FGOの世界に転生して、Aチームに所属したら異星の神に選ばれてしまった件について   作:ハセカズ

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予告通りイフを載せます。

内容自体は以前投稿した奴と同じですが、2つ目のイフは修正をそれなりに加えたのでよろしければ見てください。


IF2 主人公が原作知識の事をパンゲアに話したら&もし最初から主人公に特典が付いていたら

IF もし主人公が原作知識の事をパンゲアに話したら。

 

*時間軸は第2章第3部あたりです。

 

 

現在カルデアは北欧異聞帯を突破した。次はノウム・カルデアに向かうのかな?たしか原作だとこの後の会議でコヤンスカヤがカルデアを抹殺することになるんだよな。

‥‥そういえば俺は原作知識の事を誰にも話していない。

 

エフィアスは今まであたかも俺が未来のこと知っているかのようなこと言っても全部信じてくれたし、エフィアスには話しておいた方が良いかな。よし、早速話すか。

 

「エフィアスいる?」

 

俺が呼ぶとすぐにエフィアスが来てくれた。

 

「うん、いる。どうしたの?」

 

「あのさ、実は…‥‥‥‥」

 

俺は原作知識の事をエフィアスに話した。まったく驚いていない。

いや、ちょっとは驚きなよ?

マスターが異世界人でこの世界がゲームの世界で‥‥割と衝撃の事実だと思うけど。

 

「‥‥というわけなんだけど。信じてくれる?」

 

「うん、信じる。でもマスタ―‥‥それならカルデアを排除しに行くべき。」

 

「え?いや、まだ大令呪も集まっていないし、カルデア側を倒すのは他のクリプタ―が倒されてからでもいいと思うけど。」

 

「すでに大令呪はマスターの分を含めて3つ集まっている。数が少ないから時間は掛かるかもしれないけど、それで十分異星の神の事を探ることもできる。

‥‥私は、異星の神よりも藤丸立香の方が脅威だと思う。それにマスターが今カルデアを見逃しているこの状況自体が彼の力で引き起こされている可能性もある。」

 

 

「そう言われれば確かに‥‥‥でもな。」

 

この後俺はエフィアスさんになんやかんやで説得されて、カルデアをすぐに始末する方面で行くことに決めた。あそこまで必死というか焦っているエフィアス初めて見たわ。

やっぱり原作主人公はエフィアス様にも脅威に見えるのかね。

次のクリプタ―会議でカルデアをこちらで始末する趣旨を皆に伝えるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリプタ―会議にて

 

 

 

「‥‥はい。かくしてスカサハ=スカディは敗れ、北欧の異聞帯は敗れ去りました。残念ながら、オフェリアさんは帰らぬ人となったのです‥‥よよよ。」

 

「・・・・・・見え透いた演技はやめて、コヤンスカヤ。今は、カルデアへの苛立ちよりも、貴方への嫌悪が遙かに上回るだけよ。」

 

「きゃー、バレバレとか恥ずかし――い!これでも同胞を失った皆さんに気を遣って、リップサービスならぬクライサービスをしたんダゾ☆」

 

相変わらず人煽るのがうまいコヤンスカヤ。

ヒナコとコヤンスカヤの口喧嘩始まっちゃった。

そこをぺぺロンチーノが仲介してヒナコがそのまま退席した。

 

「おいおい、ホントに退席しちまったぞ芥の奴! チームワークとかどうなってんだろうな、俺たち!」

 

「まあ、彼処でコヤンスカヤが挑発していなかったら、怒りがカドックに向いて面倒くさいことになっていたと思うけど」

 

「…実際反論できない立場だが。」

 

「あー、それな。俺もそこは流せねぇなぁロシアが落ちてカドックは生還した。それはいい、喜ぶべきだ。仲間の命だからな。―――でもさあ。なんで生きてるんだカドック?

