FGOの世界に転生して、Aチームに所属したら異星の神に選ばれてしまった件について   作:ハセカズ

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はい、お久しぶり。
投稿頻度が月2回になってきた‥‥。


今やってる章はさっさと終わらせたいのですが、後5話ぐらいかかる予感が‥‥。




前回までのあらすじ

藤丸「斬首されてみた」


第22話 始源神界領域 高天原(タカマガハラ)4

カルデアが異聞帯に突入する数日前。

 

日本では、カウンターとして呼ばれた汎人類史側のサーヴァントと異聞帯側のサーヴァント、即ちクリプタ―が呼んだセイバーとの戦いが続いていた。

 

その場に集っていた汎人類史側のサーヴァントはディルムッド、トリスタン、ヘクトール、宝蔵院胤舜、天草四郎時貞、沖田総司の6騎。

 

しかし、既に沖田総司を除く5騎のサーヴァントが殲滅されており、状況は圧倒的不利。

敵側のセイバーがあまりにも強すぎたのだ。その神速とも呼べる足の速さは、かのアキレウスにも引けを足らず、剣技に関しては沖田が知る誰よりも卓越しており、その聖剣は何者であろうと容易く切り裂いてしまう事を想像できてしまう。

こと日本異聞帯の歴史においては、あのセイバーは、全ての英雄と呼ばれる存在の頂点に組する最強のセイバーだった。

 

だが、何よりも沖田の目を引いていたのは敵セイバーの正体。

白と赤を基調とした衣装に、沖田よりも少し長めの髪を後ろで纏めた容姿。

そして、その顔は‥‥()()と同じだった。

 

「まさか‥‥こんなことがッ‥‥!」

 

沖田が思わず歯噛みをする。確かにここは神代が続いたままの日本。

相手が生前過ごしてきた世界の魔力濃度も周囲の人間関係も何もかも違うという事は分かっている。この日本の異聞帯には汎人類史と違い新選組と呼ばれた組織も存在しない。

 

周囲の環境が違えば、それだけで性格も自分の鍛えられるような状況も、何もかも違いが出る可能性はある。

 

‥‥‥‥しかしだからと言ってここまでズレがでるものなのだろうか?

 

クリプタ―によって召喚されたセイバーのサーヴァント。異聞帯の()()()()は同じ沖田総司とは思えない様な超越的な強さを汎人類史の沖田に見せつけていた。

 

「(──────ッ。私一人ではとても敵わない。何とか隙をついて、この場から離脱しないと)」

 

沖田としては、これまで手に入れたこの世界の情報をいずれ来るであろうカルデアの者達に渡すまでは、死ぬわけには行かない。もう残った汎人類史側のサーヴァントが自分と今は遠方にいる、セイバーだけになってしまった以上、どんな手を使ってでも生き延びる必要があるのだ。

 

そんな胸中の中、先に動いたのは汎人類史側の沖田だった。

むこう側がその神剣を沖田に振るおうとしたタイミングで、その足の速さを活かし、異聞帯のセイバーの懐に入り込む。

 

「──────『無明三段突き(むみょうさんだんづき)』!!」

 

沖田が自身の奥義を敵セイバーに放つ。それは3つの突きが、”ほぼ同時”ではなく、“全く同時”に放たれる平突きで、放たれた『壱の突き』に『弐の突き』『参の突き』を内包する。放たれた三つの突きが“同じ位置”に“同時に存在”しており、この『壱の突きを防いでも同じ位置を弐の突き、参の突きが貫いている』という矛盾によって、剣先は局所的に事象崩壊現象を引き起こす。事実上防御不能の斬撃であり、また結果から来る事象崩壊を利用しての対物破壊にも優れる。

 

魔法の域にも到達した、御業だが、これで倒せるとは汎人類史の沖田は思っていない。

少しでも手傷を与えられれば、あるいはこの攻撃を防ぐために何らかの防御手段を取らせ隙を生み出すことが出来れば、この場から離脱する算段だった。

だが、敵セイバーが取った手段は沖田が想像だにしないものだった。

 

「──────ッ!?」

 

あろうことか、相手セイバーは剣による刺突を、指2本で挟んで止めて見せたのだ。

3つからなる同時突きを、指2本で挟んで止めるという動作を3()()()()()()()()()()に行うことにより無明三段突き(むみょうさんだんづき)を完全に無力化していた。

 

沖田の顔が驚愕に染まる。だが、次の手を打つことは汎人類史の沖田には出来なかった。

3つの同時に放たれる突きを3か所同時に防ぐのと()()()()()()()()()()()()()()が汎人類史の沖田の首を跳ね飛ばしていたから。

 

 

何が起きたかも分からないまま、汎人類史の沖田総司はそのまま消滅した。

ソレを確認した後で、異聞帯の沖田総司が遠方にいる自身のマスターに念話を飛ばした。

 

『終わりましたよ、マスター』

 

『ああ、ご苦労』

 

なお、彼女のマスターは基本、遠方から沖田と汎人類史側のサーヴァントの戦いの様子を見ており、護衛役はリンボが担っている。その為、汎人類史側のサーヴァントを相手するのは基本的に沖田一人なのだが、それでも十分すぎるだけの強さを彼女は持っている。

これまで、日本異聞帯には30を超える汎人類史のサーヴァントが召喚されているが、その殆どを沖田は一人で片付けているのだから。

 

