影でひっそり生きようとしたら無理でした   作:ろーたそ

14 / 15
お久しぶりです。投稿しますよ詐欺して大変申し訳ございません。
前投稿してから5ヶ月くらい経ちましたかね?ほんとモチベが上がらず書かないで申し訳ございません。いま休みの間とても暇をしているので書かせてもらいました。
リハビリも兼ねて……なんですがこれを機に進めることが出来たらなと思います。あまり期待はしないでください。文才とかは元々ないほうなんで……

皆さんはコロナ大丈夫でしょうか?
自分は問題ありませんが、なってからでは遅い…ということなのでマスクや手洗いうがいはしっかりしましょう。こういう危機的な状況でしっかり今の自分を見直すというのもいいかもしれませんよ。今ではマスクなどを買い占めている人が多いそうですし、節約をすることに気をかけましょう。自分のところはマスクを何回も使えるようにマスクの中にティッシュを入れて咳などを抑えるなどまた使えるようにしたりしてます。それが意味があることなのかはさておき、そういうことも大事になるのでみなさんも気をつけてください


第11話

「だっ!?」

 

「もっと維持し続けてください。でないと殺しますよ」

 

「つってもな!!全身常に発動してるのだってこれまたつれぇんだよ!」

 

現在、俺は戦闘についてヤミ直々に教わっていた

 

と言っても、ただひたすらにボコボコにされるだけなのだが一応俺の能力を説明しよう

 

一言で言ってしまえばワン・フォー・オールだ。

もう名前も思いつかないからこの名前でいくつもりなんだが、緑谷出久……さすがだわ。あの超パワーを常に発動し続けるってのは相当時間がかかるのは確実。

いま全身常時身体許容量を10%まで上げてみた。

元々、ヤミなどに追われたり昔から使っていたことから身体はある程度慣れていたのがいい意味で使えるのだが、これを維持し続けるということ自体がまず難しい

俺はヤミの変身能力(トランス)で作られた複数の刃を避けて一気に距離を詰め、俺は拳を放つ

 

「遅いですね…」

「くっ!」

 

簡単に避けられ…

 

「ぶっ!?」

 

再び変身能力で髪を刃から拳に変えると俺を殴り飛ばす。

先程からこれが続くだけで次には無数の拳の雨が上から降ってくる。

これを毎日、やり続けるのであった

 

 

 

〜数時間後〜

 

 

「はぁ……はぁ……しん……どい……」

「お疲れ様です。急に相手してほしいと言われた時は驚きましたがそういうことでしたか。」

「ああ、自分の力を使いこなせないなんて情けないだろ?かっこつけておいて……」

 

ここ最近はよく宇宙人絡みが多い、ギドに認められた後、ララを狙ってくる輩も多くなってきた。

守りきるってなると力を使いこなさないといけない

この力は言わば諸刃の剣。フルカウル状態で使いこなしていけば俺もいずれは緑谷みたいにより使いこなせるだろうと信じたいが……

 

「シン……貴方の力はとてつもないほどの力です。私でも押されるでしょう。」

「……そういや前も言ってたな」

「貴方はどうやら拳でそれを繰り広げることに固着しているようですが……そのパワーがあるのならば身体で出せる技は多くあります。それを考えてください」

「拳で……」

 

「では私はこれから用事があるので……」

「どこ行くんだ?」

「……たい焼きを買いに行きます」

「なら一緒に行くわ。俺も腹減ったからなぁ」

「分かりました。では行きましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在は昼、街にこればそれはもう人で溢れていた

休日ということから街に買い物に出る人達が居た

 

「やはり人が多いですね」

「そういう所だからな。ほらたい焼き屋行くぞぉ」

 

この街のシンボルとも呼べる中央公園にはよくたい焼きを売る屋台があり、ヤミはそこの常連になり始めていた

俺もここ最近はたい焼きなんて食べてなかったから一度食べさせてもらった時は美味しかった

熱さも丁度よく、中のチョコレートがいい感じに溶けており、口の中でたい焼きの丁度い硬さとチョコレートの味に包まれているのが素晴らしかった。というか何も言わずともヤミが俺にチョコレート味のたい焼きを渡してきた時は驚いた。俺教えた覚えはないんだがな