アナスタシアは、カルデアの仇敵だ。そんな男が無傷で生還するとか、おかしいだろ? なあ。連中はそこまでお人好しなのかい? それとも――いまさらあっちに寝返ろう、なんて考えてないよなぁ、カドック・ゼムルプス?」

 

眼鏡光ってるんですけど。まあ、ベリルの疑問も当然か。

 

「は。あんたらしい厭らしさだ。逆に安心するよベリル。僕が寝返ったら、今頃、ボーダーの中で不味い囚人飯でも食べているさ。利用価値がない奴を引き抜くほど連中に余裕はない。僕は負け犬として無視されて、ここまで逃げ延びただけの敗北者だよ。」

 

その後も会議が続いていき‥‥‥現在ベリルがカルデアをこれ以上見過ごすことは出来ないからコヤンスカヤに暗殺を依頼しようとしている。ここだな。

 

「ああ、そのことなんだけど‥‥その役こっちで引き受けるよ」

 

「っ‥‥‥!」

 

「へえ‥‥お前さんにしては珍しくやる気じゃないか?でも手段はあるか?カルデアが現在いるのは彷徨海。異星の神にも手を出せなかった場所だぜ?」

 

「大丈夫だよ。うちのサーヴァントなら問題ない」

 

エフィアスならなんとかしてくれるやろ。たぶん。

というかこれで無理だったら俺が大恥かくことになりますね。

 

「自信満々だな!日本の異聞帯には随分と強力なサーヴァントがいるみたいじゃないか。どうだカドック?お前から見て日本の異聞帯の感想は?」

 

「そうだな‥‥あまりここの異聞帯について語るつもりはないが‥‥確かに彷徨海にいるカルデアを抹殺しに行けると言われても疑いはないな」

 

「あら、べた褒めねカドック。あなたがそこまで言い切るだなんて珍しいじゃないの。」

 

「ふむ、君がやる気を出すのも珍しい。そこまで言うなら、任せよう。コヤンスカヤ。

済まないが今回は、辞退してもらっても構わないだろうか。」

 

「ええ別に構いませんよ。私の取れる手段は一回限りですからね。そちらでやってくれるというのであればお任せしますわ」

 

というわけでカルデアの抹殺は、僕に任せてもらえることになりました。まあ、コヤンスカヤは俺の異聞帯の事を知っているし当然か。

 

 

 

 

そして‥‥

 

 

 

 

Sideカルデア

 

 

彷徨海に来てから2週間ほどたった。現在は管制室に集まって、今後の作戦を話し合っている。

 

 

「異聞帯は人類史そのものから切り捨てられた、“これ以上は意味がない”行き止まりの歴史です。例えばロシア異聞帯。A.D.1570年ごろから分岐し、そして打ち切られた世界。いま地球上に存在する異聞帯は切り捨てられた時代から現代まで続いてるようなもののようですね。」

 

 

「異聞帯は古いほど強くなるではありません。異聞帯の強さ、危険度は汎人類史からどれほど逸脱してしまっているかで測ります。それを『異聞深度』といい、高ければ高いほど、その異聞帯は汎人類史を否定する人理ということです。」

 

「…じゃあ、今までの‥‥っ!?」

 

藤丸が言えたのは、そこまでだった。突如として視界を埋め尽くすほどの極光が部屋を覆ったからだ。そして‥‥‥‥その光が消えた頃に残ったものは何も無かった。

 

 

カルデアは、この日完全にその存在を抹消された。

 

 

 

*カルデアバットエンドになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

IF もし最初から主人公に特典が付いていたら。

 

 

FGOの世界に転生してしまいました。はい。中々ハードな世界に飛ばされたな。

まあ、そんなに悲観しているという訳ではない。転生特典はちゃんともらっていますし。

パンゲアという名前の空色もとい水色の髪に赤色の眼の女の子。

 

その娘の見た目がどう考えても13歳くらいの少女にしか見えないけどまさか神様、俺のことをロリコンだと勘違いしていませんよね?

まあ、話を聞くに相当なチート能力があるし気にする必要はないか。

 

とんでも能力があるっぽいし、ゲーティアの人理滅却からも逃れることもできる‥‥はず。というか出来なかったら地獄を見ることになる。

 

お願いしますよ、パンゲアさん。私の命は貴方に掛かっていますから。

いや、ほんとマジで。FGOなどというThe・危険世界における私の命綱は貴方だけですからね?大丈夫だよね?

 

「大丈夫。マスターは私が守る」

 

やだ、イケメン‥‥。その調子で僕のことを守ってくださいパンゲア様ぁぁ!

 

え、カルデアに協力するつもりはないのかって?

あるわけないでしょ。

転生特典があるから俺Tueeee!とかで、わざわざ人理修復などという旅に出るなどというバカなことはしない。

 

勝てるやつは強いから勝つんじゃない。負けないと確信を以て戦うからこそ勝つんだ。

つまり、より安全で確実性が高い道を選ぶ者が勝ち組なのだ。

歩むべきは勝者の道!!

