ソードアートオンライン~グランドメモリアル~   作:Wandarel

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どうもこんにちは。
作者のWandarelです。
今回もこの作品を読んで頂き、本当にありがとうございます。
今回から多少の変更点があるため、それの報告も兼ねて前書きを書かせていただきます。
変更点その1
人物紹介の追加記入の基準としてはメンバーに入ったオリジナルキャラクターのみを追加していきます。

変更点その2
今回からあとがきの仕様を次回予告風にします。

以上の二つが変更点です。
話は戻りますが、最近仕事が忙しく、なかなか小説づくりに手をつけられないですが、長い目で待っていただきたいです。
ぜひ、感想やコメントの方をガンガン書いていってください。


それともう1つ。
しばらく前に投稿したあの『第5話』は私がパイツァダストを使ってきれいさっぱりに消えたはずなので忘れてください。(懇願)


第四話~盾の矜持~

拝啓、リアルに置いてきた俺の家族たちへ。

今俺はゲームに囚われているけど、皆は元気でしょうか。

まぁ、俺の方も……………。

 

脚竜

「オクト!ヘイト集めてくれ!今俺が狙われてる!」

 

オクト

「はーい。」ゴシャ

 

ぼっち

「おい盾!さっさと回復アイテムを使え!」

 

オクト

「はいはい、ただいまー。」

 

脚竜

「助けてぇ!オクトォォォォォォォォォッ!!」

 

オクト

「はいはい。」

 

ぼっち

「オラァ!盾!働けェェェ!」

 

オクト

「りょーかーい。(棒読み)」

 

世に言うブラック企業というのがどんなものかを体験しています。

 

ぼっち

「………ふぅ、戦闘終了。」

 

脚竜

「助かったぜオクト。」

 

オクト

「そーだな(棒読み)」

 

脚竜はこういう風にちゃんとエールをかけてくれるけど、ぼっちさんは………。

 

ぼっち

「………………よし、オクト。少しはマシになったな。その調子で頼むぞ。」

 

オクト

「はい。」

 

かなり辛辣である。

なんでこんなことをしてるかって?

遡ること20分前


 

オクト

『そういえばなんで俺が盾なんですか?ぼっちさんや脚竜でも出来ると思うんですけど……。』

 

脚竜

『………いやー、それがなオクト、俺は遠距離特化で脆いのよ。んで、兄貴はというとな。』

 

ぼっち

『先手必勝一撃必殺主義だから防御は捨てた。』

 

オクト

『えぇ…………』

 


ということがあったのである。

しかし、こんなことを繰り返しているから、ある程度は流れを覚えれたし、戦いにもそこそこは慣れてきた……………と思いたい。

 

オクト

(ブラック企業ってこんな感じなのかな………。)

 

オクトがふとそんなことを考えてしまうほど、今の環境が酷すぎるのだ。

オクトを盾にぼっち、脚竜が猛攻撃を仕掛け、モンスターを撃破する。

Yunさんたちと別れてからだいたい三日くらいは経っている。

俺達は攻略組に入るつもりだったのでYunさんたちに一緒に攻略組になるかを聞いたら、

 

Yun

『甘えかもしれないけど、ごめん。今は怖くて無理………。けど、必ずどこかで追いつくから。』

 

そう言われて、俺達は改めてここがデスゲームの世界だというのを思い出した。

珍しくぼっちさんも突っかからずに

『生きるためにレベリングくらいはしておけ』と言っただけだった。

ゆくゆくはレベリングをして、少しでも攻略する人たちの手助けになれるようになるために今日も頑張って生きている。

 

ぼっち

「さてと、ドロップ品の確認だ。

それぞれ提出するように。」

 

脚竜&オクト

「「はーい。」」

 

俺達は1日の内の戦闘を多少の休憩を入れながら連続で行っている。

その為、街に帰る直前にこうして必要な素材をまとめたり、要らない素材を売るためにまとめたりしている。

けど最近になってわかったこともある。

 

オクト

「えーと、ノーマルがいっぱい……あ、レア素材だ。うーんと、レア素材が十個ほど………。うん、いつも通りだな。」

 

脚竜

「おっしゃー、今日も激レア素材が大量大量ー!

