何とか完結はさせたいのですがもうドルフロってコンテンツを続けるのはモチベーション的に厳しくなって参りました……。
本当に申し訳ありません……。
「おはよう、りっくん。気分はどう?」
「良いわけ無いだろ」
執務室。
俺は、床に転がされて目の前に屈むリリスに見下されている。
その隣に立つジェリコは複雑そうな顔をしていた。
「ひとまずおかえりなさい。何か言うことは?」
「手足をくれ」
「ダメ」
「………………」
読めない。
今までリリスの内心を読めた試しは無いが、今回ばかりは本気で何を考えているか分からない。
「頭は冷えた?」
「冷やし過ぎて頭がいてーよ」
「そう。それで?お墓を掘り起こして何をしてたのかな?」
「……二人の遺品を回収に」
「どうして?」
「……軍の共同墓地へ移送が決まった」
「嘘つくの下手だね。可愛いんだから」
……下手に口を開けば墓穴を掘るだけな気がする。
「素直に話してくれたら手足くらいは返してあげるよ?」
どうする?
と言うか、俺何もやましい事をしていないじゃねーか。
「リリス、話すから」
「本当に?」
「……ああ」
「その目は本気だね。じゃあちゃんと座らせてあげる。ジェリコ」
「はい」
ひょい、とジェリコに抱えられてそのまま備え付けのソファに沈められた。
その向かいの席にリリスは座る。
「どうぞ」
「……軍から接触があった」
ばきっ。
リリスが手にしていたボールペンが折れた。
思わず口を閉じてしまった。
「AK-12ね?」
「あ、ああ……」
「なんの話を持ちかけられたの?」
「原隊復帰だ」
「ふーん……」
聞いてきた割にとんでもなく興味の無さそうな反応だ。
「大方、二人のチップを渡せば隊に戻してもらえるとかそんな話なんでしょ?」
「……………ああ」
「本当に戻れると思ってるの?」
「……………」
思っていない。
俺は不用品だったから本格的な捜索もされていない。
「それに、戻ってから二人の死因を探したってそのまま上層部に握りつぶされるのがオチよ」
「ぐっ……」
「捜査するならこっちに残ってても良いじゃない。ね?」
「それは、そうだけどよ……」
確かにそうだ。
しかし……。
なぜそれをこいつが提案する?
俺を裏切り者として処分する気じゃないのか?
「リリス、お前俺を処罰しないのかよ」
「どうして?」
「アルケミストとの共謀罪は」
「ああ……」
つまらなさそうに、吐き捨てた。
「あの子達に失望してもらわないと」
「……は?」
「だって揃いも揃って皆リッくんのこと気に入ってるんだもん。りっくんもりっくんだよ。勘違いさせる事ばっかして」
「待ってくれ。なんの話だ」
「なんのって、気づいてないの?うちの人形たち、みんなりっくんのこと好きなんだよ。ねぇ、ジェリコ?」
「んっ……なんの事でしょうか」
思わずジェリコを見る。
彼女はすぐに顔を背けた。
「……ジェリコは知ってるのか」
「うん。この子は従順だし。良い子だから協力してもらったの」
「………………」
ジェリコは何も言わない。
「処罰しないけど、外には出られないと思ってね」
「おい……」
「りっくん」
リリスが立ち上がり、目の前まで来た。
その手がそっと俺の首に添えられる。
「もう、どこにも行かせないよ……?」
パトリック、監禁へ。