ガールズ&パンツァー ドイツ極秘戦闘隊と親善試合です!   作:ロングキャスター

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オーヴァーロード作戦開始します!

 

 

「ウィットナーからの指示が来たよ。全部隊、オーヴァーロード作戦を決行!」

 

「「了解!」」

 

ウィットナーの指示のもと、オーヴァーロード作戦が決行された。

生垣で守られた大洗連合を本気のブラッド・ハウンドが襲う!

 

 

 

 

「2時方向、敵戦車!指向急げ!」

 

黒森峰のパンターG型、3号車車長が言う。指示のもと、砲手は2時方向に砲塔を旋回、敵を照準した後に砲撃する。

 

「くそ、生垣が邪魔だ...」

 

防衛のための生垣だったが、そこに入り込まれたために敵戦車を狙い撃つのが難しくなってしまった。そのため、敵はどんどん奥地に入り込んでくる。

いつ後方から回り込んで来た敵が現れるかわからないこの状況で3号車の車長はしっかりと辺りを警戒していた。そんな彼女の視界に何が動くのが見えた。

 

「ん?今のは...」

 

何か細長いものが高速で移動しているように見えたのだが...

車長は後方に視線を移した。

丁度その時、生垣からひょっこり戦車が現れた。

 

「はっ...!後方に敵!前進!」

 

とっさにパンター3号車は前進し間一髪攻撃を回避。

すぐに車体と砲塔をゆっくりと旋回させ後方の敵戦車に反撃する。

 

「こちらパンター3号車、S35地点敵戦車発見!Ⅳ突です!」

 

3号車の車長は全車両に報告。

彼女達を襲うその戦車は『Ⅳ号突撃砲』

 

Ⅲ号突撃砲があるならもちろんⅣ号突撃砲もある...

と言いたい所だが、実際には大戦後半にⅢ号戦車の工場が爆撃により損壊。

これによりⅢ号突撃砲の車体が製造できなくなったので代替案としてⅣ号戦車の車体にⅢ号突撃砲の戦闘室を無理やり載せて完成したのがⅣ号突撃砲。いわゆるその場しのぎの突貫工事戦車だ。

 

「了解しました。アリクイさんS35地点、パンターの増援に向かってください。」

 

「了解。任せろにやぁ!」

 

ベルウォールの増援に向かっていたアリクイは進路を変えパンターの増援に向かって行った。

 

 

パンターはⅣ突を狙うが生垣の陰に出たり引っ込んだりを繰り返すⅣ突に有効弾を与えられないままだった。

 

「くそ!ちょこまかと!」

 

その時、比較的近くだった指示を受けたアリクイのチヌが駆けつけパンターの後方から出現。

車体を停止させて直ちに砲撃した。

 

防弾はⅣ突の右側面を擦るように跳弾。さすがに部が悪くなったⅣ突は生垣の陰に退いていった。

 

「逃がすか!」

 

パンターが生垣ごと砲撃した。

しかしそこにはⅣ突の姿はなく、ただ生垣を吹き飛ばしただけ...

 

に思われたその矢先、吹き飛ばされたその隙間に車体を横滑りさせながらホニⅢ(三式砲戦車)が出てきた。

 

 

「っ!まずい!」

 

言った時にはすでに遅く、ゆっくりと方向転換中で無防備となっていた側面にホニⅢの75mm砲弾が突き刺さり白旗があがった

 

「仇は撃つぴよ!」

 

ぴよたんは反撃した。

しかし、すでに後退を開始していた為に命中することはなかった。

 

だが今度はⅣ突が同様に現れ砲撃。

運良く砲塔側面に跳弾して撃破は免れた。

 

「さすがに部が悪いか...」

 

ももがーはチヌを後退させた。

 

他の部隊も近距離で敵戦車との戦闘が発生していた。

 

「こちらフォンデュ、K06地点に敵戦車。チハ改です!」

 

「こちらニルギリ、Ⅲ号戦車接近!」

 

