side昆虫王
憎きヒーロー首切り。1度ならず2度までも僕の事をボコボコにした人物。炎と虫が相性悪いのは知ってる。だがまさかタツマキから奴が呼び出される等と思わなかった。タツマキはプライドが高いから縋る物などないと思ったが……悪ふざけせずにさっさと連れていけば良かった…。まぁギョロギョロが宣戦布告した見たいだし、再戦の機会はいくらでもある…気長に待とう。
周りの怪人共はそれぞれいい感じに暴れる事が出来たらしい…
「お前ら…慢心するのは良いが、勢いに任せた行動は必ずある。いつも怪人はそうやって足を救われて来た…ヒーロー協会に何人か化け物がいるのは確かだそう言う奴をとり逃すと後々面倒になる。だから1箇所に集まった所を我々の総力で叩く。そしてオロチ様が王となり。怪人主体の新世界が形成されるのだ!」
あのでかいだけの置物が王?笑わせるなよ…僕は今機嫌が悪いんだ。悪ふざけも大概にして欲しいものだ…
「俺たちはヒーロー協会を潰すって言う目的が一致したから集まっただけだ。誰もオロチを王にするなんて言ってねぇよ。手を組むのは今回限りだ。」
「はて…」
全くその通りだ。あいつはたしか…黒い精子か…いいこと言うな。
「何故…敗者がいる?」
!?!?
ズドン!!!
ふむ…不意打ちですら僕に当てられんのか弱すぎて笑えてくる。
「おい!置物!危ないだろ!当てるならしっかり狙えよ!ノロマグズ!」
「口だけは達者な奴だ…」
あぁ覚醒ゴキブリが…ちっ僕の同族に手をかけるとは…余程殺されたいらしい。オロチが又、触手で攻撃してくる。
それしか出来んのか…馬鹿か?
「まっまぁまぁ昆虫王さん落ち着いて。」
「黙れギョロギョロ。僕に指図するな…」
オロチの向かって来た触手を1本掴みちぎる。脆い…てか僕が強くなってるのか…そのまま奴の顔に1発食らわせる。遅いし弱いな。結局雑魚だ。こんな奴に従う等出来るわけもない。
「集まれボクの配下たち!!!」
虫たちが群れて1匹の大きなカブトムシを型どる。僕はその上に乗ってカブトムシを操作する
「図体がでかいのは貴様の特権だと思うなよ……雑魚が。貴様は所詮、人から怪人になった劣等種。生まれながらの王の僕に叶う筈も無っ…」
突然僕の体に重たい荷重がのしかかり、地面に叩きつけられる。虫たちは僕が居なくなった事により指示が分からず霧散する。
「そこまでだ…少し落ち着け昆虫王。」
「グッ…離せ…ギョロギョロ!あいつから仕掛けて来た!」
ググググ
先程から嫌という程超能力を食らっているから耐性も着く…少しづつ体を起こす。
「確かにオロチ様から仕掛けた。だがお前が逃げ帰って来たのも事実だ…しかしお前は覚醒ゴキブリと違って強い…それも圧倒的にだ。まだリベンジの機会はあるだろう?その力を振るう相手が違うのではないか?」
納得行かないが。こんな木偶に労力を使うのが勿体ない。
「あぁ分かったギョロギョロ、謝るさ僕が悪かったよ。」
「あぁ許そう、だが…その分しっかりと働いて貰うぞ。」
俺は羽を広げて自室に戻る。帰り際にオロチを睨み付けて帰る。
気に入らん…あんな奴が王を名乗る事が。深海王は雑魚だ。所詮陸には出てこれない。陸に出たから死んだ。地底王はここに住んでたがきっとオロチが殺したのだろう…やつはあまり争いを好むタイプではなかった。家族第1だからな。
天空王は知らん。交流がなかった。だがどれをとっても僕には叶わない。僕が最強なんだ…あの炎を使う首切りさえいなければ……
クククククク次だ…次会った時が貴様の最後だ。それまで精々首を洗って待っていることだ。