星と楓の異世界戦記(旧 2019年打ち切り)   作:ミュラ

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23フェン沖海戦前編

 

パーパルディア皇国 皇都エストシラント南方の海軍基地

 

 

パーパルディア海軍艦艇が多数停泊する中、出撃する45隻の艦隊があった。

その艦隊は第二次皇国監査軍東洋艦隊だ。

第一次皇国監査軍東洋艦隊が提督の精神的問題によって任務を達成できなかったため、第3外務局は第一次皇国監査軍東洋艦隊の14隻から更に31隻増強し、竜母艦1隻を加えた艦隊だ。

フェン王国へ送る戦力としては過剰な戦力であり、明らかなオーバーキルだ。

しかし、第3外務局としても失敗した汚名を返上すべく、圧倒的な戦力で蹂躙するために強力な艦隊を編成した。

この艦隊はフェン王国首都アマノキ殲滅が主目標であるが、もう一つの任務もあった。

それはワイバーンロード部隊を殲滅したと思われる巨大船への攻撃だった。

列強国として他国に、それも小国如きに舐められては列強として名前が泣く

第3外務局は軍務へ無理を言って竜母艦を1隻編成へ組み込むことができた。

竜母には20騎のワイバーンロードが搭載され、強力な艦隊となった。

 

第3外務局 局長カイオス

「…これでフェン王国を今度こそ殲滅できるだろう」

 

「おやおや…カイオス局長、何やら第3外務局とやらは蛮族相手に随分と失態を犯しているらしいじゃないか?」

 

第2外務局の職員が嫌味を言いに来た

「・・・皇国監査軍東洋艦隊は提督の精神的問題によるミスだ、第3外務局とは関係はない。これで今度こそ任務を達成してくれるだろう」

 

「そうだといいだがな?君達第3外務局のせいで私たち第2、第1も他国から大笑いを食らっているんだ。今度こそ成功させてくれよ?」

 

「ああ、分かっている。提督も我が国で優秀な人物を抜擢した。」

 

「それに聞いているぜ?蛮国が生意気な態度で反抗的なんだってな?失敗は許されないぜ」

 

「・・・それについても現在調査中ではあるが、共通しているのは「アメリカ」「カナダ」という国の名前が必ずと言っていいほど出る。そっちにも心当たりはないのか?」

 

「全くないな、聞いた話によると東方の果てにある国だろ?あそこは海ばかりで小島程度がいくつかあっただけだ。そんな所に国なんてあるわけないだろ?」

 

「・・・そうだな」

 

「とにかく失敗はしないでくれよ?今回の件で皇帝もかなり敏感になっているからな」

 

「ああ」

 

(く…これもみんな皇国監査軍東洋艦隊が失敗したせいだ!!!今度こそ成功を納めるだろう。)

 

今回の一件では滅多に見ない皇帝陛下も注目しており、第3外務局はいつも以上に緊張し、ストレスとなった。

そのせいで、第3外務局員は他国に対し辺り散らしていたという。

 

第二次皇国監査軍東洋艦隊は皇都エストシラント南方の海軍基地から出撃したのだった。

 

 

アメリカ合衆国はフェン王国との国交締結に議会の方で賛否両論となったが、結果として国交することになった。

潜在的敵国家であるパーパルティア皇国との対立は避けられないのと既に多くの場面でパーパルティア皇国との紛争に巻き込まれているという点が大きかったところだろう。

政府は対パ政策としてロデニウス大陸と北米大陸の交易に妨害が入らぬようフェン王国と条件付きで国交締結することに決定した。

 

フェン王国には産業はなく、資源も乏しいが良質なウラン鉱石が採掘することができるということでアメリカの採掘関係や原子力関係の企業がこぞって進出した。

フェン王国はアメリカやカナダに対して好意的であり、フェン王国側としては金銀銅鉄以外の鉱石は屑扱いである。それをアメリカやカナダが買い取っていた。

調査の結果現代のアメリカが消費するウランの120年分の埋蔵量があることが判明した。

さらにフェン王国は失われた東洋文化を強く感じさせ、米加の国民感情は悪くないため観光業も視野に入れていた。

 

 

フェン王国首都アマノキから出航したウランを運ぶ輸送船は護衛として沿岸警備隊からハミルトン級カッター(カッターとは哨戒艦または巡視船とも言う、本作では以降巡視船と表記します。)マンローが一緒に出航していた。

ハミルトン級巡視船マンロー

 