『それで、例の作成は上手くいきそうか?』

 

『問題はありません。殺傷時に読み取った霊基情報から()()()()()()()の霊基パターン、記録等は全て把握しました。世界が変わるだけで、私があそこまで弱くなるのは少々、予想外でしたが‥‥』

 

『それをいうなら、俺の方が驚いているんだけど。異聞帯の沖田総司がここまでの強さになっていて。まあ、あの策が上手くいきそうなら特に問題はない。カルデアがこの世界に来たのを確認してからやるぞ』

 

『御意に』

 

この戦いから数日後、カルデアの存在を確認した沖田総司は自身の見た目、霊基パターンを汎人類史の沖田と完全に一致するように偽装し、カルデアに接触した。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

そして、現在。

 

 

 

『な‥‥あっ‥‥!!?』

 

カルデア側の誰もが絶句していた。

 

この世界のクリプタ―が仕掛けた策は上手くいったと言える。

だが、恐ろしいのはクリプタ―の策ではなく、異聞帯の沖田の偽装能力にあった。

 

カルデア側には最高ランクの気配感知スキルを持つエルキドゥがいた。

エルキドゥが、汎人類史の沖田の気配を知っていたことからも

ほんの僅かにでも霊基パターン、出力値が汎人類史との沖田とズレがあったら、もしくは藤丸に攻撃を加える時に少しでも殺気を出していたのであれば‥‥間違いなくこの事態は防がれていた。

 

だが、結果として汎人類史の沖田の霊基に偽装したまま、殺気を一切出すことなく、藤丸の首を落としたのだ。

 

「立香‥‥先輩‥‥?」

 

呆然とするマシュ。自身のマスターの首が地面に落ちるという余りの事態をまだ、頭で受け入れられていない様子だった。そんな状況の中、いち早く我に返り、指示を出したのはダ・ヴィンチだった。

 

『───────マシュ!立香君の首を胴体に繋げるんだッ!!』

 

「え‥‥?」

 

『早くッ!間に合わなくなる!!』

 

ダ・ヴィンチからの指示にようやく我を返ったマシュが指示の通りに行動しようとする。

人は首が胴体から離れても直ぐに死ぬというワケではない。脳に酸素や栄養などが行き渡らなくなり、脳細胞が完全に死滅するまでにはある程度は時間が掛かるからだ。現に、斬首された罪人が1分近く、瞬きをし続けたという事例もある。

 

つまり、首が切断されても、即座に切断された神経部分をつなぎ直し、脳に酸素や血液などの要素を再度送り込めるようになれば、理論上まだ助かる見込みはある。

 

現代の医療術ではそれは不可能であるが、魔術の力を‥‥もっと言えば、カルデア最高の医療技術を持ってすれば、不可能ではない。藤丸の衣服に仕込んである礼装には治療魔術の類の能力も備わっている。カルデア側が莫大な魔力を使い遠隔で礼装を起動すれば、切断された神経をつなぎ直すこともまだ、可能かもしれない。

 

だが当然のことながら敵がそんな行動を許してくれるはずもない。

 

「させない」

 

「──────ッ」

 

沖田がマシュに切りかかろうとするが、それをエルキドゥが防ぐ。

そして、エルキドゥが地面から精製した斧や槍などの武器を沖田に向けて発射するが全て躱されてしまう。

 

「─────マシュ!君はマスターを守る事だけに集中するんだ!」

 

エルキドゥは彼を知る者なら驚くほどに焦燥を見せていた。藤丸がやられたというのもあるが、優れた気配感知スキルを持つエルキドゥは眼前の敵の強大さに気が付いているからだ。

 

藤丸は現在、礼装の治癒能力でどうにか、切断された首の神経を最低限はつなぎ直すことは出来たため、心臓も脳も動いてはいる。それでも一歩間違えれば、死に繋がるような超危険状態であることに変わりはなく一刻も早くストームボーダーに帰り、本格的な治療を受けなければ、そのまま死んでしまう。

 

当然、そんな死に体の藤丸から魔力供給を受けることなどは出来ない。カルデアのサーヴァントシステム的には、厳密には魔力そのものはストームボーダーに貯蓄してある魔力を消費するわけだが、その魔力はマスターである藤丸を介してサーヴァントに送られる。

故に現在、藤丸のサーヴァント達は魔力供給を受けられず、万が一に備えて貯めておいた、自前の貯蔵魔力のみで戦うしかない状況なのだ。

 

故に短時間で敵との決着を着けて藤丸をストームボーダーに、連れ帰る必要がある。

それを理解しているエルキドゥが、先ほどから全力で剣や槍などの武器弾幕を張っているが、沖田を一向に捉えることが出来ない。

 

「この野郎ッ!!」

 

モードレッドも雷撃を放ち、攻撃を加えるが結果は同じだった。

 

「(─────早いッ!全力の僕でも捉えるのは困難か‥‥!!)」

 

目の前の敵の動きを見て、自身が感じた沖田の強さが間違っていなかったことを改めて認識する。しかし、カルデア側のサーヴァントは何もエルキドゥとモードレッドだけではない。

いつの間にか、シュヴァリエ・デオンが沖田の後ろに回り込んでいた。自身のマスターをやられたということもあり、その眼には確かな怒りが灯っていた。

 

