アメリカ・カナダ・クワトイネ連合とロウリア王国との戦争はロウリア王国の降伏により、完全終結となった。
ロウリア王国はアメリカ合衆国、カナダ連邦とクワトイネ公国の主導の下、解体され、共和制を導入したロウリア共和国となった。
領土としてもクワトイネ側が北東部のおよそ韓国本土に相当する面積の領土、アメリカとカナダ側が西部の日本本土ほどの面積を割譲した。
ロウリア共和国は実に領土の半分を失い、保有する戦力に大きな制限をかけられた状態で国民や政府の間で不安視する声も上がったが、アメリカによる技術支援と戦後の警備を担当していることで話は何も問題はなく進んだ。
また、ロウリア王国が保有する魔術や魔法技術に関する全ての譲歩も条件に譲歩された。
旧ロウリア王国ハーク・ロウリア34世は大量虐殺の首謀者としてそのほかの側近と軍関係者など戦争犯罪者共にクワトイネ公国・クイラ王国の刑罰によって罰せられることとなった。
それまで捕虜とされたロウリア軍はアメリカ及びクワトイネからロウリア側へ返還となった。
しかし、少数ではあるが、アメリカやカナダへ残留したいというロウリア兵士がいた
両国の政府はこれを条件付きで、許可することに決定。
残留した兵士の中には魔導士も含まれ、魔導士は捕虜の中でも重要な人材であった為、捕虜の待遇を通常より良くしていた。
そのことが功を成したのか、何名かのロウリア捕虜から魔導士がアメリカ側へ所属し、また、戦争犯罪者である魔導士関係者もアメリカ政府は魔法研究機関に送った。
戦争犯罪者となった彼らがどうなるのか、誰も知る由もない
この知らせを聞いた研究員や軍関係者は歓喜するのだった。
アメリカ・カナダ軍内部でも魔法の存在は現在のところ危険性の高い魔法は発見できていないが、これから現代兵器が全く効かず人間のみ、特定人物を攻撃できる魔法や諜報関係、特に古代歴史書に存在する転移魔法を研究所では注目され、かつて古の魔法帝国が大陸ごと転移した伝説やムー大陸の伝説など魔法対策及び研究へ予算が投じられた。
(それでもアメリカ軍の軍予算は例年よりも20兆円ほど予算がアップした上、陸軍で新たに特殊攻撃対策本部を設置することも検討している。)
アメリカ政府がなぜ、魔法へ注目する背景に科学の法則を超越した理不尽な力が脅威となり、いくら前世界で世界のトップクラスの軍事力と言われたアメリカでも、神や悪魔のような神話に出てくるデタラメな攻撃手段の可能性が高いことがあるとCIAや魔法分析調査部から出たからだ。
当然、カナダもアメリカ同様の魔法対策へアメリカと共同研究していた。
アメリカのあらゆる面で何とか対応しつつ、ある意味中国や中東問題よりも国家危機にあると考えていたアメリカ上層部や大統領にとってロウリア戦争は、この世界の実力を知るのにちょうどよかったと言えた。
政府内でそんなあらゆる対策が立てられる中、戦後処理で別の問題も浮上した。
それは奴隷であった。
アメリカでは奴隷禁止なことはもちろん、奴隷は150年ほど前まで存在していたことからショックが大きかったと言えた。
ロウリア王国では奴隷の定義として人族以外の獣人・翼人族などの亞人族や犯罪者などが中心であるが、一部では志願制により奴隷兵、奴隷となる人々もいた。
一般的に奴隷は人権など保障されず、道具同然に使われ、例え主人が奴隷を何人殺害しようが罪に問われず、逆に奴隷が何かしらの貴族や一般人へ暴行・殺害・暴言・性犯罪など行なった場合即男性は処刑、女性は性奴隷となる。
これはロウリア王国で膨大な人口を抱え、それらの国民を養うための必要な労働力として確保していた面が強く、
奴隷の半数は鉱山・農業・下級産業・奴隷兵などに従事し、残りは貴族や裕福層が飼っていた。
ロウリア王国の奴隷産業は他国から奴隷となる人々を狩るだけではなく、内陸部に奴隷工場と呼ばれる奴隷となる人々を生み出すだけの工場が存在し、生み出される奴隷は国内だけではなく列強国などに輸出される。