無線が混線する。そんな状況の中エリカの所にも現れたのだった。

 

「くっ!ラングよ!」

 

Ⅳ号駆逐戦車ラング

 

Ⅳ号の車体にパンターの主砲を搭載させた駆逐戦車だ。

この主砲は2000m以下ではあのティーガーⅠの8.8cm砲を上回る貫通力を持つ。

さすがにⅢ号J型でまともに喰らえばひとたまりもない。

 

「後退!」

 

エリカの指示と共に発射された弾頭は命中するこそしなかったもののラングを後退させる事は出来た。

 

「みほ、深く入り込まれてる。囲まれるわよ」

 

エリカはみほに言った。

 

「大柄の戦車が気を引き、その間に低姿勢の戦車がより細かく回り込んでいます!」

 

秋山はみほに状況説明をする。

 

「うっ...こちらニルギリ、撃破されました...」

 

また1両撃破された。

 

「さすがにこれ以上は危険です!全車、一旦防衛線を下げましょう!」

 

みほは言った。

...だが

 

「っ!ルクリリ、右よ!」

 

ダージリンが隣にいるルクリリのマチルダ2の右側面から現れる敵戦車を見つけ、ルクリリに警告する。

ルクリリ車は咄嗟に後退し、攻撃を回避するが...

 

「こちらもダージリン、右から回り込まれたわ!」

 

「こちら押田!左も来ている!」

 

「マズイです...BC、マジノ、聖グロ押さえる前衛部隊が包囲されつつあります!」

 

廃墟と化した教会の上から辺りを確認する優花里からの通信も入った。

 

ケイラー率いるエンジェルスは『ヘッジローカッター』を備えたシャーマン、ファイアフライなどが生垣を薙ぎ倒しながら前進する。

 

『ヘッジローカッター』は第二次世界大戦中にアメリカ、イギリス、カナダ戦車に取り付けた装備である。

ノルマンディー上陸作戦こと『オーヴァーロード作戦』はフランス農村地帯に広がる生垣により多大な被害を被った。

そこでアメリカ軍の指揮官が考案したのがこの装備となる。これは鉄製の巨大なフォークのようなものを戦車の前面下部に取り付け、生垣を根こそぎなぎ倒し安全に渡れるようにしたというものだ。実際、これにより被害は抑えることに成功したようだ。

 

 

無限起動杯の第1回戦では砲撃で生垣を吹き飛ばしていたが、この方法であれば無駄弾を使うことなく、砲撃をしないお陰で静に回り込むことも出来る。

 

「それじゃ松ちゃんよろしく~」

 

「松ちゃんって...了解。」

 

ケイラーの指示で松平は部隊を動かす。

 

「よし松平隊、全車突撃、中枢に殴り込みをかけるぞ!」

 

「おおおお!」

 

松平の日本部隊が一気に前進を開始。マリー達前衛部隊に殴り込みをかけてきた。

 

「日本部隊が来た!」

 

「結局突撃か」

 

ガレットと操縦手は言った。

 

「狙うはフランス重戦車...砲手、右の履帯を狙え!」

 

「了解」

 

「長門、こっちが足を止める。そっちは側面に叩き込んでやれ」

 

「承知」

 

突撃する新砲塔チハ2輌が連携のため通信する。

 

「...貴殿方は誰に喧嘩を売ろうとしているか分かってますの?こちらは天下のシャールよ!」

 

ガレットのルノーB1 bisが75mm砲と47mm砲を放つ。しかし、2輌のチハ改はそれを回避し、

 

「よし今だ!てぇ!」

 

長門車のチハ改がガレットのB1目掛けて発射する。

その砲弾は履帯に命中し大破させた。

 

「なっ...履帯が!」

 

ガレットは思わず声を出した。そして動けなくなったB1目掛けてもう1輌のチハ改が走る。

 

「車体と砲塔の繋ぎ目...徹甲弾用意!」

 

