万丈「なぁ、ほんとに俺勝てんのか?あいつらビュンビュン飛ぶんだぜ?」
セシリア「クラス代表を譲るのであれば取り止めてあげてもよろしくてよ?」
戦兎「その必要は無い、こっちにも策はある」
万丈「だそうだ!」
箒「その自信はどこから来るのだ…」
一夏「さて、どうなる第」万丈「6話!」
戦兎「お前被せるの好きだね〜…」
[代表戦当日、放課後]
「準備はいいか?万丈」
「あぁ、いつでもいいぜ…」
万丈は気合い充分と言った感じで拳を掌にうちつける
整備室には彼らと箒、一夏も居た
「悪いな、龍我…まだ俺のISが準備出来ないから…」
「気にすんなよ、これはお前の代わりであると同時に、俺の意地でもあるんだ」
そう呟くと彼は相棒に調整してもらった青いドライバーとゼリーを手にしてアリーナへ歩いていった
「ほんとに勝てるのか?ISに…」
箒は戦兎に再び問いかける
「大丈夫だっての、まぁ見てなさいよ」
【アリーナ】
万丈がそこに向かうとすでに自身の専用機、ブルーティアーズを纏ったセシリアが待ち構えていた
「あら、装備は着ないのですか?」
「見せつけてやろうと思ってな…」
万丈は不敵に笑うと青いドライバーを巻き付ける
\スクラァッシュドラァイバー!/
セシリアはそれを見てププっと吹き出した
「ププ…そんな大きなものに収納されていますの?全く、これじゃ勝ちも丸見えですわね」
「バカにすんじゃねぇ!」
万丈は怒鳴りながら手のひらサイズのゼリーを取り出すキャップを閉めた
「この力はお前らみてーに、実力を魅せるための力じゃねぇ…」
「では…なんですの?」
「…愛と、平和を守る力だ!」
そして一気にそれをベルトへ差し込む
\ドラゴンゼェリィー!/
軽快な機械音が鳴り出す
万丈は構えると覚悟を決めレバーを押し込みながら叫ぶ
「変身!」
刹那、ビーカーのようなものが形成され万丈を包み込み、中が青い液体で満たされていく
それが弾け、スーツを着ると頭からジェルが吹き出しそれが新たな装甲を形成する
\潰れる!流れる!溢れ出る!ドラゴンインクローズチャージ!ブルルルァァァァ!!!/
オレンジの目が光り変身が完了した
セシリアだけではない、ギャラリーや一夏や箒もどよめいた
「な、なんだよあれ!?」
「あんなもの、見たことがないぞ!」
そして…彼女達も…
「織斑先生!あれって!」
「ジェル状装甲…!あいつ、あんなものまで作れたのか…」
織斑千冬は、改めて桐生戦兎に恐れを抱いた
かつて、友人が耐久性に問題があると言って断念した技術
それを一生徒がやってのけているのだ
「行くぞォ!」
クローズチャージは拳を打ち付けるとその場で飛び上がりセシリアのISを殴り飛ばした、呆気なく吹き飛ばされるブルーティアーズ
「くっ…この程度…!?」
彼女は、自身のシールドエネルギーを確認して驚愕した
今の一発でエネルギーは3分の2まで落ちていた
あと2発でやられる…
セシリア緊急的に空中へ飛び立った
だがクローズチャージは追ってこない、いや、追えないのだ
観戦中の箒もそれに気付いた
「桐生、もしかしてあれ…」
「気付いた?そう、飛行ユニットがないんだよね」
「えぇ!?それって欠陥じゃないか!?」
「いや、ライダーシステムはそれで完成なんだよ」
「だがこれでは勝てないぞ、何か策は…」
「あるよ、3つな」
セシリアは有頂天になっていた
高い攻撃力を誇るとはいえ、みる限り飛行ユニットがない
更には武装を展開する様子もない
あれだけ勝てないと言っていたクラスメイトの悔しそうな顔が浮かぶ
彼女は、ビットでクローズチャージを端まで追い詰めた
「これで…終わりですわ」
だれもが終わりを確信した
突如ブルーティアーズのビットが爆発した
皆が状況が分からず困惑する中、一夏は気付いた
「あ、あれがクローズチャージの装備か!」
皆も気づいた、先程まで手ぶらだったクローズチャージが剣を持っている
\ビートクローザー!/
「…まだ終わってねぇ!」