 

「お!ヤミちゃんじゃないか!連れは彼氏さんかい?」

「違います……私の同居人です」

「いいじゃねぇか!一つの屋根の下で男女が共に暮らすなんて」

「おっちゃん…あんまりそういうのはいいから……主に俺がやばい目にあうから」

 

俺が言ったわけでもないのに俺へと殺意の籠った瞳が当たっていて痛いのでたい焼き屋のおっちゃんの耳元でそう呟く

 

「ははっ、まぁ優しくしてやれよ」

 

そう言って注文していたものが分かっていたのか、既に焼いていたたい焼きをヤミへと渡すのであった。

俺は金を払った後、ヤミと共に公園の広場近くに置いてあるベンチに共に座る。

 

「どうぞ…」

「ありがとよ。」

 

たい焼きを手渡してきたのをありがたく受けとる

 

 

「そういやこの前よく俺がチョコレートが好きなの分かったな。教えてないのに」

「……なんとなくです」

「なんとなくで分かるものなのか。まぁいいや……こうやってヤミと暮らすのは家以外だと初めてだな」

「そうですね。ずっと家で引きこもっている貴方とは初めてです」

「そこ強調しなくていいから……まぁなんだ。最近は忙しくもあったからな」

 

先程も言ったがララを狙ってくる輩が増えてきた。

いまはヤミに手伝ってもらって倒しているが、やはりヤミの力が大きい部分がある。

俺もいずれはこの力で守れるようになりたいのだが……俺がポンコツなんだよなぁ…

ヒーローアカデミアはジャンプであったのもあり、見ていたが途中までしか見てなかったからなにか掴めるコツがあったとしてもそれほど見ていないからなにもない。

強いていえば、この力はパワーが強い部分があり、ゴリ押しが出来てしまう力であるから……なにか手数が増える方法があればいいのだが………

 

「あぁ〜!ダメだ……アイツみたいに頭が回るわけでもないし……」

 

俺の力は緑谷をベースに使っているから緑谷みたいに器用にまだ使えるわけでもない

ましてやデコピン……デラウェアスマッシュの習得にはすこし時間がかかりそうだ。全身フルカウル状態だとそれを維持し続けるだけにどうしても集中してしまい、技という技を繰り出せない……もう少し練度を上げるべき……と考え込んでいるとヤミからチョップが繰り出された

 

「いたっ……なにすんだよ」

「こういう時くらい食べることに集中してください。冷めてしまいます」

「ああ……悪い」

 

確かにいまそれを考え込むことではないな。俺はヤミに注意された後にたい焼きを食べ始める

 

「シン……貴方は……」

「ん?なんだ?」

「………いえ、何もありません」

「なんだよ気になるじゃん。教えてくれよぉ〜」

 

そう言うもその後は黙ったまま、まぁ無理に聞く訳にもいかないからこれ以上俺は攻めない

言いたくないことくらいはあるだろうし、俺はたい焼きを再び食べ始めるが、俺たちの前を慌てている男性がバッグを抱えて走っていくのが見えた

初めは急いでるなぁ〜程度に思いながらたい焼きを食べようとするが…

 

「その人泥棒です!誰か捕まえて!」

 

それを聞いて俺はすぐに食べるのをやめる

 

「わりぃ、ヤミ。たい焼き持っといてくれ」

「貴方って人は」

「すぐ捕まえるさ!」

 

 

ワン・フォー・オール フルカウル10%

 

俺の全身に赤い電気のようなオーラが走り出し、スイッチが入ったのと共に速攻を掛ける。すぐ追いつけるだろうと思っていた俺だが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「速くねぇか?」

 

この力の半分も行ってないといってもそれでも追いつけない速さだった。

人であるはずの前の男はマラソン選手かなにかだろうかなんて思ったが……このまま追いかけっこしてても埒が明かないため早急に止めようと拳を握る

 

 

 

 

 

いやダメだ

拳を出せば相手を傷つけてしまう。相手は人……まだまともにパンチとかの調節もできない俺がここで拳を出せば相手に何かしらの怪我をさせるのは間違いない

かと言ってデラウェアスマッシュでの攻撃はあまりにも微調節すぎて出来ないだろう

 

追いつけないまま逃がす訳にもいかない…

腕がダメなら足………足?

