少し説明が多い回になってしまうと思いますが、
よろしくデス。後半にオリキャラGE2分は書いておきます。
「ふぅ……こんなものでしょうか。」
ここは黎明の亡都。
広大な庭園を中心に植物園、図書館跡地が連なる広大な廃墟。
水辺に隣接しており、横倒しになった建築物がアラガミの襲撃の事を幾度も思い出させる。
「この速さ……大したものですね。コンゴウ一体を一分ですか……。」
無線機を通じてオペレーターのフランの声が聞こえてきた。
スメラギは《神機》を思いっきり引っこ抜くと、その刀身についた鮮血が
パチャパチャ……と音を立てて、スメラギの頬を濡らす。
「……そちらはどうでしょうか?」
スメラギは無線を飛ばし、他の三人へ連絡をとった。
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「こちらユリア。私もたった今討伐を確認しました。」
ユリアは虚空の植物園の中、血が飛び散っている巨石に背を凭れ、
スメラギの連絡に答えた。小型アラガミの屍体の山からチャージスピアを抜き取り、
ふぅ……とため息をつき、回復錠を一つ齧った。
ユリアはポケットから無線機を取り出した。
若干こびり着いた古血を近くの水辺で採取し、
無線機が壊れぬように、ゆっくり拭き取った。
「そちらはどうです? アスカさん、ナナさん。」
ユリアは無線機が繋がると分かってから、フランを通し連絡した。
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……少し状況が悪かった。
図書館跡地に潜むのはコンゴウでも、小型アラガミでもない。
「こちらナナっ!! 先輩方、こっちにはなんか変なアラガミがいます!!」
ナナの目の前には、《あの神機》を使って戦うアスカと、
データベースでは見たことのないアラガミが戦っていた。
その姿はどことなく人のような姿をしてはいるが、
言語能力がようには到底見えず、そのその人間とは色々骨格が異なっている。
「ふぅ……さっさと死んでよ……。」
アスカはボソっと一言呟くと《神機》を思いっきり敵に突き刺し、
そのまま思いっきり抜き放った。
すると《神機》がガコンと大きな音を立て、刀身が急に蠢きだした。
「!?」
ナナはただ腰を抜かして、ドサッと地面に尻餅をついた。
なんなんだあの《神機》は……まるで意思があるかのように蠢いて、
アスカの脳内をハッキングしているかのようだった。
すると、その異変に気づいたのかそのアラガミは天井近くに空く、
大きな穴に一気に飛び乗り、アスカを思いっきり睨みつけた。
「……かかってくるならかかってきてください。
いつでも相手してあげますから。《ルヴァン》。」
アスカがそう言うと、一気にその《ルヴァン》と呼ばれたアラガミは、
どこからか隠していた翼を広げ、大空へ飛んでいった。
「……討伐対象アラガミ討伐完了。帰投します。」
アスカはそう無線機を通じて、フランと他の二人に連絡すると、
ナナのもとへ歩いて行った。
「……立って。」
「は、はい!!」
ナナはびっくりし、急いで立ち上がった。
そして《神機》を重々しく持ち上げると、
先に行ってしまったアスカの元へ急いで走っていった。
(でも……アスカ先輩、どうしてあのアラガミの事わかったんだろう。
まるで話してるかのようだったし……。データベースに載っかてるかな……。)
ナナは少しの疑問を抱きつつも、その場をあとにした。
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「ロ、ロミオ先輩!!」
ナナはミッションから帰投後、自室にいたロミオの元へ行った。
それはどうしても《ルヴァン》の事を知りたかった。
だが、当の本人に聞いても、何も答えてくれなく、
スメラギやユリアはそんなアラガミは知らないという。
ジュリウスは知っていても、話してくれそうにない。
あれこれ考えた結果、彼に聞くのが一番確率が高いと判断した。
「ん? ナナじゃん。どうした?」
「あの、すみません。聞きたいことがあるんですけど……。」
ロミオは少しギクッときた。まさかナナが聞きに来るとは、