これらはアメリカ軍が奴隷商売業を営むムルタン・カフトロ卿やヒュールラ商会など徹底的に摘発した。
この現状に連合側は直ちに現政府に奴隷制度廃止を徹底させ、人種だけではなく種族に対する人権保証する法律を整備する。
これが功を成したのか、現地民からはとても歓迎された。
ここ数年、ロウリア政府は軍備増強のため重税を重ね、国民は不満が溜まっていた。
奴隷からはロウリア王国解体によって主人を殺害、逃亡する出来事が多発し、特に獣人族や翼人族などがアメリカ領土となるロウリア北部へ逃げ込む事が多くなった。
この事態にアメリカとカナダ側は異世界人を国内へ積極的に入国させることは民族間の争いの種や法律が整備されていない状態で未知の病原菌・生物を国内へ上陸することを懸念していた。
クワトイネやクイラとの貿易面でも厳しい検査によって今の所問題は起きていないが、十分に安全な状態とは言えない。
彼らは既に身内や友人、故郷そのものが破壊されている者、行き先がなく奴隷解放軍であるアメリカやカナダに興味を持った者、単なる興味本位の者など
その数、何と数万人にも登り、これにアメリカ・カナダ政府は頭を抱えたが、妥協案を提示する。
それは新しい領土の市民として受け入れてはどうか?というものだ。
もともと移民大国であったアメリカは移民を受け入れることにそれほど問題はない。
新しい領土を開発するには労働力の問題があった。
それはアメリカやクワトイネがロウリアから割譲した領土に住んでいた住民は特にアメリカに未知の兵器の登場によって恐怖していた。
現代ではまずあり得ないことであるが、中世では新しく入手した領土内の住民は奴隷か、税を搾り取られる存在となるので、ロウリア国民は避難した。
一部は残っている者もいるが、それでも劇的に数が少なくなった今ではアメリカとカナダも開発に数年以上はかかるだろうと予想していた。
それを解決するために労働力を確保することで開発期間が短くできる。
アメリカやカナダ側としても元極東に点在していたグアム島や日本が消失したことにより貿易や戦略上確保しておきたかったという面もあった。
それは今後予想されるフィルアデス大陸や第一・第二文明圏との貿易を円滑に行うために大陸に近い領土だ。
それを領有化する事ができたため、できるだけ早めに開発し、貿易港として機能を果たす。
残った住民はアメリカ軍がロウリア王国を滅ぼしたため、あっけからんとしていたが、しかし、終戦後アメリカ指導の元で復興していく様子や食料配給、医療支援など中世の世界では考えられない扱い方をしてくれた。
結果的に貧困層や元奴隷だった人々は親米となった。
ロウリア王国の各地はアメリカ軍による攻撃によって損害を受けた住宅、工場、軍事施設、公共施設などはあるものの、そちらは最小限に留めて軍事施設を徹底した攻撃を行ったため、国民側へは被害は少ない。
そんな中、今日も復興のために一人のアメリカ軍中尉が仲間と共にロウリア共和国、首都ジン・ハークの見回りをしていた。
「ふう…えらく暑い……下手すればベガスよりも暑いですね……」
「なあに言っているんだ、こんなのネバタよりは涼しい方だぜ?スコット」
「そうですが、早く任務を終えて家族に会いたいものです…マイク中尉もそう思いませんか?」
「ああ…まあな、異世界の国家は酷いものだな…見てみろよ……」
少し小道を見ればそこにはゴミや残飯、浮浪者と思われる遺体、排泄物が落ちているせいで強烈な匂いを発していた。
中世ヨーロッパの歴史でも下水はローマ時代以降あまり復旧しなかったため、排泄物や汚物などは全て川へ捨てるか、道路へ捨てるのが一般的であった。
路地を歩いていると上から汚物が落ちてくることもあった。
