FGOの世界に転生して、Aチームに所属したら異星の神に選ばれてしまった件について 作:ハセカズ
色々と考えた結果、if話はここに載せることにしました。
ただ、後ろに持ってくるとかはやらないのでしおりのことは心配しなくていいです。
IFは今回ともう一話分載せます。
今回投稿するifは新しい奴です。キリシュタリアが経験したクリプター皆を生き返らせる為の代償を主人公が払ったらというイフです。
次回投稿するifは前の奴をまた再投稿する形になると思います。
もしかしたらキリシュタリア‥‥お前とオレの立場は逆だったかもしれねェ……
え?転生先がFGOの世界?
しかも異星の神が与える試練をクリアしてクリプタ―を生き返らせることが条件?
は、はあ“ぁぁあああ!!?
無理に決まってるんだろ!?
原作だと「世界を救う程の苦痛」を伴うとかいう描写があったんだぞ!?
そんなもの俺に支払えるわけ‥‥え?もし生き返らせられなかったら死?
‥‥転生特典は?
主人公補正能力を授ける?アニメや漫画みたいな?
だから安心しろって?
‥‥‥‥ちょ、ちょちょちょ待ってください!神サマ!確かに主人公補正が付くならクリア自体は出来るかもしれないけど、それでもとてつもない苦労をすることには変わり有りませんよね!?
だって、主人公は必ず最後には勝つ存在でも楽に勝つという事は絶対にない存在ですから!
あ、行かないでぇぇぇええええ!!神サマァァァァ‥‥
Ver カドック
前世のお母さま。お元気でしょうか?
現在僕は異世界転生というものを経験して幸せな毎日を送っています。
可愛い女の子のハーレムを築き無双しまくって夢のような生活を‥‥
「おい、何をボーとしてる!ワイバーンの大軍が来ている!」
遅れたらよかったんですが、現実はそう甘くないようです。
皆を生き返させるための代償がまさかの対象クリプタ―と2人で人理修復の旅を乗り越えるというもの。
いや、冗談じゃないんですけど?早い話が人理修復を7回やれってことだろ?
最低でも49回以上レイシフトの冒険をさせられるという事。
ふざけんな!俺が一体何をしたというんだ‥‥?
しかもそれを何とか成し遂げたとしても得られる報酬が実質皆無というね。
だってこれをやってもクリプタ―の皆が生き返るだけで俺本人には何にもないもん。
冗談じゃないぞ!?ブラック企業でももう少しマシな報酬を出すわ。
しかも、ここはシミュレーションの世界だから聖杯手に入れても現実に持っていけないし。
くそぉおおおくそぉおおお!
そもそも‥‥俺はクリプタ―だから仮にこれを何とかしても今度はカルデアとの戦いが待っている。悪夢だぁぁぁぁ悪夢だぁぁぁ。
「くそっ‥‥サーヴァントを1騎倒した直後で魔力もすっからかんだってのに‥‥!」
ソレはこっちの台詞なんだよ!カドック!お前は人理修復を1回成し遂げるだけでいいのかもしれないけどな。俺はその7倍以上の旅をしないと駄目なんだよ!
どうしてこうなったんだ。
こういうのってもっとハーレム作れたり無双とかできたりするものじゃないの‥‥?
せめて、可愛いサーヴァントとイチャコラできれば‥‥ジャンヌ様ぁ。僕を慰めて下さい。
この特異点でジャンヌを初めて見た時は、あまりの衝撃に運命を感じてしまいましたね。
一目惚れしました。何とかジャンヌと良い感じになれないかな‥‥
「おい。いつまでボーとしてるんだ。現実を見ろ!あの空を覆いつくすワイバーンの群れが見えないのか!」
「うるさい!少しぐらい妄想したっていいだろ!お前だってジャンヌの胸をチラチラ見ていた癖に!」
「なっ‥‥お前じゃあるまいしそんなことするか!というか何の話をしているんだ!!?」
うるさいなぁ‥‥もはや俺にはジャンヌ様以外に癒しが無いんだよ!
「はぁ‥‥いいか?人類の相続は僕とお前にかかっている。僕達が成し遂げないといけないんだ。僕はやるぞ。やってやるぞ!」
‥‥何か無駄に暑いキャラになったな。
あーもう。やるしかないのか。やらなかったら、俺は死んじゃうし。
でも出来るだけ楽したいし、面倒なとこは全部カドックに投げるか。
というわけで頼んだぜ、カドック。人類の全ては君に任せた。
封鎖終局四海:オケアノスにて
「■■■■■■■■■■──ッ!!」
「ぐあっ…!!あっ‥‥(ドサッ」
カドックがヘラクレスに引き裂かれた。
は?いや、ちょっと、え?
はぁぁぁぁあああああ!!?
