俺の親友は前世は男だったけど、今は幼女になった 異世界カルテット   作:ボルメテウスさん

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異世界かるてっと⑦

俺こと、佐藤和真は、魔王の脅威に立ち向かう為に異世界へと転生した。

 

だが、転生したが、そこで仲間になった女神を自称するアクア、爆裂魔法だけしか放たないめぐみん、攻撃がまったく当たらないダクネス達と共に冒険をしていた。

 

だけど、ある日、事もあろうことに、めぐみんが怪しいボタンを押したせいで、さらに知らない異世界へと飛ばされて、思いきり怪しい集団と一緒になぜか学園生活を送る事にになってしまった。

 

「なるべくだったら、関わりたくなかったが、そうもいかないだろうなぁ」

 

前の世界でもそうだが、人間関係を円滑に進めなければ、生きていけない。

 

そういう事もあって、俺は同じ異世界転生者だと思われたナツキスバルに話したんだが

 

「あいつは、俺の敵だった!!」

 

何やら自慢げにハーフエルフの子や双子のメイドと一緒に住んでいるとか自慢げに言いやがった!!

 

そうなった以上は、他に話せる人はいないか検討する事にするがスバル達以外のメンバーだと話す相手は

 

「あのシロガネという人達か?」

 

正直軍人なので、少し話しにくいと思うが、とりあえず、あのメンバーの中で一番肩苦しくない人物と話したいが

 

「あれは、シロガネに近づいているのはめぐみん!?」

 

「あっカズマ、丁度良かったです。

丁度、シロガネさんと話そうとしていたので」

 

「いやいや」

 

やばい、このままではファーストコンタクトが失敗して

 

「あれ、君達は確か」

 

「げぇ」

 

よりにもよって、このタイミングで

 

「グッとタイミングです!!」

 

「げぇ!!」

 

何を思ったか、めぐみんがいきなりマントを翻していた。

 

「我が名はめぐみん!

紅魔族随一の魔法の使い手にして爆裂魔法を操りし者!!」

 

やってしまったぁ!!

 

見てみろよぉ、シロガネさんが思いっきりポカンとしているぞ。

 

「めぐみん?」

 

「えぇ」

 

シロガネはそのままポカンとした表情のままで答えており、めぐみんは満足そうに笑みを浮かべていた。

 

そう言い、めぐみんは宣言する。

 

「あだ名?」

 

「違いますよ!!」

 

まぁそうなるよな。

 

当たり前の言葉に俺はシロガネさんの言葉に同意する。

 

「いやだって、名字がないじゃないか」

 

「あぁ、私達紅魔族にはそういうのないんですよ」

 

「なるほど、んじゃあ仕方ない。

そうか、それを聞けば、なかなかに良い名前だ」

 

それだけだったの疑問は?

 

もっとあるだろ、いろいろと!!

 

「あれ?

疑問それだけ、今の自己紹介でもっと気になる所あるでしょ!!」

 

「えっ?」

 

この人、本気で分からない顔をしている!!

 

「さっきの自己紹介とか、どうなんだよ!!」

 

「えっ自分の事をしっかりと伝わったよ。

紅魔族の中でも天才で、爆裂魔法を使えるっていうのが。

爆裂魔法もなんか浪漫がありそう」

 

うん、合っている!!

 

合っているけど、俺が言いたいのはそこじゃない!!

 

「おぉ、見てくださいよカズマ!!

やはり彼はなかなかやりますね、そう言えば、名前はなんて言うんですか?」

 

いや、だからシロガネさんだろ。

 

「あっ俺の名前はしろがね・スー。

これでも医者なんだ」

 

ごく普通に自己紹介しているけど、シロガネさん、それが一般的な自己紹介だよ!!

 

スーというのはおそらくは名字だと思うけど。

 

「ついでに文字で書くとこんな感じだ」

 

「なるほど、これはこれは」

 

そう言い、シロガネさんはそのまま近くの黒板で名前を書いたが、その瞬間、俺は驚愕で身体が動けなくなり、めぐみんは嬉しそうに目を見開いた。

 

違ったぁ、シロガネの部分は平仮名のしろがねだった。

 

異世界だからそういうのはなかったと思っていたけど、この世界では基準が日本語だから、その可笑しい部分が分かってしまう!!

 

「うぅむ」

 

「なんだ?」

 

すると、名前を見て、興奮していた様子から一転し、不満を持ったのかめぐみんが声を出している。

 

おい、辞めろ、それ以上、変な事を言うなよ。

 

「せっかくカッコイイのに、自己紹介が地味すぎます。

しろがねさんももっとカッコいい自己紹介をした方が良いですよ!!