「おーい、ケン!今日の夜にはボストンへ着く予定なんだよな!貨物は44822で合っているよな?」

 

「ああ、ウズキ鉱山から採掘されたウラン鉱石だな、そうだ。

順調に行けば9時にはボストンへ着くだろうよ」

 

「そりゃあいい、今日ジェニファーの誕生日だから、日付的には帰れそうでよかった」

 

「おお、それはおめでとう!娘さんは何歳になったんだい?」

 

「今年で5歳だ!もうすぐ学校に通うことになるから、待ち遠しいぜ~!」

 

「ははは、それは羨ましいな。俺も早く結婚したいものだよ」

 

「お、それなら港に居たフェン人はどうだ?東洋系でみんな可愛いかったぞ~!」

 

「お前…妻子がいる身でそんなこと言うなよ…」

 

「ははは~それでどうなんだい?」

と肘でグイグイ押して来る

 

「そうだな…港で飲んだ居酒屋で看板娘が居たんだが、そいつのことがちょっとな…」

 

「お!美人なのか?」

 

「だから、お前は妻子がいるだろ!ああ、またフェン王国に来たら話してみようと思っている。」

 

「がははははは!それなら俺の直伝でナンパ術を教えてやるよ!」

 

「あ~機会があればな」

と沿岸警備員たちの会話は出航するまで続く。

 

そして、朝、鉱石運搬船ノース号と巡視船マンローが2隻出港した。

 

 

フェン王国から沖合140km地点、第二次皇国監査軍東洋艦隊 提督ヴァルロアート

 

「全く無能な奴め、偉大な我が国に泥を塗りやがって…」

 

「提督、フェン王国まで残り140km地点となりましたが、ワイバーンロードは出撃させますか?」

 

「いや、フェン王国には航空戦力は展開していないと情報がある、ならば50km地点で出撃させ、ワイバーンロードがなるべく上空で戦闘できるよう近づく。」

 

当たり前であるが、ワイバーンロードはあくまで生物である以上確実な有効行動距離というものはない。

ならば、近場まで近づいて出撃させたほうが上空で戦闘できる作戦行動能力は上がり、戦術的幅が広がる。

 

「わかりました。」

 

「作戦行動範囲までもう少しだ。フェン王国の海軍らしき船もあったが、そんなものは屑ゴミでしかない、早いとこ作戦を終わらせるぞ」

艦隊は確実にフェン王国首都アマノキへ道中のフェン王国海軍の艦艇を蹴散らしながら進撃していた。

その進路上を鉱石運搬船ノース号と巡視船マンローも通る予定であった。

 

 

 

 

一方フェン王国では王宮では大騒ぎであった。

再びパーパルディア皇国が45隻の艦隊となって攻め込んで来たからだ。

剣王シハンや騎士長マグレブなど政務官や軍務が集まっていた

きっかけは今朝の警戒任務に出港していた警備隊が攻撃を受け、攻撃を仕掛けて来たのはパーパルディア皇国の国旗を掲げる艦隊であったからだ

これに剣王や軍関係者は悲痛の声で悲鳴をあげていた

「やはり再び攻め込んで来たか…なぜ、1回目の艦隊が撤退したのか、不明だったが2回目がこんなにも早いとは…」

 

彼らはアメリカ軍の潜水艦が撃退した事実を知らず、何故パーパルディア皇国の艦隊が撤退したのか、大きな疑問であった。

アメリカ軍がパーパルディア皇国のワイバーンロードを撃墜したことで撤退したのでは?と最終的にまとまったが、パーパルディア皇国が再び攻め込んで来るのを見越して水軍を強化する動きも遅かった。

軍船は再び建造するのに時間がかかる。

艦艇は一朝一夕でできるものではなく、長い間時間がかかってしまうので、フェン王国はアメリカ合衆国とカナダ連邦へ援助を求めた。

 

アメリカ側は再びパーパルディア皇国の妨害がフェン王国へ来る可能性を懸念していたので、沿岸警備隊などを派遣していたが、艦隊となれば太刀打ちできないので、フェン王国へ向かわせていたフェン王国派遣艦隊を急遽向かわせることに決定した。

 

 