「覚悟────!!」

 

デオンが剣を沖田に向けて剣を振り下ろす。しかし、沖田はこれを自身の剣で難なく防いでしまった。そして次の瞬間に起きたことをデオンは理解できなかった。

 

「‥‥‥‥え?」

 

デオンの攻撃は沖田に防がれた。

それと同時にデオンの()()()()()

 

「何ッ!?」

 

『な、なんだ!今奴は何をした!?』

 

驚くホームズとゴルドルフであるがそれも無理はない。彼らからすればデオンの剣を沖田が防いだと同時に、デオンの首が勝手に落ちたようにしか見えなかったのだから。

だが、この中でエルキドゥだけが沖田が何をしたのかを捉えることが出来ていた。

 

「(今のは‥‥多重次元屈折現象か)」

 

エルキドゥの目は、沖田がデオンからの攻撃を防ぐのと()()に沖田が自身の剣でデオンの首を跳ね飛ばすところを捉えていた。攻撃を防ぎ、そのあと目にもとまらぬ速さで剣を振るったなどという生易しいものではない。防ぐのと攻撃するという動作を()()()()()にこなしたのだ。

 

全く同時に違う動作を複数こなす。口で言うのは簡単だが、如何に体を鍛えようと、この世に自分が一人しか存在しない限りそんなことは不可能だと言ってもいい。それこそ、自身の動作を分裂でもさせない限りは。

 

頭部を失ったデオンが消滅するのと同時に、沖田がエルキドゥに向かって走り出す。

瞬時に相手との間合いを詰める技術、A+ランクの縮地スキルを持つ異聞帯の沖田は、次元跳躍にも等しい動きでエルキドゥとの間合いを一瞬で詰めていた。

そして、沖田が振るった剣劇が、()()()()()()()()()()3()()()()()した。

 

「ぐッ‥‥‥!」

 

超高速で振るわれたなどではなく3方向全くの同時に放たれたその斬撃は、逃げ道を完全に防いでしまっている為、物理的に回避不能であるが全身武器人間のエルキドゥなら対処は可能だ。

 

身体を武器化して硬質にすることで、回避不能な斬撃を何とか防ごうとするエルキドゥであるが沖田の斬撃は、エルキドゥの身体に切り傷を与えていた。全力の硬質化だったため、僅かな浅い傷ではあるが、それでも脅威であると言わざるを得ない。

 

並大抵の宝具でなら、易々と跳ね返すほどに硬質化されたエルキドゥの身体に傷を与えたのだ。仮に攻撃を受けたのが他のメンバーだった場合は、ひとたまりも無かっただろう。しかも、汎人類史の沖田と違い、魔力放出もしくは魔術による光帯にも似たエネルギーを纏いながらだ。

 

だが、何よりも驚くべきポイントは沖田の斬撃が3つに分裂した事。それこそ佐々木小次郎の秘剣「燕返し(つばめがえし)」のように。

汎人類史の沖田は三つの突きが“同じ位置”に“同時に存在”するという、燕返し(つばめがえし)に似た、必殺技を持っている。ここが、異聞帯で沖田が汎人類史よりも強くなっていることを考えれば、3つの同時突きを、突き技ではなく斬撃に応用。さらには同時同位置の攻撃を別々の箇所に分裂させるということも不可能ということではないのかもしれない。

 

更に言うなら燕返し(つばめがえし)無明三段突き(むみょうさんだんづき)のように同時行動を応用できることを考えれば、先ほど沖田が起こした、デオンの攻撃を防ぐのと同時に首を跳ね飛ばすという事象にも説明がつく。

 

そう考えるエルキドゥだが、次に振るわれた沖田からの攻撃、6()()()()()()()()()

は流石のエルキドゥも驚愕せざるを得なかった。

 

「なっ‥‥」

 

その6つに分裂した、斬撃のうち5つは先ほどと同様に硬質化されたエルキドゥの身体に僅かな傷を与えられた程度で済んだが、1つはエルキドゥの身体を易々と引き裂いた。

 

「エルキドゥさん!」

 

「大丈夫、まだ致命傷じゃあないよ。それにしても‥‥‥まさか、分裂させた斬撃の中に同位置攻撃を挟んでるとはね。今のは多重次元屈折現象を利用した8()()()()()()()といったところかな?」

 

「‥‥‥‥」

 

沖田は答えなかったが、エルキドゥの指摘通り今、沖田は6つに分裂した斬撃の一つと同時かつ同位置に更に2つの斬撃を放っていた。複数の斬撃が同時刻同位置に存在するという矛盾は事象崩壊現象を引き起こし、エルキドゥの防御力を無視して身体を真っ二つにしたのだ。

 

だが、体そのものが宝具であり、変幻自在なエルキドゥは殆ど不死身であると言ってもいい。

「完全なる形」をスキルとして持つエルキドゥは体を傷つけられても再生能力での復元・回復が可能であり、真っ二つにされた程度では死なない。

 

上半身だけになりながらも大地に手をかざし、地面から武器を、また自身の身体からも鎖を射出して沖田に迫る。しかし、それでも先ほどと同様に沖田を捉えることは出来ない。

藤丸のこともあり、時間制限があるため、焦るエルキドゥであるが、それは他の面々も同じことである。

 

