葛葉刀子ルート   作:眼鏡最高

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詰め込み過ぎて内容薄いです。
あとビャク君と刀子さん…
付き合わせるの無理…かな…


第八話 文化祭

文化祭、俺達のクラスはモンスター喫茶なる物をやる事に決まった。

 

準備日だけでは足りず、ゴリ山先生に見つからないよう夜間に準備をしたり、裁縫が得意なクラスメイトは一心不乱に1人一着、服を作り続けた。

 

そんなこんなで学園祭当日。

 

死ぬほど働いた。朝から他校の女子などが並び、文化祭の始まりの鐘が鳴り、開店と同時に客がわんさか入ってきた。数分後には外から来た客が大勢来て、てんやわんやの大騒ぎだ。

 

朝、馬鹿のように働き。

昼、阿呆のように働き。

途中ふらっと刀子さんが見に来ていたが話し掛ける暇などなく、委員長と話し合ってドコかに行ってしまった。

晩、力尽きるまで働いた。

 

馬車馬の如く働き通した。

 

三日分の食材が無くなり、やっとこさ一日目が終わった。

 

マジ疲れた…、クラスの奴らは無くなった食材を買いに行き、ベルはシスターシャークティの所に行き、さっさとレンは寮に帰った。

俺は一人ぼんやり教室の机の上に座って外を眺めている。

つか今日!働いてばっかじゃん!遊んでねぇ!

 

はぁ……もう今日は帰ろ。

 

う〜んと背伸びをしてから机から下り、立ち上がった。

そんな時に教室の扉が開き、刀子さんが立って居た。

 

「…クガ君、どうしたの?もう今日は終わったのでしょう?」

刀子さんは教室の入り口で立ち止まったまま俺に声を掛けてきた。

 

「少し休んでたんですよ。さすがに疲れましたから」

俺が苦笑いで言うと。

 

「今日は頑張っていましたからね」

なんとなく刀子さんが憂鬱そうな表情に見えた。

 

けど気のせいか?

「あざす。俺の事、見ててくれたんですか?」

冗談っぽく俺は言ったが。

 

「それは…当たり前でしょう。生徒一人一人しっかり見てますよ」

刀子さんは形容し難い、笑ってるような表情をしていた。

 

どこか変だ…

「…それでも嬉しいです」

本当に嬉しかったので本音を言った。つか、やっぱり何か変だ。でも刀子さんに無理矢理聞いても強情だから言わないだろうし、どうやって聞き出すか?

 

「…疲れたなら早く帰って寝なさい。私は職員室に戻ります」

刀子さんが頷き気味に言い、踵を返したので。

 

「文化祭一緒に回れませんか?」

とっさに俺は、刀子さんの背中に向かって声を掛けたが。

 

「忙しいので無理です」

刀子さんは振り向かずに答え、そのまま歩き去ってしまった。

 

しくじった…

聞き出せなかった…

 

う〜ん…

それにしても忙しくなかったら一緒に回れたのか?

いや、都合よく考え過ぎだな。

やっぱ疲れてるな、帰ろう。

 

その日は、さっさと寮に帰り、寝た。

 

 

 

文化祭二日目。

 

昼の少し前の時間に俺とレンは1ーAを見に行く事にした。ちなみにベルはシスターシャークティと共にココネのお遊戯会を見に行ってる。空気を読んで二人きりする俺の優しさ、さすがだわ。

 

女子中エリアに入り、キャーキャー黄色い声が聞こえる。自慢じゃないが俺達二人を見て歓声をあげている。普段はこんなにならないが今は服がな…モンスター喫茶店の服装のままだからだろう。俺の服は執事服、あと獣化して耳と尻尾が生えてる格好だ。レンは和服で、黒の袴、上半身はサラシ、赤の羽織りを着て角を生やしている。

まぁ目立つ、かなり俺とレンは目立っていた。

 

そんな中、もうすぐ1ーAのクラスだ。

あの子たちは喫茶店をやると言っていたな。まぁ見た目は良いからな。

 

「可愛いね。朝倉ちゃん」

教室の前で呼び込みをしていたメイド姿の朝倉ちゃんに声を掛けた。

 

「ビャクさん、レンさん、来てくれたんですね」

少し驚いた表情で名前を呼ばれた。その後、ありがとうございます、と笑いながら御礼を言われた。

 

「どう儲かってる?」

 

「まぁまぁ儲かってますよ。いらっしゃい」

黒く微笑み、喫茶店の中へ促された。

 