有名な話では16世紀頃のフランス貴族が傘を常に外へ歩き携帯する背景に汚物が上から落ちてくるのを防ぐためとも言われている。
また、ドレスが異常に膨らんでいるのもスカートに汚物がつかないようにするためのデザインという話もある。
パレードや記念式典になれば国が掃除するのだが、そんなものは滅多に行われず、階級の高いものは香水などをつけて匂いをごまかしていた。
しかし、アメリカ・カナダ政府は異世界のあまりの不衛生さに渡航する人々に注意と制限をかけていた。
「たく…あと少しでここらでも企業がここら辺に下水管を引くらしいから少しはマシになるだろうが、いつ見ても耐えられないものだ」
「中尉もこの光景をどこかで見たことが?」
「・・・ああ……アフリカでな…そこではこっちよりはマシだったが、2019年に起きたチュニジア共和国チュニスの爆弾テロ事件覚えているか?」
「はい、チュニジア共和国の大統領や側近が殺害された事件ですよね?」
「ああ、あの時俺はエジプト陸軍の指導に任務として行っていたが、その時にあんな事件が起きて、主犯たるテロリストどもはアフリカ北部を支配しようと計画するイスラム過激派によって引き起こされたものだ。
当然、イスラム過激派と敵対関係にあったアメリカは派兵を行い、俺も戦場へ出向いたが、そこで何と戦ったと思う?」
「…何を見たのですか」
「クソッタレどものせいで薬物中毒になった少年兵だ!それも少女達だった...
俺も兵士として敵対するなら戦うことしかなかったから、戦ったが、その少年兵たちの遺体たちはどれも若く、俺の娘くらいの歳だったんだ。
あんなにも無残に捨てられている様子を見るとそれを思い出して嫌になるものだ...」
頭の裏で映ったのはアフリカの草原でアメリカ軍の歩兵隊と反政府組織の戦闘だった。
チュニジア共和国首都チュニスで大統領式典の中、テロリストが爆弾テロを行い、爆発に巻き込まれた大統領以下政府関係者4名が死亡するというチュニジアの歴史上最悪とも言われた事件だった。
テロリストを指揮したのは反政府組織が手を組んだイスラム過激派だった。
チュニジア政府は反政府軍を抑えられなくなり、国連へ助力を求め、これを受けたのは中東へ部隊を展開させていたアメリカ軍であった。
アメリカ軍は現地へ介入すると首都の復興や支援、戦闘介入を行った。
戦闘は精密爆撃により反政府軍は組織的行動力を失い、あっという間に空中分解した。
しかし、結局首謀者も逃げてしまい、アメリカ軍は面目が潰れてしまう結果となった。
さらに現地政府はもはや政府としての機能がいくつも停止し、国が崩壊するのも時間の問題であった。
結局、アメリカ軍は反政府組織の壊滅を受け、国連の主導の元、復興が行われるだけで国全体として回復するのはかなり時間がかかった。
「中尉…」
「・・・少し長話をしたようだな、しばらく続けるぞ」
「はい」
とそこへ獣人族のケモミミを生やした少女が突っ込んだ。
「!おい大丈夫か」
途中でマイクは言葉を失った、そこには鋼鉄製の手錠に最低限布の面積しかないボロボロの服、白い髪は手入れされていないのか、ボサボサ
何より何かに怯え震えていた。
耳は犬なのか、シェパードのような耳をしており、可愛らしい女の子であった。
「こんにちは…お嬢ちゃん、何かあったのかい?」
と優しく中尉は腰を下ろし、少女と同じ目線に合わせる。
と少女は怯えながらこちらを見る
少女は白い髪に陶磁器のような白い肌、シェパードの耳と尻尾は白く、瞳は青であった。
「心配ない、俺たちはアメリカ軍だ、俺はマイク中尉、何か追われているなら助ける」
「あ……めり…かぐん?……」
と首を傾げるが、少し考えたあと保護してもらうことにした。
「・・・中尉、これは……」
と目線で中尉へ目配せをすると
「ああ…報告でもあった人攫いの仕業だろう、大方亜人だから攫われたということだろうな、おそらく放置したらまた、捕まる。」