……ん?こ、これって超絶レアな素材じゃん!!やったぁー!

……チェッ、ノーマルが二、三個かよ……。」

 

ぼっち

「……………クソッ、なんでだ!何で俺だけノーマルばっかりなんだッ!!」

 

このように脚竜が超絶レア素材を少々、激レア素材を大量、レア、ノーマルが少なめに手に入り、オクトが基本的にノーマルだけどレア素材は多めに獲得している。

ぼっちは何故かは分からないがノーマルばっかりというオチである。普段の行いの差かな。

 

ぼっち

「一体なんの違いが………。普段の戦闘スタイルがダメなのか?」

 

脚竜

「いや、兄貴の普段の行いじゃね?」

 

ぼっち

「何を言うか。俺の行いはすべて清く正しいぞ。」

 

オクト

「それはそれで困りますよぼっちさん。」

 

ぼっち

「ちっ………街へ帰るぞお前達。」

 

オクト&脚竜

「「あらほらさっさー。」

 

こうしてぼっちが拗ねるのも定番である。

これでも、お互いの連携をとったり、素材によってはメンバーの誰かの強化に必要になることもあるから必ずしもノーマルばかりが悪いというわけではないのだが、ぼっちのノーマルしか取れないというのは中々に致命的だとは思っている。

そんなことを考えていた矢先、脚竜がふと恐ろしいことを言い始めた。

 

脚竜

「そういえばやっぱりこの世界でもそれなりの犯罪は起きてるんだってさ。」

 

オクト

「ひぇぇぇぇ、俺は対処できないよ脚竜。」

 

ぼっち

「ふん、窃盗なんかしたら俺は地獄の果てまで追い回して捕まえたら少しずつ痛めつけて生きるのが嫌になるようなことしてやる。」

 

脚竜&オクト

((怖ッ!?))

 

そんな事を言いながらいつも通りに何事もなく宿に帰る。

 

 

 

……………事はできなかった。

「~~~ッ!!」

「―――――!!」

 

男性三人に対して女性一人が内容は聞こえないが大声で口喧嘩をしていた。

女性の方は茶髪で少し………いや、もう既に男勝りな感じの雰囲気だった。

だが、明らかに男達の方がけしかけてるようだった。

 

ぼっち

「………オクト、まさかとは思うが助けに行くとか言わないよな?」

 

ぼっちさんに突然そんな事を言われて驚いた。図星だからである。

 

オクト

「な、何でわかったんですか……。」

 

ぼっち

「…………はぁ、俺は人間観察が得意でな、だいたい目とかその辺りを見れば家族の状況だとか、何を考えているかはだいたいわかる。んで、お前はあの女を助けたいと?」

 

オクト

「そ、そりゃそうでしょ!

どう見たってあの女の人がピンチじゃないですか!助けないと!」

 

脚竜

「くっだらねぇな。」

 

ここに来てあまり喋らなかった脚竜が突然口を開いた。そして、オクトにとって一番驚いた事を口にした。

 

脚竜

「お前、そんなしょうもないことであれを助けるのか?

よくできるねぇ。俺にゃ無理だ。だって助けたところで何もないじゃん。」

 

ぼっち

「その通りだ。という訳で却下だ。行くぞ。」

 

そう言って歩いていこうとする二人をオクトは止めた。

 

オクト

「待てよ!それでいいのか!それでも男じゃないのかよ!」

 

脚竜

「………………俺は男だけど、それとこれとは話は別だよね?」

 

ぼっち

「…………あのなオクト、いいことを教えてやる。

俺達はチームだ。チームということは俺達の誰かがミスをしたり、厄介事を抱えてくれば、その残りがそれの尻拭いをしなくちゃいけないんだ。

はっきりと言わせてもらおう、そんな無駄な事をしても迷惑なだけだ。

そして俺達のスタイルはな、『真面目に不真面目』だ。つまり、助ける必要はないわけだ。」

 

