人類最強が異世界から来るようですよ?(凍結 ) 作:木曾星仙
「「ムシャクシャしてやった。反省はしているが後悔はしていない」」
「黙らっしゃい!」
「すいません。黒ウサギ……僕が止めれなかったばっかりに…」
「いえ、坊っちゃんだけが悪いんじゃ……」
ボケる問題児二人にツッコミを入れて落ち込むジンを慰める。
今日も黒ウサギは多忙だった。
「ヤハハハ、いいじゃねーか。別に見境なしに喧嘩を売った訳じゃないんだし」
一番の問題児、十六夜が説得に入る。
「ですが、今回のギフトゲームで手に入るのは自己満足だけなんですよ?」
それに対し反撃を試みる黒ウサギだが
「はっ!いいじゃねーか、自己満足。自分が満足すると書いて自己満足。
問題児ならそれぐらい普通にやってのけるだろうよ」
哀川潤まで問題児側に付く始末。
まさに四面楚歌とはこのことだ。
「で、ですが……」
「はぁ、いいじゃねーか。あのさ、この程度の相手に負けるような奴は必要ねぇ。
違うか?」
訂正、八面楚歌ぐらいだったかもしれない。
「それより、どっか寄るんだろ?早く行こうぜ?」
迅速に話題をたたむ哀川潤の言葉に驚く黒ウサギ。
二人以外が最早空気だが。
「な、なんでそんなことが!?」
「なんでって、…説明面倒くさい(ボソッ」
面倒だなどという哀川潤、だが黒ウサギには聞こえなかったようで。
? と首を傾げるだけだ。
「黒ウサギ。普通に考えればわかるだろうが。箱庭の貴族様はそんなのもわかんないのか?」
空気になっている、自分を危ぶむように十六夜は口を挟む。
「え?あ、はい!勿論わかってましたよ!お二方がわからないようなので説明をと言うニュアンスで頼んだだけで私自身がわからないなんてことは絶対にあり得ませんから!」
焦ったようにまくし立てる黒ウサギ。この言葉は嘘だとここにいる黒ウサギ以外の全員が思ったわけだが。
そんな怪しんだような視線が黒ウサギに降りかかる瞬間に辺りに電話の着信音が響いた。
「ん?この音はなにかしら?」
「携帯電話ていう文明の利器だな。お嬢様」
「へぇ。で、そのケイタイとかいうのは誰のものなのかしら?」
それに対して口を開く
「あっはっは。あたしのやつだ」
哀川潤はそういいながら携帯を取り出し電話にでる。
「もしもし?あたしだが」
電話の主はその声を聞いて喋り出す。
『あ!もしかして、もしかすると潤ちゃん!?というよりもしかして、もしかしなくてもその携帯は僕様ちゃんが最高の状態の時に作ったやつの筈だから持ち主である潤ちゃんしか持っているはずなんてないんだけどね!それで潤ちゃんは一体全体、徹頭徹尾何処にいるのさ!』
マシンガンのように出てくるその声は玖渚友の声だった。
玖渚友
青色サヴァンの異名で知っている人は知っている存在。
哀川潤のように人工的ではない存在完全なる完璧なる自然に生まれた天才。
それが彼女、玖渚友である。
と言っても今はある理由でその天才性は全てと言ってもいい程失われているわけだが。
「あ、ああ、今は箱庭にいる」
『箱庭?あ、ちょっと待ってね。
……いーちゃんパソコン付けてあれだしてー』
『はいはい………これでいい筈だよ』
『わー流石いーちゃんかっくいー』
………………
「おい、さっさと話繋げろよ」
すぐそこでいちゃついていて起こっているようだった。
『ごめんね〜。だけど僕様ちゃんと喋るより《私》の方が話が通じるかと思ってね』
『ということで変わったが同じ私なんだがな。本体と区別の為に私は 【