そんなに良い名前をしているのだから!!」

 

「う~ん、カッコいいかぁ。

俺ってば、医者の仕事しか個性はないから」

 

いやいや俺からしたら既に個性がありすぎるぐらいあるぞ!!

 

「そんな事ないですよ!!

髪も瞳も全て銀髪!腕についている手錠!そして何よりもその軍服!!

どれもこれもが素晴らしいセンスですよ!!」

 

「そっそうかなぁ」

 

照れるなぁ!!

 

あれ、しろがねさんって噂で聞いた時にはまともだって聞いたけど、どういう事なの!!

 

「これは元々は帝国に捕まった時に仕事を使う時以外には使えないように付けていたからな」

 

「封印のアイテム!!

なかなかに良いですね」

 

「なんか向こうでは神の医者とか言われているけど、それ程じゃないし」

 

「なかなかに良い名前じゃないですか」

 

「そうかなぁ」

 

やばい、まさかの組み合わせだっ!!

 

よく考えたら、めぐみんの奴、なんか怪しい魔物の集団にはあんまり反応しなかったけど、しろがねさんを見ていた時から何か輝いた眼をしていたけど、そういう事だったのか!!

 

「しまった、既に遅かったか!!」

 

そう油断をしている間に、ドアを開ける強烈な音がして見てみると、確かしろがねさんと同じ世界出身の幼女だった。

 

「あれ、お前は確か」

 

「ターニャだ、それよりも、なんかやばいと思って来てみたら、これは危険だ!!」

 

「一体どういう事だよ」

 

「しろがねはな、自覚のない中二病なんだよ!!」

 

「なっなんだってぇ!!」

 

確かに俺も異世界という事でワクワクしていた時もあるけど、あれぇ、なんだかポーズとか取り始めてるよ!!

 

「このままではやばい!!

しろがねが色々とやばいラインに入ってしまう!!」

 

「くっそぉ、しろがねさん!!

そういうのは、凄い恥ずかしいんだよ!!」

 

「何を言っているですかカズマ!!

しろがねは今はとってもカッコいいポーズを作っている途中なんですよ!!」

 

「う~ん、俺としては好みは人形を使いたいけどな。

でも医者というのも」

 

「あぁ分かりますよ。

私もさっきの話から聞いただけでもカッコよさが分かりますよ!!

とくにあるるかんなんて最高です!!」

 

「やばい、話がついて来れない!?」

 

「ぐっ早く辞めさせなければ」

 

既に危険な状態が続いており、二人の暴走が止まらない。

 

「・・・こうなったら、止むを得ない」

 

「何か方法があるのか!!」

 

「あぁ、とっておきのな!!」

 

そんな方法があったのか

 

「協力してくれるか!!」

 

「あぁ、俺にできる事ならば」

 

このままじゃあ、せっかくの常識枠の一人が消えてしまう可能性がある!!

 

それを聞くと、目の前の幼女がいきなり笑みを浮かべた、それも嫌な意味で

 

「ではやるか」

 

「へっ?」

 

何が起きたのか分からない内に俺の足には何か衝撃が起こり、こけてしまい、そのまま後頭部に強烈な刺激が走るって

 

「痛あぁぁ!!」

 

余りの痛さに俺はその場で転げまわっていた。

 

何が良い方法だぁ、あの糞幼女!!

 

「んっ和真君!!

大丈夫か!!」

 

「えっカズマ!!」

 

俺の事が心配になったのか、自己紹介の途中だったが、二人は駆け寄ってきた。

 

「どうしたんだ」

 

「いやぁ、あの」

 

俺はその原因を喋ろうとしたら、あの幼女が凄い眼力でこちらを見ている。

 

わぁ、下手な事を言ったら死んでしまいそう。

 

「すまないな、少し手を滑らせて、こけさせてしまった」

 

「そうだったのか、すまない」

 

「いや、少しこけてしまってな」

 

「そうですか、びっくりしました」

 

「一応怪我は大した物じゃあなさそうだ。

でも一応は応急手当をしておくぞ」

 

「あっあぁ」

 

そのまま二人は俺を心配しているようだが、これは色々と考えなきゃいけない!!

 

めぐみんと同じ感性を持っているけどわりと常識人なしろがねさんと、見た目は幼女でも性格が色々とやばいターニャ。

 

こいつらと本当に付き合えるのかぁ!?

 

 

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