怪人を狩る怪人   作:成金ヤック

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暑い暑い暑いあっとぅーい。


秘密会議

訓練所の扉が開く、すると目の前に広がったのは抉られ溶けている壁に、散らばる岩石郡、余裕のある蝙蝠と息が絶え絶えのタツマキさん

 

「その程度の実力で我に刃向かうなど、些か傲慢が過ぎたのではないか?」

 

「はぁはぁ…うる…さい…死ねぇ!!!」

 

タツマキさんが蝙蝠を捻り上げようとするが全く聴いている様子は無さそうである

 

「くくく…実に滑稽であるなぁ?その程度の出力しか出せぬとはなぁ?そして我は主と違い優しくは無い。敵には情けなどは掛けない…我に力を向けた事を後悔しながら死ねェ!!小娘!!」

 

ギリギリまで見てようかと思ったけどここがギリギリラインだね。

 

「蝙蝠、おしまいだよ。」

 

その一言で蝙蝠の刃がタツマキさんの顔スレスレで止まり、ゆっくりと蝙蝠がこちらを向く。

 

「………………御意。」

 

カランカラン

 

蝙蝠は刀状態に戻る。静まった訓練所に蝙蝠が落下した音が木霊する。

 

「まだ…やれたわよ。」

 

「慈愛の刃『癒』」

 

俺は癒を出してタツマキさんににじり寄る。

 

「え!?ちょっ…ちょっと何する気よ…なんでそんなに笑顔でこっちに来るのよ。まずその刀を下ろしなさいよ!!いやっ!!やだ!!」

 

俺は容赦なくタツマキさんに癒を突き刺した。

 

「ッ!?………………あれ?痛くないわね。」

 

そりゃそうだ。癒はの刀身は霧みたいなものだ細胞内に直に溶け込み再生及び疲労回復を促進する。

 

「その状態でしばらく放置しておきましょう。直に疲れも取れます。」

 

「そうならそうと先に説明しなさいよ!!だいたいあんたは!!!」

 

俺はタツマキさんの愚痴を聴き流しながら数分待った。

 

タツマキさんの様態がだいぶ良くなり本部の用意された部屋に押し込んで寝るように催促した後に俺は外にでる。

 

夜風に浴びながら流水岩砕拳の型をひと通り流す。

 

やっぱり実戦しなきゃだね。

 

「蝙蝠。出れる?」

 

「ここに。」

 

「さっきは勢いで殺しちゃいそうだったから止めたけど…気をつけてね。」

 

「頭に血が昇ってしまってた故……いや言い訳にすらなり得ませぬな…申し訳などあるはずもございませぬ。腹でもお切りになられましょうか?」

 

「いやそんなことしなくても良いよ。」

 

「寛大なお心感謝致しまする。」

 

大袈裟だなぁ。

 

「明日タツマキさんに謝り行くよ。命まで奪おうとする必要なんて無かったからね。」

 

「……御意。してその趣旨を伝える為に我を呼んだのですか?」

 

あぁそうそう忘れてた忘れてた。

 

「いや少し流水岩砕拳の練習に付き合ってもらおうと…」

 

「ふむ…分かり申した、やりましょう。」

 

その後俺達は夜が開けるまで互いの拳を撃ち合っていた…

 

 

 

 

 

 

やっべやっべ会議に遅れちゃう。

 

俺は癒をさしながら本部を走る。

 

蝙蝠は夜なべして付き合って貰ったから今は部屋で寝かせてる。

 

今日は竜連中と出くわさない限りは夕日だけで事足りそうでしょ。

 

会議室に着いたので癒を抜いておく。もうあらかたみんな揃っていた。

 

「ほら!首切りさん!遅いですよ!全く…あとはキングさんだけですが…」

 

「ごめんね童帝君…張り切り過ぎちゃって。」

 

「知ってますよ本部前でずっと蝙蝠さんでしたっけ?その人と殴りあってるの見てましたから。」

 

「正午には出たいので始めます、侵入ルートも粗方割り出せたから別れて行動しましょう…そのために皆さんに発信機を預けておきます。使い方は…」

 

小さい中央の光った機械が配られる。童帝君の説明が終わってからクロビカリさんから、せっかく集まったのに分散するのかと言う事が出てきた。童帝君は全滅する事を恐れたらしい。

 

「人口衛生で確認した怪人と思われる熱反応の総数はざっと500体以上…単純計算して1人60体は撃破して欲しい。懸念があるとすれば…敵幹部連中になるけど」

 

