イエヤスが生きる!   作:七峰 舞斗

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26話 反乱の足音

 キョロクの護衛任務が失敗に終わりしばらく経った頃。

 ボリックが暗殺された影響により安寧道内の思想は統一化されて武装蜂起を決行した。

 人々に不幸を撒き散らす帝国と戦う事こそ善行を積む方法だと信じる信者達は重税を強いてきた官庁や悪徳地主の屋敷などへの襲撃を繰り返した。

 その騒動に呼応して帝国各地でも連鎖的に反乱が相次いだ。

 さらに、この時を狙っていたかのように西の異民族が大侵攻を開始した。腐敗が蔓延り練度が著しく低下していた帝国軍は次々と敗走し異民族の侵入を許してしまう。

 

 帝国は内外に問題を抱える事になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 帝都宮殿内に備えれらた中庭。

 

「なぁ大臣」

 

 池を泳ぐ観賞魚を憂い気な表情で眺めていた皇帝が隣に立つオネスト大臣に話しかける。

 

「余の軍がまた西の異民族に負けたそうだが……大丈夫なのか?」

 

 季節は冬、寒空の下、佇むオネスト大臣は寒さに鼻を鳴らし赤みを帯びながら顔に笑みを張り付けていた。

 

「おやおや、誰が陛下のお耳にそのような事を?」

「セイギ内政官だ」

 

 池に餌を投げ入れ魚達が競うように食べる様に視線を取られている皇帝はオネスト大臣が一瞬だけ見せた剣呑とした目に気付けない。

 

「なるほど、どうやらセイギ内政官は責任逃れをしているようですね」

「どういうことだ?」

 

 オネスト大臣の物言いに興味惹かれたように皇帝は顔を振り向かせる。オネスト大臣はその時にはすでに再び笑顔を張りつかせていた。

 

「現在帝国各所で起きている内乱は内政官の責任です。異民族の話を出してけむりに巻こうとしていますな」

 

 そこまで言ってオネスト大臣はふと自分を見つめる皇帝の瞳の中に予期していない色が混じっている気配を感じて言葉を止めた。

 

「……どうかしましたか?」

「あ、いや」

 

 オネスト大臣の問い掛けに皇帝は視線を池に戻してバツが悪そうにして言おうかどうかしばし迷う動きを見せた後、口をキュッと噤み意を決した様子で口を開いた。

 

「確かに民の不満を御し切れなかった内政官には責任があると思う。だが大臣、お前であれば事前に助け舟を出すことができたのではないか?」

「……なるほど」

 

 皇帝の言葉を受けてオネスト大臣はあえて目に見えてションボリと落ち込んで見せる。その様子を見て皇帝は慌てて言葉を改めた。

 

「あっ違うのだ大臣よ、最近余は自分なりに勉強していて大臣に内政の指示系統が随分集中している事に気付いたのだ」

 

 だから、と皇帝は続ける。

 

「大臣ほどの者であれば内政官達の失態がここまで深刻化する前になんとかできたのではないかと思っただけなんだ。まだまだ学び途中の身で勝手な事を言った。すまない」

「いえいえ、陛下お気になさらずに」

 

 詫びを口にする皇帝にオネスト大臣は先程とは一転、朗らかな雰囲気を出してあまり空気が深刻にならないように努めた。

 内心どう考えているかなどおくびにも出さずに。

 

 実際には今回の帝国各地の反乱は紛れもなく大臣自身を発端とする悪逆が原因である。

 だが、未だ大臣を信頼している皇帝はそこまでは辿り着かない。皇帝には届かないように自らの行いを大臣は巧妙に隠していた。しかし、それにも限度がある。

 流石に指示系統を完全に隠すことはできず、そこからほんの僅かではあるが皇帝の中にある大臣への信頼に一点の曇りを生じさせるに至った。

 

「確かに、皇帝のおっしゃる通り、私にも不徳なところはありました。申し開きのしようもありません」

 

 ここは素直に認めたほうが事態を大きくしないと判断したオネスト大臣はそう言って謝罪する。

 片膝を付いて頭を下げる大臣の姿に皇帝は居心地を悪そうにしながら面を上げるように言い渡す。

 

「頭を上げてくれ大臣、お前一人を責めるつもりなど毛頭ない。内政の全てを大臣に任せきりにしていた余にも責任はあるのだ」

 

 まだ幼少の身でありながら国を背負って立つ覚悟を持ちつつある皇帝は己の胸を叩きながら、もう片方の手を大臣の肩に置いた。

 

「待っていてくれ大臣よ、余は偉大なる先帝であった父上の子! 必ずや帝国を富国強兵へと導く皇帝になってみせる」

「おぉ、皇帝陛下! 成長なされましたなぁ」

 