エルキドゥだけでなく、ラーマやモードレッド、ホームズも攻撃に加わるがそれでも沖田の動きを捉えられない。そして、沖田からの複数の全くの同時に放たれる剣筋がエルキドゥの身体を一方的に傷を付けていく。

 

『な、何なのだあの強さは‥‥!そもそもこちらを裏切ってきたことも驚きだが、沖田総司というサーヴァントはあそこまでの強さを持っていたサーヴァントだったのかね!?』

 

『いや、アレはどう考えても汎人類史の沖田でなくクリプタ―に召喚されたセイバーのサーヴァント、異聞帯の沖田総司だと思うよ。初めからそのつもりだったんだろうね‥‥。今回はこちらがいっぱい食わされたということだよ』

 

『では‥‥あの沖田総司がこの世界に呼ばれた汎人類史のサーヴァントを悉く殲滅したサーヴァントということなのか!?』

 

『うん、間違いないと思うよ。霊基出力値が先ほどまでとは完全に桁違いになっている。これだけでも驚きだけど‥‥信じがたいことにあちらの沖田君は多重次元屈折現象を通常攻撃として引き起こせるみたいだね』

 

『‥‥‥‥つまりどういうことなのかね?』

 

『つまり、こちらの沖田君の「無明三段突き(むみょうさんだんづき)」と小次郎君の「燕返し(つばめがえし)」を一切の構え無し、予備動作なしで放ってくる。同時攻撃回数が2人よりも多い回数でね。おまけに、多重次元屈折現象による複数個所同時攻撃と同時同位置攻撃による事象崩壊現象を組み合わせて使ってきているから、実質的に彼女の攻撃は防御も回避も不可能だってこと』

 

『な、なんだそれは!!そんなもの一体どうやって勝てというのかね!?それに立香もそろそろ不味いのでは!?』

 

ゴルドルフの言う通り、何とか礼装で命をつないではいるが藤丸の限界もそろそろ近い。

現在、沖田相手にホームズ、モードレッド、エルキドゥ、ラーマの4騎がかりで戦ってはいるが全く歯が立っていない。沖田の攻撃が回避も防御も出来ないであるという点から、攻撃を受けても死なないエルキドゥが前衛を務めることで応戦を試みていたが、近接で沖田に対応しているエルキドゥは既に100を超える斬撃がその身に刻み込まれていた。どちらが強いとか以前に沖田の放つ攻撃が回避不能、防御不能であるため、沖田が攻撃するたびに必ずエルキドゥが傷を負うという形になる。

 

「ぐっ‥‥‥‥」

 

エルキドゥは先ほどから貯蔵魔力の消費をほぼ全て自身の復元の為に回しているが、それでも傷の復元が追い付いついていない。

 

モードレッド達の援護があれば、もう少し余裕が出来たのかもしれないが、それも無理であった。

 

沖田の周囲に展開された()()()が、無数の光弾となってモードレッド達に喰らいついていたからだ。

 

「クソッ、アイツ魔術まで使えるのかよッ‥‥!!」

 

「こちら側にもMr.クーフーリンという例外がいるのと、この世界が現代と違い神秘性が全く廃れていない事を考えれば有り得ないことではないが、流石に勘弁してもらいたいものだね‥‥!」

 

 

沖田からの光弾を自身の雷で相殺するモードレッドだが、次々に雨の様に降り注いでくるそれは迎撃のみに集中しなければ、こちらがやられてしまいかねない程の破壊力があった。

つまり、エルキドゥの援護をする余裕は何処にもない。

これでもしも、エルキドゥがやられ、あの斬撃がモードレッド達に向けられることがあれば、対処方法が無い以上は文字通り瞬殺されるだろう。藤丸が死に体で、魔力不足という事情はあるがそれでも、エルキドゥ含めた4騎がかりでも全く歯が立たないという事実はカルデア側を確実に追い込んでいた。

 

勝てないのであれば、せめてエルキドゥ達が沖田を足止めしている間に、マシュが藤丸を連れ帰るという手はある。異聞帯の沖田総司からしてもエルキドゥは油断できないサーヴァントであり、さらにはモードレッドやラーマという一級クラスのサーヴァントもいる。故に自身の斬撃と魔術を彼らにのみ向けていて藤丸に攻撃するだけの余裕は生まれていない。

 

だが、日本のクリプタ―のサーヴァントは沖田だけではないのだ。

 

「ンンンン。既に死に体の出来損ないをいつまで庇うつもりなのやら。ああ、そういえば試験管ベビーとはいえ、一応シールダーのクラスでした。いやはや‥‥その盾で主を守れなかったときにどんな表情を浮かべるのか見ものですねぇ!!」

 

「させ‥‥ません‥‥!」

 

アルターエゴ、リンボは先ほどから藤丸に向けて五芒星の呪術や魔力による炎を放ち続けており、マシュはその攻撃を防ぐのに精一杯で藤丸を連れてストームボーダーに戻るだけの余裕が無い。今の藤丸がリンボからの攻撃を一発でも受ければ間違いなく即死だ。

しかも、リンボは自身のマスターのすぐ傍から攻撃を遠距離で仕掛けており、日本のクリプタ―自身に攻撃を仕掛けてもリンボに防がれるだろう。

 

「これは‥‥いけるか‥‥?」

 