オクト

「ぼっちさん、それでも助けなきゃ………。」

 

ぼっち

「………じゃあ何か?アイツを助けて俺達に何かメリットはあるか?無いよな?そんな助ける価値もない奴を助ける必要はない。」

 

オクト

「価値が無くても助けるくらいなら…………」

 

その瞬間、オクトはぼっちにスタン攻撃で殴られ、気絶(スタン)した。薄れゆく意識の中、オクトは何もできない自分をとても悔やんだ。

 

ぼっち

「…………ふん、行くぞ脚竜。」

 

脚竜

「………おう。」

 

メリットの無いことに意味がないと思っている二人はそう言って一人の男を引きずりながら街へ消えた……………………、と思っていた。

 

 

ぼっちと脚竜はその場でムーンウォーク顔負けのバック移動をして、

 

脚竜

「兄貴、やっぱあれ助けよう!」

 

ぼっち

「…………少し気は乗らんが、助けるか。おい、起きろ盾!」

 

オクト

「痛っ!?え?あれ?」

 

脚竜

「ほれ、助けに行くぞオクト。」

 

ぼっち

「………さっさとしろ、このやり取りが無駄な時間だ。」

 

オクト

「…………はい!」

 

三人が団結し、走り出したが、オクトは疑問に思うことがあったので聞くことにした。

 

オクト

「あの、どうして二人ともあんなに嫌がってたのに行くことにしたんですか?」

 

そう聞くとぼっちと脚竜はしばらく顔を見合わせこう言った。

 

脚蛇ブラザーズ

お前ごときにあんなことを言われたのが気に入らなかったから。」

 

オクト

(わぁ……聞くんじゃなかったぁ。)

 

???

「だ・か・ら!あんた達が突っかかってきたんでしょ!」

 

???

「あぁ?!俺達が悪いって言うのか!」

 

???

「それ以外に何があるってのよ!」

 

???

「やるのかこのアマ!」

 

???

「女だからって舐めんな!」

 

今にもお互いに殴りかかりそうな雰囲気に、回りのプレイヤーも冷や汗をかいていた。

もしこのまま続けば必ずどちらかがおっ始めるほど殺伐としている空気だ。

 

だが、その間に小さな少年が割り込んできた。

 

脚竜

「はいはい、ストップストップー。これ以上はやめよーぜ。危ないし、何より危ないし。」

 

オクト

「大丈夫?」

 

???

「え?……まぁ、大丈夫だけど………。」

 

突然のことに男たちや女性プレイヤーも困惑していた。

 

???

「おい!俺達はそいつに用があるんだ!どけ!」

 

我に帰った一人の男が抗議する。が、その目の前に一人の男が現れる。

 

ぼっち

「………どいてもいいぜ。」

 

ぼっち

「ただ、どいてほしけりゃ俺と戦ってからにしようぜ。ちなみに言うとな、お前らごときなら殺すのに十秒もかからねぇぞ?…………って隣のこいつが言ってた。」

 

オクト

「そうだ!一人の女性をよってたかって……男として恥ずかしくないのか!………ん?」

 

脚竜

「そーだそーだ!!てめぇなんざ怖かねぇ!野郎ぶっ殺してやらぁぁ!!………って隣のこいつが言ってた。」

 

オクト

「そうだそうだー!………あれ?!脚竜!!?」

 

脚蛇ブラザーズ

「そう、すなわち俺達はこの男(オクト)とはなんの関係もない一般ピーポーです!!」

 

オクト

「えェェェェェェェェェェェッ!!?」

 

突然身内に売られ、オクトは涙目になる。

 

オクト

「いや、そのなんというかえーっとその…………」

 

もはや混乱しすぎて何を言ってるのか分からなくなっている。

 

ぼっち

「ただ、そういうことはよそでやってほしいものだな。」

 

脚竜

「そーそー、恥ずかしくないのか?そんなみっともないことをしてて。」

 

???

