「あの、お兄様に?」
「でーす」
本日我が家にやってきた
目はつけまつげをつけて、カラコンでシャンパンゴールド。
髪はイエローブラウンのウェーブのかかりまくったロングヘア。
肌は浅黒く、ノリは明るい。
今日はミニスカでルーズソックス着用と、コギャル感満載だ。
そんな彼女の兄は、どうやら俺の小説の読者らしい。挿絵の桜上水みつご先生のファンでもあり、ただの女児向け小説ではないと見抜いてるタイプの。
渋谷兄は、ももきゅーちゃんの俺へのバースデープレゼントのアドバイスをしてくれた。自分をプレゼントという、最高のアイデアを。俺だったら絶対に詩歌に言わない。
ももきゅーちゃんが本日うちに来た理由。
それは。
「アニキの誕生日、どしたらいーかなー?」
渋谷兄が喜ぶ誕生日プレゼントの相談だった。
ももきゅーちゃんは俺の小説のファンで、兄もファンであるし。渋谷兄は俺へのプレゼントの助言をしてくれているわけなので、俺も最大限お手伝いしたい所存。
「アニキのアドバイスでセンセが喜んでくれたじゃん? ってことはセンセのアドバイスでアニキもちょー喜ぶと思うんだよねー」
なんていい妹なんでしょう!?
もうこの時点で泣くだろ。
この気持ちをそのまま伝えたら、それだけでいいんじゃないのかしら。
「いやー、ももきゅーちゃんみたいな妹がいて幸せだろうなー」
「そお? しーちゃんもかわいーじゃん」
「ん? んー」
まぁ、かわいいかどうかで言えばかわいいけど。
そんなことよりアレすぎるのが目に余る。
「しーちゃんの誕プレでコレだ―っての、ない?」
「詩歌がくれた誕生日プレゼントで嬉しかったものか……」
一応家族のルールとして、誕生日はみんなでプレゼントをあげることになっているから貰ってはいる。
今年はフィギュアだったな。檸檬ちゃんの。
「去年は……ギャルゲーだったかな。妹モノの」
「ゲームかー」
「一昨年は、ラノベだったな。妹モノの」
「ちょい待ち。なんか全部妹モノじゃね?」
「確かにそうだな……」
「妹モノを贈られてアニキは嬉しいの?」
「うーん」
正直あまり意識してないな。檸檬ちゃんは好きだし、ギャルゲーは楽しかったし、ラノベもかなり笑った。それだけだな。
「面白ければそれでいいかな」
「そー? 考えすぎかー」
なんかプレゼントに意味があると考えたらしい。んなもんないだろ。
「その前は……詩歌もお小遣いがないからな。買ったものじゃなかったはず」
「うんうん。そういう方がいっかも」
「なんだったっけなー。あー、マッサージだったかな。肩たたき券みたいなノリでくれたんだった」
「マッサージかー。なるほどねー。嬉しかった?」
「まー。そうね。詩歌は力なんか入らないし、俺も別に体が凝ったりする歳じゃないけど。嬉しかった感じはあるかな」
「んー。マッサージってどうやんの?」
「あー」
そもそもマッサージというものがわからない。そういうことらしい。小学六年のギャルはマッサージとは無縁であろう。
「センセ、ちょっとマッサージしてみてよ」
「俺が? ももきゅーちゃんにマッサージ?」
「イヤ?」
「とんでもない」
ももきゅーちゃんにマッサージしていいとかご褒美しかない。
俺のベッドにぽいんと寝そべる。ふーむ。マッサージがなにかよくわかっていない女の子にマッサージをしていい。なるほど……。
「じゃ、下の方から揉んでいきますね~」
「よろ~」
ルーズソックス越しにふくらはぎを揉んでいく。匂いを嗅いでみたり。ルーズソックスってなんか嗅ぎたくなるよね。なんかお花みたいないい匂いです。
次に太もも。細い。
「どう?」
「揉まれてるーってカンジ」
まあね。別に気持ちいいわけでもないだろうね。だって小学生だよ?