*なお、ここで補足して言えばカナダ海軍はフリゲート艦ハリファックス級12隻とヴァイオラ級2隻、通常型潜水艦ヴィクトリア級4隻ほどの戦闘艦しかいない。

現在5隻の計画、5隻の新造艦を建造中であるが、全く数は足りていない状況だ。

カナダの領海はとてつもなく広い

これをすべてのカナダ海軍力だけでカバーすることはほぼ不可能の話であって、自国の領海を守るのに一杯。そんな状況の中派遣できるほどの海軍力を持っていない事情がある。

そもそも人口4000万人ほどで強大な海軍力を持つのも人的資源から考慮し、厳しいものだった…

 

 

フェン王国派遣艦隊は

旗艦強襲揚陸艦アメリカ級ブーゲンビル

アーレイバーク級駆逐艦

・マスティン

・チャフィー

・マンセン

 

沿海域戦闘艦インディペンデンス級

・ジャクソン

・モントゴメリー

合計6隻

 

派遣艦隊が急行中、鉱石運搬船ノース号とハミルトン級巡視船マンロー2隻はそんな戦闘状態を知らず航海していた

 

「う~ん…」

 

「どうしたケン?」

 

「うん?ああ、通信状態があまり良くないんだよ。本部との連絡が取れなくてな…」

 

「ああ、仕方ないだろ、通信衛星もこの前稼働したばっかりなんだし、不具合なんて異世界では日常茶飯事さ」

 

「そうだが…もう少し通信機を見てみるよ」

 

「あいよー」

と艦橋へ登るとレーダーを見ている乗員から艦長へ声がかかった

 

「艦長、前方20km先に45隻の艦隊が真っ直ぐフェン王国へ向け航海しています。」

 

「何?今日の航海航路にはそんなものはなかったぞ?」

 

「また、どこかの船団じゃないですかね、この前の軍祭で各国が活発に出入りしているらしいですし」

 

「・・・そうか、わかった、進路はこのまま、艦隊が見えたら、その艦隊から逸れて後悔するぞ」

 

「了解です。」

 

・・・45隻の艦隊?随分と多いな…輸送船団だといいだがな…だけど、この胸騒ぎはなんだろう…

 

レーダーに映る45隻の艦隊は帆船にしては14ノットと速度が異常だ。

通常帆船は追い風などを受ける事で推進力を得るが、相手の方向先だと相手の艦隊は向かい風を受けることになる。

これも魔法の一種なのか?

危険が迫っている事を知らず、危機が一刻と近づいていた。

 

接触まで残り20分が過ぎた…

 

 

 

 

第二次皇国監査軍東洋艦隊 提督ヴァルロアート

「提督、フェン王国まで残り60kmとなりました。」

 

「よし、あと10km地点まで航海したら竜母からワイバーンロード部隊を出撃させろ、準備に抜かりはないな?」

 

「はい、ワイバーン部隊は準備完了しています。いつでも出撃可能です。」

 

「ふふふ、そうか、だが、奴らはダメだな…すっかり怯えておる」

 

提督ヴァルロアートの視線先には海をずっと見ながらビクビクしている第一次艦隊の乗員がいる。

 

全員100km地点になると怯えが酷くなり、そのまま脱走兵まで現れたので、見せしめに処刑したらすっかりおとなしくなった。

しかし、邪魔だから後方に護衛を組み、前進していた。

 

あの怯えは異常だ…一体何が彼らを襲ったというのだ?損失した5隻は結局原因がわからなかったし、何も現れない。

やはりあいつの妄想でしかないか…

と考えていると遠くから船が見えた、2隻

 

「艦影と思われるもの発見!こちらに接近してきます」

 

「!?大きいな…フェン王国のものとは思えない……。」

 

 小山ほどの物体が海上を動いている。船?と思われるが、常識から考えると規格外の大きさだ。

 

「提督、前方から2隻の船を発見しました。如何しましょうか?」

 

「ふむ、もしかすると列強の船籍なのかもしれない。国旗がわかるまで何もするな」

 

「了解しました。」

 

艦隊はさらに双方との距離が縮まり、距離10km地点まで接近した。

 

提督は驚いていた。目の前の船は姿が明らかになるにつれ、巨大な船であった。

帆はなく、白い赤のラインが目立つ船体に見たことのないマスト、そして船首には巨大砲を備えていた。

後方の船も地味な色で四角い建造物が立っているだけであった。

国旗も見たことのないものであり、ヴァルロアートは列強の国でないことを確認し、ニヤリと微笑む。

「巨大な船だな…あれほどの船を建造するだけの技術を蛮国が持っているとは…」

と興味本位で見て、命令を出す

 

「艦長、攻撃命令を」

 