「………ちっ!」

 

そう言って男達は逃げるように街へと戻った。

よほど脚竜のような子供(?)に正論を言われたのが気に障ったのだろう。

 

オクト

「大丈夫?」

 

???

「さっきから言ってるけど私は平気なんだけど………。」

 

脚竜

「おー、無事そうで何よりぢゃ。」

 

???

「…………え?小学生?こんなちっさい子までSAOに囚われてるの!?」

 

オクト&ぼっち

「「あ。」」

 

脚竜(?)

「今………なんつった?」

 

???

「え?だからこんな小学生もこのゲームに囚われているのって…………。」

 

東方脚竜(ひがしかたきゃたつ)(CV小野友樹)

「俺の見た目が幼稚園児並だとコラァッ!!」

 

???

「うおっ?!い、いきなり大声出さないでよ!ていうかそこまでいってない!」

 

脚竜

「てめぇの目は節穴かぁぁぁっ!!これでもれっきとした中学生じゃボケェェェェェェェェェ!!!」

 

???

「え、中学生!!?こんなにちっさいのに?」

 

脚竜

「小さい言うなぶっ飛ばすぞ!!

第一にテメェについては本当に女かどうか怪しいわ!

絶対に中身ゴリラだろおまえ!!」

 

???

「なんですってぇー!!これでもれっきとした乙女よ!」

 

ぼっち

「ドードードー。」

 

オクト

「あの、ごめんなさい。こいつ、身長の事を言われると人格が豹変するんです………。」

 

何故かは分からないが脚竜は身長の事を言われるとかなりキレる。

前身長についてからかったらおもいっきり急所を蹴られた事もある。

俺自身はそこまで気にしないんだけどな……。

 

ぼっち

「………まぁ、話を変えるぞ女。

助けてやったんだ、なにか見返りはあるだろうな?」

 

???

「う…………。い、今手持ちが無いのよね………。」

 

オクト

(こんな時でもこの人はそれしか考えないのか………。)

 

俺はぼっちさんのそういう部分が苦手である。

この人はどうして価値がないの一言で人を切り捨てられるんだろう………。

 

ぼっち

「はぁ………だから時間の無駄だってのに……。」

 

オクト

「ぼっちさん!時間の無駄じゃ………」

 

ぼっち

Shut Up(黙ってろ)。まぁ、俺のやること見てろって。」

 

ぼっちはそう言って女性に近寄り、

 

ぼっち

「んじゃ、とりあえずお前、名前を言え。」

 

リズベット

「え?……えと、リズベットだけど………。」

 

ぼっち

「そうか、リズベットか。…………ふむふむ、なるほど。」

 

ぼっちはリズベットさんを上から下まであらゆるところを見ながら何かぶつぶつと呟いている。

 

リズベット

「な、何よジロジロと………。

それにさっきから何ぶつぶつ言ってんのよ………。」

 

ぼっちは少し考えた後、リズベットという女性を見てこういった。

 

ぼっち

「………うん、お前のサブ職業が鍛治屋志望、戦闘の時のジョブは基本がタンク、お前のメイン武器は片手棍だ。

さらに鍛冶屋になるために武器の目利きなどの練習をしている。

どうだ?図星だろう?」

 

リズベット

「な、何でアンタがそれを………。」

 

ぼっち

「見た目、そんで目付きだ。だいたいそれで分かる。

というわけだ、俺の名前はぼっち。

…………ほら、お前らも名乗れ。」

 

脚竜

「おっす、オラきゃた………いって!」

 

ぼっち

「真面目にやれ愚弟。」

 

脚竜

「へいへい……。ったくめんどくさいなぁ……。」

 

ぼっち

「あ?」

 

脚竜

「ごめん、ごめん。ったくよぉ……オッホン、俺の名前は脚竜。

よろしくな!」

 