「・・・では、保護を?」
「ああ…ちょっと待て…確か右ポケットに…」
マイクは姿勢を維持したまま、何か内ポケットを探ると銀色に包まれた四角いものを取り出す。
「あったあった、お嬢ちゃん、チョコレートを食べるかい?」
「ちょこれーと…?」
「そう、こいつだ」
少女はジッとチョコレートを見るが、食べようとはしなかった
マイクは少し考えて、ハッと何かに気づき、チョコの一部を食べた
「美味いぞ、大丈夫だから」
マイクが食べたことで少女はチョコをあらゆる角度から見たあと、パクリと食べた
その光景は白い髪に犬と思われる耳が強く反応した
(か、可愛い…………)
すると本当に美味しかったのか、リスがどんぐりを齧るように食べた少女は少し元気を出した。
「お嬢ちゃんの名前を聞いてもいいかな?」
「うん…イルミ……っていうの……」
「そうか、イルミちゃんだね、君を本部へ連れて行くが大丈夫かい?そこなら君を安全な場所へ連れていけるが…」
と優しく微笑むとイルミは少し微笑み、頷く
「わかった。じゃあ、おじさんから離れないように、ね」
イルミはマイクの上着を掴みながら頷く
そこへ扉をなぎ倒すかのような音が響き、男性が複数現れた
イルミは何かを感じ取ったのか、すぐに中尉の上着を握ったまま震えた。
(イルミがここまで怯えているということはこいつらか・・・)
「あの小娘どこにいやがる!」
「うん?頭!あそこです!」
男の中でも大柄の男が気づいて、こちらへ駆け寄った。
「おや、これはこれはアメリカ兵士様でございますか、その少女を捕まえてくれてありがとうございます。」
「君たちは?」
「あっし達はこの辺に住んでいる商売人でして、その娘を探していたんですよ…」
「・・・少女との関係はなんだ?」
「は、はい、その少女はあっしの娘でして、急に家を飛び出したから、慌てて追いかけていたんです。」
「ほう…娘に鋼鉄製の手錠をかけることが普通なのか?」
「あ、いや、それは……あっしの家で悪い子にはつける文化みたいなものですよ」
(清々しいほど嘘を吐くな…………)
「そうか、お前らとこの子の服装はだいぶ違うようだが、なぜだ?」
「あ…いや……」
「それにかなり怯えているようだが、それもなぜだ?」
「・・・くそ!アメリカ兵士だろうが相手は2人だ!やっちまえ!!!!」
と路地から男の部下たちが出てくる
「へ...へへへ...アメリカ軍人に手出しすることは避けたかったが、この際仕方がない!」
「お前らやっちまえ!!!」
「「「「おう!」」」」
と柄の悪い男たちは三人を囲むように移動し、手には剣やナイフ、斧、木の棒が握られていた。
「・・・・・いいだろう、お前ら全員フルボッコにしてやる、かかってこい!」
と言うと男たちは一斉に襲いかかってきた
「よし、スコット!今だやれ!」
「あいよ!イルミ!しっかり耳と目を塞げ!」
とイルミはマイクに守られながら耳と目を塞ぐ
男たちの目の前に落ちた閃光手榴弾が一気に爆発し、男たちは強烈な光と音によって耳を潰された者、目をやられた者が続出した
「ぐああああああああああ!!!!!????」
「目が....目があああああ!!!」
「うおお...!!!」
すぐさまマイク中尉は怯んでいる男たちを制圧に取り掛かり、呆気なく終わった。
「よ~し...うまくいったな..」
「はい、まさかここでこいつを使うとは思いませんでしたよ」
「ああ、こういう使い方も悪くねえだろ、おい連絡を入れろ」
「あ、はい!」
中尉はそのまま頭の男性に近づき、胸ポケットから書類を取った。
内容にはロウリア王国壊滅によって奴隷を別の場所へ移すというもので、こいつらだけじゃなくてほかもいるってことか....
さらにイルミ以外でも被害となっている奴隷は亜人を中心に多くのリストがあった。
これは使えるな...
