ソードアートオンライン~グランドメモリアル~ 作:Wandarel
「おぉ?これがいわゆる過去の出来事を教えるところかな?ちょーどいいや、やっていこう!
さーて、アリアとナツの二人は白黒の変態によってフルボッコにされて超絶ピンチ!しかもゲームから出られないからなおのこと厄介!
だけどナツは心を入れ換えた……というよりかは光が灯ったおかげで、絶望してたアリアにお説教しかけてアリアも晴れて希望を取り戻し、一矢報いたー!
そんでもう一度ゲームオーバーになったときにこの私『Kゼクタ』さんが助けに来たって訳!
ここから先の未来も知ってるけどこれ以上は教えられないかなぁ……。
あ!やっばい旦那と子供のご飯作りにいかなきゃ!」
HYPERCLOCKUP!
パンドラ
「………またしても私の役目を持っていかれましたねぇ。さて、私の仕事も無くなりましたしここから先のお話に期待をしましょう。ま、今のところは私の想定通りなので問題はありませんがね。
それでは皆様、ごきげんよう。」
という訳で皆様お久しぶりです。
一応生きていますよ、wandarelです。
今回からクロスオーバーが本格的(?)になり、なかなか厳しい所もありましたが、なんとか投稿完了です!
今回も励みになるので感想や評価のほうもよろしくお願いします!
目を覚ますと、アリアは見知らぬ真っ暗な空間にいた。
目の前が全く見えないほどの暗闇が続いていた。
アリア
(……暗いなぁ。)
すると、感覚的にだが、遠くの方で何かの音が聞こえてきた。
アリア
(……太鼓の音?)
聞こえる音からはそんな風に思えた。この先にその音の元があるのだろう。
ボッという音と共に火が燃え上がり、少しだけ明るくなった。まるでアリアを導くかのように通路の壁際のかがり火が次々と燃えていった。そしてその先に少しだけ光が見えた。
アリア
「……行ってみるか。」
アリアは導かれるままに前へと進み、その光の元へ出口であることを願いながら進んでいった。
そして、アリアは洞穴のような場所から出てきた。
先程の空間とも古志城とも違う、鳥のさえずりすらも聞こえるほど、やけに現実味を帯びた森だった。
先程の洞穴のほうを振り返ってみると、かがり火もなく、ただの洞穴になっていた。
アリア
「……もう何が起きてるのかさっぱりね。」
とりあえずこの山を歩いてみることにした。道中に綺麗な川があったりと、どことなく見覚えがあり、思い出した。
アリア
(ここって確か、二年前に家族旅行で行った山じゃなかったっけ?確か、その時は
アリアは以前、リアルでこの山に来たことがあった。しかし、だとしても何故このタイミングでそんなことを思い出したんだろうか。
耳をすますと、先程の洞穴にいたときに聞こえていた太鼓の音が聞こえてきた。
アリア
「……この先に太鼓を叩いてる人がいるのかな?」
特に珍しい事でも……いや、珍しいな。
アリアはその音へと近づいていった。少しずつ音が大きくなり、まるで力強く心に響いてくるようだった。
そして、少し開けた場所に着くと、ちょうど中央のところで太鼓を叩いている人がいた。アリアは目を閉じてしばらくその音を聞いていた。どことなく懐かしくってずっと聞いていたかった。
途中で音が途切れ、目を開けると太鼓を叩いていた壮年(?)の男性がこちらを見ていた。
アリア
「あ………。」
思わずそんな声を出してしまった。すると、男の人はアリアの方に向かってバチを差し出した。
???
「やってみる?」
アリア
「……はい!」
アリアは迷うことなくそのバチを手に取った。
???
「もっと腰を入れて!」
アリア
「はい!」
???
「もっと力強く!」
アリア
「はい!」
懐かしさと共に、アリアは時間を忘れてとても楽しんでいた。かつて教えてもらっていたことではあったが、弟があのSAOに閉じ込められてから、アリア自身もナツのように自暴自棄になっていたことがあった。
それを乗り越えられたのは、あのときの修行(?)があったからでもある。
私は最近あまりあの山にも行ってないし、桐矢さんにも会っていない。
でも、この快感だけは私だけの特権だと思うくらいにこの和太鼓の演奏をするのが大好きだ。
???
