機動戦士ガンダムSEED EXODUS   作:naomi

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EP12 宇宙の現状

「間に合わなかった…クソ」

 

補給を終えたディスティニーだったが発進前に戦いは終わっていた。

 

「俺もだよ、シン」

 

「アスラン」

 

「だが、無事守られたのならそれでいいんだ」

 

「あんたは悔しくないのかよ」

 

「なに、俺が手を出さなくても戦いが止められたのなら、それでいいんだ」

 

不服な表情でその場を去るシン。

 

「まだ、道を見出だせてないの、彼」

 

「キラ。…あぁ焦ってもしょうがないんだけどな」

 

「大丈夫だよ、君が期待してる子なら。きっと答えを見つけられるさ」

 

「そうだな」

 

「こんなところにいたのか、キラ」

 

カガリがご立腹な顔で二人に近づく。

 

「やあ、カガリ。元気そうだね」

 

「お前はまた勝手に…でも、ありがとう」

 

「うん」

 

「あの青年が、あの機体のパイロットかね」

 

「はい、真壁司令。キラ・ヤマト…ストライクフリーダムガンダムのパイロットで元オーブ国防軍准将、今はザフト軍最高指揮官を務めています。カガリ…アスハ代表とは腹違いの姉弟になります」

 

「アスハ代表の…どうりで親密な訳だ」

 

「キラ。こちら真壁史彦司令。現在協力関係にあるAlvisの指導者だ」

 

「ご挨拶遅れました。キラ・ヤマトです」

 

「先程、アスラン君から詳しく聞いた。救援に感謝する」

 

「いえ、オーブは僕にとって大事な場所ですから」

 

「そうか。ところで君が指揮するザフトは最高指揮官無しで大丈夫なのか」

 

「はい。僕より優秀な人達が代わりを務めてくれてますから、僕は救援とお話に来ました」

 

「話しとは」

 

「今のプラントの状況です」

 

主要メンバーがAlvisのブリーフィングルームに集められキラが宇宙の現状を話し始めた。

 

「ではキラ。プラントの現状を教えてくれ」

 

「実は、プラントではあのフェストゥムって存在。確認されてないんだ」

 

「どういうことだ、キラ」

 

「フェストゥムによる襲撃は一度も無いんだ」

 

「何故プラントは襲われなかったんだ」

 

「あの砂時計に生命がいると彼らは考えてないからよ」

 

「皆城…織姫」

 

「この娘が」

 

「皆城織姫。竜宮島のコアだ」

 

「こんな子どもが」

 

「貴方より幼くても、貴方より多くそして世界のより深いところまで知っているわ」

 

「なんだと」

 

「シンよさないか。申し訳ありません」

 

「別に気にしてないわ」

 

「君がラクスの夢の中に出てきたっていう子」

 

「そう。彼女にはクロッシングの素質はあるけどかなり限定的だったから、彼女が寝ているときにクロッシングして色々と伝えていたわ」

 

「ラクスって誰ですか」

 

「ラクス・クライン。プラント最高評議会議長、プラントのトップだ」

 

「その方にクロッシングを」

 

「そうよ」

 

「そして僕が呼ばれたんだ」

 

キラが地球に来た経緯を話し始めた。

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