中に入ると喫茶店は繁盛していた。ただ、小学生にしか見えない鳴滝姉妹に二人の不良がからんでいた。ロリコンかよ…。武道四天王もいないし、困った女の子を助けないとな。

 

「すいません、お客様お二人に特別サービスがありますので私に着いてきて頂いてよろしいですか?」

執事服、着て来て良かったな。喫茶店に居ても違和感がない、と思う。

 

馬鹿二人は何の疑問も持たずに俺に着いてきた。校舎裏に連れて行き馬鹿二人を俺とレンでボコボコにして警備の人間を呼び引き取ってもらった。

 

そんな時に、二人の女の子の声が聞こえた。よく知っている声だ。

 

「すまいね。手間をかけた」

「助かったでござるよ」

 

マナと楓だ。二人は長い裾のメイド服を着て、頭にはカチューシャを付けていた。マナとは仕事仲間だし、楓とはたまに修行と称して勝負している。

例の馬鹿男二人はマナと楓が調理室に行ってる間に鳴滝姉妹にからんでいたようだ。クラスの女の子達が心配していたから顔を出して欲しいとマナと楓に言われ教室に向かった。

 

 

〜〜〜

 

 

不良をぶっ飛ばし、マナと楓が来た。

 

一度、喫茶店に戻り、小さい双子に礼言われた。

 

マナと楓の今日の仕事は終わりらしい。

二人と一緒に回る事になった。

 

近くにある黒魔術部の、お化け屋敷に向かった。

ジャンケンで、俺とマナ、ビャクと楓の組み合わせになった。

 

先にビャク達が入り、5分後、俺達の番になった。

 

薄暗くしてるが鬼化してるので、よく見える。

 

道なりに歩いていたら、本物がいた。

 

「マナ、見えるか?」

 

「あぁ見えてるよ」

 

顔が半分火傷した女の幽霊だ。

 

「祓えるか?」

 

「私を誰だと思ってる?」

マナはメイド服の裾を持ち上げ、太ももから銃を取り出した。

 

「少しは目をそらせ…」

ほんのり赤い顔のマナに言われ。

 

「わかった」

頷いておいた。

 

マナは入っていた弾倉を抜き、違う弾倉を入れた。

幽霊に照準を合わせ、銃を撃った。全弾、撃ち込んだ。

 

どうやら幽霊は上か下に、追いやられたようで、消えた。

 

「どうだい?」

 

「さすが、巫女」

 

「…まぁ良い。さぁ進もうか」

 

「あぁ」

 

そんな事があり、お化け屋敷を出た。

 

 

次は総合格闘技部の試合に向かった。

 

試合で部員に勝つと、食券5万円分が貰える。

 

全員出場し、全員勝った。

もう一度やろうとしたら断れた。

 

何故か、ビャクは爆笑。マナは私もそこまでがめつくない、と半笑い。楓は酷でござるよ、総合格闘技部の部員達を哀れんでいた。

 

 

次に行ったのは科学研究部だ。

 

パンチングマシーンがあり。

文化祭の期間一位を守りきったら、食券5万円分が貰える。

 

ビャクやマナに手加減しろと言われたが、部員に本気で大丈夫だと言われ。

少し強めに殴ったら壊れた。

機械を壊したので、食券が貰えなくった。

 

腹が減ったので飯を食いに行く事にした。

 

 

〜〜〜

 

 

シャティと一緒にココネお遊戯会を見終わり、今は一人だ。

 

シャティは、これから葛葉先生や源先生と見回りに行くので、別れた。お遊戯会が終わってから来た美空はココネを連れて二人でどっかに行った。そんな感じで俺は一人になった。

 

とりあえず飯でも食いに行くか。

 

飯屋を目指して歩いていたら、学ランのクソガキがぶつかってきた。

顔を見ると、それは小太郎だった。

 

「クソガキ、前見て歩け」

 

「そっちだって俺にぶつかったやろ!」

 

「またボコされたいのか?」

 

小太郎は修行と称し俺達に勝負を仕掛けてくる。レンは喜んで戦い、手加減を間違え小太郎をボコボコにする。ビャクは面倒だと言い、いつも逃げていた。俺は暇な時には相手をしてやった、ほぼ秒殺だがな。

 

で、小太郎が何故にマホラ学園に居るか、簡単に言うと島流しでマホラ学園に来た。東と西で仲良くなる為の使者の役割もあるようだが無理だろ。あと月詠も一緒に来ている。この女は小太郎よりファンキーで手間が掛かる。面倒な女だ。