「……よし、こんなもんかな。」
アリア
「あ、ありがとうございます!……えーっと。」
夢中になりすぎて名前を聞きそびれていた。
仁志
「まぁ、あまり本名とかは名乗らないんだけど日高仁志。それが俺の名前。」
アリア
「すっごい楽しかったです仁志さん!」
仁志
「うん。見た感じでもすぐにわかったからな。でもなんだろうな……どことなく京介に似てるな。」
アリア
「??」
仁志
「……あ、そうか!ちょっと待ってて。」
ヒビキさんは太鼓の近くにあったリュックのようなものから何かを取り出して、持ってきた。
仁志
「これ、もしかして君に渡すためだったのかもな。」
アリア
「なにこれ?時計??」
仁志は時計のように見える何かをアリアに手渡した。
仁志
「しばらく前に王様になるって言ってた少年がいつかそれを渡す人が来るからって言って渡してきたんだ。多分それは君なんだと思う。」
アリア
「……ありがとうございます!」
仁志
「そういやこういう機械とか苦手なんだけど、確か枠を回して……そんで上のボタン……だったかな?それを押したら起動するって言ってた……はず。」
どうやら相当な機械音痴のようだ。
その時計もどきを、受け取った途端、アリアが光に包まれ始めた。
アリア
「……え?ちょ、何!?えっ!なにこれ!」
仁志
「……なるほどなぁ。お嬢ちゃん、これからもしっかり鍛えるんだぞ。」
アリア
「えーっとなんだかよくわかんないけど……はい!頑張ります!仁志さん!」
ヒビキ
「……いや、思い出した。俺はよくヒビキさんって呼ばれてたんだ。じゃあな、嬢ちゃん。」
そう言うと、ヒビキさんは薬指と小指を若干曲げた状態で、手首をスナップを利かせて一回まわしたあと前に軽く振るようなまるで一つの挨拶のようなことをした。
そして、アリアは完全にヒビキの目の前から消えた。
ヒビキ
「さて、頑張っちゃおっかな。」
ナツが目を覚ますと、渋谷にいた。そう、あの渋谷だ。
15年ほど前に一つの小さな隕石が落ちてきた………というわけでもないが、ちょっとしたテロが起きた場所でもある。
ナツ
「……えぇ。」
自分の見た目がゲームの姿から全く変わっておらず、まるでコスプレ女子みたいに思えてめちゃくちゃ恥ずかしくなった。
が、特に回りから目立つようなこともないみたいでヒソヒソと陰口を言われはしなかった。
その時だった。
後ろから悲鳴が聞こえ、振り返ると男が高そうなバッグを強奪し、ナイフを持ってこちらへ逃げてきていた。
ナツ
「……おいおい嘘でしょ!?」
ナツは避けようと考えていたが、狭い道路である以上逃げ場はない。
???
「どけぇ!死にたいのかぁ!!」
ナツ
「避けれねぇんだっつーの!」
ナツがそう言って、なんとか避けようとしたとき、強盗が誰かに足払いをかけられ、こけた。
???
「なんだぁ!?誰だお前は!」
急に現れたその男は人差し指をたてながら、こう言った。
総司
「おばあちゃんが言っていた。この世で覚えておかなければならない名前はただ一つ、天の道をゆき、総てを司る男、天道総司、俺の名だ。」
???
