裏稼業とカカシさん(旧題:裏稼業の何でも屋が出向く先には必ずカカシが待っている件)   作:chaosraven

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 カカシ無双は今日はないけれども、相変わらずのカカシのカワユさに目を眩ませるが良い(なお駄文かつ今日はすごい短い)

 20/03/04 本編最新話と初期の内容の矛盾を解消するため、本文を一部編集・追記。


-05-相手がタバコ嫌いなら吸う方は止める努力をしないといけないよねっていうお話

 

 

 

 この地獄みたいな世界は裏稼業の人間にとっちゃ相当に生きにくい世の中だ。

 なにせ真っ当に生きてる人間ですらも毎日三食食える生活を送れてるやつはそう多くない。それが法や倫理に触れる事を生業としてる俺たちなら尚更。

 

 だからと言ってはなんだが、俺たち裏社会を生きる人間にもお互いを助け合う集まりってのが幾つか存在する。

 

 俺に仕事を斡旋してくれる闇ギルドもその一つ。仕事を割り振る事務員と、実際に割り振られた仕事をこなす組合員とで構成されたうちのギルドは、実はこの辺り一帯では確実な采配をしてくれるという事でウラでは結構有名だったりする。

 

 

 余談だが、事務員にはドイツ語読みの数字を、組合員には本名の一部をもじったコードネームがそれぞれ与えられている。事務員ならアインス、ツヴァイ、ドライというように。ナンバーが(ヌル)に近いほどギルドの中での立場は上となる。

 さらに余談だが、ギルドから与えられた俺のコードネームはレイという。育ててくれた大恩人がレインって名前を付けてくれたから、それをもらってコードネームにしてる。ちなみに俺の国籍上の本名が何というかは知らん。本当の生みの親たちはどういう経緯や理由かは知らんが蒸発してるからな。そのおかげであの人と会えたから特に恨んじゃいないが。

 

 

 ともかく、こういう組織の性質上外見(そとみ)チンピラだったり明らかにカタギじゃないヤツも結構出入りしているのだが、このギルドは加入するのに何故か面接とは別にギルドによる”審査”、いわゆる一昔前のクレカの審査みたいなのを通過しなきゃいけないという変な組織で、実は無茶苦茶基準が厳しいその審査をくぐり抜けて加入できた組合員は見た目はともかく、実力や人格は確かなヤツばかりである。

 まあこのご時世には珍しい、働きやすい良い職場になってるんだな。

 

 で、うちのギルドが行っている業務ってのは組合員へ仕事を斡旋することだけじゃない。仕事をするにも現場に出向く足がなければどうしようもないし、現場に着いたところで必要な道具がなければ仕事にならない。それは表も裏もどんな仕事をやるにしても同じこと、だからギルドがあるこの場所は、俺たちが必要とする物資を補充する拠点としての面も持ち合わせている。

 

 なにせ物資を仕入れてくれる職員の目利きも相当なもんで、ぶっちゃけ表で同じ質のものを求めようとすれば結構な額を払わなきゃなんてこともある。ガソリンにせよ食い物にせよ武器にせよ、どれを取ってもここで仕入れた方が遥かに安上がりなのだ。

 

 

 てなわけで今日、オンボロに注ぎ込むガソリン数回分と食料、今まで仕事で消費した分の弾薬、武器やオンボロのメンテナンスをしにギルドに訪れている。十分な用意無くして仕事は出来ぬってな。

 

 

 今日やらなきゃならんことですぐに終わらせられる事は全て終え、残りはオンボロのメンテナンスが終わるのを待つばかりだ。

 とはいえバイクのメンテナンスは30分とかそこらで終わるようなもんではなく、終わるまでの時間を潰す娯楽なんてものもこの建物は少ない。暇を潰せるものが近くになかった俺は、ギルドが入っている建物の屋上にある喫煙スペースに出向き、久方ぶりに取り出したタバコに火をつけ煙を吸う。

 

 あぁ、ニコチンが全身に染み渡るこの感覚。ここのところ色々忙しくてまともに吸えなかったもんだから、久々に受け入れる快楽物質に体が喜んでいる。あぁ、これぞ至福の一服・・・。

 

 

 はぁーと息を大きく吐き、そしてまたもう一吸い・・・しようとしたら指に咥えたタバコが奪われ、据え置き型の灰皿にゴシゴシ擦られた挙句中へポイされてしまう。

 

 あまりにもあまりな仕打ちに思わず涙目になりつつも、せっかくの憩いをなんてことしてくれたんじゃという抗議の意思をはっきりしめさねばなるまい。

 ・・・この前ヤク取引の組織を潰した時のように逆さにフヨフヨしながら・・・目元がヒクついてるから多分キレてるスケアクロウにな。

 

 

「・・・キミなにしてくれちゃってんの? そして良い加減聞くのも飽きたけど言わせてもらう。キミなんでここにおるん?」

 

「タバコは害しかありませんわ。今すぐ止めて下さいまし」

 

「えー」

 

「えー、ではなく。止めて下さいまし」

 

「・・・えー」

 

「間を置いて抗議の声を上げるほどに嫌だと?」

 

 

 そらそうだ。俺にとってタバコは人生の嫌な事をリフレッシュする大事な清涼剤だ。

 それをいきなり取り上げられても納得なんか出来るかい。

 

 これに関しては徹底抗戦の構えを取る事を目で訴えかけると、どうやら現状完全な平行線であることを彼女は読み取ったらしい。

 彼女が次にどんな一手を出してくるか、何を言われても反撃してみせるつもりで意気込みながら出方を伺っていると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・つーん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 スケアクロウが拗ねた。

 

 オイオイ、マジかよ・・・。




 何でも屋の名前というか通り名がここでサラッと発現。
 そしてあのタイトルに書かれていることはそっくりそのままの意味なんやで。作者タバコ一本も吸ったことねえけど()

 性格上カカシがもし人間だったら、彼氏に良くないことを止めさせるのにじっくり時間をかけて説得してくけど、それでも聞き入れてくれなかったら今度はつーんと拗ねて相手に罪悪感をじわじわと感じさせそう。


 ちなみにさらにどうでも良いこというと、何でも屋はフリー素材として使ってくれても良いんやで?多分わいが書くより遥かに生き生きとした姿を見られるだろうから(書いてくれるかもしれない人にサラッとプレッシャー掛ける悪人スマイル)

P90に名前を付けるとしたら?

  • そのまま『P90』でいんじゃね?
  • 『ナインティ』でいんじゃない?
  • ナインとティを逆さにして『ティナ』とか?
  • いやいや変化球で『きゅーまる』はどうよ?
  • 良いアイデアがあるから感想に書くぜ
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