なお、当のクリプタ―は勝てるかもしれないという高揚感からか、普段は絶対に口にしない、本人が「フラグ」と呼ぶ言葉を言っているが間違ってはいない。

マシュはリンボからの攻撃を防ぐのに手一杯であり、沖田からの斬撃を一手に背負っていた、エルキドゥにも限界が訪れていた。

 

先ほどまで沖田からの攻撃に対して、復元を繰り返してたエルキドゥだが、その速度が遅くなりだしていたのだ。

 

「これは‥‥!!」

 

異聞帯の沖田総司の引き起こす同時かつ同位置攻撃による事象崩壊現象の真価は物理破壊ではなく「概念破壊」にある。概念を貫通するそれは不死身に等しいものであってもその概念ごと、相手を殺傷できるのだ。概念破壊による攻撃は防御能力、回復能力に力を集中して、対粛清防御に近い守りを得ているエルキドゥの回復能力を徐々に無力化していき、死に近づけつつあった。せめて、自身の最大火力宝具「人よ、神を繋ぎ止めよう(エヌマ・エリシュ)」を使用出来れば、もう少しマシになるのかもしれないが、対界宝具に匹敵するそれを死に体の藤丸が近くに居る状態で発動することも出来ない。

 

絶体絶命の窮地。そんな中で沖田がカルデア側に止めを刺すべく行動に出る。

先ほどまでエルキドゥに対して猛攻を仕掛けていた沖田が一歩引いた。そして、ここで沖田が初めて構えらしきものを見せた。

 

「──────ッ!!」

 

次の瞬間、この場に集うカルデア側のサーヴァント達は例外なく全身が粟立つような感覚を味わった。

 

「──────『羅刹を穿つ不滅(ブラフマーストラ)』!!」

 

ラーマは迫りくる魔力弾を無視してすぐさま、沖田に宝具を放った。

多少のダメージを受けようが、そうしなければ取り返しのつかないことを直感したからだ。

 

「──────『我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)』!!」

 

モードレットも同様の行動に出た。

相手が()()を放ってから行動に出るのでは到底間に合わないと本能的に察知したため、即座に行動に出た。

 

「──────『いまは脆き夢想の城(モールド・キャメロット)』!!」

 

マシュも魔力を全力で消費して宝具を開帳する。残り少ない魔力でソレをやるのは自殺行為であるが、それでもマシュに迷いは無かった。

 

「──────ハアッ!!」

 

エルキドゥが藤丸を守るかのように、地面を操作して地中から盾を出現させる。

エルキドゥの全力の守りにより行使された、それは例えランクAの宝具でもかすり傷一つ付けられない。

 

そして、4人がほぼ同時に行動に出た次の瞬間ソレが、横たわる()()目掛けて放たれた。

 

「──────『無明九段突き(むみょうくだんづき)』!!」

 

汎人類史と違い神に支配され、人々があらゆる苦痛から解放されたこともあり、紀元前660年以降の英霊の数は激減している。だが、異聞帯の沖田はそんな状況下でも確かにこの世界最強の英霊として名を轟かせた存在であり、無明九段突き(むみょうくだんづき)は神の権能にも等しい御業だと神々にすら認められ、汎人類史と違いその必殺奥義は宝具として昇華されていた。

 

放たれたソレの性質そのものは、汎人類史の沖田の無明三段突き(むみょうさんだんづき)に近い。言ってしまえば、沖田総司の全力突きを九発全くの同時に放つというもの。

汎人類史と違い、突き技以外の様々な形式で応用が出来、かつ先ほどまでのように多重次元屈折現象を引き起こし、同時同位置の攻撃だけでなく複数個所同時攻撃も行えるが、今回は9つの突きが全て同時かつ同位置に突かれていた。

 

汎人類史の沖田と明確に違うのは、かつてカルデアに滞在していた魔神・沖田総司のように突きが光り輝くレーザービームの様に放たれていたこと。放たれた九つの突き全てが“同じ位置”に“同時に存在”していたそれは、「対概念破壊」を含めた事象崩壊現象のみならず、発動時点で発射地点から限界射程までに掛かる筈の移動時間を無視し、射程範囲に存在する全てを貫通しようとしていた。

 

言ってしまえば、「()()()()()()()()」を引き起こしたそれは、ランクAの宝具であろうとはじき返す、対粛清防御に等しい概念を纏うエルキドゥの鉄壁の守りを貫き、モードレットの宝具も楽々突破して、円盤状の光として放たれたラーマの宝具も弾いた。

 

そして、マシュの勇志の限り、一切の敵意・悪意を寄せ付けない、「魔を弾く城塞」としての性質を持つマシュの宝具もその概念ごと、マシュの左腕を貫通した。

 

「──────ッあ”あ!!」

 

しかしそこでようやく軌道が僅かに逸れた為、何とか藤丸に当たらずにすんだ。

とはいえ、楽観視できるような状況ではない。藤丸の守りの要であったマシュの左腕には関節付近から、先が存在していなかった。しかも、もう各々が貯めていた貯蔵魔力も限界だ。

 

「──────ハアァッ!!」

 

だが、そんな状態にも関わらず、エルキドゥは魔力を消費しながら沖田に迫った。

防御重視であった先ほどまでと違い、守りを完全に捨て、攻撃重視の鬼神となって襲いかっていた。エルキドゥだけでなく、ラーマ、モードレッド、ホームズも同じだった。完全に自殺行為でしかないが、次にまた藤丸目掛けてアレを使われれば、今度こそ守り切れない。