「中尉!HQと連絡が取れました!直ちにこちらへ車を回してくれるようです!」
「そうか...よかったな、イルミちゃん、これでもう君を追うものはいなくなったんだ」
「ほん...と...?」
「うん」
するとイルミは涙を溜め、中尉の腕の中で泣くのだった。
中尉は子供をあやすかのように背中をぽんぽんと優しく叩いてやり、大丈夫..大丈夫...と言葉をかけた。
イルミが泣き止むのに数分くらいかかった後で、中尉は質問した。
「イルミちゃん、お前さんはもう自由の身だ、両親はどこにいる?」
「・・・・・・・」
イルミは下を向いたまま、沈黙する
それに二人は最悪の状態を予測し、まさか…と思いながら聞く
「おとうさんも...おかあさんも....ともだちもみんなしんじゃったんだ...わたしのむらはじゅうじんぞく…ばっかりのむらで...ろうりあのへいたいにみんなつれてこられたあと……ころされちゃった...
わたしはろうりあぐんがこんらんのとき........にげられたけど..とちゅうでそこのおとこたちにつれてこられたんだ...
みんな....あいたいよ......おかあさん......おとうさん...............うう......」
とそこまでイルミが言うとマイクが抱きしめた
「ふぇ....?」
「え?中尉!?」
「怖かっただろ?ずっと一人で、よく頑張った.....」
とイルミが再び涙を溜める
「大丈夫だ…お前を苦しめる奴らはみんな俺たちがぶっ潰してやるからな…」
イルミは今まで溜めていたのか、というほど涙を流し、中尉の上着を掴んだまま大泣きする。
イルミが嗚咽する中、マイクはイルミを抱き締めながら静かに怒りを燃やしていた。
異世界とはいえ、こんな世界はあんまりではないか
地球でもロクなことは無かったが、こっちはもっと酷い
こんな少女少年が多くいると想像すると地球以上の理不尽さとこの構造を作り出す異世界に怒りが湧いていた。
「イルミ…俺と一緒に暮らさないか?家はアメリカにあるだが、家族に妻と娘2人がいるんだ。
きっとお前も娘たちと仲良くできると思うんだ
どうだろうか…」と頭を掻き、照れ臭そうに言った。
「・・・うん!」
イルミは笑顔になった。
「ははは...マジですか.......」
「ああ、本気だ。なあにいまの俺の収入なら家族が一人二人増えてもどうてっことないさ!」
「ははは!そうかもしれないですね!けど今はまだ異世界人の入国審査が…」
と二人の兵士と一人の獣人少女は後に中尉の元へ少女は引き取られ、妻と娘は驚愕する話はまた、後日起きるのであった……
二人が入手した書類をもとにロウリア国内の人攫いや人身売買組織は撲滅され、ロウリア共和国から多数の亜人がクワトイネ、クイラ、アメリカ領土へ引っ越すのだった
しかし、奴隷の身から助けてくれたアメリカ軍へ恩恵を感じ、アメリカ軍へ志願する亜人も現れたことは別の話であった。
この出来事は多くの亜人から好印象を抱かれ、アメリカやカナダを目的にアメリカ領土へ移住するものが多く増えた。
「中尉、ある友人が教えてくれた言葉で中尉に送りたい言葉があるのですが」
「うん?なんだ?」
「中尉って、ロリコンじゃないですよね?」
「ロリコン?なんだそれは」
「日本人が言っていた言葉なんですけどロリータコンプレックスっす!幼女や少女を愛でたり、欲情することです!」
「馬鹿野郎!!!私はイルミに欲情していない!娘として可愛がってやっているだけだ!」
「?ろりーたこんぷれっくすってなに?」
「イルミは知らなくていいぞ!」
「あ~イルミちゃん、ロリータコンプレックスというのはね、要は変t」
ゴン!!!!
「い、痛えー…‥・!」
「お前は何を吹き込むつもりだ!!!!!!」
「そ、そんな殴ることはないじゃないっすか!イルミに正しくロリータコンプ…」
「よし、ぶっ殺す」
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーー!!!!」
この後滅茶苦茶しばかれた後アメリカ軍駐留所で鎖に包まれたマイクが宙吊りにされた光景が見られたとのこと。