チハ改とB1の距離がみるみる縮まる。

両者がすれ違う直前、チハ改は急停止する。

制止しながらも進むチハ改が止まったのはB1の真隣だった。チハ改の砲身とB1とは十数センチほどだろうか、その距離でチハ改は徹甲弾を放つ

 

「てぇぇぇ!」

 

いくら重戦車とはいえ、この距離でターレットリングを狙われればひと溜まりもない。ガレットのB1は白旗をあげた。

 

「次だ!次はあのM4戦車!」

 

チハ改2輌は恐らくガレットの援護に来たのだろうアリサのシャーマンに狙いを定める。

 

「たかがチハごとき、蹂躙してやりなさい!」

 

アリサは砲手の肩を叩いた。が、その直後衝撃と共に腹の奥に響く金属音のようなものが聞こえた。

アリサはバイザー越しにそれを見ると、真横に車体をぶつける形で止まるチヌがいた。

ぶつけられた衝撃で照準を狂わされたシャーマンはチハの接近を許してしまう。

チヌは素早くその場を退き、代わりにチハがこちらに砲塔を指向しながら側面を狙いに来る。

 

「ナオミ!」

 

ケイが呼ぶのとナオミが17ポンド砲を放つのはほぼ同時だった。

ティーガーの正面をも撃ち抜く17ポンド砲をもろに食らったチハが後方宙返りをするかのようにひっくり返り、砲塔を地面に擦り付けながら進み続ける。

 

ようやく止まったチハは剥き出しになった車体底面から白旗をあげる。

 

「くっ...奴か...一旦退避! 」

 

ひっくり返った長門のチハの横を高速ですり抜ける残りのチハ。その車輌は先ほどのチヌに合流した。

 

「松平分隊長殿、いかがしましょう!」

 

先ほどのチハの車長、五十嵐が聞く

 

「一旦射線を切るぞ。あのファイアフライは厄介だな...やれるものならやってしまいたいが...」

 

2輌のチハとチヌはそのまま走り去り、生垣の裏へと隠れようとしたが...

 

「左だ!」

 

という無線が入った。松平はその言葉通り左を向くと、そこには知波単の車輌がこちらに向かってきていた。

 

「全車停止!...撃てぇ!」

 

西の号令により、西、細見、玉田、名倉と福田のチハとハ号が砲撃する。

その砲弾は先ほど左側に着いたチハに飛来し、数発を側面に食らいヨロヨロと蛇行しながら白旗をあげた。

 

「申し訳ありません...!不注意で...」

 

「気にするな!」

 

松平のチヌはすぐさま左の履帯をロックし、ドリフトのように車体を知波単の方へ向けると、西のチハに砲撃する。

しかし、これは命中することなく西の目の前に落ちる。

 

「うお!」

 

西はその衝撃に思わずそうもらした。

松平はすぐに後退するが、先ほど注意を促してくれたM4A1シャーマン(75mm)が生垣をなぎ倒し、眼前に割って入る。そのシャーマン は名倉のチハに砲撃、撃破する。

 

「撃破させてしまいました...面目次第もございません!」

 

なんとか知波単への対抗が出来ると思った矢先、ファイアフライが側面から現れ、M4A1の左側面を撃ち抜く。

もちろんシャーマンは白旗をあげてしまう。

 

「後退全速!」

 

松平のチヌは全速力でバックを開始する。なんとかシャーマンとチハの残骸のお陰で射線は切ることはできていたが、知波輌、ナオミのファイアフライ、アリサのM4A1シャーマンに囲まれているこの状況では不利でしかない。

さらに最悪なことに、後方からケイのシャーマンが現れる。

 

チヌはなんとか撃たれる前にT字路に差し掛かり、お互いの射線が切れる所に逃げることが出来た。現実は最悪で、撤退しようと指示を出そうとしたその時だった。

 

「おっ待たせ〜」

 

という無線が入る。後方を見るとキャシーのT29がいた。

 

「そこのT字路を左に曲がって。私は右に行くわ」

 

T29の後にはエマのブラックプリンスが続いていた。

 