どこも凝ってないし、元気そのもの。マッサージなんて不要ですよ。
でもここは気持ちいいかもしれないな。
「うわ、ぷりんぷりんだ」
「え? それって褒められてる?」
「褒めてるよー。最高のお尻じゃない?」
「褒められるの好きー」
お尻を触って、それを褒めたら、喜んでもらえる。なんてハッピーな。
ただ、ももきゅーちゃんがアニキのケツを揉んで褒めるとか、ただの地獄です。これ参考になるのかな。
とりあえずお尻は重点的に揉みます。幸い、スカートはかなり短いので手を入れやすいです。
「うーん、いいお尻」
「やったー」
吸い付くような肌。まてよ、なんでダイレクトに肌なんだ……ぱんつは……履いている。腰の部分には布地がある。なるほど、ティーバックタイプか。女子小学生にしてティーバックですか、さすがギャルですね。
「お尻ってこうやって揉むんだー」
「気持ちいい?」
「きもちーよ? センセが上手なのかも」
まあな。マッサージには自信がないが、尻を触ることは多少自信ありだ。
もみもみもみもみ。
いいなー。本当にいい尻。ぷりっぷり。エビを超えてますよ。
「さて……腰を揉むか」
「……なんかー、つまんなそーじゃね?」
「いやいや、そんなことは」
「……あんまりー、きもちくない」
「そうだね、腰とか背中はあんまり意味ないね」
マッサージにおいて、腰とか背中は重要じゃないよね。足の裏もやってないし。
「肩とか首もやめとくか」
「センセに任せるよー」
肩も首もマッサージする場所じゃないよな。どうでもいいもん。
「はい、向きを変えてくださいね~」
「は~い」
ころんと転がって、俺と目が合う。
俺のベッドに、寝転がって、俺と見つめ合うギャル。
ふ~。
落ち着け……マッサージするだけだ……。
「じゃ、ほっぺたを揉んでいきます」
「はーい」
不思議には思わないようです。
ほっぺがぷにぷにしてそうで、触りたいから言ってみただけなんですが。
「むにむに……」
「ふにゅふにゅ」
わー。やわらかーい。ぷにぷにしてるー。
あと俺がほっぺたをむにむにしてるのに、マッサージしてもらってるっていう態度だからニコニコしてるー。
「ももきゅーちゃんって、かわいいよね」
「んにゅ!? んにゅ~」
ほっぺたをモミモミしてるから普通にしゃべれないのも可愛いな……。
むにーって左右に引っ張ってみたりして。どうやっても可愛いな。
しかし本番では、渋谷兄のほっぺたをむにむにするももきゅーちゃんになるのか。地獄だな。
ふー。かわいかった。マッサージってのはこうじゃないとな。
「さて、次は胸か」
「胸って、おっぱい揉むのー?」
「もちろん」
断言します。自信満々に。
「へー。そーなんだ」
納得しました。当然だね。
「ブラジャーは外してくださいね~」
「は~い」
外すだけでよかったのだが、完全に脱いだ。ブラジャーはレースたっぷりのワインレッド……さすがですね。下はお揃いのティーバックなんですね。ギャルってすげーな。
服の中に手を入れて、胸を揉む。強く揉むのは駄目だ。大人と違って、これから大きくなっていく胸は優しくしなければ。官能小説にもそう書いてあったからね。
マッサージにも役に立つ。それが官能小説だね。やっぱり読書は大事です。ちゃんと本を読んでなかったら、いざ女子小学生の胸を揉むときに困るからね。
「あ、ん~」
明らかに気持ちよさそうな、ももきゅーちゃん。背中とはえらい違いだ。
そしてマッサージしているこっちも、えらい違いだ。
「ん、んっ」
「固くなってきたな」
「固く?」
「あ、ごめん。固くなってきたのは俺の方」
ただマッサージしてるだけで固くしちゃうとか、マッサージ師失格ですね……。
「んっ、ふぁっ」
「気持ちいい?」
「ん、きもちー。あ、そこ」
「乳首だね」
「ここ、きもちーんだね」
乳首は気持ちいい。それをももきゅーちゃんは覚えたようです。よかったね。
ただ、誕生日にももきゅーちゃんが、渋谷兄の乳首を攻めていたらと思うと……なにそれ……。妹に乳首攻めされたい兄は、あまりいないと思いますね。ええ。
そう思いつつも、胸はたっぷり触った。俺も彼女も気持ちいいから。なんの問題もないよ。ハッピーしかない。むしろハッピネスしかない。
「お腹は……」
「く、くすぐったいよー!」
「そうだね」
お腹もすべすべして、触るのは悪くないが。やめておきましょう。
そのまま、下にスライドしていく……。
「やっぱり、マッサージと言えばここか……」
「そーなの?」
「うん。リンパがね」
よくわからないが、だいたい一番大事なのはここだってみんな言ってる。
なので俺は脚の付け根の部分を、しっかり揉んでいく。
「ちょっと股を広げますね~」
「あ、ぱんつ見えちゃう……」
恥ずかしげが今まで少しもなかったギャルが、突然スカートがめくれることを恥ずかしがる……いいですね!
「ごめんごめん、大丈夫。見ないようにするから」
「あんがと。へへ、センセってジェントルだね」
そうです。俺はとても紳士的な男です。
そもそもブラジャーは見てるから、だいたい想像つきますけどね。ええ。
ですから、ぱんつは見ないようにして、親指でぱんつを触っていきます。
「あっ、んっ」
ももきゅーちゃんは、結構敏感ですね。
ちょっと親指が股間にあたっているだけなのに。
「大丈夫ですよ~。みんなやってることですからね~」
「センセ、なにそれ?」
「いや、なんかここをマッサージするときは、だいたいこう言うんだよな」
「ふーん?」
股間のマッサージ……。
これ、ももきゅーちゃんが、渋谷兄の股間を揉むってことだよね……なんとなくですが、アウトでは?
「どう? 気持ちいい?」
「うん……ちょっとやばい」
やばいんだ……俺もやばいです。
「あ……」
「うわ……」
ももきゅーちゃんの顔が、とろんとあへって来たので終了させる。
「どうだった? マッサージ」
「うん。きもちーとこ、わかったから、センセにやってみるね」
俺は、尻と、ほっぺたと、胸、特に乳首。そして脚の付け根を揉んでもらった。
「どーかな?」
「うん。他のプレゼントにしよっか」
やっぱり、これじゃなかったね。途中でわかってました。