 

そりゃあさ、可愛いサーヴァント達と触れ合えるの機会を逃すのは惜しいが‥‥リスクが高すぎる。

 

確かにパンゲアは強いのかもしれないが、ゲーティアやティアマトとかに対して圧倒出来るという保証がどこにもない。つまり状況次第じゃ普通にやられる可能性があるかもしれない。しかもFGOの第2部第5章からは俺も原作知識を知らない。

敵の戦力が不明なまま戦うことなんてこと出来るわけがない。

 

僕は危険な所にわざわざ行きたくないので、人類救う旅は藤丸君に任せます。

頑張ってね藤丸君。僕は安全圏から高みの見物しています。

そして‥‥ついにその日が訪れた。

現在日本は見渡す限り辺り一面が焼け野原になっている。うわ…めっちゃ静か。パチパチと何かが燃える音だけが聞こえる。

パンゲアに守ってもらった俺以外の生き残りは誰もいないだろうな。大丈夫だ、皆。その内カルデア様が助けてくれるから。たぶん。

 

さて、その時が来るまで俺は何をしているのかというと‥‥パンゲアの中(意味深)に入ります。え?意味が分からないだって?

 

そもそもパンゲアは人では無い。何にでも再現してなれる星が擬人化したような感じらしい。まあ、つまりアルテミットワンみたいな存在です。

そしてパンゲアの中にはパンゲアの世界が広がっていて、その中に生物を入れることもできるらしい。

 

ただ、いきなりパっとパンゲアの体内に入れてもらうのはちょっと怖いのでゆっくり入れて貰うことにした。

 

「それじゃあ、来て」

 

「‥‥‥」

 

本当に入れるの、これ?グロイことになったりしないよね?

何か怖いんですけど。

というかどうすればいいのさ?身体に触れればいいの?

‥‥‥‥何か興奮してきた。じゃあ失礼します。

 

むにゅ

 

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥あ。

 

「‥‥‥‥‥‥‥」

 

「‥‥‥‥‥‥‥」

 

ち、違うんです。本能が...この手が勝手に!決してわざとじゃありません!身体に触れてと言われて無意識の内に手が伸びてしまったんです!!

というか何これ凄い。初めての感覚‥‥と思ってると手がパンゲアの体内に少しずつ吸い込まれていく。

 

ズブズブと入っていく。凄い‥‥暖かくて気持ちいい。

少しづつゆっくりと押し進む。

そしてとうとうすっぽりと包み込まれてしまった。

凄い‥‥気持ちいい。

 

‥‥今変なこと考えたでしょ?正直に言いなさい。

もう、皆エッチなんだからぁ。

 

というわけでパンゲアの体内は幸福感が凄くてとてもいい匂いがします。温い‥‥。

パンゲアの体内にいるうちにどんどん時間は過ぎていった。

 

今度は辺り一面真っ白になっているな。この状況が訪れたということはカルデアがゲーティアを倒して第2部に入ったみたいだな。もう1~2年ぐらいパンゲアの中に入っているか‥‥‥そう思っていると

 

えっ?カルデアの皆がこの近くにいる?まじ?ふーん。ちょっと見てみるかな?どれ

 

現在俺は望遠鏡でカルデアを覗いている。おお、シャドウボーダーだ。生で見るのはちょっと感動するかも‥‥えっ?カルデアがこちらに近づいてきている?

こちらの存在には気が付いていないけど、この道を通ろうとしているみたい。

ええ‥‥どうしよう。逃げるか?いや、生マシュも見てみたいしちょっとだけ待ってみるか。

 

もし向こうが何かしてきてもすぐに逃げれるし。

あっシャドウボーダーがこっちまでたどり着いた。

こちらの存在に気が付いたシャドウボーダーが止まり中からはホームズとマシュ、ダヴィンチに藤丸君が出てきた。生で見るのはやっぱ感動するかも。

 

「えーと、初めまして。私たちはカルデアという組織です。少しお時間よろしいでしょうか?」

 

マシュからそのままカルデアについての話を聞かされた。もう知ってることだけどね。現在カルデアは地球漂白を解決すべくしていますだとか言われた後にそっちは何者なのか聞かれた。後パンゲアの事も正体はぼかして話した。

馬鹿正直に俺は転生者でこの子は転生特典ですとは話せないしね。その後も色々質問されて、取り敢えず色々と誤魔化す感じで答えた。喋るのがそもそも苦手なのだから、かなり緊張する。しかも、相手はあのカルデアだ。

 

