童帝side
人質の救出が完了した...あの不死身の鳥怪人には苦戦したけど上手く対処出来た...今のところ順調に進んでいる。
外の光が見えた。良し...無事に人質を地上に出す事に成功出来た。他の人に人質救出の旨を伝える。
皆どうやらもう少し怪人を相手にしていくらしい...
ザザザッザザ『たしかこう使うのだったな?あーあーこちらアシナに変わって蝙蝠。現在主を背負って地上を目指してるそろそろ着くと思うが...』
「あっ貴方はたしかアシナさんの刀の!?アシナさんはどうしたんですか!?」
『主は昆虫怪人に敗北。気を失って居られる。あっ光が見えた。誰も居ないではないか。』
どうやら別の出口に着いてしまったらしい。
「こちらの位置は分かりますか?」
「案ずるな既に貴君の横だ。」
「うわぁぁ!?!?」
ビッビックリしたぁ...心臓止まるかと思ったよ
侍風の男の背には外傷が特に見られないアシナさんが背負われるている。やけに綺麗だ。
「あの?負けたというのは...」
「あれは酷かったぞ?同化という我と主の一体技を使っても尚叶わなかったからな...今の主には勝つ術は持ち合わせておらん...それどころか他の奴らでも辛いのではないか?あのスピードにパワーだ。我なら対処できるだろうが...如何せん主さえ生きているのならば他の事はどうだっていいからな、動く気にならん。」
なんて淡白な人なんだ...だが確かに怪人であるとするこの人なら人間なんてどうでも良いのかもしれないな。それにアシナさんはヒーローだが蝙蝠と名乗る彼はヒーローではない。言わば民間人だ、そんな彼にこの戦いに協力してくれなんて虫がいい話だろう
「その怪人の特徴は?」
「名前は昆虫王...いや奴の名乗ってたイントネーション的に昆虫皇のが正しいか...仮面ライダーのような奴でカブトムシの仮面を付けている。全身白色で恐ろしく早い。緑の小娘が1回やられてる。」
「あぁ会議で言ってた怪人のことですね?...まさかパワーアップしているなんて...」
「うっうぅう...ここは?」
アシナさんが目を覚ました。
「アシナさん...大丈夫ですか?」
「ちょっとキツイかな...精神的にね...あんなの...勝ち目ないじゃん。倒したと思ったらパワーアップして復活なんて...どうやって仕留めればいいんだよ。誰も倒せんぞあんなん。それに...あれより強いのがまだ沢山...」
アシナさんが自棄気味に言い放つ。
「そうですな...確かに主だけでは奴を葬る事は厳しいやもしれませぬ、いや正直不可能に等しいでしょう。」
ハッキリ言うなこの人。本当に主と思ってるのか?
「しかし主には仲間がいます、友がいます、そして我がいます。頼ればいいじゃないですか。目の前の人物に...我は今まで主に決して手を貸さなかった。間接的に色々技を教えて同化という方法だったりで手を貸しては来ましたが我自身が手を加えた事は1度たりともございませんでした。それは我に依存するのが良くないと感じたからでございます。ですが今の主なら我に依存する事無く上を目指し続けるでしょう。これは主の道具としての言葉では無く。貴公の師であり相棒である蝙蝠からの言葉でございます...立ってくだされアシナ殿...貴公が我に協力を申し出ると言うのならば共に目の前の敵を討ち滅ぼしましょう。」
「蝙蝠......ありがとう...うん分かった。手伝って欲しい。俺だけじゃどうしようもないから...俺だけじゃ倒せそうもないから...」
すごく感動的な所申し訳ないけど言うことは言っとかないと。
「あのーすいません人質の救出は済んだのでもう潜りに戻る必要は...」
ザッザザザザ『あ?これどうやって使うんだ?この赤いの押せばいいのか?あっ消えた』
アトミック侍さんだな?この声は...しかも音声消してるし
『まぁいい。現在子供を確認今から追跡を開始する』
どういう事だ?ワガンマ君は自分1人だと言っていた...嘘を着いていた?
僕はワガンマ君に詰め寄ろうとするが辞めた。
「わーー!!!ごめんなさい!!!僕だって助かりたかったんだぁ!!!ひーーー!!!」
今この子に当たった所でどうしようもない...時間と労力の無駄だ...
「まて!童帝!!もう人質の救出はすんだ。どうだ?ここで撤退と言うのは......」
この人たちは...本当に......
「セキンガルさんだっけ?俺達はヒーローですよ。救える範囲の物は救ってかないと行けない。それを見て見ぬふりをするなどナンセンスですよ。」
「そうだぞ!何言ってんだ!おっさん」
周りのA級もアシナさんに同調する
アシナさん...立ち直り早いですね。怪人だからかな?それに...その通りだ。僕達はヒーローだ分かってるのに助けなくてどうする。
「アシナさん...行きましょう。事は一刻を争います...」
僕達は再び穴へと戻った。
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