2輌ならびにその他はT字路で左右に分散、キャシーが左にエマが右にと重装甲を生かして前衛を勤める。

 

「ノンナ!相手のIS-2を撃ちなさい!」

 

カチューシャはベルウォール車輌を狙うIサーシャのS-2を撃破するよう指示。

 

ノンナは短く「да」と応えるとそのIS-2を照準に捕らえる。

 

「マズイ!IS-2に狙われてる!」

 

ノンナに狙われている事に気づいたサーシャだったが既に遅くノンナはターレットに砲撃。

 

しかし運良く射線に出てきた戦車がそれを弾き撃破は免れたのだった。

 

だがノンナはその現れた戦車に目を丸くした...

 

「なっ...!」

 

「アッチョンブリケ!」

 

カチューシャは驚きからか、某ピノコの用な台詞が出てしまっている。

 

「気を付けて!JS-3です!」

 

「JS-3ってどれだっけ...これかな?」

 

赤星小梅からの無線を聴いて武部は『戦車でーた』をペラペラとめくり該当車輌をさがした。

 

「なにこれ?!」

 

武部は見つけ出したその戦車のフォルムに驚愕した。

 

「徹底的な避弾経始...平たく曲線で形成された砲塔に楔型の車体前面装甲...西住殿、我々に正面で対抗できる戦車はいません!」

 

秋山は言った。

 

IS-3は大戦末期にソ連で開発された重戦車だ。

対ドイツ戦車、特にティーガーⅡ対策で開発されたこの戦車は強固な防御力を有する。

また側面もキツイ角度の付いた車体形状をしており側面からでも有効弾を得るのは容易な事ではないだろう。

 

「IS-3といい、T-29といい…なんで相手はあんなもん持ってるんだ?!」

 

「皆さん!防衛戦は中止!撤退します!」

 

ルミとみほがそれぞれ言う。

大洗連合はこのエリアを放棄することに決めた...

 

大洗が撤退を決める少し前。ブラッド・ハウンド連合のイギリス所属の偵察車輌は混乱する農村での戦闘を観察してきた

 

「ずいぶんと派手におっ始めたな」

 

「まぁ、あのぐらいの方が見応えあるじゃん」

 

「でも俺たちの仕事がなぁ...」

 

装填手、車長、操縦手が言う。

 

「のんびり紅茶でも飲もう...ん?」

 

車長がティーカップ手に取ったとき、爆音を轟かせるものに気づいた。3人はその方向を凝視し、左手より猛突進して来る快速戦車を見つけた。

 

「うげ!?マズイ!クルセイダーだ!操縦手、全速前進!!」

 

突如現れたクルセイダーに慌てて退避行動に出た。

 

「オラオラですわぁ~!ちょこまか偵察しやがりやがってですわ!」

 

ローズヒップはいつも通りのテンションでその敵を追いかける。

 

「くっ!操縦手もっと踏み込んでやって!」

 

「ラジャー!」

 

操縦手がさらにアクセルを踏み込むと、一気に加速する。

 

「おろろ...はっやいですわ!?」

 

「へっへぇん。こちとら、天下の快速巡航戦車、クロムウェルよ!そんな故障頻発ポンコツ戦車に追い付かれるわけないでしょ!」

 

「一応、クルセイダーってお兄ちゃん立ち位置なんですがね」

 

「んなこと知らない!」

 

砲手の言葉に車長は言った。

 

「エマ隊長こちらカーディル、聖グロのスピード狂野郎が襲って来ました!迎撃いいですか?」

 

「好きになさい」

 

「かしこまりでございます!...操縦手、転身してあのポンコツ野郎を叩き潰すわよ!」

 

クロムウェルの車長、カーディル・ランド曹長はエマからの許可を貰うや否や、ローズヒップの迎撃に入った。

クロムウェルが180°のターンを決め、クルセイダーとのタイマン勝負にでた。

 

「来ますわ!それじゃぁ、リミッター外しちゃいますわよ!」

 

