『離脱』を発動させたはいいけど、これはその場しのぎにならんぞ…火力もスピードも奴にも届かない…まだ余力残してるっぽいし。本格的に不味い…
「また面妖な外見をしておるな。まぁ外見など関係ない。形態が変われば力量も変わると見て良いな?さて。我をもう少し楽しませてもらおうか!アシナァ」
そこそこ離れてた距離を一瞬で詰められる。
俺は奴が目の前に来た瞬間に居合を放つ。
スバッ…
手応えがない…まさか!?幻影!?
「奥義!!狼牙!!!」
ズギャギャギャギャギャ
背中をノーガードで乱雑に切りつけられる。かなりの量の血液が周りに飛び散り、地面を紅く染める。くっそだいぶ縮んだ
「奥義:神隠しィ!!!」
俺は体制を建て直して奴の技に攻撃を合わせる。
「血流技『桜吹雪』!!」
桜吹雪は小石程度の固めた血液を、連撃と一緒に相手にぶつける物量で押し切る技だ。今回は地面に散らばった血を使用した。少しでも相手に処理を押し付けて隙を生み出す…
あわよくば大技をぶち込みた…
「小賢しいわ!!!!」
ズババババ
うっそぉでしょ!?全部捌きつつ、こっちに攻撃もしてくるんだけど!?早すぎでしょ!反則でしょ!?相手の斬撃への処理が追いつかない。
「血流技『散り散り』!」
チュドーーン!!!
桜嵐で舞った血の破片の一部を『焔』の能力で爆破させる。
「なぬぅ!?」
奴が少しだけ体制を崩す。この手で完璧に崩して終わらせる。
俺は蝙蝠の鞘を腰から抜いて左手に持ち、蝙蝠を収めて、顔の目の前に持ってくる。集中する為に目を瞑る
「血流技…」
親指で蝙蝠を鞘から押し出して。相手に高速で上段を浴びせる。
「『大嵐』ィ!!!!!」
「なんのこれしきィ! 」
ガキィィィ!!!
最初の上段は防がれる…だが大嵐の最大の特徴は…
ババババババババ
「なっ!?グゥッ!」
無数に繰り広げられる血の斬撃である。その一つ一つにそこそこの威力を持つため、致命傷は避けられまい。今回は残して置いた
奴が捌ききれず剣を支えに膝を突く。
そこだァ!!!!
「ウオラァァァ」
「はっ!?ふん!!!」
奴の胸に一突き入れるが、奴はまだ倒れる気配を見せない。オイオイオイ。そろそろしつこいぞ
「ガハッ 、ゲホッ、ゲホッふぅーふぅー。知っておるか…?アシナよ…獣が…一番恐ろしいのは…手負いの時…だ…と…なぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ゾゾゾゾゾ
奴は血走った目でこちらを睨めつけるように言い放つ。それはまさに獣であり。理性が既に無いようにも取れる。
「奥義…鬼神宿し。」
奴は2対の剣を溶かし自らの腕に纏わせる。身体は一回り大きく角は肥大化し、目は血走り、牙が口から突き出ている。その風貌は正しく鬼であり。恐怖を確実に与えてくる。
「ゆくぞ…アシナァァァァァ!!」
グォォォ!!
気づいた時には遅かった…俺の身体は宙に浮いており空の宇宙船に打ち付けられ飛散した。
ビクン!
「ゲボッゴホッゴホ。」
魂が身体に戻る。粗方の再生は済んでいて慈愛刀による輸血もバッチリである。
「GYAGAAAAAAAA!!」
先程までの古人らしい喋り方はどうしたのか。正しく獣である…。
「おいっ!ルイーツェ!そちらが終わったのならばこちらを手伝え!」
「首切りの坊主!?」
アトミック侍さんが俺の安否確認するように叫ぶ。
「安心…して下さい…まだやれます!」
《まだ息ガアったか。面白イ我が首を落とシて見せよ。我ヲ楽しまセロォォォ》
「おいおい急に片言キャラかよ。キャラ付け必死だな。」
「ユくぞ…」
GUOOOOOOO!!!!!
「蝙蝠ィ!!!同化!!!!」
(御意!!)
腕をクロスさせながら。同化の命令を下す。コンマの戦いだった…生身であの一撃を受けたら身体が消し飛ぶ。避ける事も不可能。最善の一手が賭けだった。
バズン!!!
やつの拳を防ぎその場に踏ん張ることに成功する。間に合ったみたいだな。
「なンと!?」
「全力と全力の勝負始めようぜ。」
同化のタイムリミットまでに勝負を決めなければならない…だが不思議と負ける気など微塵も湧かなかった。
あーお客サマ石だけは石だけは!!!
感想等はどしどしまってます!どんどん来てくれてええんやで?|ω・`)チラッ
後ルイーツェ編長すぎですいません許してぇお兄さん許してぇカタ:( ;´꒳`;):カタ