 

「えぇで!まほら武道会で決着つけよか!」

 

「まほら武道会?」

 

俺が疑問形で言うと小太郎が話し始めた。

なんでも賞金10万のしょぼい大会のようだ。

 

本格的に腹が減ってきたので、小太郎を誘い飯屋に向かった。

 

四葉の店に行ったら、ビャク、レン、マナ、楓に出会った。

 

小太郎が『まほら武道会』の話をすると、全員で行く事になった。店で働いてるクーが話を聞き皆で参加すれば修行になるし、楽しいアル!とエセ中国人語で話していた。お前、働けよ…

 

この後、飯を食い終わり、俺、ビャク、レン、マナ、楓、小太郎、クー、7人で『まほら武道会』の会場に向かった。

 

ちなみクーは泣きながら四葉にお願いし、翌日に穴埋めする事で、仕事を切り上げるのを許された。馬鹿だ…

 

 

〜〜〜

 

 

シャークティ先生、源先生、私の三人で学園祭の見回りも兼ねて、模擬店や部活動の出し物を見て回っています。

 

12時過ぎになったので、どこかでお昼を食べる事にし、お店を探して歩いていました。落ち着いた雰囲気のパスタ店を見つけお店に入ろうとしたら、そこのテラスには……

 

「えっ!?鶴子!?」

私は優雅にティーを飲む鶴子を二度見し、大きな声を出していました。

 

それから鶴子と私達三人で席を共にしています。

 

「シャークティ先生、源先生、こちら青山鶴子、私の幼馴染です。鶴子、こちらは私の同僚のシャークティ先生と源先生です」

 

簡単な自己紹介を三人でしていました。それから最近の出来事、ハネムーンの旅行話、仕事の話、色々な事を四人で話していました。そんな時に鶴子が、私を真剣な表情で見つめてきました。

 

「なぁ刀子、京都に戻らへんか?」

 

「なっなんでいまさら?そないな事?」

思わず京言葉が出てしまいました。

 

「前から思っとたよ。戻りづらいんなら、うちも一緒に着いて行くえ」

稀に見る優しい表情でした。

 

「…今は戻る気あらへん」

ごちゃごちゃなんや今は…

 

「あれですか?酔っぱらていた時に話した、若い男の人が気になるんですか?」

突然、ニコニコ顔の源先生が私の秘密をぶちまけた。

 

数週間前に源先生と飲み会、しずな、とお酒を飲み、私がお酒を飲み過ぎベロンベロンに酔っ払い、自分からビャク君の事を話してしまったのです。ただ酔っ払っていた私にも理性があったようで、名前や詳しい事は話さず、あらましを話したようでした。

 

「うちも聞きたいなぁ、その話し」

たちの悪い笑みの鶴子。

 

「わっ若い男の人ですか」

若干、顔が赤いシャークティ先生。

 

「私も、もう一度、聞きたいわ」

いつもの有無を言わせない圧力がある、しずなのニコニコ顔。

 

「うっ……」

私に逃げるすべはありませんでした。

 

仕方なく私は、名前をシロ君に、年齢を大学生に変更し、ビャク君の事を話しました。

彼氏と別れた直後に出会い、眼鏡を壊され、お酒を飲み、そのままホテル、気持ち良かった、2ヶ月後ぐらいに再会し、勉強をみてあげる事に、何度も助けてもらった事、とても良い人です。と話を締めくくりました。

 

「仕方ないなぁ、惚れてる男いるんなら無理に連れて帰れへんよ」

あ〜あ心配して来た意味ないわ。と鶴子は呟いていた。

 

「なっ!?なに言うてるん!そないな訳あらへん!」

馬鹿な事を鶴子が言うので、思わず立ち上がって大声を出してしまいました。三人の驚いた表情を見て、すぐに我に返りました。椅子が倒れていたので椅子を戻し、座り直しました。

 

いたたまれ無い空気です…

手持ち無沙汰で紅茶を飲んでいたら。

 

「刀子さん」

背後から、男の、よく知っている声が聞こえ。

 

「ぐっ、ゲホッ、はっ、えっ」

私はむせました。

そして振り向くと案の定ビャク君が立っていました。

 

「くっ、葛葉先生でしょ!…クガ君、所でいつからそこに居たの?」

タイムリー過ぎる。まさかさっきまでの話し聞かれてないわよね?