リミッターが外されたクルセイダーは更なる加速を見せ、両者との距離が縮まる。

 

「クルセイダー、いざ尋常に勝負!」

 

両者の距離が極端に縮まったところで、両者が砲撃、命中することはなかったが、両者はそのまま勢いですれ違う。

少し距離をおいたところでお互い砲塔左に旋回させ、車体も左旋回させる。照準器が相手を捕らえる瞬間に射撃し、再び反転した両者が距離を詰める。

 

「装填手、次は死ぬ気で装填してね!」

 

「マジかよ...」

 

カーディルの言葉に装填手はため息をついた。

 

クロムウェルが射撃し、クルセイダーもお返しにと射撃するが、これも当たることはなく、再びすれ違うのだが今度はクロムウェルがすれ違った直後に左の履帯を停止させターンする。クルセイダーの後方を取り、狙いを定めて撃つものの直後にクルセイダーもターンで回避、そして射撃で応戦する。

放たれた6ポンド砲弾はクロムウェルの砲塔右側面に鋭い角度で命中し跳弾した。

 

カーディルのクロムウェルは再び前進を開始、素早い再装填でクロムウェルを狙っていたクルセイダーだったが、移動されたことで狙っていた砲弾は虚しく地面に落ちる。

600ps(馬力)を誇るクロムウェルの『ミーティアエンジン』が唸りをあげ、スピードに乗ったクロムウェルが動きが若干鈍ったクルセイダーに体当たりをかける。

 

当たる直前、クロムウェルはクルセイダーに射撃するが、砲塔上面で跳弾する。

ぶつけられたクルセイダーが機銃で応戦してくる。

 

「オラオラオラオラですわぁ!」

 

「無駄無駄無駄無駄無駄ぁ!」

 

クルセイダーとクロムウェルがお互い機銃で撃ち合っている。

 

その撃ち合いを止めたのはクロムウェルだった。クロムウェルは一旦後退し、砲撃。だがクルセイダーは回避する。それからはクルセイダーがクロムウェルを中心に円を描くように旋回し始めたので、クロムウェルもそれに習って追いかけるようにぐるぐると回りだす。どこかの誰かさんに『バターになっちゃいますよぉ』と突っ込まれそうだ。

 

しかしその時だった。クロムウェル目掛けて別の車輌から攻撃を受けた。見るとそこにはベルウォールの『Ⅱ号戦車』がいた。恐らく、ローズヒップの支援に来たのだろうが...

 

「ファッ!2対1っすか?!」

 

カーディルは言ったのだが、クルセイダーがそのⅡ号に砲撃をするではないか。

 

「ちょっ!なんで!」

 

「こっちはタイマン張ってるんですのよ!邪魔すんなですわ!」

 

だが、助けに来たのⅡ号だけではなかった。カーディルの方にも増援が駆け付けてきた。

 

「真打ち登場、Ⅲ号L型たん!」

 

ブラッド・ハウンド隊の偵察車輌、『Ⅲ号戦車 L型』が駆け付けてきたのだが、カーディルはそれに砲撃する。

 

「いや、ちょっ...うっそぉ~ん」

 

Ⅲ号はギリギリで回避したが

 

「てめぇ!こちとらタイマン張っとんじゃい!紅茶で溺死させんぞ!」

 

「えっ、なにその嫌な死にかた」

 

「それか、紅茶キメさせんぞ!」

 

「紅茶ってキメるものなのか!?」

 

Ⅲ号の車長が即座にツッコミを入れてくる。

 

「...なぁにやってんだアイツら...」

 

その光景を後方で見ていたブラッド・ハウンド隊のもう1輌の偵察車輌、ルクスの車長が呆れた口調で言った。しかし、その直後に別部隊からの無線が入る

 

「おい、こちらヘルファイア隊。増援を頼む」

 

「ヤヴォール。ちょっと待ってろ」

 

その車長はそう返すと自車輌を向かわせた。

 

 

 

次回「地獄の業火を鎮火せよ!」

 

 

 

 

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