タツマキさんから連絡を受けて俺は協会に急ぐ。
何処も彼処も何かが壊れてる…まぁ怪人が一通り暴れてったんだから…そうなるか。
(主…先程は申し訳ございませんでした。)
ん?あぁいいよいいよ。少しきつくなっちゃったけど口喧嘩程度に収まってたのなら特に何か言う必要も無いし。
(………ですが)
無理に仲良くしろとまでは行かないけど…物騒な事だけは起こさないように。俺は皆が無事ならそれで構わないからさ。
(……御意)
俺は夜闇を駆けながら協会を目指す。
sideタツマキ
………遅い!
アシナが到着したって言う連絡はまだ入らないし…この非常事態に一体何しているのよ!?…私から迎えに行った方が良かったかしら…
「タツマキ様。首切り様が到着致しました…」
「やっと来たわね……」
さて…1つ説教でもしてやるかしら。
side童帝
カタカタカタカタカタ
拠点のあぶり出しが順調に進んでいて後は誰をチームに組み込むかと言う事になってくる。シルバーファングはヒーロー狩りとか言う自称でも怪人を名乗る相手にに手心を加えて逃しているから外すのが手だが。他は鬼サイボーグと首切りさんだが…この2名…出身がZ市のゴーストタウンだと言うだけでも怪しいのに。首切りさんに至っては特別な能力を昔から持っていたのでは無く、ある日突然あの力に目覚めたと言う。何処からどうみたって怪しいし黒だとしか考えられない…しかし彼らにまだ招集の話はしてないから、このままセキンガルさんあたりに話をとうしておきたい…しかしシルバーファングさんも首切りさんもS級では珍しい常識人だ…きっと彼らなら僕の指示通りに動いて…いや今回は危ない橋を渡りたくはない。確実性が欲しいのだ。
「童帝様…首切り様が到着しました。」
ガリィッ
何故こういう事が起こるのだ…誰が呼んだ?まぁ十中八九最近仲良さそうなタツマキちゃんだろうけど。
「はぁー…いいよ、ありがとう。首切りさんと少しだけ話をさせて。」
「わっ分かりました伝えて来ます。」
僕の苦悩はまだ続きそうだ…
sideアシナ
来て早々タツマキさんと蝙蝠の取っ組み合いが始まった。
遡る事数分前になる
「アシナ!遅いわよ!一体どれほど待ったと…」
「そんなに遅かったですか?連絡聞いてすぐ来たつもりでしたが……」
「言い訳無用よ!だいたいこの非常時に何呑気に風呂になんか入ってるのよ!チャチャッと済ませなさいよ!そんなの!」
えぇ理不尽過ぎないですか?それ?頭に何個もはてなを浮かべつつ。とりあえず説教を聞き流しておく。
「貴様先程からベラベラベラベラと…主は疲れておられるのに文句も言わずここまで来たのだ…それをなんだ?礼も言わずにグダグダグダグダと…細切れにされたいのか?」
「はぁ?その忌々しい声は…あんたが蝙蝠ね!出てきなさいよ元はと言えばあんたがアシナの携帯勝手に取らなければもっと早く着けてたはずよねぇ!」
「あっ…ちょ!蝙蝠ィ!?」
蝙蝠が姿を現してタツマキさんを睨み付ける
「あんたが蝙蝠ね?さっき言った通り細切れにしたげる…覚悟しなさい?」
あぁもうダメだこれ…俺じゃ止めらんねぇよ。命令なんて絶対したくないし。
「いいだろう小娘…主の貴重なゆっくりとできる時間を剥奪した貴様は万死に値する。」
俺は天を仰ぎつつ、タツマキさんが新しく出来たという訓練所方面へと足を進めた。
と言う事があって今の大怪獣バトルへと戻ってくるのだ。
「制限時間無制限でどちらかが倒れるまで続けるわよ!」
「勝敗など火を見るより明らかだがな。」
「そうね…火を見るより明らかね…」
「「貴様(あんた)が倒れてると言う事が!!!!!」」
タツマキさんの超能力と蝙蝠の刀がぶつかり合う。
「くっ首切り様!こちらにいらっしゃいましたか…」
協会の役員さんが息を切らしながら俺に話しかけてくる。
「どっ童帝様がお呼びです!案内します!」
あの二人はしばらくあの調子だろうし俺は大人しく童帝君のもとに向かった
「あぁ来ましたか…首切りさん。」
「遅れてごめんね?…それで何か用があるから呼んだのだろう。」
「そうですね…別に世間話がしたいからと言う理由で呼んだ訳ではありません。」
ガチャチャチャチャチャ。
四方八方からアームが伸びてきて俺に銃口が向けられる。
銃なんて脅しにすらならないが無抵抗の意味を込めて手を後ろに回す。
「どう言う意図かな?童帝君?」
「そうですね。どう意図かと聞かれれば…少し尋問じみて来ますが。イエスorノーでのみの返答をお願いします。返答次第じゃ他のS級の皆様もお呼び致しますので…それに貴方にはこの嘘ハッピャクンと言う発見器も付けさせて頂きます。」
頭に月桂樹の様なものを付けられる。
「さて…全部話して貰いますからね。」
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