悪食グルメハンター   作:輝く羊モドキ

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原作主人公はまだ出ないぞ!


ハンター試験が始ま……らない!

 チェッキー!俺、グルメハンター(プロ)!なんか知らないけどハンター試験の試験官に選ばれちゃった!マジなえぽよー!

 しかも同じ試験官に選ばれた女がマジ最悪!星も持ってない癖に俺に噛みついてくるとかありえないんですけどー!しかも年下とかー!マジありえ萎えんてぃーなんですけどー!マジウケるー!っていうか年功序列的なサムシング的なー?

 他にも裸毛皮コートの変態と一緒とかー!信じらんなーい!マジ意味不ー!センス意味不ー!マジなえぽよのさげぽよー!

 でー、なんやかんやで俺の担当が二次試験と三次試験的なー?そこで大体60人~30人程度に絞って欲しい的な事言われたんですけどー!まじマジぽよー!ぽよぽよぽーなんですけどー!なにすればそれくらいに調節できるっていうわけー?流星街でもマラソンしろってのー?ウケるー!マジウケるー!

 

 助けてマーえもん。

 

「やっぱり貴方は変人ですよ……」

 

「なんか言ったかマーえもん!」

 

「マーメンです。そうですね……やはり、貴方が今まで経験を積んだなかで、『ハンターとして必要な要素』を試すような試験が良いかと」

 

「ハンターとして必要な要素……『念』か!」

 

「いえ……それ以外でお願いします……」

 

 『念』は必要じゃろんげ。

 えっ、じゃぁ……バトルロワイヤる?(動詞)

 

「あー、一次試験でトガリさんがやるので、被るのはちょっと……」

 

 被ってくんなや!さげぽよー!

 どうすんだよ、他に何を試験しろっての?無理ぽよよ無理ぽよ。

 

「ならグリードさんがプロハンターになったときの試験をやってみるのはどうでしょう?」

 

「全然覚えてないぽよぽ!」

 

 記憶力ぅ……ですかね。(悪い意味で)

 

「ペーパーテスト……とか……」

 

「マーさん俺がペーパーテスト出題出来るほど頭が良いとお思いで?」

 

「ですよね……」

 

 ですよねってなんだよ傷つくぽよー!マジ傷心なんですけどー!ギザギザハートの子守唄ぽよぽー!

 

「うーん、例えば何処か危険地帯を走り抜けるとかどうでしょう?」

 

「危険地帯を走り抜ける……ねえ。例えば?」

 

「例えば……ザバン市の近くならヌメーレ湿原とか?」

 

「マーさん冴えてるな。一番の問題は俺にヌメーレ湿原に入る資格が無いところだが」

 

「あっ」

 

 そう!何を隠そう一ツ星ハンターでありながらライセンスを所持してない唯一のハンターとは俺の事だから!危険地帯=一般人進入禁止なのは確定的に明らか。ライセンス所持者がいて、何が起きても自己責任という誓約書を記入しなければ基本入れない。たとえ一ツ星ハンターだろうともそこは守らなければならないぽよ。

 あと今思ったけどヌメーレ湿原って言うほど近くないぽよ。

 

「いっそのこと『ククルーマウンテンツアー』と称してゾルディック家観光案内でもするぽよ?」

 

「受験者を意図的に皆殺しにする気ですか」

 

「生き残ったら合格ぽよ」

 

「『念能力者』でも生きて帰ってこなさそうなので却下です」

 

 考えるのが面倒になったぽよ。

 あとぽよぽよ言うのも飽きたぽよ。

 

「じゃあもうサバイバル能力でも試す試験とかで良いっすかね……」

 

「よっぽどでない限りなら大丈夫そうですね。どういったものをお考えですか?」

 

「俺でも出来る程度な奴を……」

 

「すみません。貴方基準のサバイバル能力ですと暗黒大陸並みに特異環境でもないと試せないのですが」

 

「それほどでもないぽよ」

 

 

 

 

 

* * * * *

 

 

 

 

 さて、なんだかんだ色々あったが、試験の準備は滞りなく終了。後は受験者を待つだけとなった。

 しかしすげえな。ハンター試験の開始場所がまさか美術館のど真ん中だとは。俺の記憶が確かならあの美術館、かなり昔からあるって評判の建物じゃなかったか?そんな場所を僅か半年足らずであんな魔改造を施すなんてな……ハンター試験に金かけ過ぎ問題。

 あ、そうか。そういった明らかに不自然な物流や人入りを調査してハンター試験の会場を割り出すって方法もあるのか。俺みたいに嗅覚で怪しい建物を割り出すのは流石に稀か。普通情報屋とか雇うよなぁ……。

 

 今日は1月6日、明日がいよいよハンター試験である。今、俺はザバン市のホテルが見える公園のベンチに座っている。深い意味は無いが、まあ先んじて受験者の顔位なら見れるかもだし?それに暇だし。

 

 

 平日の昼間っから公園のベンチに座る男。完全にリストラ組です本当にありがとうございました。

 

 

 ちげーし!?ちょっと休職してるだけだし!?

