首切り
メールを見る、『明日からもう来なくて結構です』短く、無慈悲に、冷徹にそう告げられた今日。俺、アシナは…無職になりました………良し!寝よう!
俺はショックで考えることを放棄して不貞寝を選んだ
翌日の朝目が覚める、凄く体がだるい。ベッドの上でモゾモゾと動く。
「たっ体温計…」
這うように、寝室からリビングへ移動して救急箱の中から体温計を取る。
ピピッ
「よっ43度……オイオイオイ死ぬわオレ」
どうやら精神的にだいぶ参ってた見たいだ…あの職場は、ブラックじみてたから。気を取り直して次に活かせばいいものをいつまでもぐじぐじと、まだうら若き24歳だぞ。さぁ立つんだ…ウッグゥ…ゲボァ
ふぅ…薬を飲んで寝よう。
1日寝たらとても元気になった。なんだろう力がみなぎって来る感じ。今なら何だって出来そう!
両手をクロールの手にして上に伸びをする。
あれ?なんか…手…冷たくない?
人間の体温では絶対感じることの出来ない。まるで血が通ってないように感じる。試しに脈を測って見るが………
あっ…これ死んでますわぁ。しかも、死んでるのに動けるとかこれ、完全に怪人ってやつですわァ
「ひっ…」
短い悲鳴が出た。どうやって活動出来てんのこれ?血が通ってなかったら普通動かなくなぁい?
怖くなって後ずさる。
ゴト…
何かに足がぶつかる。こんなとこにはものなんて置いた記憶がないが。
ん?刀?ふむコレで死ねと言うんじゃな?…いや無理無理無理。
いや…待てよ怪人になるって事はヒーローに狩られるってことか?いやいやそれも無理でしょ…でも、どうせ死ぬのなら…我が刃で死んでくれようぞォォォォ
半ば狂乱になりながら刀抜いた
チャキ…スーーー
刀身は赤黒く驚く程に美しい。正に芸術品、昔の人達はこんな綺麗なもので殺し合いしてたのかと思い耽る。
はっ…気を取られてる場合じゃない
「さらば!!!我が人生よ!!!!」
首に刃を推し当てようとした瞬間手が止まった。と言うより刀が進まない。
(またれよ我が主よ命は大切にするものだそれが自らの物なら尚更という物だ)
…こいつ脳に直接!?脳がプルプルと震えてるような感覚に陥る。十中八九こいつだよな?声の主は?
(左様)
刀は短く応えると部屋が霧で包まれる。そこに立って居たのは俺と同じ位の着物を着込んだ侍さん。
「我は其方の半身。其方が絶望の淵にたった時に我が生まれた。世界の不条理に対して抗う力を。この世の全てを深淵に包む力を…」
え?なんかすごく壮大だけど仕事辞めたショックでこいつ生み出しちゃったの?やばくない?俺ってそんなに心に傷おってたの?
(なんなりとお申し付けを我が主よ。)
とりあえず死ぬ気失せたから外に散歩でも出ようかなぁ?
(では我も同行致します。)
侍はそう言うと霧となり刀に戻った。俺はよくわかんなかったから刀をベルトに帯刀して外に出た。
扉に鍵をかけて公園辺りまでフラット出かけようとする
「あっお隣さん」
「ん?おう、こんにちは」
この人は俺のお隣のサイタマさん趣味でヒーロー活動をしてる人だ。ヒーロー協会には登録してないらしい。
(主よあの者…只者じゃありませぬ。奴の纏う闘気。我の実力を遥かに凌いでおります。)
いやいや貴方まだ生まれたばかりですよね?
(主が、寝込んでる間にこの市内の異形を一通り狩り尽くし学習した上での評価でございまする)
え?やばっ:(;゙゚'ω゚'):コワァ
「どうした?体調でも悪いか」
「いや!大丈夫ッスゥ!それでは自分公園まで散歩に行くので。またっ!」
「おっおうまたな」
俺は怪人と勘づかれる気がして足早に公園まで向かった。
とりま1話1000文字目標にします
ユッユニコッッ頑張りますッッッ
追記主人公名変更。
ワンパンマンの世界ってカタカナの名前だけみたいだから漢字の日本名って確実に浮くでしょ