 

「刀子さんの貴重な京言葉『なに言うてるん。そないな訳あらへん』が聞こえたから見に来たんですよ」

クガ君は楽しそうに笑っていました。

 

「そうですか!あと!何度も言いたくありませんが!く、ず、の、は、先生でしょ!」

まったく、いつも私の事からかって何が楽しいのよ…

 

「了解です。葛葉先生。シスターシャークティ、源先生、こんにちわ。そちらの綺麗な美人は誰ですか?」

少し真面目な表情になったと思ったら、シャークティ先生やしずなに挨拶し、鶴子にお世辞まで。

 

「私の幼馴染です。早く貴方はどこか行きなさい」

自分でも分かるぐらい不機嫌な表情だったと思います。

 

「わかりました退散します。ただ、これからまほら武道会に行くんで良かったら見にきてください。俺だけじゃなく、マナや楓にクー、あいつらも参加しますよ」

素直に返事をし笑って頷き、指差した方向、少し離れた場所には6人程のグループがいました。

 

「暇だったら身に行きます。さっさと行きなさい」

無表情で言ってやると。

 

「じゃっ、失礼しました。元気そうで良かった」

ビャク君は優しく微笑み、エコー君やアカミネ君の所に戻って行きました。

 

ふぅ、疲れた…

 

「なぁ刀子、さっきのがシロ君なん?」

 

「なっ!?ちゃうわ!ちゃう!!」

 

その後も鶴子は「絶対そうやろ」とゴリゴリに押してくるし。

そして、しずなが「クガ君の名前、ビャクヤよね」と呟き。

最後にシャークティ先生が「ビャク…漢字に直すとシロ…」と言った。

 

「もう諦め、はよ言い」

「大丈夫ですよ、誰にも言いません。友達の恋は応援しないと」

「神に誓って誰にも言いません」

 

「うっ…そっ、そんな」

私は、白状させられました…

 

 

〜〜〜

 

 

まほら武道会の会場に着くと、なかなかの賑わいだった。

どうやら優勝賞金が10万から100万に上がった事が理由らしい。それを聞きマナはヤル気を出していた。俺達は受け付けに行き、名前を書いた。

 

すぐに予選が始まり、いい具合に俺達はばらけた。

なんの問題もなく全員が勝ち上がり、本戦に出場した。

あとエヴァが何故か参加していた。

 

それとバトルジャンキー月詠も参加していた。色々あって名前は『葛葉月詠』になった。月詠は島流しでマホラ学園に来た。ちっとも罰じゃないし、俺達や強者に勝負を仕掛けてきて少し困る。女の子だから許してるけどな。

 

 

 

第一試合。

俺VS瀬田シオリ。

相手は中学生くらいの見た目は可愛い女の子だ。予想通り一般人より強いレベル、つか一般人の中では最強レベルだった。たぶん今まで修行して頑張ってきたのだろう、だって男みたいな性格だもん。口が悪い…

仕方なく、かるく殺気を放ち、拳を寸止めした。

瀬田シオリは潔く負けを認めてくれた。

 

 

第二試合。

小太郎VS佐倉愛衣。

まぁ小太郎が勝ちました。

そして小太郎はリア充だった。

 

 

第三試合。

月詠VSロボ。

ロボ真っ二つ。月詠の勝利だ。

科学研の奴らは泣いていた。

 

 

第四試合。

エヴァVS山下。

やまは瞬殺されていた。あいつ弱いからなぁ。

エヴァの勝利。

 

 

第五試合。

ベルVS浦島けいた。

中学生くらいの男の子はボロボロになるまで戦った。

最後には立ったまま気絶していた。

ベルの勝利。

 

 

第六試合。

レンVS高音・D・グッドマン。

えーっとレンの勝利だ。

その、さっしてくれ年頃の女の子の為だ。

俺は口が裂けても言えない。

ただ、とても目の保養になった。

 

 

第七試合。

クーVSマナ。

二人はいい試合をした。

俺は前から気になっていた事をレンに聞いた。

試合中に「所でよ、マナの事どう思ってんだ?」

レンは「……?」そんな反応だったので丁寧に説明した。

がしかし答えは「…わからない」だった。

で、試合の方はボロボロになりながらクーが勝利した。

 

 

第八試合。

楓VSアホのポチ。

アホは頑張ったが、楓の勝利だ。

 

 

