「第8沿岸守備隊より支援要請、第16守備隊全滅突破されました」
竜宮島との初めての接触から3ヶ月、オーブ国防軍はフェストムの対応に追われていた。
「アスハ代表、国防軍より出動要請です」
カガリも行政府と国防総省を行き来する日々に追われている。
「わかった。対フェストム部隊出撃」
「代表より出撃指令が出た。二人とも行くぞ」
「了解。あれ以来襲来止みませんねフェストム」
「Alvisの技術で改良したはずのムラサメやM1アストレイでも踏ん張れないもんな」
「だが、彼等の技術提供のおかげでここまで対抗出来ているのも事実だ。フェストムは3手に分かれていると言う情報がある。各機個人で対処するように」
「了解。シン・アスカ、ディスティニー行きます」
「ルナマリア・ホーク、インパルス行くわよ」
「アスラン・ザラ、アカツキ出撃する」
3機が各戦場に赴く。
「あれを見ろザラ隊だ」
「彼らが来たならもう安心だ、各員持ち直せ彼らに続け」
守備隊の士気がザラ隊の登場で上がり持ち直す。
「あなたはそこにいますか」
「うるさい。墜ちろ」
ディスティニーのアロンダイトがフェストムの身体を引き裂き
「いるわよここに」
インパルスのビームライフルが火を吹く
「…俺はここにいるぞ」
アカツキはヤハタノカガミでフェストムの攻撃を弾き返す。
今回も無事フェストムを追い払った。
その後、ザラ隊は戦況報告のため国防総省に出向していた。
「…以上です」
「ご苦労ザラ隊の諸君、異世界の住人と接触して3ヶ月、未確認生物『フェストム』だったか…ついに害悪な存在になり出したか」
「彼等の予告通りになりましたね」
「まぁ、彼らが元凶な可能性もある訳だが」
「協力者の情報によるとフェストムが我々の『怒り』や『憎み』といった感情を学んだ可能性が高いと」
「我々がか」
「もっとも学ばせてしまったとしたら地球軍でしょう、我々は静観の姿勢を保っていましたし」
「しかし、この状況になったのだ君らを国防軍直轄には出来ないのかね」
「すみません。それはアスハ代表にお願いしていただかないことにはどうにも」
「すまんザラ准将まだ君達の力を借り続けることが暫く続くと思う」
「いえ、そのための部隊ですから。我々の報告は以上です。失礼します」
国防総省を後にするザラ隊
「あの長官、直属にしたいって俺達をコキ使いたいだけなんじゃないの」
「思ったより苦戦しますねアスラン」
「協力者曰く、ムラサメのようなオーブの量産機は改良によってようやく抵抗出来るようになり、俺達のガンダムタイプは竜宮島の『ノートゥング・モデル』に匹敵する性能を得たらしい」
「私達の機体でようやく竜宮島のファフナーと同じくらいの性能ですもんね。軍が苦戦を強いられるのも納得です」
「地球軍は恐らく壊滅的だろう」
「聞いた話ですとすでに連合としての機能は維持出来てなくて、各地域で独自に動いているそうですね」
「それよりも深刻なのは、プラントとの連絡が取れなくなったことだ」
「もう1ヶ月ですね、プラントとの連絡が取れなくなったのは」
「あぁ…彼等なら問題無く対処しているとは思うが」
「姿を隠した彼等の状態も気になりますね」
「そのことなんだが、彼等から連絡があった」
ザラ隊の本部へカガリが訪れていた。
「代表。どうしましたか」
「…ここには閣僚や軍の関係者はいないんだ、名前で呼んでくれていいんだぞアスラン」
「…それもそうか」
「二人もこの4人の時は別に堅苦しい肩書きで呼ばなくていいからな」
「はぁ…でも私代表のことお名前で呼んだことありせんし」
「…確かにそうだな。まあいい、それでAlvisの真壁司令から連絡があった」
「どのような内容なんだ」
「ある人物をこちらに派遣してくれるそうだ。フェストムとの進展に是非役立てて欲しいと」
「ある人物とは」
「対フェストム戦のエキスパートということだ」
「ここが…オーブ首長連邦国か」
左目に傷を持つ長髪の青年がオーブの地に降り立った。