何やってんだぁ!!?何殺されてるんだ!!何勝手に死んでんだぁ!!!
お前を生き返らせるための旅なのに何で当人が真っ先に落ちるんだよ?
これからの旅を俺一人でやれってか?冗談じゃないぞ!?
俺を一人にするなぁぁぁ!
「■■■■■■■■■■──ッ!!」
だが、そんなことを考える暇もなく、ヘラクレスが突っ込んでくる。
くそおおおおお。
・・・・・・・・・・・・・・
Ver オフェリア
カドックが死んだあと何とか、人理修復の旅を成し遂げた。
これも転生特典の補正能力のおかげかね?
大変でしたよ‥‥彼が居なくなってからの旅は。
特にバビロニアとキャメロットは。大変でしたよ。
もう一回言うね?大変でしたよ。
「何をブツブツ呟いているのですか?私達は人理修復を任されたただ二人のマスターなのです。しっかりしてください」
「え?あ、はい」
今度はオフェリアとの旅。まじで7回もやらされるの?あの、クソ大変な旅を?
ほんと、何でこんなことに‥‥一応、最初の内はさ。オフェリアとの旅は楽しみでもあった。
というのもさ、原作だとオフェリアはキリシュタリアが皆を生き返らせるところを見て、何かキリシュタリアに対して様付けになったじゃん?
今回はその役目を俺が果たしているわけで‥‥早い話がオフェリアが俺に対して惚れる可能性があるわけですよ。だから、この旅で得られる唯一の報酬だと思っていた。
思っていたのに!!?
「ヴォ―ダイム‥‥‥‥」
もう、何度も何度も「ヴォ―ダイム」と呟いている。
どう考えてもこれ、キリシュタリアに惚れてるよね?つまりオフェリアは助けられる前からキリシュタリアに惚れているということ。
ああああ‥‥俺の唯一の楽しみがぁぁ。
もうジャンヌ様来いとか贅沢言いませんからァ。この際ヤンデレでも構わないから僕に癒しをくれぇぇ。
俺が今まで召喚したサーヴァントも男か、子持ちとか既婚者とかそんなんばっかなんですよ。今まで召喚したサーヴァントでご褒美といえそうなのがアストルフォとジャックだけってどういうことさ?ロリコンかホモに目覚めろってか?
仕方がない。こうなったら、切り替えよう。幸いにもオフェリアの魔眼はかなり強力なのでカドックみたいに無様にやられたりしないだろう。
ほんっとカドックときたら使えないんだから!序盤で死ぬとは何事だ?
「行きますよ。私達はこの時の為にカルデアに招かれた。その責務を果たしましょう」
あら、イケメン。流石です!オフェリアさん!その調子で人理修復の旅なんてサッと片付けてください!
封鎖終局四海:オケアノスにて
「■■■■■■■■■■──ッ!!」
「ぐっ!!?ヴォ―ダイ‥‥ム(ドサッ」
またかよっ!!?
またヘラクレスに殺された。
さりげなくこの特異点の情報とかヘラクレスの事とかを注意していたのにぃ!
全く意味が無かった。強すぎんだろあの筋肉ダルマ!
また一人かよ!!
おのれ‥‥おのれっ‥‥!!
おのれぇええええ!!
・・・・・・・・・・・・・・
Ver ヒナコ
第一特異点にて
「■■■■■■■■■■──ッ!!」
「ぐぁっ!!項羽‥‥さまっ‥‥(ドサッ」
イア゛ァア゛ア゛ア゛ア゛ア゛――――――――!!!!!!!!!!
特異点がァ!!特異点の順番が変わってるぅ!!!
またヘラクレスに殺されたぁぁぁ!まただ!またまたまただぁ!!
あー許さん!!ヘラクレスヘラクレスクソクレス!!
ヒナコ!!お前、始祖なんだろ?魔力無限なんだろ!?
なのに何、一番早く死んでるんだぁぁぁぁ。
今回の人理修復は原作とはレイシフトの順番が変わって、オケアノスが最初に発生。
そして元々人間嫌いのヒナコとコミュ障の僕。
ヒナコとは終始無言の何も話さないままヘラクレスに瞬殺された。第1特異点でね。
くそおぉぉ‥‥!一番早く死にやがって!
誰のための旅だと思っているんだ!?
せめて、死ぬ前におっぱいの一つや二つ‥‥いやあぁぁぁぁ!!!??
ヒナコのおっぱいがヘラクレスに引き裂かれたぁ!!?ヒナコっぱいがぁぁぁ!
