「では試しに嘘を着いてください。貴方の生まれ等は調べ尽くしています。貴方の年齢は1000歳を超えて居ますか?」
きっと童帝君なら俺の出自に着いて調べ尽くしているだろう。出なきゃこんな事してこない…
「イエス」
ビー
上の月桂樹が赤く光、音が鳴る。
「正常に作動しますね…では本題に入ります。貴方は怪人ですか?」
本質に迫る質問だな…ノーの言ったところ音が鳴ってしやさまうだろう…答えは
「………イエス。」
音はならない…鳴る訳が無いのだ
「……………分かりました、では……次の質問です。貴方は怪人協会お呼び不特定多数の怪人の協力者ですか?」
まさか…怪人協会なら誘われたがきちんと断ってる。
「ノー」
これもならない…鳴ったらビビる。
「はい…ではこれで最後です。貴方はヒーロー及び力の持たない人類の味方であろうとしてますか?」
胸を張って答えよう。これに答えなかったら俺はなんのためにヒーローをやってきたのかと言う事になる。
「イエス」
「はい、ありがとう…ございます…ぷはあぁぁぁぁ。」
銃口が畳まれてどこかに仕舞われる。童帝君が椅子にぐでーってして力を抜いている。
「最初に怪人ですって言った時はビビりましたよ。本当に…その時点で銃を撃とうか迷いましたもん。」
「俺が嘘ハッピャクンを壊したり機械事態が壊れたりしてた可能性とかあるのに信じてくれるの?」
「あぁその機械は外部から少しでも内部への力が加わったら破裂するように作ってありますし。僕の発明に間違えなんてありませんから。」
「絶対の自信だね。でも信じてくれてありがとう。あと、少なくとも俺は人の味方であり続けるよ。」
「含みのある言い回しですね。」
「俺の意識がある内は良いけど…もし俺が敵に俺の魂ごと刈り取られたら。俺の怪人が解き放たれるんだ。でもその時はきっと蝙蝠っていう今訓練所でタツマキさんと闘りあってる人が俺を殺してくれる。」
童帝君はモニターを起動させて訓練所を見始める。
『小娘ェ!!!貴様その程度なのかァ!!!!』
ガガガガズバン!!
『はぁ?何勘違いしてくれちゃってるわけ!?まだこれからよ!!!』
ドゴンバゴォ ガガガガガガ
「えぇ!?なんですかこれ?何が起こってるんですか?てか明日突入するんですよ!?何してるんですか!?」
僕にも分からない。
「蝙蝠の能力に再生と回復があるのでタツマキさんの心配は要りませんよ。」
「そういう問題じゃ!?はぁ…もういいです。」
童帝君はそっとモニターを消す
「首切りさん。1ついいですか?」
「ん?何かな?」
「怪人と人間の共存は可能ですか?」
まぁ俺と言う存在がいるからこその質問だろう…
「無理……だね。俺は恐ろしく臆病で、化け物になんかなりたくなくて人間であると言い続けたから今こうやって人のフリをしてヒーローでいられる。だけど他の怪人は違う…衝動のままに、何かをする努力をしてこなかった人達が突然力を手に入れる。それはとても甘美なものだ抗うことなど出来やしない。それを抑えてなおかつ人の役に立たせようだなんて不可能に近いよ。それに。蝙蝠が発現した時に言われたけど。『世の不条理に抗う力を』。職を失い、全てに絶望して明日どう生きるかさえ分からなくなって。結果怪人化して。他の人間から怪人になった人もなんで自分だけって思ってる筈で…その力を心のままに振るうことしか思いつかないのかも。でもその考えは素晴らしいものだよ。弱い怪人は流されやすい。一時の全能感に酔ってるだけでその本質を問い正せばもしかしたら味方にはできるかもよ?俺も人に擬態したくてヒーローになったわけだし。」
「そう…ですか。こんな話に付き合ってくれてありがとうございます!明日また予定をお話しますので。今日はゆっくり休んでください。」
「童帝くんも頑張りすぎないようにね。君もS級とは言えまだ子供なんだから…」
「お気遣いありがとうございます!でも今はその言葉だけ貰っておく事にします。」
本当にこの子はいい子だよ。でも年の割には張り詰めすぎかな?
「んじゃあ俺は蝙蝠を回収してくるね。」
「はい!ありがとうございました。」
俺は蝙蝠を回収しに訓練所に足を進める。
突入するまでもうちょい続きます。