前の机からホログラムででっけぇムカデが映し出される。

 

「先日出現したムカデ長老も、怪人協会の手の者だと判明していることから。奴ら側には他にも、何体かレベル鬼もしくは竜以上がいると想定して置いた方がいい…」

 

「ふむ…俺は襲撃時には本部のガードについていたから寄生虫1匹しか相手にしてないが…外で戦っていた人の意見はどうだ?奴らは強いのか?」

 

クロビカリさんは本部に着いていたのか…

 

「そうですね。俺が戦った奴らは大体対処できるものでしたが…1匹えげつないのが居ましてね。」

 

「言うのは忍びないけど…ここでしぶってなんかあったら嫌だから言うわ。私が瀕死に追い込まれる存在と接的したわ…」

 

会議室がピリつく。

 

「それは貴様が弱かったからではないのか?」

 

「タツマキさんが弱いなんてことは無いだろうけど…なんだっけ?ギョロギョロ?が相性も考えてぶつけて来ると思う。それにタツマキさんが鉢合わせた昆虫王って奴も俺が戦った感じどうってこと無かった。でも集中を乱す羽音に硬い外殻、どれも厄介だったし偶々おれが火を使えて有利に立てただけで、まぁ竜って言われても納得の行く奴ではあったよ。」

 

「相性…ですか…分かりました。皆さん今の首切りさんやタツマキちゃんの言う事が本当だとすると…勝てそうにない相手だと判断したら即座に誰かに救援を要請する等の事を行って下さい。」

 

「なぁ童帝?駆動騎士が殺られたと言う話はほんとか?」

 

え?あの人やられちゃったの!?えぇ…機械系はそそるからサイン欲しかったし…かなりの実力者ぽかったから…残念だな…

 

「分かりません…彼は怪人を拷問してアジトの位置をいち早く掴んだみたいで単騎で乗り込んでそれから消息が途絶えたらしいんだ…」

 

てことは生きてるかも…か

 

「駆動騎士…素顔を見た事はなかったが…そうか、やられたのか。」

 

「俺らも油断すれば命を落としかねん…各々気を引き締めてかかろう。」

 

「奴らはきっと出会い頭に容赦なく攻撃を仕掛けてくるだろう。だがこちらも例え、奴らが対話を申し入れてきたところで取り合う必要などは無い」

 

「まってくれ!怪人協会の中にはそそのかされて怪人化してしまった男子たちも居る。彼らの事は救いたいと思っている…囚人服を来た怪人を見たら俺に対応させてくれ…」

 

「俺の方も旧友が怪人になって居て切らざる追えなかった…怪人化した者どもを救う手立てはあるか?」

 

それがあったら俺も人間に戻れるのか…プリズナーさんがグロテスクな救助方で助けると言ってるが…多分無理だと思うよ?

 

「ボス格のオロチ…そしてギョロギョロは間違いなく竜クラスだろう…」

 

「そうだな…なるべくサシでの勝負は控えたいところだが…」

 

「そのオロチって言うのは私が倒しといてあげるわ。虫じゃなければきっと大丈夫なはずよ。名前的に蛇だろうし。」

 

「おい貴様勝手なことを言うな。」

 

「なによ!?あんたがそのオロチとかと戦いたいって訳?私は非力なあんた達の事を思って…」

 

「誰かコイツを黙らせろ…会議にならんぞ」

 

「フラッシュさんの言う通りだよタツマキさん。相手が何を使ってくるか分からないんだし…なるべく注意していった方が良いよ。フラッシュさんも少し落ち着こう?」

 

「俺は元々落ち着いている。」

 

「ふんっ!」

 

「ありがとうございます。首切りさん…では話を続けますね残念だけど…オロチやギョロギョロ、人質や他の幹部階級の位置や場所は、把握しきれていないんだ。地下は相当深くて広い…」

 

モニターにアリの巣のような縦長なものが表示される…えげつねぇなぁこれ…入ったら出れなさそう(小並感)

 

「まぁボスだろうが雑魚だろうが、遭遇した人が責任持って倒すのがいいだろう!」

 

まぁそれが一番だろうな。

 

「おい…」

 

誰かが扉を開けて会議室に入ってくる。誰だろ?

 

「君たち…待機室に居ないと思ったら…今回のチームメイトである僕を抜いて秘密会議とは…どういう事だ?」

 

アマイマスクさんがピリつきながら童帝君の裏に立つ。少し厄介なことになりそうだ。

 

 

 

 

 

 

 




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