 皇帝の力強い言葉に感動したように涙を流す大臣。

 その脳裏では皇帝が口にした偉大なる先帝の事を思い出していた。

 

 食事に少しずつ毒を混ぜて毒殺した先帝の事を。

 

「父上の後を追って殉死した母上にも恥じない余でありたいのだ」

 

 皇帝の言葉に今度は先帝の妃を大臣は思い出す。

 

 無理矢理毒を飲ませて後追い自殺に見せかけた妃の事を。

 

「このオネスト、何処までも皇帝陛下についていきますぞ」

「うむ! よろしく頼むぞ」

 

 満足気に頷く皇帝にオネスト大臣は内乱の件は上手く誤魔化せたと知り内心安堵する。

 だが、皇帝の変化に何者かの影を感じたオネスト大臣は後日、原因究明に乗り出すことにした。

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 帝都宮殿、特殊警察会議室。

 中ではイエヤスがランから今の帝国の情勢の話を聞かされていた。

 

「そういうわけで今帝国を侵攻してきている西の異民族は元々は自分達の領土であった帝国西のアルマ地方の返還を狙っているんです」

「なるほどー」

 

 長々と講義を聞き続けて集中力を切らしてきたイエヤスの棒読み気味な返事にランは休憩を言い渡しながら苦笑した。

 休憩時間にランが入れた紅茶を口にして一息入れているイエヤスにランは気になった事を問う。

 

「イエヤスから西の異民族について聞きたいなんて珍しいとは思いましたがどういった心境の変化が?」

「ん? 隊長が戦っている相手がどんな奴らなのかと思ってな」

「あぁ、そういうわけですか」

 

 ランは納得するように頷く。

 

 現在エスデスは帝国に侵攻してきた西の異民族を排除するためにエスデス直属の遠征部隊を率いて帝国西に赴いていた。何か考えがあるらしくイエーガーズの中からボルスを連れて行っている。

 残りのメンバーであるイエヤス、ラン、セリュー、クロメ、スタイリッシュは各地の反乱の影響が帝都に及ばないように治安の維持に努めていた。

 ナイトレイドはキョロクでの一件以来、鳴りを潜めており激戦で負った傷を治しているのだと予想されていた。負傷した者はイエーガーズ側にもいるが此方にはドクター・スタイリッシュがいるので早々に完治していた。

 

「エスデス隊長が向かわれたんですから西の異民族については問題ないと思います。気にするべきなのは帝国南で動き始めたという反乱軍本体の方でしょう」

 

 ランは顎に手を置いて思考を巡らせる。

 

「ナイトレイドのボリック暗殺による安寧道の武装蜂起、それを待っていたかのように始まった西の異民族の侵攻、そして南の反乱軍本体の動き、おそらくは全ては予め連動するように仕組まれていた事でしょう」

「西の異民族と反乱軍は繋がっているってことか?」

「ええ、私はそう考えます」

 

 確かにタイミングが良すぎるとイエヤスは納得する。

 

「けどよ」

 

 イエヤスはランに質問する。

 

「反乱軍が動き出したのって帝国のかなり南の方だろ? 帝都までには幾つも関所があるし帝都まで来るのにはそれなりに時間が掛かるんじゃないか? その間に隊長が西の異民族を掃討して帰ってくると思うんだけど」

 

 イエヤスのもっともな指摘にランは頷いて賛同して見せるが、賛同した上でランは意見を述べる。

 

「隊長の強さは反乱軍も把握しているはずです。それを踏まえて考えるとある可能性が浮上してくるんですよ」

 

 辺境に近い場所を任されている太守ほど、オネスト大臣のやり方に逆らったりついていけなくなったりして左遷されている者が多い。ならば反乱軍に通じており無血開城をする可能性は十分に考えられた。

 

 ランの現実味ある予測にイエヤスはゴクリと思わず息を飲み込んだ。

 

「つまり反乱軍は一気に帝都に攻めてくるかもしれないってことか」

「流石に帝都から南の関所のすべてが敵と通じているとは思いませんがね」

 

 南の要衝シスイカン辺りで止まるんじゃないかという予想をしてランは話を締めた。

 ランは会議室に備えられた時計に視線を向ける。

 

「そろそろ時間ではないですか?」

「お、もうそんな時間か」

 

 この後セリューとパトロールをする予定が入っているイエヤスは時計を見て席を立った。

 ランも宮殿を出るまでは同行することにして共に会議室を出る。

 宮殿内を迷いない足取りで歩くイエヤスにランが感慨深そうに呟く。

 

「イエヤスも宮殿内に慣れたものですね」

「そりゃな、流石にもう迷わねぇよ」

 

 過去の自分を恥じるように口先を尖らせるイエヤスにランはフォローを入れる意味も込めて言葉を紡いだ。

 