・・・・・・・・・・・・・・
Ver ペペロンチーノ
「早く終われ早く終われ早く終われ‥‥」
「ねえ、さっきからずっと独り言を呟いているけど大丈夫なの?少し休んだ方がいいんじゃない?ちょうど座れそうなところがあるし、あそこで休憩しましょ」
うぅ‥‥ありがとうございます。ペペロンチーノの優しさが身に染みるよ。
もう何回レイシフトしたのかも覚えてないぐらいの旅に出させられている。
しかも、クリプタ―の皆様方は何故かヘラクレスに殺されるし。
事前にヘラクレスが出ることとかヘラクレスの能力とかを不自然が無い範囲で教えてもお構いなしに殺される。
しかも、今居る特異点がそのオケアノス何ですよ‥‥また、一人で人理修復やんなきゃいけないの?ペペロンチーノさんには期待していいんですかね?
「命蓮寺。それが私の本名よ。今度からはそう呼んでちょうだい」
「は‥‥?」
え?急に何?
「貴方には本名で呼んで欲しい。そんなことになっている貴方へのせめてもの敬意としてね」
‥‥は?何で気が付いて‥‥え?
「ふふ‥‥予想通りの反応ありがと。私は他人の心を読む他人心を体得してるの。私の場合、色が分かる程度だけど‥‥アナタくらい複雑な色彩になるとどうしたって、事情がみえてくるものよ」
何だそれ?そんな能力、原作でなかったと思うですけど?
「それが無くてもあなたがずーっとぶつぶつ言ってる独り言を聞けば何となく察しが付くわ。
‥‥ホント、神様って残酷。私達、助けられてばっかりで」
ホントだよ!君達がヘラクレスに殺されるばっかりに、どんな苦労をさせられたと思っているんだ!しかも無報酬。もう本当に早く終わってください。
「‥‥‥‥貴方のことだからきっと私達に思いっきり恩を着せようとするのでしょうけど」
いや、当たり前だろ?
一体どれだけ苦労させられたと思っている。もう一生奉仕してもらってもいいくらいだと良いと思う。
と思ってるとペペロンチーノが割と真面目そうな顔をして
「────いいわ。やりたい放題すればいい。好きなだけ私達相手にふんぞり返りなさい。貴方にはその資格がある。だからこそあなたには私の名前を知って欲しいの。その名前で呼ばれれば本当の私も理解するわ。」
‥‥‥‥ぺぺさん。なんて、良い人なんだ‥‥。泣けて来るぜ‥‥!
クリプター内でトップクラスの良い人だと思っていたけど、その通りだったよ。あんた輝いてるよ。
「恐らく私は最後まで貴方の力になる事は出来ない。
‥‥アナタの表情から察するにこの特異点が鬼門なんでしょ。だから私も全力を出す。
少しでもあなたの助けにならせてもらうわ。」
良い人な上に察し迄いいなんて。い、いけるぞ!
何かいけないフラグを立ててるような気がするけどこの人と一緒ならきっと人理修復を乗り越えられるに違いない‥‥!俺は今、得難い友という奴を得たのかもしれない。
ぺぺと一緒ならきっと何も怖くなんてない!
うおおおおおお!!行くぞォ!ヘラクレス!!!!!
数時間後
「───────■■■■■■■■■■!!」
「ぐっ‥‥!!ごめんなさい。ここまでの‥‥ようね(ドサッ」
‥‥‥‥‥早々にフラグ回収してんじゃないよ!?このオカマァァ!!!!
返せ!ついさっきでらしくもない友情を感じていた俺の感動を返せぇぇぇ!!!!
また、一人で攻略だと!?ふざけるなぁ!所詮お前も口先だけの男だったかぁ!!
おのれ───おのれっ!!ヘラクレス!ロリコン筋肉ダルマの分際で3度ならず4度までも!今すぐ嬲り殺してお前の大事なイリヤも八つ裂きにしてくれる!!
・・・・・・・・・・・・・・
Ver ベリル
「ヘラクレス殺す‥‥ヘラクレス殺す‥‥(ブツブツ」
「おいおい、大丈夫か?視線だけで相手を殺せそうな表情してるぞ?」
何だよ、ベリル。俺は今ヘラクレスをどうやって殺すかをシミュレーションしてるんだ。邪魔しないでくれないかな?あの筋肉ダルマ‥‥
「それにしても、お前さんもそんな顔が出来たんだな。ヤー、頼もしい限りだよ!アンタもそう思わないか。騎士王様?」
「‥‥なあ、マスタ―。こいつさっきからずっと一人でブツブツ呟いているけど大丈夫なのか?」
「ま、気持ちは分かるけどなぁ。なんせ俺達に人類の未来が掛かっている。俺もチームが全滅したって知ったときは愕然としたからな。残るマスターが俺達2人だけだと戦力面には多少の不安が残る」
「おいおい、何だ?オレの実力を疑っているのか、マスター?」
「はは、悪い悪い。アンタの事は頼りにしているよ。まさか、俺が円卓の騎士様の1人を召喚できるとは思わなかったからな。それも反逆の騎士のアンタをな」
何かベリルとベリルのサーヴァントであるモードレッドが、話しているみたいだけどどうでもいい。今はヘラクレスをどう凌ぐかが問題なんだ。
現在の特異点はオケアノス。今度こそ‥‥今度こそヘラクレスをクリプタ―の犠牲抜きで倒してくれる!そして俺に休日を!