リズベット

「よ、よろしく。」

 

オクト

「えーと、俺の名前はオクト。よ、よろしくお願いしますリズベットさん。」

 

リズベット

「う、うん。」

 

ぼっち

「よし、というわけだリズベット。

君にはいずれ俺達に武器もしくは防具をつくってもらいたい。

助けた礼としては妥当なところだろう?」

 

リズベット

「え!?まだ私鍛冶スキル鍛えてないのに!?」

 

ぼっち

「おっと焦るな、あくまでこの先お互いに生きていればの話だ。

リズベット、お前はいずれ鍛冶スキルの練度が上がり、様々な武器が作れるようになるはずだ。

だからこそ、俺はそういう風に言っている。

そして専属とまではいかないが、俺達があんたの常連客になろう。

無論金や素材も必要ならば出そう。

そして今のうちに一定の顧客を確保するのも悪くはないはずだ。

どうだ?お互いにWin-Winだろう?」

 

リズベット

「確かに…………今顧客を確保しておいても悪くはないかも……。その話乗ったわ。」

 

ぼっち

「ふ、ありがとう。では、契約書を………といきたいところだが、あいにくこの世界には紙がない。どうしたらいいのやら………。」

 

オクト

「あ、メールとかならどうですかぼっちさん。」

 

ぼっち

「いい考えだ。そうさせてもらおう。」

 

その瞬間、オクトは見てしまった。

ぼっちがあの時と同じような邪悪な笑みを浮かべていることに。

 

オクト

「ちょ、ちょっと待ってリズベットさん!」

 

リズベット

「え、なによ?」

 

オクト

『あ、あの、あまり大声では言えないんですけど……、あのぼっちさんの笑顔に騙されちゃいけないですよ!』ヒソヒソ

 

リズベット

『え?どういうことよそれ?』ヒソヒソ

 

ぼっち

「どうした、契約内容に不満でもあるのか?」

 

リズベット

「あー、特には問題ないわ。…………アンタの言ってることは本当なの、オクト?」

 

オクト

『大マジです、俺はあの笑顔に騙されましたから………。』ヒソヒソ

 

ぼっち

「ふむ、では改めて契約内容を読み上げるか。

『我々アインクラッド攻略し隊のメンバーは鍛冶屋リズベットの第一顧客になることをここに誓う。』………これでいいか?なんなら脚竜にも読ませよう。」

 

脚竜

「んじゃ………えー、『鍛冶師リズベットは攻略し隊の所有物として武具の制作に励んでもらうことを誓わせます』っと。こんな感じ?アデッ!」ビシッ

 

ぼっち

「バカ者、そんな事を書くわけがないだろう?」

(まぁそっちが本音だがな。)ボソッ

 

オクト

『ね?見たでしょ?』ヒソヒソ

 

リズベット

『………危な。』

 

脚竜

「あ、そうそう。リズベットさん。ちょっと耳貸してくれるか?」

 

リズベット

「いいけど?どうしたの?」

 

脚竜

「実は、俺ガチギレした時の記憶がなくてさ、何かひどい事言ってないかなって。」

 

リズベット

「それならしーっかりと聞いたわよ。」

 

脚竜

「やっぱりかぁ……。」

 

ぼっち

「あぁ、それこそ『お前の胸なんてしょせん飾りなんだろうがボケェェェェェェェェェェェッ!』とか言ってたぞ。」

 

オクト

「あらぬことを吹き込むんじゃねぇ詐欺師!」ゴンッ

 

ぼっち

「いった………、ただのジョークなのに………。」

 

脚竜

「まぁでも最初の方は本気でメスゴリラかと思ったから………いってぇ!!」ゴンッ

 

オクト

「お前は女の人になんて事言ってんだ!」

 

リズベット

「……アンタら見てて面白いわねぇ。よし!アタシだってアンタらに助けられたんだし、やるなら最高級の武具を作ってやろうじゃないの!」

 

脚竜

「おー!オクトより頼もしいぜリズベット!」

 