「ふざけたことぬかしやがってぇ!」
強盗はその総司という男に襲いかかったが、そのナイフは全てギリギリで避けられ、一切当たらなかった。
そして、四回目のナイフの振りを避けたあと、カウンター気味に首もとに手刀を決め、強盗を気絶させた。
総司
「……俺の通る道は俺が決める。」
ナツ
(……すっご。)
目の前でとんでもないのを見た気がした。
総司と言った男が歩いていくのを見て、ナツはついていった。
何故かわからないが、ついていかなくてはこの先間違いなく後悔するような気がしたのだ。
そして、路地裏へと消えたため、向かったがそこにさっきの男はいなかった。
総司
「……おい。」
ナツが言葉を発する前に後ろからさっきの男が声をかけてきた。
どうやって後ろに回り込んでいたのかは全くわからなかったが、とてつもなく驚いたのは事実だった。
総司がまじまじとナツを見て何かに気づいたかのように頷いた。
総司
「………どうして俺をつけているかはわからなかったが、そうか。お前がアイツの言っていた継承者か。」
ナツ
「は?継承者?」
もはや疑問符しか出てこねぇ。
総司
「おばあちゃんが言っていた。強さにゴールはない。俺はさらに強くなる。いつまでも、どこまでもな。」
ナツ
「……え?」
総司
「そしてお前もだ。」
そう言われ、手元になにかを投げ渡された。
ナツ
「……時計?」
総司
「必要なときに使ってみろ。」
ナツ
「……は?なにこれ?」
総司
「お前もまた、選ばれたわけだ。」
総司はそういうと、またどこかに歩いていこうとしていた。そして、ナツもまた光に包まれ始めた。
ナツ
「待って!選ばれたって何に選ばれたのよ!」
ナツはそれだけが聞きたかったが、返事は違うものだった。
総司
「誰かが言っていた。同じ道を往くのはただの仲間にすぎない。別々の道を共に立って往けるのは友達だ。」
ナツ
「……それもアンタのおばあちゃんの言葉なの?」
総司
「……いや、俺の言葉だ。そして、お前自身で未来を掴み取れ。」
その言葉を最後に、ナツは光となって消えた。
総司
「………行くか。」
天の道を往き総てを司る男は、今日もまた己の道を歩き続けた。
~古志城~
ゲンム
「……あの女、神である私の攻撃を全てを避けた……ただ者ではなかったが、逃がしてしまった以上はもう構うまい。それよりもあの女のせいでモルモットが逃げられたのが気に入らん。どうやらこの付近にはいるみたいだが………。」
突然上から落ちてくるかのように先程の二人が現れた。
ゲンム
「……ふ、そんなところに隠れていたのかモルモット共。」
ナツ
「………アリア、何だかよく分かんないんだけどさ。私今ならはっきり言えるわ。」
アリア
「おー、私も同じ事考えてた。」
ナツ&アリア
「「今ならアイツに勝てんじゃね?」」
ゲンム
「はーはっはっはっ!神に抗うその反骨精神は認めてやろう!だが、どうあがいても貴様らに勝ち目などないのだぁァァッ!!」
ナツ
「それはどうかしら?」
アリアとナツは一緒に手に持っていた時計もどきを起動した。
『カブト!』『ヒビキ!』
起動すると同時に、アリアの腰にベルトのようなものと手元に音叉が現れ、ナツの腰にベルトがつき、手をかざすとカブトムシのような機械が飛んできた。
ゲンム
「何ッ!?」
アリアは音叉を弾き、ナツはカブトムシもどきを掴んだ。
キィィィィィン。
キュォーン
ナツ&アリア
「「変身!」」
HENSIN!
アリアは紫色の炎に包まれ、白い鬼のような姿になり、
ナツは分厚く、白金に輝く鎧を身に纏った。
二人はゲーム内とはいえ、リアルでは都市伝説扱いされていた仮面ライダーに変身した。
ゲンム
「……ほう。これは想定外だった。まさかあの『パンドラボックス』の因子が我がタドルウォーリアーズに存在したとはな……だが、神たるこの私を差し置いてそんな勝手な事は許さん!」
ナツ
「………なるほど、なんとなくわかった。私のこれは仮面ライダーカブト。」
アリア
「……じゃあ私は仮面ライダー響鬼ってとこね。」
それぞれ自分が何に変身してるのかはこの時計もどきを受け取った時にある程度はわかった。
アリア
「いっくわよナツ!今度こそアイツをぶっ飛ばしてやるんだから!」
ナツ
「あいよー。」
二人は同時に走りだし、ゲンムへの攻撃を開始した。
ゲンム
「ふん、仮面ライダーになりたての貴様らでは私に勝てるはずがないだろう!」
ダメージがガンガンに通る。アバターだったときよりも大きくダメージが入るようになっていた。
ナツ
(都市伝説だが、なんだか知らないけど!)