 

先ほどまでの戦闘での二~八回の同時攻撃と違い、九つの同時攻撃には宝具の真名開放がいると判断したサーヴァント達は守りを棄てた特攻で沖田にソレを使わせまいと迫っていた。

 

 

とはいえ、もう藤丸の方は時間の問題だ。

先ほどから礼装で何とか命をつないでいるが、直ぐにでも本格的な治療を受けなければ取り返しがつかなくなる。ソレはマシュも理解しているが左手を落とされたことにより、状況は更に不味くなっていた。

 

「ははははははは!まさに無様、無謀、無為、無駄、無益ッ!!カルデアも、これにて一巻の終わり!!原作主人公に止めを刺せるなど、儂も昂ぶらずには居れぬわっ!」

 

「う‥‥あ‥‥!」

 

リンボからの攻撃を1つも取り零さまいと、気を失ってしまいそうな激痛に耐えながらも奮闘するマシュだが、もってあと数分だった。

そんなマシュの様子を見た、リンボが聖職者さながらの微笑みを見せながら、マシュに優しい口調で話しかけた。

 

「おや、拙僧だけに注意を向けていてよろしいので?何か忘れてはいませんか?」

 

「え‥‥?」

 

その言葉の直後、後ろから巨大な鳥が藤丸に止めをさすべく、物陰から現れた。

 

「カァアアァアア!!」

 

八咫烏(ヤタガラス)!!」

 

5体中4体の八咫烏(ヤタガラス)が藤丸達にやられていたが、最後の一体は、藤丸の首が落ちてからは身を潜んでいた。マシュの守りに隙が出来るこの瞬間を待って。左腕喪失による激痛に魔力不足。そしてリンボからの絶え間ない攻撃。これらの要素が八咫烏(ヤタガラス)の存在をマシュの中から忘れさせていた。

 

「──────ぁ」

 

もう間に合わないと、マシュは本能的に察してしまった。コンマ数秒後に藤丸は殺される。

それでも。無駄だと分かりながらも手を伸ばして。

 

「──────『射殺す百頭(ナインライブス)』」

 

突如、遠方から放たれた9()()()()()八咫烏(ヤタガラス)を引き裂いていった。

 

「──────ッ!?」

 

その攻撃に驚いたのは、クリプタ―側だけでなくカルデア側も同じだった。

絶体絶命の窮地に現れたその男は、まさに神の作り上げた彫像と表現できるような体躯をしており、その血管に満ちる圧倒的な神気はそれだけで戦意を喪失させてしまう。

 

「‥‥‥‥どうやら、少々到着が遅れたようだ。だが、状況は把握した。殿役は私が引き受けよう。カルデアの者たちよ」

 

従来の聖杯戦争では例え全陣営を敵に回しても勝利できるであろう最強のサーヴァント。

非の打ち所がない英霊────セイバーのクラスで据えられたヘラクレスが到着した。

 




これまでの?ポイント纏め

・主人公の策によりカルデアのこと知らされていた筈の民が何故かカルデア側に友好的
・魔力濃度が、神代以上ではなく神代並みになってる。
・主人公のサーヴァントが変わってる
・パンゲアいない?
・ヒダル神が弱くなってる
・神の数少なくない?

おまけ


サーヴァント紹介


主人公陣営サーヴァント



真名:沖田総司(異聞帯)

ステータス
筋力:A
耐久:B
敏捷:A+++
魔力:A+
幸運:C
宝具:EX



保有スキル

対魔力(B)
三節以下の詠唱による魔術を無効化。大魔術・儀礼呪法など大掛かりな魔術を持ってしても傷付けるのは難しい。

騎乗(E)
乗り物を乗りこなせる能力。異聞帯においても沖田は自分の足の方が速いという理由から何かに騎乗したという逸話が無く、申し訳程度のクラス別補正になっている

心眼(真偽)(A)
直感・第六感による危険回避と修行・鍛錬によって培った洞察力の2種類の心眼能力を併せ持つ。窮地において、その場に残された活路を導き出す戦闘論理や虫の知らせとも言われる、天性の才能による危険予知、視覚妨害による補正への耐性なども併せ持つ。

縮地(A+++)
瞬時に相手との間合いを詰める技術。多くの武術、武道が追い求める歩法の極み。単純な素早さではなく、歩法、体捌き、呼吸、死角など幾多の現象が絡み合って完成する。最上級であるAランクともなると、もはや次元跳躍であり、技術を超え仙術の範疇との事。魔術を学び、また多重次元屈折現象を日常生活レベルで使用できる沖田の縮地はA+++ランクになっている。

魔力放出(光)(A+)
武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。いわば魔力によるジェット噴射。沖田の場合は光の形態をとった魔力を放出し、戦闘力を増強する。

気配遮断(B+)
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。自らが攻撃行動に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。本来であればアサシンクラスのクラススキルであるが、後述の宝具により、このスキルを所有している。ただし、アサシンで呼ばれた時と比べて性能が落ちている(アサシン時はEX)