ぼっち

「ふ、どこぞの虫ごときにビビる使い勝手の悪い盾よりかは頼りになるな。」

 

オクト

「おめーら誰がヘイト管理とHP管理してると思ってんだ。」

 

ぼっち

「まぁ、そういうことだ。俺達はこの辺りで失礼しよう。またいつかな、リズベット。」

 

脚竜

「おー!じゃあなー鍛治屋娘ー!」

 

リズベット

「鍛治屋娘じゃなくてリズベットよ!!……ったく。」

 

オクト

「………あ、それじゃ俺もこの辺で。」

 

リズベット

「あ、ちょい待ち。」

 

オクト

「………え?」

 

リズベット

「さっきはありがと、一応お礼くらいは言っておこうと思ってね。」

 

オクト

「い、いや、俺は何も………。」

 

リズベット

「さっきの小さい子供(?)……いや、脚竜だったかしら?まぁ、その子が言ってたのよ。あんたが私を助けることを提案したって。」

 

オクト

「いや、でも実際に追い払ったのは………。」

 

リズベット

「重要なのはそこじゃなくて動こうと思ったことよ。

それじゃ、生きてたらまた会お!それまでに私も強くなってやるからね!」

 

オクト

「…………はい!リズベットさん!」

 

リズベット

「呼び捨てでいいわよ呼び捨てで……。」

 

オクト

「いや……これはなんというか性分で………。」

 

リズベット

「あー、それならそれでいいんじゃない?なんかあんたはそれっぽいし。」

 

オクト

「あ、あはは……。」

 

ぼっち

「おい盾!置いていくぞ!」

 

オクト

「あ、本当に行かなきゃ……。それじゃ!」

 

リズベット

「ん、またねー!」

 

 

少しだけ、俺はなにか良いことをした気がする。俺は守れるものは守りたい。

おこがましいかもしれないけど、俺はリズベットさんの笑顔を守ってあげたいと思った。

 

脚竜

「おーおー、お熱い事でwww」

 

そんな事を考えていたら脚竜がものすごく腹立つニヤニヤ顔でそんな事を言ってきた。

 

オクト

「バッ……そんなんじゃないよ!」

 

ぼっち

「顔がニヤついてんぞ気持ち悪い。」

 

オクト

「ぼっちさんまで!」

 

俺達はこうして、また攻略の為に前進をしていくんだろうな………。

リズベットさんが作る武器も使ってみたいし………。

その為にも今は強くならなきゃ!

 

オクト

「よし!今日も頑張る!」

 

「おー、気合い入れるのはいいんだけどよ。

明日にしようぜ。」

 

脚竜が窓を解放すると、そこには無数の星が空に浮かび綺麗で真っ黒な空が広がっていた。

 

脚竜

「………今、夜だし。」

 

オクト

「……………寝よう。」

 

脚蛇ブラザーズ

「「大賛成。」」

 

まぁ、この気合が空回りにならないようにしなくちゃな。




次回予告(?)攻略し隊の会議!

脚竜
「いやー、リズベットすごかったねぇ。」

ぼっち
「あぁ、あれは将来いい鍛冶屋になる。
そして、オクトが気持ち悪い笑みを浮かべるんだろうな。」

脚竜
「激しく同意見!」

オクト
「お前ら大概にしねぇとマジで盾やめるからな。」

脚竜
「おうふ、それは困るぜ。」

ぼっち
「………ちっ。」

オクト
「まぁ、それはともかくこの始まりの街に情報屋がいるらしいですよ。
もうそろそろこの一層を攻略しにいく人もいるだろうしこの際に情報収集するのはどうでしょうか?」

ぼっち
「ふむ、確かにそうだな。んじゃ、野郎共行くぞ。」

オクト&脚竜
「「あらほらさっさー。」」

次回、『第五話~情報収集~』

脚竜
「次回もサービスサービs………」

ぼっち
「言わせねぇよ!」ゴンッ
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