深夜に上げるかもだけどしばらく上げないつもりぽへぇ
「今日は俺の我儘を聞いて貰って有難うございます。」
「いーよいーよ。この後サイタマさんが控えてるみたいだし。壊さないように気を付けてやるから」
サイタマ先生のご友人だと言う。S級6位 首切りアシナ
ヒーロー名簿に登録してから、驚くべき速さで順位上げていっている人物。得物は赤黒い刀身を持つ『蝙蝠』それと、どういう構造か知らないが、切り口から発火現象を起こす『夕日』。この2本を主に扱う。立ち居振る舞いからは強者の感じはしないが。いや…先生もその点に関しては一緒か。
「壊して頂いても構いません。壊される様でしたら、先生とは勝負にすらならないでしょう」
アシナさんには悪いがきっとこの人より先生のが何倍も強いだろう
「先手は譲ったげる。何処からでもおいで。」
俺を舐めているのか?いや受け取れる物は貰っておこう
「分かりました…では!」
初手で決める!!
刀剣使いに真正面から挑むのは得策とは言えない。卑怯な気もするがこれは実戦を想定した手合わせだ遠慮なく後ろを攻めさせて貰います!
ズドン!
避けられたか…いや想定内だな。なら次に取る動作は!
上から攻める!
これも避けられたか。ならっ
絡めてだ。あの人は多分俺の空気の流れを読んでいるのだろうならば後ろに行く気持ちでスピード出して正面に殴り掛かる!
当てれる!……ッ!?
ゾワゾワゾワゾワ
シュバ シュッ
なんだ今の濃い気配はあの気配があったから避けることが出来たが、少し掠めた。それにしても掠めただけで装甲に浅くはない傷が入った。明らかに刀のリーチでは無いだろう。そしてあの濃厚な死の気配、あれはなんだ?
汗は出ないが、体が震える。武者震いも止まらない。今あったのは明確な死のビジョン。それに一瞬アシナさんの後ろに黒く大きなナニカが見えた。あれではまるで…いやそれならヒーロー活動なんてやっていないだろう。
アシナさんは刀を左側の頭より高い位置に、真正面からなら隙のない構えだがやはり後ろががら空きだ。先程の横薙分かりました…では!。考えて正面を攻めることは頭から外した方が良いな
俺は迷いを振り払うように自らの速度を上げた。
先生と手合わせする前に全力を出さざるをえなくなるとは…だが全力でぶつからなければきっとこの人に勝つことは出来ない!
先ずは1発!
ガイーン!!!
そのまま横を通り過ぎて…
「焼却!!!!!」
ブオッ!!
これもきっと避けられているだろう。俺は焼却砲を打ちながらエネルギー反応を探す。
居た!
焼却砲を解除して、全力でアシナさんの元へ行き、懐に潜り込む。アシナさんの驚く顔が至近距離でも分かる。
捉えた!
下から思い切り拳を振り上げる!
アシナさんを空中に殴りあげる。そのまま息を吸う間も与えずにラッシュを畳み掛ける。
ズガガガガガガガ
全部捌いてくるのか!?
「ぬぅん」
アシナさんが俺の腕を押しのけて来る
しまったっ!?隙が!
「血流技『岩砕き』!」
上段に構えた?振り下ろしか!?
俺は急いで真横に腕を出してレーザーの反動で回避する。
一瞬でも回避が遅れて居たら確実に死んで居ただろう。
無骨な振り下ろし…だが空中から地上への無慈悲な叩きつけ。そして刃から飛び出る、紅色の真空波。全く一体俺はどれだけ驚けばいいんだ?
アシナさんが少しふらついている。
チャンスだ俺はふらついてるアシナさんに思い切り飛び蹴りを食らわした。
「グフゥッ」
アシナさんから初めて悶える声が聞こえた。
漸く一撃。だがまだ終わらせる気はない。
「痛ってぇなぁ!」
アシナさんは吹き飛ばされても体制を建て直して一瞬で間合いを詰めてきた。
鞘に手をかけてるのなら横薙ぎか…
俺は飛び上がってバク転の姿勢で横薙ぎを避ける。
相手の動きが見えて来た。いやあの人の攻撃が短絡的になってきただけか…
ならここで1つ挑発でも入れてみるか。
「俺はサイタマ先生と戦う。あの人の強さが知りたい。そのために貴方を超えなければ成らない。貴方の太刀筋はもう見切った。もう掠ることもない。決める!」
何か変わるか?……明らかにイラついてるな。これで攻撃が単純になってくれたら助かるが。
アシナさんの剣は反撃が主なスタイル見たいだ。こちらが攻撃仕掛けたらその虚を着いて切ってくる。厄介極まりない上に戦いにくい。
だが今のアシナさんならきっとブラフがよく効くだろ俺はこれまで後ろから狙ったり真横から狙ってみたり。相手の空いてる所を狙って来た。だが今回はあえて真正面から行ってみる。
心を落ち着けて
ブーーーーーーン
全力で…駆ける
シュバッ!
アシナの元へ行くのは一瞬だった。
そのまま左脇腹に殴り掛かる、するとやはり刀で防いできた。
これで胴が空いた!
ボグゥッッ
入った!!
俺の拳は綺麗に腹を捉えたそのまま拳を叩き込んでいく。
ガード出来ないように腕にも均等に計算して拳を叩き込む。山にめり込んでも続ける。
シューーー
……はっやり過ぎた!アシナさんは…息をして…いない
そんな俺はなんて事を…只の手合せのつもりだった…ついカッとなってやりすぎてしまったいやそんなもの言い訳にすら成らないしては行けない…俺は…俺は
アシナさんは握っていた刀を落としており見るも無残なことになっている。これでは助かると言う方がおかしいだろう
「アシナさん…」
「おーいジェノスくーんこっちこっち!」
あぁ俺は幻聴まで聞こえるレベルでショックを…それはそうか。この人は俺の我儘に付き合ってくれた人で、とてもいい人だった。昨日ご飯をご一緒させていただいた時も気さくな人で人当たりの良い人だったそんな人を…
俺は自分がやった罪の重さを噛み締めながら幻聴がした後ろを振り向く。
そこには生物と呼んでいいか分からぬソレがアシナさんの刀を持って俺が見てきた構えでそこにいた
ソレを理解しようとした時にはもう既に俺の下半身と上半身が離別していた。
なにが…起こった
荒れ狂う灼熱の風に晒されながら考える。どうやら俺は切られたらしいあの距離で、そして後ろの山も同様に切られて居ることを落下しながら理解した。
唐澤モード不可避
アンケート締切ます有難うございました。