奇運アレキサンドライトもびっくりの奇運舞い降りる。
アルカがSSランクのカードを一発ツモし、対抗意識が芽生えたのかカルマが自分の『宝籤』を使った。
『『宝籤』ON!!!アタクシもSSランク当てちゃるけんねぇ!!』
そうして変化したカードは……
『呪われた幸運の女神像』D-80
幸運を司る女神を模した木像。持っているだけで良いことが度々起こると言われている。ただし粗末に扱ってしまったら……
「……普通……ですね」
「ネタにもならん引きだな」
「アイ(プギャーm9(^д^))」
『ああああああん!!!』
カードを持って膝から崩れ落ちるカルマ。ああ、なんてかわいそうなんだ。カルマからカードを引ったくる。
『あっ、我が主……』
「ゲイン」
『こいつヤりやがったよチクショウ!』
ボワン、とカード化が解除され、腕くらいの大きさの女神像が現れた。
「ほら。これ持ってたら、お前のクソみたいな運も多少はマシになるだろ」
『余計なお世話だよコンチクショウ!』
差し出した木像がパシッと弾かれた。
うみみゃぁ!
『……我が主、いま何か言いましたか?』
「さあな。おいカルマ、ちょっとばかし俺らから離れてろ」
『えっ……はあ……』
と、カルマが俺達から少し離れた瞬間、前触れ無くカルマの頭上から極光が落ちた。
『……へあぁ?』
「うーんこれは間違いなく『呪われた幸運の女神』像ですわ」
『何が!?何が今起きたんですか!?』
「しらん。とにかくカルマはこの像を大事に持ってろって事だ」
とりあえず今の攻撃……攻撃?は単体攻撃なので俺達には害は無さそうだな。
『ワタシはぁぁぁぁ!?』
「今の食らって無傷なら大丈夫だろ。頑張れ」
「……あの、貴方様。さっきの光は一体……?」
「しらん。俺達に直撃したらヤバイかもしれんけど、まあカルマが身代わりになるだろ」
「……そうですか」
◆
その後、アルカが残りの『宝籤』を全て使って、全てが指定ポケットカードに変化するというウルトラCをかました。
『もう何でも有りなんですかねこの子』
「んまぁそういう事もある」
「アイ!アイ!」
『なんでもアンケート』『発香少女』『長老の精力増強剤』『闇のヒスイ』『挫折の弓』を手に入れた。
「……ふむ。『闇のヒスイ』と『挫折の弓』はゲインしておけ。折角だしアルカも武器使えたほうがいいだろ」
『そんなオマケ感覚で弓を使わせます普通?』
「アルカは特質系っぽいし、操作系と相性いいだろ。適当に撃つだけで邪魔になるし……カルマ、アルカに弓の使い方を教えとけよ」
『そうやってまたワタシの仕事増やす!やりますよぅもー!』
「……しかし指定ポケットカードのアイテムは面白い物ばかりですね。『なんでもアンケート』『発香少女』、念能力なら再現可能でしょうけど、態々メモリを割いてまで作る程の能力でもないですし」
「確かにな。……よし、ゲームクリアするつもりは無かったけど折角だ。指定ポケットカードとかいろんなアイテム集めて使って適度に遊ぼう」
「いいですね、とても楽しそうです。……ところで、どうやってカードを集めるつもりですか?」
「そりゃ決まってるだろ。適当に奪うんだよ、カードでな」
そう言って、もう一度カードショップに戻る。なあに、金は大量にあるんだ。ガンガン呪文カード買って、適当に使いまくれば集まるだろう。
「おぉっと待ちな!」
なんか急に変な奴等に絡まれた。
「へっへっへ……ちょいと耳に入ったんだが、そこのお嬢ちゃんが指定ポケットカードを持ってるらしいなぁ……?」
ニヤニヤと笑いながら男女四人組が
「悪い事は言わねえ……おとなしくカードを差し出せば痛い目にはあわせないでやる」
『なんです?この三下感溢れまくる変人の集い』
「んだテメェ舐めてんのかコラァ!!」
「うわぁ……なんて言うか……脳味噌世紀末かよ」
「ウチらを馬鹿にしてんのか!!」
『あ、アルカちゃま。このカードを
「アイ」
「聞いてんのかクソガキ!!」
いい年して子供相手に怒鳴るなんて……
「(貴方様も前に怒鳴っていた様な……)」
「くっ……くくく、此処までコケにしてくれたのはお前等が初めてだぜ?オレらエイブル組相手に喧嘩を売るなんてよっぽどのバカなんだなぁ?」
「エイブル?カルマ、知ってるか?」
『ん~……あ、なんか少し前からG.I内で名前が通り始めた攻略組みたいですよ。呪文カードをバンバン使ってくる攻略法で、別名『ハイエナ組』とも呼ばれているそうで』
「ほーん。やる事ケチ臭いな」
「う、ウッセ!!カードを集めりゃそれで勝ちなんだよボケが!!」
「(貴方様、それはつっこみ待ちですか?)」
するとエイブル組全員が
「兎に角、オレ達を舐めた事を後悔させてやる!!『窃盗』ON!アルカを攻撃!!」