 

「隣、イイかな♦」

 

「あ、ハイどうぞ」

 

 

 

 

 なんか隣にどえらい禍々しいオーラ携えた方が座ったんですが。

 

 え?思わず二度見。頭えらい逆立っとるなお前。顔、なんか道化メイク。マジかよこいつ変態だなさては。(大正解)

 

「ハンター試験を受けに来たんだけど、予定通りなら明日着くはずだったんだ♠」

 

「あー、遠くから態々ご苦労さんなこった。まあ風の流れ次第じゃ早く着くこともあるわな。遅く着くより断然良い」

 

「ああ確かに♦早く着いたおかげで思わぬ収穫を得た♣」

 

「まー早起きは三文の徳って言うし、早い事は良い事だようん。早さは力さね。相手よりも先んずればそれだけ優位に立てる。ファストフードがそこそこ人気な理由も『今!』って時に対応してくれる早さだようん。まじぽよ」

 

「そうだねぇ♦あんまり食事に興味はないんだけど、手軽に食べられるファストフードは悪くないねぇ♠」

 

「おっとぉ?お手軽グルメなら俺の右に出る者無しだぜ。チェーンのファストフードなんかより遥かにぶっ飛んだ美味をお届けしてやろう。ただし有料で」

 

「ふーん♥ちょっと興味あるなあ♦」

 

「いいだろう。なら()()()()()()()だけですぐに美味い物を作ってやるよ。一ツ星グルメハンターの腕前を見な!」

 

 

 

 ◇

 

 

 

「くっくっく♦面白いねぇ……奇術師(ボク)より奇術師に向いてるんじゃないかい?自信無くしちゃうなぁ♣」

 

「奇術言うんじゃねえよ。ちゃんとした技術だ」

 

「それなら、奇術もちゃんとした技術さ♥」

 

 今俺等は『公園の石タイルバーガー』を齧っている。暴食ソースを使わない、100%天然物オンリーの身体に優しい()ファストフードだ。

 

「しかし驚いたなぁ♠この『パン』を一瞬であれだけ切り刻んだっていうのに、見た目一つ変わってないなんて♣」

 

「『隠し包丁』な。切り刻んでねえよ」

 

 コイツマジで料理に関心が無いらしい。美味い物は美味い、だが次食う飯は別にどうでもいいって考え方だ。初めて俺の料理を食って、素で対応されるのはそれこそ初めてだ。凹む。

 

「そしてオーラの使い方も面白い♥それがキミの『発』かい?」

 

「『発』にゃ違いねえが……『水見式』の応用だ。今度自分でコーヒー買って試してみるといい。お前変化系だろ?しょっぱいコーヒーとか出来るかもな」

 

「ふーん?ボクが変化系だって、どうしてそう思ったんだい♠」

 

「味と匂いだ」

 

「味と匂い……?」

 

 俺はあらゆる物を食ってきた、それこそ様々な人間のオーラもな。そういった、幾多もの経験がオーラの匂いと味でそのオーラの持ち主の得意系統がなんとなく分かる様になった。

 

「変化系は大体その『発』によって味が変わる。お前は……まるでよく練られた水あめの様な舌触りがする。そして匂い、煮詰めた小豆の様な甘さは純然たる変化系の特徴だ。面白いだろ?」

 

「へぇ、匂い……かぁ♠そんな事、意識したことなかったなぁ♥」

 

 そして俺はハンター試験を受験する際、鼻に『凝』をすることで『念』の痕跡を探った。目に『凝』をする対策はハンター協会も取っていたようだが、鼻に『凝』をして念を嗅ぎ分けるなんて予想外だったようだ。まあまさかいきなりネテロ会長んトコに行きあたるとは俺も思って無かったが。

 ついでにネテロ会長は研ぎ澄まされた刃の様な匂いがし、深海の凍て水の様な味がした。

 

 そして何より問題になる点が一つある。

 オーラの匂いじゃない、コイツの精神の匂い。かつて嗅いだ、()()()()()()と同じ匂いがする。即ち……

 

「お前、戦闘狂(バトルジャンキー)だろ」

 

「ご明察♥」

 

 ヤメロォ俺はジャンキーじゃない!そのキモい視線を向けるな馬鹿!