「はっ、2隻ともですか?」

 

「ああ、まずはあの目立つ白い船からだ。あれを沈めろ」

 

「了解しました。全艦戦闘準備せよ!手旗信号を送れ!」

 

と戦闘準備を着々と進め、艦隊はさらに2隻へ食らいつくように接近した。

 

「ヴァルロアート提督、戦闘準備が完了しました」

 

「よし、一気に近づいてやつへ大砲をぶちかましてやれーーーー!!!!」

 

「おおおおおおおーーーー!!!」

と艦隊は風神の涙と風系魔法を使い、さらに速度を上げた

 

それに気がついた巡視船マンローは後方にノース号を避難させ、そのまま護衛するように航行し、艦隊とは逸れる形で進路を取った。

すると艦隊はまるで自分たちに食らいつくように接近しており、信号を送った。

 

「艦長!艦隊の前衛がこちらへ接近するかのように猛スピードで接近しております!退避しましょう!」

 

「いや、もしかすると何か信号を送ろうと接近しているのではないのか?見たところどこかの国の旗が上がっているようだし、あれは海賊ではない。」

 

「し、しかし…」

 

「この異世界では相手は通信機器を持っていない、ならばこちらの世界に合わせないと思わぬトラブルを招くことになるのかもしれない。」

 

「わかりました。」

 

「それとあの国旗はどこの国だ?」

 

「は、はい、もうすぐ乗員が知らせてくれるので、判明するかと…」

 

艦橋でそんなやりとりがされる中、ケンは通信機器と睨めっこしていた。

「くそ…何で通信ができないんだ?動け!動けよ!このポンコツが!」

と叩くと通信状態が戻り、正常となった。

「!よし、やっとか…これで安心して本部と連絡が取れる…うん?本部から通信?何だ?」

 

通信機器が正常に作動した途端、通信が入ってきた。信号は沿岸警備隊本部からであった。

「こちらアメリカ沿岸警備隊所属ハミルトン級巡視船マンロー、暫く通信機器の機械的トラブルにより通信ができなかった、本部どうぞ」

 

『それどころじゃない!巡視船マンローとノース号とともに当海域を退避せよ!!!』

 

「ど、どういうことだ?何があった?」

 

『その海域はフェン王国へ強襲する敵勢力の艦隊の進路上となっている!!!直ちにマンローとノース号とともに当海域を避難せよ!!!数はおおよそ45隻と報告では上がっている!レーダー上で見つけた場合、その艦隊を避けて航海するんだ!』

 

「な、何だって!?」

 

と同時に船体に揺れが生じる

そこらから爆発音が響き、ケンは最悪の予感が頭に感じた。

 

 

目の前の艦隊はいきなり発砲した

接近し、甲板に帆船を見学しようと乗員が見ていると相手はいきなり、横腹を見せたと思うと大砲をこちらへ向けていた。

それに気づいた時にはすでに遅く1000mへ入った時に8隻が砲撃していた。

飛んできた砲弾はマンローにいくつも直撃し、球体の砲弾は薄い装甲しか持たない巡視船でもいくつか耐えられても、その中に炸薬が入っているせいか、運悪く船尾にめり込んだ後、爆発した。

マストにも命中し、マンローはボロボロの状態であった。

艦橋にも命中し、窓ガラスの割れた破片が床に飛び散っている中、指示を出す。

「ゲホッ!ゲホッ!ひ、被害報告!」

 

「機関室被弾!およびマストやヘリポート、甲板にも被害が出ており、甚大な被害が出でいます!負傷者多数!!!」

と頭から血を流したまま乗員が叫ぶ

 

「システムは…戦闘システムはどうだ!」

 

 

ハミルトン級カッターはアメリカ沿岸警備隊が保有する長期間航海する事を想定され、建造した巡視船だ。

本級は対中に向け海域警備強化の一環として2022年から沿岸警備隊強化計画により強化されている。

 

 

(Wikipediaのデータを参考にしていますが、多少改良されています。)

船種 WHEC: 長距離用カッター

(High Endurance cutter)

就役期間 1967年 - 現在

性能諸元

排水量 基準3,100トン / 満載3,600トン

全長 130.37 m

全幅 13.06 m

吃水 4.27 m

機関 CODOG方式

航続距離 ディーゼル推進時:15,500海里 (20ノット巡航時)

ガスタービン推進時:9,600海里 (25ノット巡航時)