「しかし、そのおかげで皇帝陛下と接点を持てたのですからあながち捨てたものでもないと私は思いますね」

「他人事だと思って……、まぁその件は否定しないけどよ」

 

 先ほどと同じく口先は尖らせたままだが、あからさまに機嫌を良くするイエヤスにランは吹き出しそうになるのを懸命に耐えた。

 イエヤスがある事を思い出してランに話しかける。

 

「そういえば、例の話だけどさ、もうセリュー先輩にも話してもいいか?」

「例の話……ですか」

 

 イエヤスのボカすような言葉だったがランは正確に内容を理解していた。

 帝国を内部から変えようとする事を口止めされていたイエヤスはランとの約束を守って誰にも話さないようにしていた。だが前からセリューを誘いたかったイエヤスは度々ランに打診していた。

 

「絶対力になってくれるって! セリュー先輩の何が不満なんだよ?」

「不満があるわけではないんですが……」

 

 ランはセリューに対する不安要素を述べた。

 セリューにはエスデスを盲信している節が感じられ、そこに引っ掛かりをランは感じていた。

 エスデスが大臣派なのは有名な話であり、身近な人物ながら要注意人物でもあった。

 

「俺はその隊長が大臣側に付くっていうのもイマイチ分かってないんだけどな」

「イエヤスの言いたい事も分かりますよ。隊長はカリスマ性に富んでますからね」

 

 人を惹きつける魅力を持つエスデスに対するイエヤスの印象に同意しつつもランは釘を刺した。

 

「ですが、くれぐれも勝手に隊長やセリューに話してはいけませんよ」

「分かってるって。俺よりも頭の回るランがまだ早いっていうなら待つさ」

 

 イエヤスの返事にランは満足そうに頷いた。

 

「イエヤスの自身の力には過剰気味な評価なのに、頭脳面はしっかり分を弁えているところは美点ですよ」

「……バカにしてんのか?」

「そんなことないですよ」

「……いつもの皮肉か?」

「褒めてるんです」

 

 ジト目でランを睨みつけるイエヤスだがランはニッコリ顔を崩さず、本心からそう言っているのか判断がつかない。

 

 と、そこで廊下を歩くイエヤス達は向かいから人が複数人歩いてくるのに気が付いた。

 その姿に見覚えがないイエヤスは小首を傾げる。イエヤスとて当然ながら宮殿で働くすべての者を覚えているわけではない。だが、前から来る者達は一度見掛ければ忘れようもない程個性に溢れていた。

 

 全部で6人。

 先頭を歩く青年は顔の中央に大きな×の傷を持ち褐色の肌に身動きの取りやすい恰好をしていた。

 青年に率いられるように続く者達は野武士を彷彿とさせる男にバニーガール姿の美少女、鋭い目付きをしたオカッパ男に絵本から出てきたような洋服に包まれた少女、極めつけには肥満体のピエロであった。

 忘れろと言うのが無理のある個性のオンパレードであった。

 

「ん? てめぇらは……」

 

 奇抜集団もイエヤス達に気付いたようでお互いに対面する形で共に足を止めた。

 最初に口を開いたのは奇抜集団を率いていた青年だった。

 

「あー、護衛任務もロクにこなせねぇ雑魚警察じゃねぇか」

「……………………は?」

 

 イエヤスは一瞬何を言われたのか理解できなかった。

 チラリと視線をランに送るといきなりの暴言に流石のランも目を丸くして言葉を無くしていた。

 イエヤス達のそんな様子に何が面白かったのか笑い声を上げながら青年は話を続ける。

 

「クハハッ、かったるい反応してんじゃねぇよ、馬鹿にされて怒りもしねぇとかナイトレイドとやらに牙まで抜かれたか?」

 

 嘲笑と言ってもいい笑いには侮蔑の感情を隠す気もなく溢れている。

 ようやく喧嘩を売られている事を理解したイエヤスはカァッと頭に血が上るのを感じる。

 初対面の相手に好き勝手言われて黙っていられるほど枯れてはいないイエヤスは一歩前に足を踏み込みながら言い返そうとする。

 だが

 

「イエヤス、待ってください」

「ラン?」

 

 ランに肩を掴まれて怒りを押し留められる。ランは目の前の相手に見覚えがあるようで額に僅かに冷や汗を掻いていた。  

 

「俺に逆らわないのは良い判断だぜ?」

 

 ランの態度に満足気な様子でニヤつきながら青年はやっと自らの素性を明かした。

 

「俺はシュラ。オネスト大臣の息子だ」

「……大臣の?」

 

 シュラから放たれた予想外の言葉にイエヤスは絶句した。ランは持ち前の情報収集により目星がついていたのであろう、イエヤス程の反応は示さなかった。

 イエヤスのお手本のような反応にシュラは気分を良さそうにしながら首を後ろへと振る。

 

