怪人を狩る怪人   作:成金ヤック

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スマホ使いにく!?


進化と停滞

カツンカツンと灯りしか無い廊下を歩く。誰も来ないし何も居ない...気配すら感じない少し気味が悪い...

 

他の人達大丈夫かな?と言うか人質の保護とかほったらかして各々好きに暴れ回ってそうだなぁ。

 

ゾワッ...

 

なにか...来る...ッ!?

 

ガヂィィ

 

「流石S級だ。その反応速度恐れ入るよ。」

 

無音だった廊下に甲高い音が響く。何とか凌げたけど...腕にビリビリ来るわ。進化でもしたか?こいつ。

 

鍔迫り合いの状態で制止する。攻めるか

 

「お褒めに預かり光栄ですよっと...」

 

相手の鎌を押しのけて腹に一閃加え入れようとするが当然の如く避けられる。

 

「んもぉ物騒だなぁ、そんな物しまってくれれば良いのに。今からでも遅くはないよ?僕達の仲間にならない?」

 

「断るさ。今日中に滅びる組織に加わるとか先見の明無さすぎもっと未来を見据えて行こうぜ。」

 

俺は夕日を戻して蝙蝠を抜き取る。さすがに竜レベルの相手に夕日は舐めプがすぎる。離脱状態で攻めたいけど、やられた時に血流技が使えないからボツだな。同化なんて以ての外だ...

 

「まぁ君がもし僕達の一員になった所で僕は認めないけどね。」

 

「誘った意味がねぇじゃねぇか。」

 

「ギョロギョロにそう言われてるのよ...それより...相性が悪いと言われた僕が何で今ここに居るか。分かるかい?」

 

ブンッ

 

動いた...やはり早い。見えない。災害レベル竜は伊達じゃないってか。

 

「狭い部屋の中だ!僕の速度はどんどん上がってくぞ!さぁ!!!お前に反応できるか!?」

 

ザンッ!!!

 

一瞬のうちに背中を鎌で切られ左手が持ってかれる。奴が僕の目の前で制止する。

 

「おっと失礼。余りにも鈍いから君の腕を持ってきちゃったよぉ?」

 

やつは俺の腕をヒラヒラさせてアピールしてくる。

 

うぜぇ。ド肝抜いてやるか...

 

「血流技『ブラッドメイデン』」

 

腕が血の塊に変質してその塊が堅牢な鉄の聖女を型どる。

 

「なっなんだこれは!!おい!!だせ!!」

 

無理に決まってるだろう?あのメイデンは腕1本分を媒介にしてるんだぞ?破られる気がしねぇ。腕を再生させながらメイデンの操作を開始する

 

串ざせ...

 

「は?ぎっ!!!」

 

呻き声が聞こえて緑の液体が流れて来たのを確認する。念の為に発火で燃やしておく。煙がたって中に何も無いのを確認してから進む。

 

「おい...どこへ行く?」

 

は?

 

振り向いた時には全て遅かった。俺の首が中に舞っており。奴が穴だらけの状態で突っ立てた。

 

「くくく...その表情だよその表情、演技したかいがあったよ。本当に」

 

空中で頭をキャッチして体と接合する。

 

まずい。どうする?とりま切るしかない。不死身?俺と同じ?頭の中で打開策を探そう

 

「なんだ?貴様は、ゾンビか?流石にその芸当は気味が悪いぞ。」

 

「諦めろ...俺は倒せねぇよ。てかお前もゾンビだろ。体穴だらけだぞ?」

 

「構わんさ。僕も僕で再生能力は持ってるからね。そうだね...1つ。面白い話をしてあげよう。その間に君は攻撃してもいいし。再生してもいい。これは怪人の進化についての話だよ...改めて名乗ろう。僕は昆虫皇。ギョロギョロの推定災害レベルは竜を超えたとされている。高温すら克服し...おっと危ない。」

 

不意打ちの一閃を回避される。

 

「はっはっはその意気だよ!僕は高温を克服して。死の境地を彷徨う経験もした...」

 

俺の刀を全ていなされる。何が起きてる?

 

「怪人が次のステップに進むにはね?死なない程度の地獄を味わうことが必要みたいなんだ。それはどんなものでも構わない。精神的なもの、身体的なもの、死んだ方がマシだと言う程の物を死なないように味わう。これがだいぶ難しいらしくてねぇ?おっと今のは惜しかったよ?」

 

「血流技!『大嵐ィ』」

 

「無駄だよ?全部捌ける。ゴホン!戻そう。僕はこの2点をクリアしてるんだよ?君のおかげでね?あの蛇がうねる奴をくらった時、初めての敗北と死を悟った...だが僕は奇跡的に生きていた...そして君の甘さからか僕は見逃された。それも何気に屈辱だったわけだ。僕は脅威ではない、逃がしても対処に困らない相手、腸がはち切れるばかりの悔しさと怒りを覚えたね。挙句オロチに攻撃もされた...きっと君に会う前の僕だったらやられてたことだろう。だが!!僕は全てを超越したのだ!今の僕に叶うやつ等存在しないだろう!!まぁそんな感じになった訳だよ。君もあったんじゃないか?自分が明らかに強くなったと感じた時が...君は成長論と相性がいい...その死なずの体は少し羨ましいものがある。だが!!!それゆえの依存があり!死なない程度の地獄を味わうことは出来ないと見た!僕と君の違いだよ?」

 

ビッタァ

 

蝙蝠が奴の人差し指と中指で止められる。

 

「さて説明が終わったよ?少し攻撃をするとしよう。耐えてくれよ?」

 

ベゴォ!!

 

体がクの字に曲がり後方に吹き飛ばされる。なんだ?この威力。

 

バゴン!!

 

壁に体が埋まる。間髪入れずに奴の拳が顔に入る。

 

「あはっアッハッハッハッハァ!!!ほらほらどうした!!さっきまでの余裕を見せてみろよ!!!ほらほらほらァ!!」

 

地面を突き破って下の階に打ち付けられる。反撃しなきゃ。

 

バズン!!!

 

無理やん相手の手が止まらん。どうする。考えろ...考えろ...考えろ!!!

 

「ん?何をしようと言うのかな?いいよやればいい。全部真っ向からうち潰してあげよう...絶望を味わって無様に死ね。」

 

立てる。今ここがどこか分からないけど。こいつだけは仕留める。

 

「同化...」

 

流水岩砕拳の構えを取る。

 

「来いよ。ボコボコにしてやる。」

 

「その目...いいねぇゾクゾクしてくるよ。明確な殺意と憤怒。絶望に染まった時が待ち遠しいよ」

 

潰す。

 

 

 

 

 

 

 




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