アリア
(今の私たちは!)
ナツ&アリア
「誰にも負ける気がしない!」
ゲンムをおおきく殴り飛ばし、壁に叩きつけた。
ここでナツは気づいた。
ナツ
「アリア、あんたちょっとあの変態の相手してきて。ちょっとやれそうなことがある。」
アリア
「ええっ!?……まぁわかった!」
ゲンム
「貴様一人でこの私を止められると思ってるのか!」
アリア
「あーもーうるっさいな本当に!」
アリアがゲンムを抑えている間に、ナツは『まだ』手元にあった時計もどきをもう一度押した。
『キャストオフして超加速!ビートルのライダーは・・・カブトだ!』
その音声を聞いた直後に、カブトに関する情報が頭に流れてきた。
ゲンム
「ふんっ!」
アリア
「うっ!?」
ゲンムはアリアを押しのけ、キメワザを起動した。
キメワザ!クリティカルデッド!
あの時と同じように無数のゲンムが現れ、ナツを囲んだ。
アリア
「ナツ!」
いくら仮面ライダーの力があるとはいえ、そんなものを受ければただではすまない。
しかしナツはゆっくりと、改めて名前を知ったが、カブトゼクターの角を弾き、音声が響き始めた。
そして、
ナツ
「キャストオフ!」
『Cast Off!』
瞬間、ナツの白銀の鎧が弾け飛び、ゲンムの分身が全て消し飛んだ。
そして、フルフェイスの真ん中の角が上がり、音が響いた。
『Change Beetle!』
ゲンム
「覚醒したか、カブトォ!」
アリア
「か、カブトムシ!?」
ナツ
「………クロックアップ!」
『Clock Up!』
アリアが気がつくと、ゲンムがぶっ飛び、ゲームオーバーになっていた。復活はするものの、アリアはかなり驚いた。
『Clock Over』
アリア
「え?な、何が起きたの!?」
ナツ
「詳しい話は後!アリア、さっきの時計持ってる!?」
アリア
「え?……あ、ある!」
ナツ
「私が時間稼ぐからはやく使って!」
ゲンム
「ぐ……貴様ァ!」
ナツ
「クロックアップの出来ないアンタについてこれるかしら?」
『Clock Up』
アリア
(……ナツ、アンタがそういうならきっと何かあるのよね?)
アリアはもう一度時計もどきを起動した。
『鬼の力!音の力!太鼓で戦うライダーは…響鬼だ!』
その音声と共に響鬼という仮面ライダーの歴史がアリアの頭に流れてきた。
アリアは再び炎に包まれ、紫色の鬼のような姿に変わった。
アリア
「なーるほどね!音撃棒、烈火!」
アリアの腰にあるバチのようなものを取り出した。
アリア
「やぁっ!」
アリアはその音撃棒の先端に炎を纏わせ、その炎をゲンムに直撃させた。
ナツ
「やるぅー♪」
『Clock Over』
ゲンム
「くっ……この私が苦戦するほど伝説の仮面ライダーの力は強大ということか……だがしかぁし!どれだけ強くなろうとも権限は私にあるのだぁ!ぶぇはははははは!!」
ナツ
「………一応カブトのチュートリアルは終わったけどアンタは?」
アリア
「同じくよ。」
二人は頷き、同時に仕掛けた。
ナツは、先ほどのカブトの歴史から取り出したクナイガンのクナイモードでゲンムを牽制し、アリアがそこに強烈な一撃を叩き込み続けた。
ゲンム
「ぐっ……これが伝説の力か!」
アリア
「よし!そろそろ仕上げいくよ!」
ナツ
「おうよー。」
ナツがクロックアップに入り、連続攻撃を叩き込んだ。
そして怯んでいるゲンムにアリアが近づき、ベルトの中心にある太鼓をゲンムに押し付けた。
『イヨォー!』
ゲンムを固定し、アリアは鬼撃棒を構え叫んだ。
アリア
「爆裂強打の型!でぇぇやぁぁぁ!!」
ゲンム
「ぐっうおおあぁぁぁっ!!」
ゲンムが吹き飛ばされる直前にデンジャラスゾンビが強制解除された。
ゲンム
「なにぃ!?私のデンジャラスゾンビゲーマーが!」
そしてゲンムが吹き飛ばされると同時に、ゲンムの行き先を塞ぐかのようにナツが背中を向いて立っていた。
ナツ
「アリア、アンタと私が手を組んだら、誰にも負けはしない。」
1!2!3!