(多分)エイブルから放たれた光がアルカに一直線に向かう……が、当たる直前に光が弾かれた。
「……何ィ!?」
『あ、『聖水』使ってましたねそう言えば』
「アイ!」
「なんだそのカードは!?そんな効果の呪文があるのか!?」
「コイツもしかしなくてもアホでは?……とりあえず俺達に敵対するって事でいいな?後悔させてやる」
「な、何をするつもりだ……!」
「こうするんだよ。アルカ!」
アルカの弓を指す。するとアルカは理解した様に大きく頷いた。
「アイ!(『挫折の弓』効果発動!)」
アルカが弓を引き、放った矢が光と化してエイブルに直撃する。するとエイブルは光となって何処かに消えていった。
「……は?」
「な、えっ!?リーダーは!?」
『説明しよう!アルカちゃまの持っている『挫折の弓』は、残っている矢の本数だけ『離脱』を唱える事が出来るのだ!エイブルは島の外にさよなライオンしたって訳さ!』
「は、はああああああ!!!?嘘でしょ!?だってリーダーが一番呪文カード持ってたのに、『離脱』で島の外に出たって事は……」
『当然フリーポケット内のカードもさよなライオン!!!』
「んなバカな!!?つーか『防壁』持ってた筈だろリーダーは!?」
『えー?えーっと…………あー、『離脱』は攻撃呪文じゃないので『防壁』の効果範囲外ですね!』
「アイ!(と言う訳でもう一回効果発動!)」
「待っ!?」
また一人光となって島の外にさよなライオン。
「クソッ!!こんなバカな話があるか!!必死で溜めたスペルカードが、こんな方法で消えるなんて……!」
「ゲームは時として理不尽。勉強になったなぁ?アルカ」
「アイ!!(今度はこっち!『左遷』ON!)
アルカから放たれた光がまた一人に当たって何処かに消えていった。
「な、えっ?何処に!?」
「さ~あ~な~?もしかしたら超危険地帯に一人放り出されてたりな?」
「ひっ!?あっ……ご、ごめんなさい!ごめんなさい!見逃してください!お願いします!!」
みっともなく這いつくばり、恐怖に歪んだ顔で俺達を見る女。ああなんて可哀想なんでしょうねぇ。
『もう残ったのはたった一人ですねぇ!!エイブル組は4人揃えばかなり強かったようですが?一人では何が出来るんですか?ねえ?ねえ???』
「ゆるしてください……お願いします……!」
『さあ!貴女に残された選択肢は僅かです!一、『
「ひぃ……お、お願いします……私が持っているカード全てあげますから……命だけは……」
『NO!NO!NO!NO!NO!』
「ヒッ!?ま、まさか私の身体を……?」
『NO!NO!NO!NO!NO!』
「も、もしかして逃がしてもらえ……?」
『NO!NO!NO!NO!NO!!!正解はぁぁぁ……『ワタシの餌食になる』でしたァ!!!!」
そうして女の身体に入り込み、ブヂュルと
「んっん~!!!やっぱ人間の肉体って気持ちイイー!!!」
「アイ」
「んふふ、大丈夫ですよーアルカちゃま!アルカちゃまの身体にワタシの欠片がまだ残ってますのでいつでも戻ることが可能!!さあ我が主!ワタシの新しい身体を使ってイロイロ楽しみましょう!!」
「カルマ?今、私の旦那様に色目を使いましたか?」
「ん滅相も有りません!!!」
楽しそうだなお前ら。
「あっ、我が主!この身体の持ち主……ネムって言うんですけど、中々に良さげな念能力持ちでした!『
「ふーん」
「しかも親密度を上げるために日頃から乱交してたみたいですよグヘヘ!!」
「あっそー」
今日の晩飯何にしようかな。
「あっコレ本格的に興味ない態度ですね!」
「そうだ、変な奴等に絡まれたから抜け落ちてたけど、呪文カードを買うんだった」
「我が主!コミュニケーションしましょう!!」
「アイ」
「アルカちゃまぁ……我が主が徹底的にワタシを無視すりゅのぉ……」
「アイ(黙れ駄肉)」
「分かってくれますよねぇ!我が主って本当に冷たいんですから!」
「アイ(その香水クセー口を閉じろ)」
「アルカちゃまも我が主ともっと密接な関係になりたいですよねぇ!」
「カルマ……その辺にしておきなさい……」
なんやかんやあったがようやく呪文カードを買った。さあ、明日からはガンガンカードを奪いまくって遊ぶか!
皆様お久しぶりです。何やかんやあってまた更新再開していきます!やー匿名投稿は楽しかったなあ!(クズ作者感)
前回一坪の海岸線手に入れておいて全然本編進んでないけど、ま、ええわ。
エイブル組
男二人女二人の四人でグリードアイランドを攻略していた。主に呪文カードを使って強引に奪っていくが、時々他の組と戦いになる事もある。そんな時は持ち前の団結力で相手をボコボコにしてカードを力づくで奪っていく。
強さ的にはゲンスルー組よりやや弱い程度。
次回!攻略組がアップを始めました。お楽しみに!