速力 最大30ノット

電力 計 2.500kW

乗員 150名

兵装 62口径76mm単装速射砲×1基、Mk.38 25mm単装機銃×2基、Mk.15 20mmCIWS×1基、ハープーンSSM 4連装発射筒×2基、RIM-116 RAM-5×1基、M2 12.7mm単装機銃×4基

レーダー AN/SPS-40C 対空捜索用、AN/SPS-73 対水上捜索用

GFCS Mk.92 mod.5型

などRIM-116 RAM-5、ハープーンなど搭載された重装備となっている。

 

「は、はい!AN/SPS-40C、AN/SPS-73はともに正常!武器システムもいくつかの25mm単装機銃が現在破損しており、ヘリ格納庫は砲弾により破損!通信機器もアンテナをやられたせいで破損!…!?ガスタービンエンジンや推進軸にも砲弾が爆発した影響で破損しています!」

 

「何!?今はどのくらい出せる!?」

 

「だいたい15ノット程度であれば可能です。通信関係は完全にダメです…」

 

ドオオオオオン

 

「ヘリ格納庫で爆発有り!ヘリが燃料に引火し爆発したようです!」

 

そこへ駆け込むかのように艦橋へケンが入る

「か、艦長!!!あの国旗はパーパルティア皇国です!」

 

「何!?」

 

 

 

艦長はすぐに負傷者を救護し、火災鎮火の指示を出すと確認するように乗員へ言う。

 

「くっ!進路を退避行動へ!全速力で包囲網から抜け出すぞ!」

 

「了解!」

 

「よし、システムは生きているな?」

 

「はい、何とかいつでも攻撃可能です!」

 

「よし、砲撃してきた艦隊を敵艦隊1と判断し、攻撃するぞ!76mm単装速射砲とCIWS!!攻撃開始せよ!ハープーンも奴らにやられた分しっかり返せ!アメリカ沿岸警備隊を舐めるな!と奴らに伝えろ!できるだけノース号が十分安全な海域まで避難するまでこいつらを止めるぞ…」

 

「し、しかし、速力15ノット程度では追いつかれる可能性が…」

 

「どのみち15ノット程度ではこの艦隊に追いつかれる可能性が高い。レーダーから見て奴らは14ノットほど出ていた。

その速度だとノース号が追いつかれることはないとは思うが、竜が出てこられると話は別だ!

あの艦隊にもし、1機でも航空戦力が搭載されていたら、あっという間に追いついてしまう!

さっき、ケンから通信を傍受したようだが、海軍の艦艇がこっちへ向かっているとのことだ、ならばここで踏ん張れば、助けがくる!それまでは何とか退避しつつ奴らと交戦するしか道はない!

 

「りょ、了解!76mm単装速射砲とCIWS!Fire!!!」

 

 

とボロボロの白い船が意地と言わんばかりに異世界軍へ砲撃する!!!

 

これが超大国と異世界の列強国との最初の水上戦となった歴史的瞬間でもある。

 

  

 




ハリー大統領「どうしたんだい?新作で悩んでいるようだけど」

作者「オリジナル性ってどこまで書いても良いのか?という点で悩んでいるのですけど、あまりにも原作とかけ離れた内容だと二次創作の意味があるのか?となりますし、かと言って似過ぎているのも意味がないですよね…
できるだけ一次創作の要素を大切にしたいとは思ってはいるのですけど、どうしたらオリジナルって書けますかね?」

ハリー大統領「君の書きたいように書けば良い、二次創作はそんなものだ。」

作者「原作と剥離してもですか?」

ハリー大統領「まず君は小説を書いて誰に見てもらいたいのかね?日本国召喚の読者かね?二次創作ファン?それとも誰にでも見てもらえるものかね?」

作者「誰にでも見れる作品ですね…」

ハリー大統領「ならば、誰にでも見れる作品を目指すなら、主観ではなく客観的な視点で見るのだ、オリジナル要素をどこで入れるか、どこまで原作要素を入れるか、はっきりさせることが重要だ。かなりの難しい内容かもしれないが」

作者「うわああああん、読者様には頭が上がりませんよ…」

ハリー大統領「ならば、一次創作者とそれを評価する人たちに感謝の心を持って書くのだ」

作者「はい…!」


とこんな感じで最近では新作の内容に悩んでいるところです。
なかなか、構想したものが似たようなものがあったから、二次創作として書いていますが、慣れないものです…

読者の皆様、これからも本作と新作よろしくお願いします!
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