約束のルパンコレクション   作:Kamenride1

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予告状1 ルパンレンジャー参上

夜のとあるカジノ、大勢の客で賑わう中メインイベントのルーレットが行われていた。

 

「34にBET。」

 

「はい、34ですね。」

 

オーナーの合図と共にディーラーがルーレットを回し、回転が止まった瞬間、玉が止まった数字は、

 

「28ですね。」

 

ハズレであった。

 

「クソ、ならば今度は17にBETだ。」

 

「はい、17ですね。」

 

ルーレットは再び回りだし、今度玉が止まった数字は、

 

「4ですね。」

 

またしてもハズレである。

 

「だったら7に全額BETだ。」

 

「はい、7に全額BETですね。」

 

またもやルーレットは回りだし、玉が止まった数字は、

 

「13ですね。」

 

完全に外れてしまった。

 

「では、お支払の方ですが、」

 

そう言ってオーナーが渡した領収書に書かれていた金額は、

 

「50億!?」

 

「はい、50億でございます。」

 

「ふざけるな‼こんな金額払えるか!!」

 

「いいえ、払っていただきます。」

 

オーナーが無理矢理金を払わせようとすると、窓ガラスが割れ、窓から三人の人影が降りてきた。

 

一人目は赤い服装とアイマスクに身を包んだ女性、

 

二人目は青い服装とアイマスクに身を包んだ男性、

 

三人目は黄色い服装とアイマスクに身を包んだ男性、

 

「何者だ貴様ら!?」

 

「世間を騒がす快盗だよ。」

 

赤い怪盗がオーナーにカードを投げつけると、オーナーはカエルのような異形の怪人に変わる。

 

「俺の化けの皮が‼」

 

「予告するよ。カエルさんのお宝頂くよ‼」

 

そう言って赤い快盗はカエルの怪人『ルレッタ・ゲロウ』の腹部の金庫を指差す。

 

「ポーダマン‼」

 

『チャカッ‼』

 

『テポ‼』

 

ルレッタが叫ぶと、周りの黒服達は左目に弾丸だ突き刺さった不気味な仮面の容姿をした戦闘員、ポーダマンと変わり襲い掛かるが三人は軽くいなし、一掃する。

 

「くっやるな。だがこのの金庫はオレサマにしか開けられない。」

 

「それはどうかな~?」

 

赤い快盗がルレッタに近付き、ダイヤルのついた小さな赤い飛行機[ダイヤルファイター]を金庫に当てる。

 

『2・0・7』

 

飛行機から音声がなった後、赤い快盗は金庫の蓋を開ける。

 

「開いた!?」

 

ルレッタの驚きも束の間、彼女は金庫からサイコロを取り出し、ルレッタを蹴り飛ばす。

 

「ルパンコレクションいただき~。」

 

「これでゲームの確率を操っていたのか。」

 

「貴様等!俺のお宝を返せ!!」

 

「人聞きが悪いな。僕達は君達が奪ったコレクションを取り返してるだけだよ。」

 

ルレッタの言葉を黄色い快盗が否定する。

 

「俺達ギャングラーを怒らせて生きて帰れると思うなよ!」

 

ルレッタは首の管から爆弾を生成し投げる。

 

「よし!」

 

ルレッタは余韻に浸るが爆風から現れた三人の姿がそれぞれ赤、青、黄色の色の異なる全身スーツで顔の部分にシルクハットの形のバイザー姿に変わっていた。

 

「ルパンレッド‼」

 

「ルパンブルー。」

 

「ルパンイエロー。」

 

「快盗戦隊「「ルパンレンジャー‼」」」

 

「おのれー!!」

 

ルレッタの怒号と共に、ポーダマンが一斉に三人襲い掛かる。

 

レッドは身体能力を生かしてポーダマン達と戦い、ブルーはポーダマンに向かって椅子を蹴り飛ばし射的の腕前を生かして変身銃VSチェンジャーでポーダマンに光弾を打ち込み、イエローは正確さと慎重さを生かしてダーツを投げ、そのダーツがポーダマンやバーカウンターに隠れていたルレッタに命中する。

 

「動くな‼国際警察だ‼」

 

三人の国際警察がドアを開けて入って来ると、彼等の下にルレッタがとんできた。

 

ルパンレンジャーの三人はルレッタにVSチェンジャーの銃口を向け、衝撃波を放ち、ルレッタは爆散する。

 

「ぐわー!!」

 

「もしかしてお前達。」

 

「世間を騒がしている快盗!?」

 

「だったらどうする。」

 

国際警察が質問すると、ルパンブルーがそう返答する。

 

「今此所で貴様等を逮捕する‼」

 

「悪いね、僕らは簡単には捕まらないよ。」

 

ルパンイエローがそう言うと、ルパンレッドがレッドダイヤルファイターを巨大化させ、それに乗って逃亡する。

 

「お宝は頂きました。」

 

「おのれルパンレンジャー‼」

 

国際警察の一人の女性が予告状を読み上げると、暑苦しい男が怒号を挙げる。

 

 

 

次の日

 

『またもやルパンレンジャーギャングラーを倒す。国際警察は何も出来ず。』

 

「またこの記事で持ち込みだ。」

 

一人の少年がスマホのニュースをみてそう呟いた。

彼の名は朝加賢晤、高校入学のためにシャーペンやノート等を新調しに買い物に出かけ、現在は公園のベンチで休憩している。

 

「兄さんも市民のために頑張っているのになぁ。」

 

彼はそう言って買った缶コーラの残りを飲む。

 

「予告するよ。」

 

賢晤が空き缶をゴミ籠に投げ入れようとした途端、声がする。彼が声がした方向を向くと、そこにはオレンジの髪の少女がいた。

 

「君、それ外すよ。」

 

少女は賢晤を指差し、賢吾は空き缶をゴミ籠に向かって投げるが、空き缶は少女の予想どうりゴミ籠の縁に当たり入らなかった。

 

賢晤は空き缶を拾って直接入れ、公園を後にする。

 

この時賢晤はまだ知らなかった。彼女否、彼女達の存在が彼の運命を大きく左右する事を。

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