英霊と未来人   作:マガガマオウ

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ギャグ多めです。
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会合!今を生きる未来人

その日、冬木市に彼が居たのは運命だったのかもしれない。

私達は、1000年も先の未来と会合した……。

 

カルデア正確には人利継続保証機関フェニス・カルデア、そこは人類史の存続と保護を目的として300年以上存在している極秘機関ね。

そこで所長をしている私、オルガマリー・アニムスフィアは大きな仕事を控えているの。

発端は100年後に時代設定された地球環境モデル[カルデアス]その表面の文明の光を観測して、未来人類文明が存続している事の証明を保証する事を責務としているこの場所で、何者かの人為的な歴史介入が原因とされる2016年以降の人類史の焼失することが判明した時からよ。

当時、この報告を受けた時は思わず卒倒仕掛け頭を抱えたのを覚えているわ。

暫く、焦りと混乱で理性が壊れかけたが信頼を置くレフの忠言で如何にか持ち直し人類救済への案を練ることが出来たよ。

レフ・ライノールは私がこのカルデアで最も信頼を寄せている人物なの、正直彼の存在に助けられた事は数えきれない位あるから感謝してもしきれないわ、東方の言葉に足を向けて眠れない人と言う言葉があるが私に取っては彼がその人ね。

さてと、ここまで私の個人的な話に付き合ってもらってなんだけど、そろそろ現在人類が置かれてる危機的状況について説明するわね。

本来の人類史には存在しない過去の特異点事象が文明の焼失に繋がってると判明しているの、それでこれに介入し破壊する事で歴史を修復しようとして立てた作戦[グランド・オーダー]の遂行こそが今の私達カルデアの目下の目的よ。

なのに!世界各国から集められた48人のマスター候補者たちの前で作戦の概要を説明している最中にも関わらず居眠りをしているこいつは何なのよ?

人類の危機なのよ!気持ち良さそうに惰眠を貪ってる場合じゃないってのにコイツはぁ~!

何⁉何ですぐ近くまで来てるのに起きないの⁉さっきから、隣の候補者が揺すってくれてるのに起きようとしないコイツは一体どうしてくれようか~!

だぁ~もう!起きろ!

私が、怒りの表情で絶賛熟睡中の候補者の頭を叩いたのは自業自得だと思ってもらいたいわ、だからちょっと引いた視線を送らないでほしいんだけど。

いや、確かにイライラして持ってたファイルを縦にして振り下ろしたのはやりすぎだったかもだけど~!

うん、いやまぁ流石に悶絶するほど勢いよくやちゃったから結構鈍い音はしたけどねぇ!し、仕方ないったら仕方ないの~!

コイツもいつまで頭押さえてるのよ!

 

「おはよう。私の説明は、そんなに退屈だった?」

 

埒が明かないので俯いて悶えたままの候補者に、自分でも底冷えするほどの低音で話しかけると東洋人にありがちな黒髪と黒目に黄色い肌の中々整った顔立ちの若い男が顔を引き攣らせていたわ。

 

さて、例の居眠り野郎を部屋から追い出してから、場の空気が変になってる様な気がするけど無視していきましょうか、ちょうど一通り状況説明も終わったことだし気分を変えて張り切って行きましょう!

レイシフトの座礁に間違いはないし、今の所は順調ね(候補者一人を退出させた事に目をそらしつつ)。

それじゃあ、いざ行かん全人類救済の旅へ!

 

うん……ちょっと待って、ここ何処?レイシフトは成功?失敗?見渡す限り瓦礫と立ち上る炎しか見ないんだけど……あれぇぇぇぇ⁉一緒に居たマスター候補者はぁぁぁぁぁ⁉

落ち着け私、冷静になれbe cool……良し落ち着いた!まずは、現状確認!明らかに世紀末な景色の中に一人!しかも、スケルトンが何かこっちに向けて直進中!……詰んだ……。

私が一体何をした……生まれてこの方、実家では白い目で見られ同業者からは哀れみられ……いやじゃあ~!こんな所で死ぬのは嫌じゃ~!

良し逃げよう!三十六計何とやら、生きてりゃ良いこともある!よ~し!全☆力☆で……にっげろ~!

うふふふ、とは思ったものの私……足早くないんだった……あぁ、追いつかれる。

あのスケルトン見た目筋肉ないしもしかしたら叩かれても痛くないかも~……終わるのか~私の人生、良いとこ一つもなく終わるのか~。

そう思った時、前方から一般人ぽい服装の中年にしては引き締まった体つきの男性とすれ違ったの。

 

「クロノチェンジャー!」

 

真横をすれ違った時、男性の腕に填まっていたブレスレット型のアイテム掲げてスイッチを押したのを見た時、刹那の光が男性を包み姿が見えなくなったかと思えば、日本のスーパー戦隊に居そうなスーツを着た一人の赤い人が立っていたわ。

一瞬の事だったから、先まで逃げることに必死だったのに立ち止まちゃったわよ……。

 

「ダブルベクター!」

 

その赤い人は何処からともなく取り出した対になった二本の剣を手にすると私がさっきまで逃げていた方向に向かって走り出して剣を振るってスケルトンたちを屠ってくれたわ。

 

「君、大丈夫か?」

 

当面の危機が去ったので、安心してその場でへたり込んでいると赤い人が近くまで来て手を貸してくた。

 

「あ、ありがとうございます。助かりました。」

 

一応、助けてくれたわけだしお辞儀してお礼は言わないとね……正体は分からないけど。

 

「俺は、浅見竜也。未来戦隊タイムレンジャーのタイムレッドだ、君は?」

「あぁこれはどうも、私は人利継続保証機関の所長でオルガマリー・アニムスフィアと申します。」

 

自己紹介してくれた、彼に再度お辞儀をするのであった……って、いまタイムレンジャー言わなかった?

西暦3000年の未来から来ていたあの……。

私はこの時、この出会いが私の運命を変える最初の出来事になるとは思いもしなかった。




長年の心労って蓄積すんですね。
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