もしこれで、何もかも知っていながらパンゲアの体内に隠れて悠々自適な生活送っていましたということが知られたらねぇ‥‥絶対にカルデアの皆さんブチ切れるわ。

俺がもしカルデアに協力していた場合、恐らくはレフの爆発は防げて、所長は助かっていたし、ロマニも多分助かっていた可能性が高い。ついでに第2部入ってからのアナスタシアとオブリニチキの襲撃によるカルデア職員の犠牲もなくなっていた。

 

だって、僕の原作知識とパンゲアの力が合わさればね?それぐらいはちょちょいのちょいですよ。まあ、それがただただ自己保身で逃げたとなればそれはもう、カンカンですよ。

まあ、だからバレない様にしないと何だけど。

 

そうこうして話していくうちにカルデア側に協力してほしいとお願いされた。

あ、そういえばゲーティアの人理滅却を凌いだって言ったから向こうから見たらこちらはそれだけの力を持っているという認識になっているのか。

当然、断るけど。冗談じゃないわ。第2部協力するとか人理修復の旅よりも危険じゃないすか。まあ、カルデア側だけでも何とかなるだろうし大丈夫でしょ。

 

「断らせていただきます」

 

「えっ…ですがこのままでは人類が‥‥!」

 

「いや、マジ無理です。すみません」

 

「まあまあ、話だけでも…」

 

その後何度無理だと言ってきても諦めずにお願いしてきた。‥‥しつこいな。なんなんだ?何故そんなにしつこく食い下がる?

あ、そういえば現在カルデアは本部であったボーダーを潰されている状態だったっけ?

それじゃあ、事態を打開するために即戦力を欲するのも当たり前か。無理だけど。

 

「あなた方の力が必要なんです。お願いします!」

 

「いや、だから...」

 

「現在カルデアは、戦力を欲している。君ならこの事態を解決出来るかもしれない」

 

うわっ、なんかホームズやダヴィンチも交渉に入ってきた。こっちに居ればこんなメリットがあるとか、君たちの力なら人類を救えるとか。世界を救えば英雄扱いでそれなりの報酬を貰える?いや、別にいい‥‥というか下手に有名になって魔術協会とかに目を付けられる方がヤバイ。

てか、しつこすぎぃ!マシュと藤丸君は何回お願いしますって言うつもりなんだよ。

 

それ「お願いします!どうか私達の為に死ぬほど危険な旅に同行してください!」と言ってるようなものだぞ?生マシュみたいだなんて思わなきゃよかった‥‥後悔。

 

全人類の危機が迫ってる?別にいいんじゃない。

そもそもゲーティアの時と同じでどうせカルデアが何とかするんだから。むしろ俺という異物が入り込む方が危険だと思うわ。

 

「‥‥もし、この事態を放置すれば、君たちは解決できるだけの力がありながらそれを見過ごしたという非難を受けることになるかも知れない。せめて、私たちに付いてくるだけでも構わない。」

 

ホームズさん…そっちに付いてくるだけでも構わないてそれ結局前線に立たされるパターンだろ!でもそうか…よくよく考えたらカルデアに俺たちのこと知られちゃったんだから、非難を受けることにはなるかも‥‥下手したら世界に居づらくなる可能性も‥‥いや、さすがにそれはないか?‥‥どうしよう

 

 

 

 

*協力するルート

 

「分かったよ‥‥協力するよ」

 

 

「‥‥!ありがとうございます!!!」

 

 

協力するって言っちゃったけど‥‥キリシュタリアのとことかマジ不安だわ‥‥

 

 

その後

 

第2部第1章 ロシア異聞帯

 

「光帯再現」

 

パンゲアの光帯により空想樹が消失。攻略まで数秒かかっていない。

何が起こったのか分からないままカドックは敗北を迎えカルデアに連行された。

 

 

第2部第2章 北欧異聞帯

 

ロシアと同様。

 

 

第2部第3章 中国異聞帯

 

いきなり光帯を打って異聞帯のことを知らずに片付けるのはどうかという意見が出たため、いきなり光帯砲はしなかった。

が、最後は始皇帝がパンゲアに倒され、空想樹も消滅させられる。

 

ここまでカルデアの出番はほぼほぼ無い為、何とも言えない複雑な気持ちになっている。

これ以降もパンゲア無双する。

 

 

 

 

 

 

 

 

*協力しないルート

 

よし。やっぱ断ろう。5章以降のとこが不安すぎるし。もしかしたら、パンゲアも俺も死ぬかもしれない。でも向こうが納得する理由じゃなきゃ返してくれないだろうし‥‥そうだ!

