ヒーロー目指してないけどヒーローアカデミア   作:ざくろじゅーす

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はじめまして。
文章書くのも投稿するのも初めてです。
なにか至らない点がありましたら、教えていただけると幸いです。


始まりと入試試験

中学の時に読んだ「鉄拳チンミ」という漫画をきっかけとして中国武術にどハマリし、中国武術の修行を始めて早20年、通背拳すら習得できずに俺は死んだ。

 

 

 

 

そして生まれ変わった。

人類のほとんどが「個性」という名の超能力を持つ世界に。

自我が目覚め、このことを知った3歳から修行を始めた。

前世でありえなかったことが当たり前になったこの世界なら、習得できなかった数々のわざが使えるようになるに決まってる。

 

 

俺がそう決意していた時丁度よくテレビで中国武術特集みたいなのをやっていたので、親は特に不審に思うことも無く応援してくれた。

修行する上で近くに道場がなかったのは惜しいが、そこは前世でずっとやってきたことや、チンミ少年の修行方法も頭に入ってる。

しかも、家は田舎にあり、山を所持していたので修行する場所に困らない。

とりあえず通背拳の習得を目指して頑張ろうかな。

 

 

 

 

 

ただ今15歳でーす。

とばしすぎ?でも俺がただただ修行するだけの日々に興味ないでしょ?

ここ13年の主な出来事は

4歳で俺が無個性なのが発覚したのと、8歳で通背拳を習得した事くらいだ。

通背拳を初めてうてたときにはとにかく嬉しかった。

前世からの夢だったからね。

しかし5年でできるとは思ってなかったな。普通に今回の人生も全部通背拳の習得に費やすつもりだった。

そこから調子に乗って一指拳や棍にも手を出し、さらには硬射気道拳なんていつ使えるか、というか使う機会が本当に来るのかわからない技まで身につけてしまった。

若気の至りってやばいね笑

 

そう、俺はいま15歳。つまり中三だ。

この世界では高校で結構進路が決まったりするらしい。

だからめちゃくちゃ悩んでいる。さっきも言ったけど通背拳を生涯かけて習得しようとしていたので、将来を一切考えてない。

 

ひとまず今は行く高校に迷っている。人に教えたりするのはめんどくさいし、どうせならせっかくの力を使えるような仕事に就きたい

。でも、この世界特有の職業であるヒーローは却下だ。

あんなプライベートもプライバシーもないような仕事につきたいと思わない。

警察も休みなさそうだからやだ。

ほんとどうしよ。

考えるのもめんどくなって、テレビをつけて現実逃避する。

やっていたのはSPが主人公のドラマだった。ぼーっとみてみて、ふといいんじゃないかなと思った。

プライバシーは守られるし、民間企業だったら休みも取れる。何よりかっこいいし、ロマンがある。はず。

どうせならあくまで執事みたいに戦う執事ならぬハイスペックボディーガードを目指そう。

とりあえず目標がきまったので、親に言ってみると、いいんじゃないと背中を押してくれた。

目指す場所が決まってスッキリとしてその日は寝たが、次の日あることに気づいた。

結局高校どこにするか決めてない。

 

 

 

 

はいどーも鯉滝(こいだき) 飛龍(ひりゅう)です。

関係ないけど俺の名前って結構ごつい。キラキラネームかよ。

俺は今日本一と言われる雄英のヒーロー科の入試を受けてます。

ヒーロー目指してないのにかなんでかって?

