やる気溢れる
深夜帯
キャラ崩壊のタグにだいぶ救われる回。
「こちら首切り触手の怪人討伐完了。次の場所に向かう!」
今日だけで3件目…休まる隙がねぇなぁ。ヒーロー狩りとかいう不審者も出てき始めてS級のタンクトップマスターがやられちまう始末だし。
「世も末かね…」
スマホに表示された位置情報の場所にかける。
「んぴょ?」サクッ
背中を向けてた怪人の首を跳ね飛ばす。次、巨大蛾の怪人を細切れにする。次、千手の怪人の腕を切り飛ばし首を取る次、サクッと行こうやサクッと
道中で見かける人を襲ってる生き物を片っ端から切り捨てる。避難所への避難を催促して次へと向かう。ダメだ、対応が…追いつかねぇ。
「くっそ埒があかねぇ。」
次から次へと送られてくる位置情報に嫌気が指す。
顔に付着した返り血を拭う。
「我が名は火薬マンンンンンンン」
「じゃまだよ怪人どかなきゃ切るぞ。」
首を落としてから言っても意味無いか…一体何がどうなってやがる。クソっ止まってる時間でさえ勿体ねぇ次だよ次!
目の前に緑の人型の虫がいるから切り捨てようとするが。
ガィィィィン
「痛いじゃないのぉ?キミィ?」
ッッッ!?!?!?
俺は急いでその場から飛び退く。
「ん?君がぎょろぎょろの言ってたアシナ君?初めましてだね。僕の名前は昆虫王。君と同じ…怪人だよ?」
体格や身長は人だった。だが奴の頭から足まで虫を合体させたようなキメラのような風貌である。
頭があれは?カブトムシ?腹はカマキリなのか?んで足がイナゴと…しかもなんちゃら王とか言う名前にいい思い出がないな。
「君、かなりできるようだね…もし良ければだけど、僕達の怪人協会に入る気はない?君なら直ぐに幹部階級まで行けると思うよ。」
「あ?怪人協会だと?」
ヒーロー協会の真似事か?バカバカしい。
「誰が入るかバーカ」
俺は舌を出して拒否の姿勢を取る。蝙蝠を構えて戦闘態勢を取る。
「そうかぁ残念………だぁなぁ!!!」
ガィン!
強力な一撃が俺を襲う。何とか剣で弾くけど。直ぐに次の手が来る。
ガガッ!ガガガガガガ
「アッハハハハハどうしたのォ?守ってばかりじゃ倒せないんじゃないの?」
「あぁその通りだ…それよりもお前…腕大丈夫?」
昆虫王が自分の腕を確認するが見た先にあったのは肘より先のない腕だった。
「ッッッ!?!?」
「遅いし弱い。」
シュパッ
刀が空を切る。消えた…?逃げたか
「君の事を見誤っていたよ。君は成長し続けるみたいだ。」
どこからか声がする。
「君と僕とじゃ相性があまり良くないらしい…僕は僕の任務を果たさせて貰うとするよ。それじゃまた会おうか。怪人アシナ君。」
気色悪ぃけど見た目は仮面ライダーみたいで好きなんだけど。
次行くか。
sideタツマキ
たくっ。ドイツもこいつも私がいないとダメね。フブキに至ってはまだB級同窓会を続けて居たみたいだし…はぁーあ…またアシナに愚痴ろうかしら。そういやあいつどこら辺にいるのかしら。少し顔でも見に行ってやろうかしら。
「ふふっ」
私今笑った?行けないわよ今は仕事中よ雑魚を全員処理してから。彼に連絡して遊びに誘えばいいわ…よし。そうと決まれば張り切って行くわよ!
あそこの公園に1匹いるわね。先手で片ずけるわ!
ドゴォォォ!!!
「危ないじゃないか?ドイツもこいつも。挨拶が出来ないのかい?…ん?君は。あぁ君から来てくれたのか嬉しい限りだよ!」
「何よ…あんた、頭大丈夫?まぁいいわよ、今から死ぬ相手の事にいちいち気にかけてらんないわ。」
首ねじ切って。終わり!
相手の首元からパキパキキと子気味いい音が響く
「おっおおお。これが超能力?確かに首に圧はかかるけどぎょろぎょろが言う程じゃないなぁ。少なくとも僕なら耐えれるね。」
嘘…こいつ耐えきったの?いやならば
「握りつぶしてあげる!」
相手の動きに制限をかけて手のひらをグググッと閉じ用とするが。
「もうおしまい?なら…行くよ?」
ブゥン…
消えたッ!?シールド!!!
バヂン!バゴォズゴォ
何なの?この威力!?ガードするだけで手一杯ってどういう事よ!?
「今回は視察を込めて来てみたけどこの調子なら軽く捻れそうだ…ね」
ズドゴォ!!
いや…マイナスに取らないでプラスで考えなさい。防げているのなら反撃できるはずよ…
いいわ…すり潰したげる
奴の両サイド地面を四角く抉ってサンドイッチ状態にして挟み込む。
びしびし…バギャン
「こんな脆いもので僕が倒せるとでも?舐めないでよ。あぁそうだ名乗ってなかったね。ゴホンゴホン。名乗らせてもらうよ。怪人協会所属、階級は幹部。昆虫王と言うものです。災害レベルは推定竜と言われました。今から死ぬタツマキさんには関係のない無用の代物ですが。冥土の土産だと思って受け取ってください。」
………潰す。
ズドン
相手に荷重を最大限までかけて押し潰す。
「おっおっおっこれは…辛い…かな?」
プープープーン
耳のまわりで小虫が羽ばたく音がする。
うるさい集中が切れ…あっ…
バギッ
ガードが少し遅れた…攻撃を受けてしまった。もうあと数瞬でも遅かったらもうミンチになってたかも…って思うとまだ良かったのかもしれない…けど。
「ごめんねぇ?でも僕も使えるもの使わないと勝てないから…さ?超能力って精神力と集中が直に影響するらしいね。」
やつは仮面らしき物を被っているから顔が分からないけどきっと気色の悪い笑みを浮かべていることだろう。
「知ってる?虫の羽音ってとってもイライラするらしいんだ。」
そう言った途端おぞましい量の羽虫が奴の背中から飛び出す。
ゾゾゾゾ
生物的嫌悪を与える。気持ちが悪い。
「後はこれだね。」
ビュブブブブ
なに…よ…この音…意識が…散漫になる。
「僕の羽はね?人の感覚を狂わす特殊な音を出すんだ。僕にとっては聞き心地のいい音だけど。」
周りの虫を纏めようにも精神が安定せず集中も出来ないこの状態で超能力を使えと言う事に無理があった。
「んくくく。面白い事をこれから起こそうか?」
あぁ絶望ってきっと今みたいな感情の事を言うんだろうな。
なんか自分の作品だとタツマキが弱いふうに感じるけど。オリキャラを異常に強くしてるだけですからね。安心してくださいよ!
コメント等はどしどしお願いします!待ってマース!