 

 

「やっぱり断らせてもらうよ」

 

 

「‥‥この事態を放置すればこの世界は漂白されたままなのにかい?」

 

ダヴィンチが俺を責めるかのような目で俺を見てくる。

 

「なら、それが俺たちの世界の運命だったってことでしょ。悪いけど俺は、他の世界を消してまで自分たちの世界を取り戻そうだなんて考えない。」

 

「…それはどういうことだい?」

 

よし、食いついた。俺はパンゲアの力でそれぞれの地域を覆う嵐の中に入り込み異聞帯の事情を知ったみたいなことを皆に伝えた。汎人類史を取り戻すには他の世界を消さなきゃいけないことも。どんな理由があってもそこの世界に住む人たちの事を蔑ろにしていいことにはならない的な事を伝えたら向こうはだんまりになりました。

 

まあ、個人的には思ってもいないことなんだけどこういう理由ならカルデア側も引くしかないでしょ。

ん?なんかカルデア側が結構ショック受けてるっぽいな。異聞帯の実情知ったからかな?それでも藤丸君たちは戦い続けるんだろうけど。

 

という訳でカルデアの協力を断った俺はその場から離れました。取り敢えず厄介毎は回避できたな‥‥

 

 

 

 

 

*もし主人公が口を滑らせた場合

 

全人類の危機が迫ってる?別にいいんじゃない。

「ゲーティアの時と同じでカルデアが「マスター、声に出てる」

 

‥‥‥あ。しっ、しまったァァアアアアァアア!!!!!!!

 

「‥‥‥‥今のはどういうことかな?何故君が魔神王のことを知っているんだい?」

 

や、やばい!い、今の無し!やり直しを要求します!リトライボタンは何処だ!!?

俺のバカぁぁ‥‥。

それからはホームズさんとの会話で人理滅却が起こることが分かっていて隠れた事がバレちゃいました。てへぺろ。

うわぁ‥‥藤丸君怒ってるね。何とか抑えようとしているけど怒りを隠しきれていないよ。

 

まあ、「僕の知識とパンゲアの力があれば何もかも解決できるかもだけど、面倒くさいし怖いから逃げます」じゃ、切れるか。

 

若干震えた声でどうして分かっていたなら協力してくれなかったんですか?と聞いてくる。

協力?するわけないだろ!控えめに言ってリスクが高すぎる。ゲーティアには目を付けられるわ、魔術協会にも目を付けられるわ、異星の神にも目を付けられること間違いないし。

しかもそれでいて、報酬はゼロ。まさに百害あって一利なしとはこのことさ。

 

え、罪悪感‥‥?いや、特にないけど‥‥ヒィィィイ!!?嘘です!すみません!

全人類を見殺しにして心が張り裂けるような思いでしたぁ!!

でもゲーティアが怖くて仕方なかったんですぅ!許してください!!靴でも何でも舐めますからぁ!!その怖い目をやめてください!!

ちょ、もう空気の中で喋るの無理ぃ!パンゲアさん、あとはよろしくお願いします!この空気の中で喋るとか無理ですから!

 

「ここから先はマスターに代わって私が話す。私達の意思は先ほどマスターが言った通り。あなた達に協力は出来ない。戦力なら他を探して欲しい」

 

「‥‥全人類に関わる問題なのにかい?それに、まだそちらの彼の話が終わっていない。

逃げたことは一旦置いておくにしても何故、人理焼却の事を知っていたのか、何故君のような強力な存在を引き連れているのか、色々と疑問があるんだけどね」

 

「その質問には答えられない。それにどの道を選ぶかはマスターの自由。私はマスターの意思を尊重する。貴方達には協力できない」

 

お、良いぞ。意志の弱い俺と違ってパンゲアならちゃんと協力を断れる筈。

素敵です、パンゲア様ぁ!愚かな僕を踏んでください!ふふふ‥‥パンゲアの交渉力は53万ですよ。

しばらくパンゲアとカルデア側の問答は続きカルデア側は説得は無理だと踏んだのか、引き下がった。ただ、カルデアメンバーの皆さん方の眼が怖い‥‥まあ、人助けするかは自由かもしれないけどそれでも納得は出来ないみたいな。ただ、こちらをあまり責めてこないのは流石はカルデアの善き人達というところですよ。怒りで一杯だろうに。

 

まあ、何はともあれ助かった‥‥。

ありがとうございます、パンゲア様!

 


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