ナツ
「ライダー……キック!」
『RiderKick!』
ナツ
「はぁぁぁ!!」
ナツがとどめにカウンターキックを放ち、ゲンムは爆散した。
そして、二人の画面にゲームクリアのマークが出てきた。
ナツ
「………ふぃー。終わった終わった~。」
アリア
「一時はどうなるかと思ったけど、やっぱなんとかなったわね!」
ナツ
「まぁ……ね。」
アリア
「あ。それとさっき私と手を組んだら誰にも負けないって言ってなかった?いやー嬉しいもんだねー♪」
ナツ
「……笑いのツボやられたい?」
アリア
「ちょっと!都合悪くなったらそれするのやめて!?」
そう言うと、ナツはカブトゼクターが離れ、変身が解除され、アリアも元の見た目に戻った。
ナツ
「……ありがとうカブトゼクター。」
ナツはそう言って滞空しているカブトゼクターに軽くキスをした。
その後、カブトゼクターは空へ飛んでいった。
アリア
「……うわっ!あれからもう八時間も経ってる!」
ナツ
「……学校無くてよかったけどこれ間違いなく家族に殺されるな。」
アリア
「それうちもー……。」
二人は顔を見合わせ、笑った。
ゲンム
「はっはっはっはっはっ!」
ナツ&アリア
「「ん?」」
突然二人の目の前に紫色の土管が現れ、ゲンムの高笑いが聞こえてきた。
ゲンム
「はーはっはっはっ!」
テッテレテッテッテー
そして土管からゲンムが現れた。一度ゲームオーバーになり、変身は解除されている。
アリア
「えぇ!?アンタさっき倒したじゃん!」
ゲンム
「私のライフは残り97……。私は権限により、99もの残機を与えられているのだァッ!つまり君達の努力は無意味だというわけだ!さぁ、再び実験を始めるぞ!モルモット共ォ!ぶぇはははははは!!」
アリア
「うっそでしょ……まだ終わってないなんて……。」
システム音声
「不正プログラムを確認しました。臨時メンテナンスを行います。30秒ほどお待ち下さい。」
ゲンム
「ほう、この私が作ったゲームで不正プログラムを使うなど愚の骨頂!」
システム警備員が現れ、捜索していたが、アリア達を見て頷き、こちらに近づいてきた。どうやら私達のあの仮面ライダーの力が不正プログラムと判断されたのだろう。
アリア
「えぇ……天空のつるぎ手に入れるまで頑張ったのに。」
ゲンム
「はーはっはっはっ!はーはっはっはっ!……は?お、おい何をする!」
システム警備員は何故かゲンムの腕を掴んでいた。
システム警備員
「不正プログラム確保しました。至急アカウント停止を行います。」
ゲンム
「待て!やめろ!私はこのゲームの創造者だぞ!」
システム警備員
「不正プログラムです。」
ゲンム
「離せ!離せ!私は神だぞ!」
システム警備員
「なんだそれは!」
ゲンムが最後の断末魔をあげながら上空へと連れ去られていった。アリアはその様子をポカンと見ていた。
ナツ
「よーし成功成功。」
アリア
「……え?」
ナツ
「あの変態、アンタの必殺技で絶対的な権限無くなってたでしょ?だから通報してやったのよ。」
アリア
「え?一体いつやったの!?」
ナツ
「さっきの土管からあの変態が出たときかな?」
アリア
「対応早いわね。」
そんなこともあり、私達は無事に現実世界に帰ってこれた。私はパパとママにめっちゃ怒られて、夏輝は夏輝でペットのコツに心配されて顔中舐められてたそうだし、新聞を見る限りではあのゲンムって人も衛生省に捕まったんだけど……まさかホントに幻夢コーポレーションの社長だったとは思わなかった。
そんで祝勝会として!
