裏稼業とカカシさん(旧題:裏稼業の何でも屋が出向く先には必ずカカシが待っている件) 作:chaosraven
明らかに展開がタイトル詐欺みたいになっちゃってきてるのがダメっぽいな・・・。これも読者の意見として受け止めねば。
つうわけで殺伐ライフがやってまいりました。
ここのところ二週間ほどスケアクロウに二輪の運転技術を習得させるべく練習してきたが、始めて三日ほど経ったある瞬間コツをつかんだらしく、そこからのレベルアップはとてつもないスピードだった。いやぁ、あんなにコケまくってた姿が嘘のような成長ぶりには驚いた。
安全確認のやり方、市街地で走る時に人や車はどういうところから出てくるか、他のドライバーがどういう動きをしてくるのか、敵の拠点からパクってきた時にはどういう風に動きながら逃げればいいかっていうのを教えて路上で走らせてみたが、今のところはとくに危なげなく走り抜けられているので一安心。まだまだ経験を積む必要があるとはいえ、これなら本当にバイクの運転を含めた仕事のサポートを少しづつ任せても良さそうである。よっしゃよっしゃ。
さて、今日はスケアクロウと共同での戦闘任務である。内容はチンピラを蹴散らすという一見簡単なものなのだが、少々厄介なことについ最近地元ギャングの庇護化に加わったらしい。おかげで拳銃がチンピラどもにも出回ったようで、地元の自警団相手に応戦できるくらいの武力を獲得してしまったのだ。
タチの悪いことにチンピラどもは獲得した拳銃という武力を使い、常套手段が今までカツアゲだったのが強盗にランクアップしたらしく、実際に死人も出ている以上、クライアントはもう情け容赦はできないという結論に至ったんだろう。
そんな背景事情があるにも関わらずクライアント様はとっても優しいようである。
彼らの求める内容は出来ることならチンピラの”無力化”を。それが無理そうなら皆殺し。欲を言うなら地元ギャングと連んだ元手となるものを何か手に入れて欲しいとのこと。まともに運営してる裏組織ならともかく、ただのチンピラがまともにそういう大事なものを管理できてるかはものすごく怪しいんだが。
とはいえ俺がどう思ってるかは仕事に持ち込むべきじゃない、現場に入れば出来る事を最大限果たすだけだ。
時刻は真夜中の11時。乗ってきたオンボロを隠蔽しながら近くに駐車し、市街地の旧高速道路下にある広い空き地に来た。空き地は縦80m横30m程度の広さで、元々は高速下にある工事業者の資材置き場なんかに使われてたらしい。高速道路は長年メンテもされてないボロボロの状態で、いつどこかしかがぶっ壊れても可笑しくない。周囲でなんとか今日を生きてる人間も危険を恐れて近づかないわけで、それは自然に人の目が遠い絶好の集会場を生み出すわけだ。
空き地は金網のフェンスに囲まれている。入り口は俺がいるココと真反対の二つ。反対側にはスケアクロウに控えてもらってる。
フェンスの外から内部の様子を伺うが、見るからにガラの悪いワルぶってる感じの抜けないクソガキばかりだな・・・。耳だけじゃなく鼻や下唇にまで穴開けてピアスを通してら。少数いる女の子もヘソに2つ3つピアスを付けてるような奴ばかり。うわぁ、あんなにジャラジャラさせてる感性には全く共感できないね。
だってね? そんなに鼻や耳にピアスを付けてたらさ?
「こうやられた時に痛いだろ?」
「ま、待っ!!?」
この入り口を見張るように立っていたところを、死角から忍び寄りフェンスに押さえつけるように拘束していたチンピラ一味の男。口を手で声が漏れないよう押さえつけたまま、まるで牛のベルのように鼻に通されたピアスを一気に引き抜いてやる。
「〜〜〜〜〜!!?」
ボタボタと鼻から出た血が俺の手を介して地面に滴る。痛みもあるが、こんな事を平気でやれる相手に得体も知れないものを見るかのような恐怖の視線を向けてくる男。
俺は駆動時に紅い光を出すアイバイザーを付け、顔の下半分もガスマスクで覆っているからな。表情が外から見えない事がますます男の恐怖心を煽っているんだろう。鼻血に加えて涙までポロポロ流し始めた。そんなに生き延びたいのか?
だが、悪いがそこは無慈悲にやらせてもらう。ホルスターからサプレッサー付きのFive seveNを取り出し、男に突き付ける。男は死にたくないと必死に首を横に振ろうとするが、手で強引に動きを抑えられて動くに動かせない。
「恨むなら皆殺しを望んだクライアントを恨むことだ。せいぜい安らかな旅路になることを」
「っ!」
銃口を右膝に向けて発砲。膝を襲った強烈な痛みに思わず呻く男。もう片方の膝も続けて撃ち抜き、男を完全に行動不能にする。
男は殺されなかった事に安堵しているようだが、歩く上で重要な関節である膝を破壊された事が今後自分がどういう人生を歩む結果になるのか、よく考えてみるといい。お前たちが面白半分に強盗して命を奪った人間は、この痛みを感じる事すらも出来ないのだからな。
「命までは奪わないでおいてやる。だがもう二度と歩けまい。とりあえず今は、少しだけ寝てろ」
痛みに苦悶の顔を浮かべる男の腹にさらに強烈な一打を見舞う。衝撃に気を失った男を羽交い締めするように運び、空き地の中からは見えないところに横たわらせる。
「スケアクロウ、作戦開始だ。忍び込むぞ」
『了解』
俺たちは”敵”のアジトへと潜入した。
残酷な描写タグがようやく仕事し始めましたね。
レイさん、敵相手には本当に迷いも何もなく平気でこういうことやれちゃう人なので、こういうやり方をするキャラが苦手な人はご注意を・・・。
裏稼業に手をつけてる人間って、多分大抵こんなもんだとは思うんですが・・・。
P90に名前を付けるとしたら?
-
そのまま『P90』でいんじゃね?
-
『ナインティ』でいんじゃない?
-
ナインとティを逆さにして『ティナ』とか?
-
いやいや変化球で『きゅーまる』はどうよ?
-
良いアイデアがあるから感想に書くぜ