる…すげーな…おい、だいじょってあぶな!?」
突然、懐に手を伸ばした少女は俺の首筋目掛けてナイフを振るってきた。いきなりの事で俺は尻もちをつきながらも何とか避ける
???「外し…た………」
「いきなりなんなんだよ!?ってそうか!今は殺し合い中だったな!クソが!」
そう言いながらアタッシュケースに入ってるナイフを素早く手に取って、双剣のように構える。彼女は既にこちらに向かって地面を蹴っていた。
「うげ!?はっや!?」
何とか、ナイフで捌けた………が、この少女、動きがすばしっこい!むしろ速すぎて目で追うのがやっとだ。
「って危な!?」
クソ!余計な事考えてたらまじで直ぐに命があの世へダイブしてしまう!それだけは避けたい!その瞬間、頭に何か流れ込んできた
「っ!?あぁ……」
あまりの痛さに頭を抑えて動きを止めてしまった。
???「!ふっ!」
やばいやばい…確実に俺の首に当たる……真っ直ぐこちらに飛んでくる少女。
「だァーくそ!『世界観速!』」
次の瞬間、キュイーンっと機械音が俺の頭の中に流れると同時に、世界が……スローモーションで映し出される。
「うお………っ!?…なんだ……これ………はぁぁぁ!?」
一瞬、ほんの一瞬だけ本当に世界が遅くなったように見えた。遅くこちらに飛んでくる少女、剣先や方向までが全て手の取るようにわかった。かく言う俺はそんなスローモーションの中でも普通に動けた。俺はすかさずイナバウアーして避ける。喋りながら避けている時に気付いた。
「俺の声……スローモーションなってる!?」
よくある2分の1でビデオを再生した時みたいな声になってる……のに体はいつも通り動く。よく分からないが…おそらくあの呟いた言葉にその力があるんだろうな……
???「何!?」
「いやー、漫画みたいな展開だ……」
正直俺自身1番びっくりしてる。一瞬スローモーションになったと思ったら敵の攻撃を避けてるんだからな。そんな時
男「やっと見つけた…ってあれ?もう一人いる?……まぁーいいや。カモが二人だからね」
っと、何その武器未来的!っていう武器を担いで現れた男に俺はもちろん、その少女も男にからだを向ける。
「悪いが!一時的に共闘しないか!?」
???「…………賛成。」
「よし来た!」
男「ふーん…まぁーいいさ。装備の為だ。悪く思わないでよね。」
そして、この美少女とタックになって男を捻ることになった。
描き始まる前。
「よーし!頑張るぞー!」
書き終えた後
「やっぱり俺は駄文の天才だなw」
最後まで読んでくれてありがとうございます。次回もあったら、また