陣地作成(B)
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。こちらも本来キャスターのクラススキルであるが、後述の宝具により所有。ただしキャスタークラスで呼ばれた時と比べて性能が落ちている(キャスター時はA)

高速神言(B)
「高速詠唱」の最上位スキル。呪文・魔術回路との接続をせずとも魔術を発動させられる。大魔術であろうとも一工程(シングルアクション)で起動させられる。神代の言葉なので、現代人には発音できない。ただ、こちらも本来に比べて性能が落ちている(キャスター時はEX)




宝具

無明九段突き(むみょうくだんづき)

ランク:C~A++
種別:対人~対概念宝具
レンジ:臨機応変
最大補足:1000

全くの同時に放たれる9つの平突き。
元々、突き技として開発された必殺奥義だが、突き技以外にも斬撃や手刀、防御と攻撃行動の併用、足による移動など様々な形で応用が利く。

例えば、足技にこの宝具を応用し、自身が「同時間、同時位置に存在する」という事象崩壊現象により機動力の大幅にアップなどが可能。

いわゆる多重次元屈折現象による「9つの同時行動」という、技能そのものが宝具として昇華したもの。汎人類史と違い宝具になってしまった。
複数の斬撃を異なる位置から全くの同時に放ち回避不能攻撃にも出来るし、攻撃を全く同時かつ同じ位置で放つことで事象崩壊現象による防御不能攻撃も可能。
また、同時かつ同位置攻撃と複数個所同時攻撃は普通に組み合わせて使えるので、実質的に防御も回避も不能な剣戟となる。

なお、汎人類史と違い、この突きは莫大な魔力を纏いながら放たれる斬撃の為、魔神・沖田総司のようにビームみたいに放つことも可能。
こちらの沖田の同時同位置攻撃による事象崩壊現象は「概念破壊」を伴うため、アキレウスの持つ勇者の不凋花(アンドレアス・アマラントス)やヘラクレスの持つ神獣の裘のような、概念系の守りも貫通してダメージを与える。また、不死身属性を持った敵にもこの宝具は有効で殺傷することが可能。

同時同位置攻撃は回数を重ね掛けするほど強力になり、9つ全てを重ねた場合は、対城宝具でも貫通する威力になり、発動した時点での限界射程までの到達に時間をかけないという性質をもつ。いわゆるゼロ時間移動。ただし、この場合は攻撃が分裂していないため、宝具発動時点で射程範囲に入っていなければ回避は可能。

なお、2~8までの多重次元屈折現象に関しては厳密には宝具でなく通常攻撃として使用してくる。9つの同時行動のみ真名解放が必要。



菊一文字則宗(きくいちもんじのりむね)

ランク:A~EX
種別:対概念宝具
レンジ:0~999
最大補足:1000人


汎人類史と違い、神代に等しい異聞帯では聖剣として精製されている。
元はランクAの対軍宝具であるが、沖田が自身の魔術でこの剣を強化しつづけていったのと、無明九段突き(むみょうくだんづき)による同時多発行動をこの剣を使って行い続けた結果、剣そのものに事象崩壊現象による対概念兵器としての能力が備わりランクが飛躍的に上昇している。当然、剣からビーム的なものもでる。
また、この剣には持ち主の力を如何なる状況においても、十全に発揮させるという効力があるため、異聞帯の沖田がセイバーに関わらず魔術を行使できたり、アサシンのクラススキルを持っていたのはこの宝具のおかげ。ただ、流石に本来のクラスで呼ばれた時に比べると能力は低くなっている。


備考

THE・スーパー沖田。これ以上強い沖田を作れないよねという思いで考えた。
神代になったのが原因で、魔力値が汎人類史と比べて桁外れになっており、病弱属性も存在しない。その為、汎人類史の沖田が持っていなかったスキルを多数持つ。広範囲回避防御不能即死斬撃を通常攻撃として放ってくるチート。
なお、汎人類史の沖田も任務に私情等を差し挟むような性格ではないが、こちらはその度合いが増しており、命令に合理性があると判断した場合は虐殺だろうと何だろうとする。


今書いている日本異聞帯は紀元前660年以降も神が人間たちを支配し、あらゆる苦悩から解放された世界であるため、紀元前660年以降の英霊が激減しているが、沖田は自分の力を試してみたいという理由から神々からの加護を拒否し、修行を続ける。神々に反逆したわけでないというのと、沖田自身、神に対して敬意を払っていたので神々からも見逃されている。
その結果、今のような戦闘能力を手にするが、神からの加護無し状態だったので、普通に何やかんやあって死亡。英霊になると言う経歴。

上に記載してある通り、沖田の攻撃は回避不能、防御不能であるため、戦う為には以下の条件のいずれかを満たしている必要がある。

・今回のエルキドゥのように攻撃受けても死なない、かつ不死身属性無効化攻撃にもある程度耐えられる回復力がある。
・ギルガメッシュの様に多重次元屈折現象に対抗できる類の宝具なりスキルをもつ。
・対概念破壊にある程度対抗できる防御能力をもつ。
・沖田と同等クラスの多重次元屈折現象を起こせる。

日本に召喚された30以上の英霊が沖田にやられているが、大体上記条件に引っ掛からずに瞬殺されている。なお、日本に召喚されたギルガメッシュは沖田が霊基を虚弱に偽装(エルキドゥでも見抜けない)→雑種判定による慢心→瞬殺のコンボでやられてる。

