「うおりゃ!」
俺は剣を横にふる。すると黒い斬撃が横一直線に飛んでいき、木に傷をつけていく。
雪菜「嘘…でしょ?」
雪菜が驚く理由は少しわからないが、何でも一般人は魔力やマソと言ったものがごくわずかしかなく、魔力を扱う武器や物は扱えないらしい。まぁーひとつ思ったことは
「なんか!アニメみたい……だな!」
横に斬撃やあの男がやっていた爆裂剣を試し、体にそのやり方を教えこみながら雪菜に質問する。正直あの男が俺らを舐めていてくれて助かった。使ってみた感じ割とマジで強すぎる。斬撃飛ばしや爆裂剣はもちろんなのだが、威力調整なんかも出来るらしい。魔力?って奴を流し込めば流し込むほど爆裂の威力や斬撃の長さを変化自在に操れる。っても、魔力ってのはどこか血を吸われる感じがし、使った後は立ちくらみが来る。使う時はいざとなった時かもしれないな。
「それに不思議なもんだよなぁ。あいつの刀身は水色で青白い粒子がふわふわしてたのに、俺の場合は黒色の刀身に赤黒い粒子が待ってるんだからな。」
どこか厨二っぽいが気にしない方が俺の心の為だろう。真正面から厨二病と言われたら少し凹む自信はある。
雪菜「それはあんたの魔力適性が闇なのよ。」
「本当にゲームみてぇーだな。…てことは5属性なのか?」
雪菜「そうね。火属性魔法、水属性魔法、風属性魔法、光属性魔法。そしてあんたの闇属性魔法。そこに無属性魔法の系6種類の魔法があるのよ。」
「へぇー…本当にゲームみたいなら俺の闇属性魔法ってのは幻惑系が得意なのかい?」
雪菜「えぇ。そうね。相手の視界を奪ったり、自分が闇に溶け込み姿を消したり。……トリック技や騙し討ち系がおおいいわね。」
「本当にゲームみてぇ。さてっと、少し休憩するか……」
剣に魔力を流すのをやめる。すると刀身はみるみるうちになくなっていき、姿を消す。しかもポケットに入るレベルまでに。
「てかよくそんなこと知ってるよな……俺みたいな一般人は存在すら知らない軍事機密なんだろ?」
雪菜「家は軍事と深く関わってる家庭なのよ。それにこの選抜試験だって志願してやってるからね。恐らくあの男もそうね。毎年違うとは聞いてたけど、まさか今年は殺し合いなんてね」
「待て待て待て!え?ちょっと待って?選抜…試験……?」
雪菜「?特別軍事学校の選抜試験。優秀な者だけが選抜試験に望むことが出来る。って言っても合格到達点はたった1%未満だけどね。……確か人数が合わない場合は捨て石が拉致られるって話だけど?」
「じゃー俺はその捨て石なのね。そーですか。」
雪菜「!?あんた!本当にただの一般人だったの!?」
「たりめぇーだろうが!何が悲しくて殺し合いしてんだよ!そもそも拉致られてここに来てるから捨て石だろうが!」
雪菜「う、嘘よ!?殺し合いにいきなり参加させられたら普通ならパニック状態におちいるはず!最初の日の男が当たり前だと言うのに!?」
「………はぁ、どおりで強いやつしかいないわけだ。…あの警官も、少しの油断があったから倒せた。あの男は元々俺らを舐めてたから、その隙をついて殺せた。雪菜は一切油断してなかったっぽいけどな……」
雪菜「そりゃーあんたねぇ……私の攻撃を寸の所で交わしてたら凄腕の達人って思うのが当たり前でしょ?警戒するに決まってるじゃない…」
「あれ全部ギリギリで避けてるんだけどね。俺の判断がひとつでも間違えば致命傷であの世にレッツゴーですわ」
雪菜「……こんな奴が捨て石?……冗談じゃないわ…良かった。仲間で……」
「どういうこったよ」
雪菜「人数合わせで拉致られた一般人が、魔力を保有してて、私でも分からないような禍々しいオーラを放った貴方と仲間でよかったって意味よ」
「なんだそれwまぁー俺が捨て石かwあながち間違ってはないのかもな」
そうして俺は、剣をポケットにしまった瞬間
「うぐっ!?がぁっ!」
雪菜「!?ど、どうしたの!?」
「分から…ねぇ……けど!何か…俺に…語り……」
意識がどんどん薄れていく
雪菜「ねぇ!?ちょっと!ねぇーーー」
「…………は!?……こ、ここは?」
目が覚めると、夕闇色に染まる異空間みたいな場所だった。地面は何か雲のようなもので覆われており、足先が見えない。
「ってそんな事はどうでもいいんだよ…ここがどこなのか」
それに答えるように、前から人影が歩いてくる。
「な、なんだ?てか…女の子?俺より頭一つ低いぞ?」
歩み寄ってくる人影はどこか女っぽかった。そんな口にした疑問に、語りかけてくる。
???「ねぇねぇ。貴方が私の『マスター』?」
「ま………なんだって?」
唐突の彼女からの質問に、俺が困惑していると、彼女が次の質問をしてきた。相変わらずモヤのようなのがかかっていて、顔や体がはっきりしない
???「じゃー…そうだね……『衛宮士郎』って人は知ってる?」
「!?おまっ!どこで俺の親父の名前を!?」
苗字が違うのは、俺が親父に拾われたからだ。親父の口癖はいつも、『皆の正義のヒーローになりたいんだ。その為には、俺がもっと強くならなきゃ行けないんだ』…本当に立派な親父だった。だからこそ気になる。なぜ親父の名前を知ってるのか…
???「うん。知ってる…ずっと昔から……その名前を知っている。」
「………は?ずっと昔からってどういう意味だ?俺の親父は……"5年前には他界してんだぞ?”」
???「うん。でも知ってる。ずーっとずーっと昔から、前から、『英雄時代』から………」
「英雄時代?」
???「聖杯戦争の頃から……」
「聖杯戦争?お前は何を言っているんだ?」
???「……知らないのも無理もないよね。でもね、これだけは覚えといて。私は、貴方のサーヴァント。それとね、もっともーっとあなたがマスターとして優秀になっていったら……いつかきっと、あなたの言う親父に会えるから」
そう言って、彼女は踵を返していく
「あっ!おい!待ってくれ!一体どういう意味で!?」
俺の体が鉛のように重くなった……
「クソ!なんなんだ!?」
意識が薄れていく。最後に見えたのは彼女の顔。幼い顔つきなのに、左か右か分からないが頬に、赤い稲妻みたいなのがあり、髪が白髪…そして最後に、彼女の言葉
???「私の名前はジャック・ザ・リッパー。貴方を守り、貴方の最初の……『サーヴァント』」
その言葉を最後に…俺の意識は完全に無くなった
内容?あぁ。ねぇーよんなもんw