少し焦りつつも、一回座り直し、
「あ~アスカの事だろ?」
「えっと、それもあるんですけど……」
ナナはロミオにさっきのミッションで起きた経緯を話した。
ロミオはジュリウスから受け取ったコピーを取り出し、
アスカの資料だけを取り出した。
「ええっとな、まずゴッドイーターチルドレンって知っているか?」
ロミオはナナの顔を覗き込みながら言った。
「自分のお父さんか、お母さんがゴッドイーターで、
生まれながらに偏食因子を体内に持っている人のことですよね?」
ナナはさっきデータベースを全て読み込んできたので、
その内容を思い出し、言った。
「そう。アスカはそれの典型的なやつなんだよ。
それで体内の精神状態のバランスも崩しやすく、
それによる特異体質をもってるんだよ。」
ロミオはその資料をしまうと、白紙を一枚とシャーペンを一本取り出した。
「それで、アスカの持っている能力は【義眼】。
アラガミや神機等の状態が一気に分かるだけじゃなく、
意思の疎通まで出来るって言われている。
まぁ身体にかかる負担はとんでもないだろうけどな。」
わかりやすく、図形で表したものの、ナナには一切わからない。
「まぁ、フェンリルの方でも重要人物的な扱いらしいし、
定期的なメディカルチェックも必要とするみたいだしな。
いいことづくめとは限らないだろ。」
ナナはアスカにそんな事があるとは知らなかった。
感情が乏しいのも、あまり話さないのもこのせいだったんだ。
「それじゃあ最後に聞きたいんですけど、
先輩、《ルヴァン》っていうアラガミ知ってますか?」
ロミオは少し困ったような表情をして、
考え込んだ。しばらくすると、顔を上げ、
「わるいけど、そんなアラガミ知らないぜ。
どこでそんなアラガミきいたんだ?」
「え……。」
ナナは少し驚愕の表情になった。
それじゃああのアラガミは一体なんだったんだ……。
「あ、あの、有難う御座いました!!」
そう慌てながらナナが言うと、部屋から勢いよくでた。
その姿をロミオは後ろでただ見ていた。
「そもそも《あの神機》の適合者だからな……。
何が起きても不思議じゃないんだよな。少しは警戒するべきなのかなぁ。」
そう呟くとロミオは自室をあとにした。
四月一日アスカ(15)
2073年フェンリル極東支部入隊
2074年フェンリル極致化技術開発局転属。
出生:3月21日 身長:163cm
様々な偏食因子と異様なまでの適合率を持つ類まれな才能の持ち主。
義眼という特異体質を持っている上、
神機との適合率、格闘術、勉学全てにおいて、優秀のエリート。
しかし箱入り娘の為、世間知らず。人付き合いが苦手で、
感情を上手く伝えることができない。
神機:ロングブレード・アサルト(第三世代)
ヘアスタイル:10 髪色:鈍銀+仄かな抹茶色 声:9
スメラギ・V・アルトシュタイン(24)
2067年フェンリル本部入隊
2070年フェンリル極東支部転属
2074年フェンリル極致化技術開発局転属。
出生:8月3日 身長:184cm
アスカ専属の執事であり、本部出身のエリートゴッドイーター。
軍人家系の出身である四月一日家に2070年に雇われた。
かなりの博学でもあり、常識的な知識だけでなく、
近接格闘術、戦術理論についても深い知識も持ち、
作戦参謀としてもかなりの実力も持つ。
神機:バスターブレード・ブラスト(第三世代)
ヘアスタイル:7 髪色:鈍銀色 アイカラー:11 声:17
ユリア・F・ハイディングスフェルト(17)
2069年フェンリル極致化技術開発局入隊。
出生:5月19日 身長:167cm
フライアで一時期オペレーターを務めていたが、
「P66偏食因子」と非常に高い適合率を持っていたため、
2072年「ブラッド」に正式に入隊した。
戦闘経験こそ少ないものの、味方とのコンビネーション、
個々の実力からしてもかなり優秀だと言える。
しかし自分自身の回復を怠る等、改善点も存在する。
神機:チャージスピア・スナイパー(第三世代)
ヘアスタイル:12 髪色:古金色 アイカラー:7 声:17
こんな感じですかね。
実際に全員自分が使っているキャラでもあります。