魔術も使えるという設定は、「霊基を汎人類史の沖田に偽装」をどう説明付けるか考えた結果、作者に追加された。
基本7クラスはバーサーカーとライダー以外には適正がある。
正面戦闘力が1番高いのはセイバーで、聖杯戦争という形式ならアサシンクラスが1番強い。


真名:蘆屋道満

性格や能力などは、異星の神に呼ばれたアルターエゴ、リンボとほぼほぼ変わらないので、省略。
なお、このリンボは汎人類史のサーヴァントであり、異聞帯の蘆屋道満はそもそも生まれてないか、今も一般人として生きているかのどっちか。

なお、リンボと沖田は今居る世界が神代並みに魔力濃度が高いという事を利用して、大気中の魔力を魔術を使いかき集めている。その為、常に莫大な魔力を得ることに成功しており、魔力がそこまで高くない主人公?がサーヴァントを2騎使役できているのはこれが理由。




今回の最後に登場したサーヴァント


真名:ヘラクレス


ステータス
筋力:A
耐久:A
敏捷:A
魔力:A
幸運:B
宝具:A++


スキル

対魔力:A
魔術に対する抵抗力。Aランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。

心眼(真偽):B
修行と鍛錬に基づく戦場での洞察力と神から与えられた本能による直感・第六感による危機回避能力。真と偽の二つの心眼を持つ

勇猛:A+
幻惑や混乱と言った精神干渉をはねのけ、格闘能力を上げるスキル。

戦闘続行:A+
瀕死の傷を負ってもなお戦い続ける事ができる、戦場で生き足掻く強さを表した能力。

神性:A
高位の神霊の息子であるため、最大級のランクを持つ。

騎乗:A
乗り物を乗りこなす能力。クラススキル。幻獣・神獣ランク以外を乗りこなすことが出来る。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。




宝具


轟く巨雄の聖剣(マルミアドワーズ)

ランク:A++
種別:対城宝具
レンジ:0~999
最大捕捉:1000人


原典においてエクスカリバーより優れているとされ、実際に火力だけならエクスカリバーより上。
この剣はビームも放つことが出来る。この剣と射殺す百頭(ナインライブス)を組み合わせて使った場合はとんでもない威力になる。魔力の消費もとんでもないことになるが。



十二の試練(ゴッド・ハンド)

ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:-
最大捕捉:1人

ヘラクレスが生前に成した十二の偉業の具現化した、祝福であり呪い。
それらは並の英雄では一つこなせるかどうかの難行であり、その功績からヘラクレスは死後、星座として神々の座に加えられた。
ランクB以下の攻撃をシャットアウトし、現界中致命傷を負っても11回まで代替生命で蘇生する事が可能という、全ての宝具の中でも桁外れに強力な代物。更に一度受けた攻撃に耐性がつき2回目以降は攻撃が効きづらくなるという意味不明な性能を持つ。



射殺す百頭(ナインライブス)

ランク:C~A+
種別:不明
レンジ:臨機応変

万能宝具と呼ばれるヘラクレスが所持する中でも最高の宝具。手にした武具、あるいは徒手空拳により様々な武を行使する。1個の兵装というよりひとつの流派であり、いわば『無差別格闘流派・射殺す百頭』という技能そのものが宝具化したもの。武具の力を最大限に引き出し、対人から対軍、城攻めに至るまで状況に合わせて様々な形を見せる。ヘラクレスが長い戦いの末に編み出した戦闘方法。またの名を『流派・ヘラクレス』。今回はセイバーのクラスで据えられたので、対人用のハイスピード9連撃斬撃や対幻想種用の遠距離9連撃斬撃などを使う。


戦神の軍帯(ゴッデス・オブ・ウォー)

ランク:A
種別:対人〜対城宝具
レンジ:-

生前殺めたアマゾネスの女王が持っていた、纏えば戦神アレスの神気を身に宿すことが出来る帯。神秘が汎人類史よりも強い日本異聞帯ではその能力を十全に引き出せる。


『神獣の裘』

文明の利器ならばどんな刃も貫くことが叶わなかったと言われる、ネメアの化け獅子の毛皮。生前鎧代わりに愛用したことでも知られ、道具型宝具によるダメージの一切を遮断するチート防御。英雄王の『王の財宝』にとって天敵ともいえる性能で、攻撃を通すにはかつての大英雄相手にステゴロで挑みかからなければならない。ただし道具を無効化するのは毛皮だけなので覆ってない部分を狙うことで無視することは一応可能。




備考

ステータスがアーチャーの時と比べて高い気もするが、最優のクラスで呼ばれたのだからステータスも高くなるだろうと勝手に推測。総合力ではアーチャーに若干は劣るが純粋な白兵戦はアーチャーを上回る。
十二の試練(ゴッド・ハンド)があるので異なるやり方でしかもAランク以上の攻撃手段で12回殺さなければならず、しかもバーサーカ―の時とは違い,当然技量も万全な状態。おまけに戦神の軍帯(ゴッデス・オブ・ウォー)でスーパーパワーアップしてくる鬼畜仕様。次回はスーパーパワーアップ異聞帯沖田と戦う事になる。

なお、セイバーヘラクレスの設定は以前は載せていた番外編『Fete/Zero編 規模力最大』の設定そのまま。
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