二人でシャルモンでケーキを食べていた。
柚子&夏輝
「うーんおいしいぃ~♪」
柚子
「……あ、そうだ、なっちゃん。」
夏輝
「ん?どしたの柚子?」
柚子
「あのね、これ。」
あれから相当時間が経って、夏輝と面白いことはたくさんあった。今度は私がやろうとしているゲームを一緒にしてみたい。
夏輝
「……なにこれ?」
柚子
「これはね、『アルヴヘイムオンライン』、通称『ALO』。予約を取ったんだけどさ、一緒にやらない?」
夏輝
「……はいはい、やりますよ。」
柚子
「やったぁ!なっちゃん愛してるー!」
夏輝
「脚蛇家秘伝・笑いのツボ!」
シャルモンに大きな笑い声が響いた。
その頃、刑務所にて。
檀黎斗神
「私は心を入れ換えた。暴走するチーター達を排除し、プレイヤー皆の笑顔を取り戻したい。だから……ここから出してくれないか?」
???
「俺に質問するな。」
檀黎斗神
「うおぁぁぁ!何故だぁ!何故私が捕まらなくてはならない!」
「鶴井刑事、面会の方が来ました。」
照井竜
「……照井です。」
パラド
「よぉ久しぶりだな神。」
檀黎斗神
「パラドか!私の貯金から保釈金を出せ!そうすれば間違いなく出れる!」
パラド
「悪いけど口座凍結されてるから無理だな。……そんなこともわからなくなるほど落ち着いてないんだな。」
檀黎斗神
「ぐっ……そうだ!ならば永夢だ!永夢ならば!」
パラド
「ちょっと待ってて………あぁ、俺。ニュースであっただろ?助けてほしいって。……うん、わかった。」
檀黎斗神
「……どうだ?」
パラド
「永夢から伝言。ちょうどいいからそこで反省して頭でも冷やしたらいいってさ。」
檀黎斗神
「宝生永夢ゥゥゥッ!!」
パラド
「ま、大人しく観念するしかないんじゃない。じゃ、またねー。」
檀黎斗神
「待て!パラド!どこに行く気だ!私を出せパラド!パラドォォォォッ!」
その頃とある基地にて
???
「大丈夫なのかな……。」
???
「大丈夫だって!遊星もジャックもクロウだって頑張ってるし何より頼りになるスネークだっているんだ!きっと大丈夫だよ龍可。」
龍可
「そうじゃなくて、幻夢の社長さん私達に支援してくれるって言ってたじゃない。捕まったんだけど大丈夫かなって意味よ龍亞。」
龍亞
「あ、そっちか。それなら大丈夫だよ。大佐が言ってたぜ。『あれは立場の都合上なかなか灸を据えれなかったからちょうどいい。しばらくは放っておけ』って言ってたしね。」
龍可
「そっか。なら安心かな。………安心していいのかな?」
龍亞
「それよりも、俺たちにも出来ることをやろうぜ!チーム5D`sとして!」
龍可
「そうね……。」
(遊星、みんな……無事に帰ってきて……。)
~アインクラッド第六層深夜~
???
「ふむ、いまいち手頃な素材が無い。肉類が来ればいいんだが……」
男はそう考えていると、ちょうどよくボアの亜種が現れた。食材ランクはかなり高い部類である。
???
「飛んで火に入る猪ってか?まぁいい。最ッ高のタイミングで来てくれたな。」
ボアの亜種がこちらに気づいた。
???
「さぁ、調理を始めようか。」
男は手元にアイテムを三つ取り出した。
一つは細長い何かと二つのボトルのようなものだった。
細長いアイテムを腰につけ、ボトル二つを両手にもって振った。
そして、それを差し込んだ。
ソルト!ペッパー!ベストマッチ!
男は細長いアイテムの先っぽにあるレバー状のグリップを回転させた。
Are you ready?
???
「変身!」
辛味のサマーソルト!
ソルトペッパー!!イェーイ!
???
「調理のレシピは決まった!」
次回SAO・GM第二十二話「天才料理人」
Lady Go!!
ボルテックフィニィッシュ!
???
「ふう……さて、そろそろ準備を始めるか。」