はい。

二回戦、始まります。

今更だが、解説席には茶々丸ちゃん、あと馬鹿の豪徳寺、ボケの中村。

司会と進行は朝倉ちゃんだ。

 

 

二回戦、第一試合。

俺VS小太郎。

 

「ビャク兄と戦うのは初めてやな!」

「そうだな」

二人で舞台場に上がり、向かい合った。

 

「すぐ終わらすぞ」

面倒だからな。

 

「こいや!」

やる気満々だな、小太郎。

 

ゴングが鳴ったと同時に、小太郎の顔面を蹴り飛ばした。水しぶきを上げ、水の上に突き出た石柱にぶつかり止まった。終わったな。踵を返し舞台を下りようとしたが、起き上がる気配がした。

 

「まだ、これからや」

フラフラじゃねぇか。

 

「お前じゃ勝てねぇよ…」

一気に間合いを詰め、本気の蹴りを腹に打ち込んだ。

 

小太郎は完璧に沈黙し、俺は舞台から下りた。

 

この後、小太郎と知り合いになっていた那波ちゃんに怒られた。ほとんどの奴らや女の子達に、あれはやり過ぎだ、と言われた。皆…わかって無い。漢は負けて泣きながら強くなるモノなのによ。

 

 

二回戦、第二試合。

エヴァVS月詠。

何か二人で話し、動きが止まった。

多分あれだ幻術とかで仮想空間に行ってるんだろう。

ふたたび動き出し、エヴァが月詠を投げ飛ばした。

エヴァの勝利だ。

 

 

二回戦、第三試合。

ベルVSレン。

そういや、この二人マジで戦った事なかったな。

試合が始まったが、二人とも本気で戦ってる。レンは既に鬼化して馬鹿力だし、ベルはバレないように音を拳にのせて撃ち込んでる。マジになり過ぎてる。このままじゃヤバイ…二人もそうだが会場や観客まで危ない。

仕方なく二人がかち合う瞬間に、俺がベルとレンの首筋に本気の手刀を叩き込んだ。

二人は気絶し、俺は失格になったよ。

 

 

二回戦、第四試合。

クーVS楓。

クーが怪我で出場出来ず、不戦勝で楓の勝ちだ。

 

 

はい。

一気に決勝戦です。

エヴァVS楓。

楓も頑張ったが、腐っても鯛。

優勝したのはエヴァだ。

 

 

残念ながら刀子さんは来なかった。

 

あと起きた二人にボコされた。

 

 

〜〜〜

 

 

三日目。

文化祭、最終日。

 

学園内鬼ごっこ。

俺は逃げ役に、参加している。

 

ビャクやベルは鬼組。

葛葉先生、シスターシャークティも鬼組だ。

 

ビャクの雷探し、ベルの音探し、その二つが厄介だ。

 

対策として、雷がビリビリ出る機械、音がプルプル出る機械。

その二つを茶々丸に貰い、学園中に置いた。

 

あちこち逃げ回っていた。

 

夕方、橋の下でマナに出会った。

 

「マナか」

腕章の◯の中に子が書いてある。

そのマークが逃げ役だ。

鬼役は◯の中に鬼が書いてある。

 

「…前から言おうと思っていたが、…そう言う発音で私の名前を呼ぶのは、よしてくれ…」

どこか苦しそうにマナは言った。

 

「…すまん」

 

「それと、もう私に関わらないでくれ、君が居ると…おかしくなる…」

頷いていたのでマナの表情は見えなかった。

ただ声が、どこか悲しげだった。

 

「それは無理だ」

 

「何故だ…、私は君と、もう会いたくない!」

突然マナはキレた。顔を上げたマナは泣きそうな表情だった。

 

「俺は会いたい。今、気が付いたが、俺はお前が好きだ」

 

「えっ!?はっ!?」

 

「つまり、あれだ。ハグしたり、キスしたり、やりたい」

昨日ビャクに言われた事を思い出し、マナに言った。

 

「なっ!?」

マナは顔が赤くなっていた。

 

「駄目か?」

 

「駄目に決まってるだろう!馬鹿か君は!」

 

「じゃあ、恋人か夫婦、どっちかになってくれ」

これも確か昨日ビャクが言っていた。

 

「そっ…、…そんな言葉で誰がなるかっ!」

マナは俺に沢山の銃弾を撃ち込み、逃げた。

 

「痛い…」

いろいろ、痛い…

 

 

そのあと時間まで逃げ回り。

俺は食券を大量に手に入れた。

 

そんな感じで学園祭は終わった。

 

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