裏稼業とカカシさん(旧題:裏稼業の何でも屋が出向く先には必ずカカシが待っている件)   作:chaosraven

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今日は2000文字にもいかない超短文モードです。
ねぐらに戻ってきた所の例とカカシのやり取り、淡白な印象が否めない感じはするけど意味は通ずるはず。

ではどうぞ。


-21-おっ始める前には必ずしなきゃいけない事があるよな?それは前準備とできたら下見、そして情報収集とパートナーの説得だ

 

 

 わーちゃんがやばい事態に巻き込まれているとの一報を受けすぐ動かなきゃと焦り出す思考。だが直後、ピリリとくる背中の痛みにハッとする。そもそもこんな状況でまともに戦闘するのは難しい、ならどうやってあの子を救い出す? まずは状況を整理しよう。

 

 

 クルーガーは俺を指名して依頼したいようだが、支援や補助を求めることも含めギルドには一応連絡を通す。クルーガーにはまだ受けるかどうかの返事をしていない事も伝えてな。

 しかしそこはあの男もしっかり根回ししてたらしく、すでにクルーガーからギルドへ仲介料の支払いは済んでいるとの返答が来た。あとは必要な物があるなら言ってくれればギルドですぐに用意するし、ギルドの組合員として契約の事について面倒事は起きないから安心してともな。

 

 この依頼、これが縁もゆかりもない人形を助けてくれというならはっきりお断りしてたところだが、対象があのわーちゃんだというなら断るという選択肢は無い。自分が育てた弟子(実戦に出るまでの訓練課程で教えてただけだが)が自分より先に死ぬかもしれないとか、そんなふざけた展開認められないだろ?

 

 問題は背中の痛みが実戦にどう影響してくるかが未知数な点だが、とりあえずはクルーガーに連絡をしないと詳しい話もわからん。

 クルーガーへ端末から掛けようとする俺の手に、優しくスケアクロウの手が添えられた。しかし添えた手とは裏腹に彼女は厳しい目つきを俺へと向ける。無茶をするなと言わんばかりに。

 

 

「依頼を受けるんですの? お医者様に安静にしろと言われたのに?」

 

「ああ。ある人形を助けてほしいって依頼でな、断りたいところだったがその救助対象が昔の知り合いなのさ。俺が殺しのやり方を仕込んだ弟子の人形、師匠より先に弟子が死ぬなんて展開をみすみす見過ごすつもりは無い」

 

「・・・あなたはバカですわ」

 

「ああ、大バカ野郎だと自分でも思うよ。オンボロの運転もまともにできない様な爆弾抱えてるってのにな。

 でも助けなきゃいけない、助けなきゃ師匠としての責任を果たせない。止められたって行くぞ?」

 

 

 意思を曲げる気は無い。あの別れの日から一度も白いリボンを付けたわーちゃんに会わずに永遠の別れなんて、たとえ神がそんな未来を望んだとしても俺が捻じ曲げてやる。

 互いに相手を射抜くような鋭い視線を交わしあう事暫し、スケアクロウが目を瞑りため息一つを零す。どうやら俺のわがままに付き合ってくれる気になったみたいだ。・・・いつもゴメンな、スケアクロウ。

 

 

「・・・はぁ、そんな主人(あなた)を支えるのも私の役目ですわね。でも約束してくださいまし。絶対無理はしないと」

 

「ああ。・・・ありがとう、もうちょっとだけ付き合ってくれな」

 

「・・・バカ」

 

 

 ・・・思えば俺が彼女を助けてから数ヶ月が経とうとしてる。最初はなんで俺の仕事先にいるのかもその理由も分からなかったけど、彼女が仕事先に同行してくれるようになってからは随分と業務遂行を助けられてきたものだ。

 

 ルード工場長と”商談”して彼女を購入して、仕事に堂々と連れ回せる様になってからは色々な所でフォローしてくれたりな。ヤクを扱おうとした人でなしの指揮官を粛清するときも、チンピラやギャングの身柄をクライアントに突き出すときも、彼女がいたからこそ俺はああやってデッカく動けたわけで、まさに真の相棒という間柄になれたんだなぁって思う。

 

 でも、普段クールな顔で俺のサポートに入ってくれてる彼女も、今回ばかりは心配と不安を隠せないみたいだ。体が故障してるなかで命懸けるってなったらだれだってそうなるけどな。

 いつも俺の動きに振り回される様な事になっててゴメン。だけど、今日ばかりはたとえ怪我してても動かないと、もし最悪の結果で終わったときに絶対後悔する。動かないで後悔するんだったら、動いて最悪の結果を迎える方がまだ良い(マシだ)。そして俺が動くからには絶対に、”最悪”の結果には終わらせない。終わらせてやるものか。

 

 

「準備を整えよう。悪いけどスケアクロウ、このねぐらにある武器類を一通りこの部屋に集めてくれないか?」

 

 

 さあ、ショウタイムに必要なものを集めよう。

 端末の発信ボタンを強く押し込んだ。

 

 

 




実は先日、暑い中チャリを漕いでたら突如貧血に見舞われ、寝っ転がって頭に血を巡らせて回復を図っていた所道行く人に救急車を呼ばれそうになったという事件がありまして、(なんとか呼ばれずに済んだのでヨカッタ)まあつまるところ暑さにやられてくたばりかけです。

眠いし暑いし怠いし、私夏は本当に体もたない季節だなぁと毎年実感しております・・・辛い。
皆様もくたばりかけにならないようくれぐれもご注意を。

次回はドンパチ導入編になる(はず)です。
長い夏、気長に更新お待ちください。

P90に名前を付けるとしたら?

  • そのまま『P90』でいんじゃね?
  • 『ナインティ』でいんじゃない?
  • ナインとティを逆さにして『ティナ』とか?
  • いやいや変化球で『きゅーまる』はどうよ?
  • 良いアイデアがあるから感想に書くぜ
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