 

「くくく……♥良いねぇ……実に良い……♥我慢出来なくなっちゃうよ……♠」

 

「馬鹿止めろ!お前明日ハンター試験だぞ!俺も明日試験なんだよ止めたまえ!!」

 

「ふーん?そう言えば一ツ星(シングル)って言ってたねぇ♦丁度いい♥一ツ星(シングル)ハンターの実力、確かめさせてもらうよ♠」

 

「うわあ逆効果だったああああ!!!」

 

 馬鹿止めろください!俺の実力は一般人に毛が生えた程度しかないんだお前みたいなジャンキー相手に無事でいられるわけないだろいい加減にしろ!!

 

「脱☆兎!!」

 

「おぅ♦」

 

 秘技、オーラブースト!!これは足の裏から全力でオーラを噴出しつつ駆け出す事で車よりも速く、番犬ミケよりも更に速く逃げる事が出来るぽよぽー!!

 靴が犠牲になるがいたって仕方がないコラテラルダメージ!靴より俺の命の方が何億倍も大事じゃボケェ!!ここが公園なのが幸いした。一気にトップスピードまで加速した次の瞬間、俺は、飛ぶッ!!

 

「妙技、コメットフライト!!」

 

 加速した勢いそのままに、両足だけでなく両手からもオーラを放出してミサイルさながらに空をぶっ飛ぶ。これも『発』だが『必殺技』ではない。ただ勢いよく放出したオーラの反動で吹っ飛んでるだけだ。かっこよくな。

 とにかく全力で逃走したいときとかにオススメ。例えばクロロの無茶振りから逃げる時とかな!(勝率5割)

 

 勢いよく空高く飛ぶ俺。昔テストプレイしたあのゲームの移動魔法を思い出すな。元のアイデアはアレだけど。

 変態の戦闘狂(バトルジャンキー)は強い。これ豆な。(ゴリラも上半身裸だし)

 

「いやあ、驚いたねぇ♦まさかいきなり逃げ出すなんて……連れないなあ♣」

 

「逃げるに決まってんだろ俺は戦うのが苦手なんじゃい!」

 

「そう言うなよ♠ボクの知ってる中で、君は間違いなく上位に入るヤリ手だから♥」

 

「笑える冗談だなぁオイ!」

 

 

 

「……」

 

「やぁ♥」

 

 なんか付いてきてらっしゃるううううううう!!!?

 まって、いや待ってなんでお前俺の全力逃飛行に付いてきてん!?

 あれ、なんか俺の腰辺りに変なオーラが伸びてる。

 

「『伸縮自在の愛(バンジーガム)』ボクの能力さ♥まあ、ボクごと飛べるなんてやっぱりタダモノじゃないみたいだねぇ♦」

 

「お前これ、お前ええええ!!人が逃げてるんだから素直に逃がせよダラズ!!」

 

「駄~目♥」

 

 ふざけやがってお前俺に変態の相手をしろってか!?もう試験官のあの二人で十分なんだよいい加減にしろ!!

 毒切包丁で腰にひっついて伸びているヒモの様なオーラを断ち切る。そして全身のオーラを再度足に集めて……地面に向かって飛ぶッ!!

 

「絶技!メテオニックストンプ!」

 

「わお♠中々に器用だ♥」

 

 戦闘狂(バトルジャンキー)の変態は勢いそのまますっ飛んで行き、俺は地面に向けて急速ダイブをする。

 『空気』を調理しつつ減速。ヒーロー着地で地面に衝突、膝が死ぬ。着地した部分のアスファルトは軽くヒビが入っているが、俺の骨にはヒビどころではない程にバッギバギなので勘弁してほしい。

 また『やあ♠』とか言って変態が現れないうちにホテルに逃走。自室に駆け込みベッドに潜り込む。ふて寝。

 ……アイツハンター試験受けに来たって言ってたな。もし一次試験突破してきたらどうしよう。

 

 ま、まあ流石に試験官に攻撃してきたりしないよな!

 

 

 してきたりしないよな!!?

 




ヤッハーン!
眠いからここまで。
グリードは無事にヒソカと戦うことが出来るのか!?出来ないのか!?
多分ヒソカの戦闘スタイル的にグリードと相性悪いぞ!!
あ、なんかお気に入り1000件超えてた。人気作と言っても過言ではないですね!(慢心)

なんにせよトガリニキの死亡フラグは折れそうになさそうだ!!

つ づ く ぽよ~ !!!
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