幻想郷の昔の昔、古のお話   作:Glanz.S

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こんにちは、人喰い妖怪2

「「・・・・・・・・」」

 

森の中をただひたすらに歩く....そして目の前には

道案内をしてくれているルーミアさん

そう、今自分はこの森の近くの人里へ

案内をしてもらっている

こうなるまでは特に何もなかったがとりあえず

回想に入ろう....

 

 

 

 

 

翔「人喰い妖怪....ですか...」

 

それを本人が言うのか!と思ってしまったが

それは心の中に押し留めた

でも、改めて人喰い妖怪と聞くとなんかこう

邪悪ないつでも人を食べているイメージ

だけど....

 

ルーミア「いつでも人を食べているイメージ

と思っているだろう?」

翔「!」

ルーミア「やっぱり、まぁそう思ってても

仕方ないか....、・・・なんで分かった?って

顔してるけど...大抵の人が同じ事思うから、

ただそれだけだよ」

 

そうなのか...大抵の人が...

 

ルーミア「まぁそのイメージも案外間違い

でもないんだなこれが、だって腹が減ったら

人を食べてるし」

 

いつでもではないけど、腹が減ったらか...

あれ?でもそしたら自分も...

 

翔「じゃあ、腹が減ったら自分も喰われる

じゃないですか」

 

そう聞いたら、えっ!?と思ってしまった

返答が返ってきた

 

ルーミア「いや?翔は食べないよ?」

 

驚いた...いや自分のことを食べないと言った

事に驚いたけどそれと同じくらいに自分の

名前をしかも呼び捨てで呼んだので

驚いてしまった

 

翔「えっと...それはなんで?」

ルーミア「だって翔、食べ物くれたじゃん

しかもとっても美味しいの」

 

ほぇー、この人結構現金だなー

でもそこまで悪い妖怪ではなさそうだし...

ここはひとつ、お願いしてみようかな..

そして自分はルーミアさんにとあることを

お願いした...それは...

 

翔「すいません、ルーミアさん出会ったばかりで

なんだ、と思うかもしれませんが

近くの人が住んでる場所まで案内してもらっても

いいですか?」

 

道案内をお願いしてみた、すると...

 

ルーミア「道案内?うん、別にいいよ」

 

あっさりと承諾してくれたルーミアさんである

そして、冒頭へと戻る

 

 

 

ルーミア「そういえば翔〜、その敬語なんとか

ならないの?」

 

うーん、敬語かー、でもこれがデフォルト

だしなー

 

翔「すいません、自分これが素みたいな

ものなんですよ」

別に嘘は言っていない、実際にどんな人にも

この言葉遣いで話しているし元々からこんな

言葉遣いだから無理に直せと言われても無理

だし、直すつもりもない

ルーミア「そうかー、じゃあ名前だけでも

さん付け外してくれない?なんだか変な感じ

がしてて、慣れてないんだろうけどとりあえず

呼び捨てにして」

 

呼び捨て...かぁ....

今までで他人を呼び捨てにしたことないんだよな

うーん、一応やってみようかな...

 

翔「うーんとじ、じゃあル、ルーミア?」

ルーミア「そうそう♪」

 

なんだか嬉しそうなルーミア...さん...

無理だな、心の中ではルーミアさんと呼ぼう

それにしても、深い森だなー

そう、しみじみ思うたった十数分程しか

歩いていないがそれでも思ってしまうほど

木々が生い茂っていた....暗くてジメッと

してるけど...

まぁ別に暗いところが嫌いってわけでも

ないんだけどね、ジメジメっとした場所が

少し苦手なだけなんだけどね

そんなこんなを考えながら歩いていると

不意に視界に光が入り込んできた

急な光だったので思わず目を閉じる...

そしてゆっくりと目を開けていくと...

...森を抜けていた

ルーミア「よし、森も抜けたしちょっと

休憩しようか」

翔「そうですね、ちょこっと急いできたし

ジメッとしてて少し汗もかきましたしね」

 

そういうことで一旦休憩をする

....と、ここで自分のお腹から音が鳴る

少し恥ずかしくてルーミアさんから顔を

背ける....

そういえば、帰る途中でこっちに来たから

実際何も食べてないんだな〜

するとルーミアさんが

 

ルーミア「ちょっとまってて」

翔「え?あ、ちょ」

 

止める間も無く一人で森の中に入っていった

それから数分経った頃、ルーミアさんが

帰ってきた、その手に木の実を持って...

 

ルーミア「翔〜、ほらこの木の実食え〜」

 

そう言って木の実を投げつけてくる

痛っ!いや、痛くない!?

翔「すいませんルーミアさ...ルーミア

この木の実硬くないですか?」

ルーミア「あ、痛かった?ごめんごめん

腹が減ったらこれでしのいでいたから

この硬さに慣れてて硬いってのを

忘れてた、いや〜ごめん」

 

特に悪気はなかったようだ...特に

怒る理由もないのでいや、大丈夫です

と言って木の実の剥き方を教えてもらい

腹ごしらえをした

 

ルーミア「よし、じゃあ行こう」

翔「はい!」

 

休憩を終え、また人里へと移動する

だけど、森みたいに時間がかかることは

なかった、人里へは十分程度でついた

 

ルーミア「ここが人里だ、そして案内は

ここで終了、あとは一人で行ってくれ」

翔「?...なんでです?」

 

何故かここからは一人で行けた促す

ルーミアさん、それを聞くと

少し意外そうな顔をしてこう言った

 

ルーミア「それは翔、私以外の妖怪に

聞くなよ」

翔「!」

 

少しルーミアさんから威圧的な感覚を

覚えたので少しびっくりしてしまった

その威圧の意味はすぐに分かった

 

ルーミア「いいか、翔。この幻想郷ではな

妖怪は忌み嫌われている存在だ。

そんな存在が人里にいたらどうなると思う?

しかも、人喰い妖怪がだ」

 

ああ、そういうことかでもルーミアさんは

人を食うという点を除けばいい妖怪なのに

 

ルーミア「翔のことだから、なんで?と

思ってるだろうけど人間ってそんなもんなんだ

翔みたいなのがごくたまにいる、他は皆

おんなじ考えなんだよ」

 

でもそれじゃあ、と言う思いは胸の奥に

仕舞い込んだこれ以上話をややこしくしたくない

それに言ったところで力も無い影響力も無い

自分には何もできないだろうから言わなかった

...『それじゃあ、人と妖怪は分かり合えない』

なんて、無責任で腹ただしい物言いの言葉は...

すると、ルーミアさんはこんなことを聞いてきた

 

ルーミア「てゆうか、翔。なんでこんな

当たり前のことを聞くんだ?妖怪の森の中に

一人でいたし...もしかして、幻想郷の住人じゃ

ない?」

ここで話してもいいのか...そう思ったが

やはり、話をややこしくしたくなかったので

話さないことにした

 

翔「いえ、単に常識知らずなだけですよ」

ルーミア「ふーん、そっか。ならいいや」

 

そう言ってくるっと踵を返して後ろを向く

ルーミアさん、ああここで別れるのか

 

ルーミア「じゃあね、翔。また今度会えたら

美味しいもの食べさせてね〜」

翔「はい!案内してもらってありがとうございます!」

 

そのまま、手を振りながら去っていくルーミアさん

その姿が見えなくなるまで待ってから

自分も人里へと歩き出した...

 

 

 

 

 

 

 

 

大きな異変が少しずつ近づいてきていることを

今の自分には気づくことができなかった...

 

 

 

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