「こいつ等は新設された俺がリーダーの組織、秘密警察ワイルドハントのメンバーだ」

「てめぇらが不甲斐ないから俺等に御鉢が回ってきたんだよ」

 

 シュラの後ろからシュラの肩にもたれながらオカッパの目付きの悪い男が舌を出しながら煽る。大臣の息子であるシュラに対して気安い態度を取る男はシュラの悪友を思わせた。 

 

「俺の名はエンシン、南諸島じゃちっとは名の知れた元海賊だ。ヨロシクしなくていいぜ。雑魚には興味ねぇ」

 

 シュラに負けず劣らずな煽りを入れてくるエンシンにイエヤスはぐぬぬと売り言葉に買い言葉を返すのを耐える。肩に置かれたランの手がイエヤスに我慢強さを与えていた。

 

「お兄さんイケメンだね☆、どう? 今夜私と遊ばない?」

  

 分かりやすい反応を示すイエヤスにシュラとエンシンは注目していたが、逆にバニーガールの女はイエヤスの後ろで冷静な態度で佇んでいるランに興味を示した。

 

「私はコスミナ、西の国で歌姫やってました☆」

 

 グイグイ来るコスミナにランは自己紹介を返すが誘いはやんわりと断りを入れた。

 

「お前達、あまり絡むでない。妾が後でやりにくくなるじゃろうが」

 

 まるで童話のようなメルヘンチックな衣装に身を包んだ少女がえらく時代がかった口調でシュラ達を窘める。

 

「妾はドロテアじゃ、錬金術師をやっておる」

 

 錬金術師という言葉に馴染みないイエヤスは首を捻ったが教養のあるランには聞き覚えのある言葉であり、目の前の少女が見た目通りの齢ではないことを見抜く。

 

「イエーガーズの一人であるドクター・スタイリッシュだったか? かの者とは是非意見を交わしたいと思っておる。近い内に会いに行くので宜しく伝えといてくれ」

「うむ、拙者の番か」

 

 ドロテアの後ろに立っていた野武士風の男が一歩前へと出る。

 

「イゾウと申す。見れば其方、剣士とお見受けするが如何か?」

 

 イエヤスが腰に掲げたカリバーンに目を向けて問うイゾウ。

 

「あぁ、そうだけど」

「それは重畳、同じ剣の道を歩む者同士、是非とも死合いたいものだ」

 

 返答を聞き満足そうに頷きながらイゾウは狂気に黝ずんだ瞳をイエヤスへと向けた。

 殺気とも違う謎の悪寒に寒気を感じたイエヤスだがシュラやエンシンに比べれば幾分か親しみやすい物言いに快諾を返した。

 

「試合ならいつでも受けて立つぞ」

「……重畳重畳」

 

 言葉の意味に酷い食い違いが生じていた。

 

「オレはチャンプだ。以上」

 

 ワイルドハントの最後尾にいた肥満体のピエロはイエヤスにもランにも興味がないようで手短に挨拶を終えた。絶えず息が上がっており常にハァハァと言っている。

 それぞれの自己紹介が終わり、コスミナ、ドロテア、イゾウの態度に毒気を抜かれたシュラはこれ以上イエヤス達を煽ることは止めてこの場を去る。

 

「っ! ……………ラン?」

 

 ワイルドハントがイエヤス達の前を横切って去っていくのを眺める中、最後尾のチャンプが前を通った時、制止の為にずっとイエヤスの肩に手を置いていたランの手に力が籠もりほんの僅かに痛みが走る。イエヤスが疑問の視線をランに向けると、シュラ達にどれだけ煽られようとのらりくらりとしていたのが嘘かのように鬼気迫る表情で去っていくワイルドハントの背中を見つめていた。

 

「………ふぅ、失礼しました」

 

 イエヤスの視線に気付いたランは一息を入れて先程までの雰囲気を霧散させ肩に置いていた手をどけた。

 

「いや、ランは悪くねぇよ、なんなんだアイツらは!」

「あ、いや……………まぁそうですね」

 

 ワイルドハントが完全にいなくなった事を確認したイエヤスは喉にまで出掛かっていた言葉の数々をランへと愚痴った。ランはなにか別の事を言いたげであったが怒り心頭のイエヤスは気付かない。

 

「マジなんなんだ、アイツ! なんなんだ!」

「イエヤス、怒るのは分かりますが、怒り過ぎて語彙がなくなってますよ?」

 

 興奮冷めやらぬイエヤスを宥めながらランの中に一つ何よりも優先すべきものが生まれつつあった。

 

 

 

 それはイエーガーズとしてメンバーと楽しくも遣り甲斐のある日々を送っていて忘れかけていた感情

 

 

 

 

 煮え繰り返るような復讐心である。

  

 

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