彼は青のボトルを振るとそれをベルトへ差し込んで、レバーを押し込んだ
\ジェット!ディスチャージボトル!潰れなぁ〜い!ディスチャージクラッシュ!/
クローズチャージは上をむくと背中に戦闘機の羽根のようなものが形成され、空へ飛び立つ
「まさか!追加で装備を!?」
ISには量子化した武装を入れて置ける、バススロットと呼ばれるものがある、だがその中に飛行ユニットを入れておくのは前代未聞だ
彼女が驚いている隙に万丈は次の動作に移った
ビートクローザーに黄金のボトルを填めて柄を3回引っ張った
\スペシャルチューン!ヒッパレー!ヒッパレー!ヒッパレー!/
軽快な音が響く、クローズチャージが剣を振りかぶると鎖が出てきてブルーティアーズに巻きついた
まさか剣から遠距離攻撃を繰り出すと思っていなかったセシリアは呆気なく囚われてしまった
「くっ!ブルーティアーズ!」
セシリアは残ったビットを繰り出し、クローズチャージを攻撃する
「ツインブレイカー!」
空いた左手にジェルが纏わり、弾けるとまた新たな武器が召喚された
クローズチャージはそれにクローズドラゴンを装填した
\レディィゴォォー!レッツブレェイク!/
クローズチャージが引き金を引くとだれもが目を疑った
巨大な
それは軌道を変えながらビットを破壊し尽くした
後は本人のみ
だがクローズチャージはセシリアを見て悩んだ、戦兎から聞いてはいる
ISにはシールドエネルギーがあり、今回のような試合ではそれをゼロにした方が勝利と
だがシールドエネルギーがゼロにも関わらず攻撃すると、
愛と平和を守る仮面ライダーがそんな事をしていいのか、それが自分の信じた仮面ライダーだったのかと…
万丈は諸々を考え、ビートクローザーからボトルを引き抜いた
鎖が粒子となって消える
クローズチャージは歩み寄っていき
「俺の勝ちだ、文句ねぇだろ…」
だが、セシリアは恐怖に怯えていた
このままでは負ける、その事実が彼女を暴走させた
「いやぁぁぁぁ!!!!」
クローズチャージに銃を突きつけ躊躇い無く引き金を何発も引いた
さすがに至近距離では無理があったか、クローズチャージは変身が解けてしまった
だが、錯乱した彼女は何発も万丈に向け銃を撃つ
「お、おい!落ち着けって!?うわぁぁっ!」
万丈はひたすら逃げるがやはり生身では逃げられない、一発が肩をかすめた
彼女は観客席に向けても銃を撃ち始めた
ギャラリーは突然の事に動けなかったがシールドが発動したのを見て避難を始めた
「万丈、撤退しろ、生身ではどうにも出来ない」
千冬は万丈に対してアナウンスするが
「…いや、俺が助ける!クラスメイトほっとけっかよ!」
万丈はドラゴンボトルを思い切り振りながら走り出す
「っの馬鹿っ!」
戦兎もたまらずアリーナへ向かった
万丈は右へ左へと飛んで跳ねて、人とは思えぬジャンプでセシリアに組み付いた
「目ェ覚ませ!お前の勝ちだっての!」
「いやっ…へっ?私の…勝ち?」
セシリアはようやく意識を取り戻し地上に降りてISを解除した
そして、万丈の傷に気付いた
「っ!その傷!」
「んぁ?あぁ、こんくらい気にすんなよ」
万丈は全然平気だと言うように肩を動かした
だがやはり痛むのか顔を少し歪ませた
セシリアはハンカチを取り出すとその肩を止血するように縛った
「せめてもの、お詫びですわ…」
戦兎もその様子を見てほっとため息をついたのだった
戦兎「万丈負けたってよ」
万丈「仕方ねぇだろ!いきなり撃たれたんだから!」
戦兎「そのままいけば勝てただろ、あんなの恐喝とかの類だろ」
セシリア「まぁ、御二方とも落ち着いてください、あれは私の未熟さゆえですわ」
箒「…一夏、彼女の態度、変わってないか?」
一夏「あぁ、まぁやりやすくなっていいんじゃないか?」
千冬「次回、INFINITE・Be The One」
万丈「鈴の音の少女!」
山田「Bell Sound Girl」
万丈「言わせてくれてありがとな、せんせ」
山田「いえいえ〜!」
??「次回は私が出るわよ!」