いやーあれからよく考えてみたら、この世界は無個性ってだけで、弱者になる。

そんなんじゃ雇ってもらえないどころか志望した時点で落とされるという可能性が大なことに気づいたので、日本一有名なとこで箔をつけることにした。

ついでに色々とスキルアップしようかなーって。

スキルアップももちろん大事だとは思うけど、今の俺は中国武術ならだいたいできる。

あとは技のキレとか、実践を積むぐらいだなー。修行はもちろん続けている。

まあ今の状態で大抵はなんとかなる。

これは世間を舐めているんじゃない。中国武術がちょっとおかしいぐらい強い上に応用がききすぎるのだ。

ぶっちゃけイージーモードですわ。

まあ、俺がいろいろと手をだしてしまったのもあるんだけど。

いやぁだって縮地とか憧れるじゃんあと抜刀術とか。

 

そんなこんなで実技試験。

筆記はねーさすがに前世でそこそこいい大学通ってないですよー中学生向けならそんなにやばいこともないし。

でも、社会が若干やばかったなー歴史も常識も違うし。

会場に移動し、スタート地点に並ぶ。

ひとつ分かったことはこの学校の設備はやばいってこと。めっちゃ金持ちやん。

説明はあまりよく聞いていなかったが、とりあえずロボットを倒せばいいってことらしい。単純明快でいいね。

ふと視界に紫が映った。

気になって隣を見るとその紫の持ち主である少年。

この世界の髪の色マジで個性的だよなーと思いつつふわふわの髪を眺めていると、ふと既視感がある。

なんだっけと考えてみると某6つ子アニメの四男の気合いの入りすぎたバンド姿が思い浮かんだ。

やばいwww吹き出さなかった俺を褒めて欲しい。

笑いを堪えて頑張っていると、「スタート」という合図があった。

 

お、始まったと思い走り出そうとするが周りが全然動かない。

ちらっと隣を見てみると緊張からか固まっていた。

ここはさっき(心の中で)笑ってしまったお詫びをしよう。(ここまで0.2秒)

紫くんの背中を叩き、一言「始まったよ」といい走り出す。

借りは返したぜキリッ

 

目の前にロボットが来る。

記念すべき初めての敵には通背拳を放つ。

派手にぶっ飛んで後ろのロボットも巻き込みぶっ壊れた。

…これ人に打っちゃいけんやつやん。

いやいやこの世界の人間はかなり丈夫だから大丈夫!!…だよね?

まあ気にしてもしょうがないし、相手はロボットだしどんどん行ってみよー!!

 

そこからロボットを破壊し続けた。

倒しても倒してもあちらからやって来てくれるので、探す手間が省けてその分いろんな技も試せてほくほくだ。

でもそろそろ終わりのようだ。

ロボットの数も少なくなってきた。

のこりを殲滅し終えてこっからどうしよかなと考えていると。

急に影がかかり、大きな音がして地面が震えた。

見上げるとめっちゃでっかいロボット。

ボーナスステージかな?

とぼんやりしている間に巨大ロボットは移動を開始する。

その行先に目を向けると1組の男女。

うわ、こんな所でリア充かよと反射的に思ってしまうが、どうやら違うらしい。

女の子が動けなくなっていて、男の子が助けようとしているっぽい。

男の子は紫くんだ。

その間にも2人に巨大ロボットは近づいていく。

というか普通に踏み潰されそう。

さすがに可哀想なので2人と巨大ロボットの間に入り、踏み潰そうとする足に渾身の通背拳を叩き込む。

すると、巨大ロボットか粉々に砕け散った。

え、もろくない?

後ろの2人もめちゃくちゃびっくりしている。

うん、俺もびっくりだよ。

瓦礫が降ってくるかもなので2人を抱えてダッシュする。

スタート地点に着いた時、試験終了となった。

 

ほっとして2人を地面におろす。

2人共特に怪我もなく、女の子は腰が抜けただけらしい。

2人から、特に女の子からすごい勢いで感謝の言葉が降ってくる。

可愛いなぁと思いつつ、某運命の新宿の暗殺者を真似て、

「いいよぉ」と微笑んだら静かになった。

ほんと可愛い。

それはそうと今が帰るチャンスだ。

紫くんになんて声かけようかな。

まあ、ここ受ける人はほぼヒーロー目指していると仮定して

「かっこよかったぜ、ヒーロー」

と一声かけ、とっとと帰る。

なかなか充実した1日だった。

 

…もうちょっと手加減出来るようにしよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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