「───『
「───────■■■■■■■■■■!!」
モードレッドの宝具を受けてヘラクレスが消滅した。
既にヘラクレスの残りの命が数個というところまで追い詰めてからの宝具だ。
これは‥‥やったか?
‥‥‥‥‥う、うおおおおおおお!やった、やりましたよ!ついにやったんですよ!
遂に犠牲者を出さずに、ヘラクレスを倒しました。
ハハハハハ!よくやったぞ、ベリル!素晴らしい!
これで、少しは安息を得ることが出来る。
と思った直後。爆音が鳴り響いた。
「ぐっ‥‥!?まじか‥‥(ドサッ」
「マスター!?」
‥‥何かベリルのお腹にトンネルが開通したんですけど。は?
ベリルの後ろにはメディアリリィが佇んでいる。
「‥‥まさか、ヘラクレスを倒すとは。ですが、ヘラクレスばかりに意識がいって私が魔術で気配を隠して近づいていたことには気が付かなかったようですね?」
ふ‥‥ふふふふふふふふふ。
初めてですよ。この私をここまでコケにしてくれたお馬鹿さんは。
ゆ‥‥許さん。絶対に許さんぞ!どうせ無かったことになる世界だ。
犯してからじわじわと嬲り殺しにしてくれる!
・・・・・・・・・・・・・・
Ver キリシュタリア
「‥‥とこんな具合であっているだろうか?君が現在置かれている状況は?あ、君の表情を見れば大体分かるので言わなくても結構だ」
「前々から君がずっとブツブツ呟いているのを聞いてある程度は察していた。最初の内は人理修復というプレッシャーで少々、アレになってしまったと思ったのだが‥‥やはりそうか。どうやら君には返せぬ恩を受けてしまったようだね。」
「君と共に
「さて、そろそろお別れだ。何かあれば元の世界の私に遠慮なく頼るといい。恐らく君のことだろうから遠慮なく恩を着せようとするのだろうが、私も今回のことを知れば君の力になろうとするはずだ。
君は少々、危なげなところがあるからね。あ、あと君は寝癖が酷い時があるから気を付けた方が良い。それに肉ばかりじゃなくてちゃんと野菜もとるように。身体に悪いからね。
それから夜更かしもほどほどにしないと‥‥‥」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
それからしばらくして。
大きなテーブルを囲むようにして、クリプターが一堂に会していた。
だが、その中で異様な雰囲気を纏う男が1人。この世の地獄でも見てきたかのように目が濁り切っていた。
「カルデア殺ス‥‥カルデア殺ス‥‥」
目をギラつかせながらブツブツと何かを呟いている。
しかも、その内容が「カルデアを潰せば開放される」、「人間爆弾を仕掛けて‥‥」、「家族を魔術か何かで再現して特攻させて‥‥」など控えめに言ってアレな内容のものばかりだ。
コフィンから目覚めてからのその急な豹変ぶりに一同が困惑していた。
「おいおい、どうしたんだよ。爆発で頭のネジも一緒に吹き飛んだのか?」
「ちょっと、ベリル。そんな言い方ないでしょ!これから先の事を考えれば、プレッシャーを感じても無理はないわ」
ベリルの言葉からオフェリアが擁護する。
彼女は一部始終を見ていたため、全てを理解している。
その為か、彼に対する態度も以前とはだいぶ違うものになっていた。
一応、ペペロンチーノとキリシュタリアも何となく察してはいるが、それ以外の者からしてみればコフィンから目覚めたら別人になっていたかのようにしか見えない。
そして会議終了後、彼は自身の担当世界。日本異聞帯にて自身のサーヴァントであるセイバーと共にカルデアを迎え撃つだけの準備をしていた。
元の性格に比べて卑劣度が数倍にもなった彼は文字通りどんな外法でも使う。
この世界は元々、キリシュタリアの次に強力な世界とされており、そこに彼の考えた語るのもおぞましい策の数々が合わされば攻略不能の難易度になる。
とはいえ、その様子を見ていた神達は若干引いているようだが。
だがそれでも、この世界の5柱の神と彼の卑劣な作戦は間違いなくカルデアにとって最悪の敵となるだろう。
異聞深度_A+ Lostbelt No.8
新たな神の降誕日
BC.0660 始源神界領域 ■■■