 

 

 

 

 

 

 

『貴方はどうやら拳でそれを繰り広げることに固着しているようですが……そのパワーがあるのならば身体で出せる技は多くあります。それを考えてください』

 

 

 

 

 

 

 

そういうことか!

拳がダメなら足を!そうだな!なにも武器となるのは拳だけじゃないんだ足もある!

だが足でどう攻撃するかだろ?

言わば、デラウェアスマッシュ足version!!足で横に大振りをして風圧を放つんだよ!ただそれでも風圧の威力によっては怪我をさせてしまう。転かせるだけでいい……まずは距離を置いて、地面に足をついたままだと足での攻撃は難しいならジャンプをして!

 

 

「大丈夫だ俺ならできる……慌てるな。調節……調節!」

 

周りの状況もよく見ろ!慌てるな……つま先を伸ばして力を入れる

いまはフルカウルで10%の状態でなら行ける!

 

 

今だ!

 

 

盗人に狙いを定め、足を横薙ぎするように振るい…

 

 

「レッグスマッシュ!!」

 

足を横に振るい、離れた距離から風圧の衝撃波を盗人に向かって放つと見事にその背中に当たり、バランスを崩してその場にカバンを落として転ける。俺はその瞬間にすぐ地面に足をつくと走って追いつく。どうやら痛みに耐えれなく立てなくなったのだろう。

直ぐに捕まえ、カバンを回収する

 

「なんとかなった……」

 

技の使用に関しては極めて低いだろう。デラウェアスマッシュのように威力が高い分、遠距離にも出来るが攻撃範囲が広い分、周りの状況も見て判断しなければならない。

今回はたまたまいまの瞬間だけ周りに人が居なかったのが良かったが改良の余地がありそうだ。

だが、この人ほんと人間かと思うくらいに速かったな

 

「お疲れ様ですシン」

「いやヤミ手伝ってくれても良かったんじゃないか?」

「なにか思い浮かんだような顔をしていたので手を出さなかったんです」

「まぁ……それは間違ってないな」

 

拳での攻撃にまだ調節が必要なら足をメインにしたらいいってことを教えられたな…確かにオールマイトのイメージが大きい分、あの人の近接攻撃は基本パンチ系が多い。だから緑谷もそのイメージを持ってる部分がデカいんだろう。逆に俺らはまだ扱えてない分、あのオールマイトのガタイのように力を発揮出来る訳では無いのだから使える部分があるなら使っていくしかないだろう

 

「まぁ感謝するぜ。このカバンさっきの人に「それよりも……」……どうしたんだ?」

「その捕らえた男どうやら宇宙人のようです」

「マ?」

 

確かになんかさっきよりも掴んでいた感覚がおかしいと思い俺は盗人の方を見れば人の形をしていたはずのそれは緑色へと変わり、その感触は柔らかいものになる

 

「スライムかよ!?」

 

俺の腕からぬるりとすぐさま抜けると物凄い速さで木々の中へと走って逃げていく

 

「追わねぇと!」

「無理です。宇宙でもスライム種の足の速さはピカイチですから、さすがに私でも追えません」

「くっそ……まぁ大事にならずには……いや済んでねぇな……」

 

俺は後ろを振り向くとよく見れば所々に俺が走っていた地面に亀裂が入っていたり小さなクレーターが出来ていたりした

公園に居る大人子供達もこの様子に驚きを隠せず目を開きながらこちらを見ていた

 

「とりあえず警察が来る前に逃げるぞヤミ!」

「まったく貴方と居ると落ち着けませんね」

 

俺たちはカバンを女の人に返した後、早急にその場所を離れるのであった

今日も今日とて休む暇もない日であった

 




はて、いよいよなにやらシンくんに魔の手がかかりそうな予感……最後に出てきた存在は?次回から動き出していく可能性があります!

モチベが……モチベがほちぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!

そう言えば10万UAもいっていたことにほんと驚きました

1話ごとにタイトルはいる?いらない?

  • いる
  • いらない

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。