ありふれた能力世界最強   作:コロンKY

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服飾店の店長とミラードリュッケン

結局、風呂は風呂で、男女で時間を分けたのに結局ユエもシアも乱入してきたり、風呂場でまた修羅場になった挙句、ハジメのゲンコツ制裁で仲良く涙目になったり、その様子をこっそり風呂場の陰から宿の女の子が覗いていたり、のぞきがばれて女将さんに尻叩きされていたり……。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

次の日

 

シアとユエはオネエに会ったり ユエに、〝股間スマッシャー〟という二つ名が付いたりした。

 

ハジメはカービィと力を合わせてアーティファクトを作っていた。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 ユエとシアが宿に戻ると、ハジメとカービィもちょうど作業を終えたところのようだった。

 

「お疲れさん、何か、町中が騒がしそうだったが、何かあったか?」

「おつかれ〜」

 どうやら、先の騒動を感知していたようである。

 

「……問題ない」

「あ~、うん、そうですね。問題ないですよ」

 

服飾店の店長が化け物じみていたり、一人の男が天に召されたりしたが、概ね何もなかったと流す二人。そんな二人に、ハジメは、少し訝しそうな表情をするも、まぁいいかと肩を竦めた。

 

「必要なものは全部揃ったか?」

「……ん、大丈夫」

「ですね。食料も沢山揃えましたから大丈夫です。にしても宝物庫ってホント便利ですよね~」

 

 ハジメは、買い物にあたって〝宝物庫〟を預けていた。その指輪を羨ましそうに見やるシアに、ハジメは苦笑いする。今のハジメの技量では、未だ〝宝物庫〟は作成出来なかった。便利であることは確かなので、作れるようになったらユエとシアにも作ってやるつもりだ。

 

「さて、シア。こいつはお前にだ」

 

 そう言ってハジメはシアに直径四十センチ長さ五十センチ程の円柱状の物体を渡した。銀色をした円柱には側面に取っ手のようなものが取り付けられている。

 

「な、なんですか、これ? 物凄く重いんですけど……」

「そりゃあな、お前用の新しい大槌だからな。重いほうがいいだろう」

「へっ、これが……ですか?」

 

「しかも!」とカービィが続けて、

「ボクのコピー能力ミラーの『リフレクトフォース(一回きり、完全反射)』をつけておいたんだよ!」

 

「ああ、その状態は待機状態だ。取り敢えず魔力流してみろ」

「えっと、こうですか? ッ!?」

 

 言われた通り、槌モドキに魔力を流すと、カシュン! カシュン! という機械音を響かせながら取っ手が伸長し、槌として振るうのに丁度いい長さになった。

 

この大槌型アーティファクト:ミラードリュッケン(ハジメ命名)は、幾つかのギミックを搭載したシア用の武器だ。魔力を特定の場所に流すことで変形したり内蔵の武器が作動したりする。

 

 

「今の俺たちにはこれくらいが限界だが、腕が上がれば随時改良していくつもりだ。これから何があるか分からないからな。ユエのシゴキを受けたとは言え、たったの十日。まだまだ、危なっかしい。その武器はお前の力を最大限生かせるように考えて作ったんだ。使いこなしてくれよ? 仲間になった以上勝手に死んだらぶっ殺すからな?」

「ハジメさん……ふふ、言ってることめちゃくちゃですよぉ~。大丈夫です。まだまだ、強くなって、どこまでも付いて行きますからね!」

 

 

 外に出ると太陽は天頂近くに登り燦々と暖かな光を降らせている。それに手をかざしながらハジメは大きく息を吸った。振り返ると、

 

 ハジメはスっと前に歩みを進めた。カービィ、ユエ、シアも追従する。

 

 旅の再開だ。

 




すみません、今回も時間の都合で短くなってしまいました。
最近忙しくて……って、それは個人的事情でしたね。
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