sideアシナ
瞬間移動しようと思ったら石が砕かれてすっげぇ焦った。全力で走って来たけど間に合って良かった。
「さてさてさて。随分とタツマキさんが世話になったみたいだね。」
「あぁお世話してあげたよ?だからここは見逃してくれないか?首切り」
「俺がお前を逃がすとでも?……答えはNOだよ」
夕日だけでパワー足りるかどうかわからんけど…とりま…やるか!
夕日に炎エンチャして…
奴が腕を治してる間に…
「血流技『血纏』」
火力上げて。
「参る。」
「来なくて良いよ。」
ガイン!!!!
刀と拳が交差する…先程と強さは変わりないね。手こずるような相手じゃないや。
「やっぱ近接戦闘は苦手だなぁ。」
カサササ
安定の速さだ。だが…関係はない
ブゥンブゥンブゥン。
「血流技『大血潮』」
バジュァァ。びちゃびちゃびちゃ
広範囲に血が飛び散り。奴が地面を走る度にそこから音が鳴る。
「場所が分かったからなんだと言うのだ!関係無い!」
「場所が分かるって致命的だぞ?」
俺は取り敢えず焔の能力入りの発火性の血液はばら蒔いた。
次はっと。刀の切っ先を地面に擦らせて走る。
「隙だらけだぞ!首切りィ!!!!」
ガイン!!!ブゥン
ヒットアンドアウェイかよ。まぁそうする事を分かっててこんなことしてるんだけど。その後は暫く走り続けて。攻撃がきたら弾いてきたら弾いてを続けた。
「うっし粗方、種は撒き終えたかな?」
俺は大きな血溜まりの中央に移動して胡座をかく
「諦めたのか首切り?懸命な判断だ…だが男の硬い体は不味いんだ。ここで細切れになって死ねぇ!!!やれぇ!我が配下達よ!敵を共に討とうぞ!!!くぁかぁれ!!」
ズブブブブブ!!!
壁のような、夥しい数の虫の集団と昆虫王が俺を殺そうと向かって来る。
「うるせぇなぁ。燃えろよ……青銅の蛇…ネフシュタン!!!」
『ギジュァァァアアア』
ボジュッ。ガビュ。グチィ。
俺も火の中心に居たが焔の炎は俺には効かない。
蛇の炎の煙が晴れて中からボロボロの昆虫王が姿を見せる。
「やっぱり僕達は相性が悪いよ…虫に火なんて酷いじゃないか…」
あれだけ焼き尽くされても尚、奴はそこに立っていた。
「ふふふ。ここいらでおさらばさせてもらうよ…」
しかし外殻は溶けて中の緑色の肉体が顕になり仮面の奥の虫の複眼がこちらを覗いている。ダメージは大きいようだ。
「逃がさん!」
フッ…
『僕はまだ死ねないんだよ。僕を庇ってくれた配下たちの為にもね…それに今回は偵察及び宣伝さ。僕達が怪人協会が君たちヒーローと対峙するのもそう遠くないよ。心しておくがいいさ…』
ちっ…また逃がしたか。
夕日は炎に包まれて手から消える。蝙蝠の中に帰ったのだろう。
そうだ…タツマキさんは無事か?
「蝙蝠!タツマキさんは。」
「主よ。ご安心下さいませ、我が能力は最強でございます。既に治療も…解毒も完了済みでございます。今は安心して気を失っておられるだけにございます。」
「なら良かったよ。んじゃあ、病院に連れて…はダメだね。タツマキさんが怪人負けたとか知れ渡ると民集がパニックに陥ってしまう可能性が高い。家に連れてくか…タツマキさんの家分からんし。協会もタツマキさんが負けたなんて考えたくないだろうし。」
「我はこのまま人型を保ち主を守護します。」
「頼むよ。さすがにタツマキさんを抱えながら戦えない。」
「御意」
俺はタツマキさん抱えながら。取り敢えず家を目指した。
青銅の蛇はググりました。(炎の蛇)って書いてあったから大丈夫かな…と神話詳しいニキからの指摘が入って尚且ついい感じの炎の蛇が居たらコメントオナシャス。
他にもコメント等はどしどしお願いします!待ってマース!