かくしてチート装備を手に入れた俺と離島棲鬼、お互いデメリットが存在するとはいえ世界観を崩壊させるほどの力を持っている。こんなものを簡単に作ったリアとは何者なのだろうか。
食料問題は解決したが限りのある資源だ、深海鉱鋼で増やせば良いんだろうが元が金属の物を食べる気にはなれないし廃墟の改築工事も掃除も何一つ終わっていない。
問題は山積みだがリアがいればどうにか出来る気がしてきた、大丈夫そうだ。
「た…大変です!!」
「羅針盤が勝手に回り出し船の制御が奪われましたぁぁ!!」
大丈夫じゃ無いらしい。制御奪われるって普通にやばいんじゃ無いのか?
「そんな事はないでしょ。どうせ回しすぎたんじゃ無いかしら?」
離島棲鬼は呆れた口振りでリアに問い掛ける。
「違うんですよ!ほら見てください!グルグル回り続けてるんです!」
うわぁ本当にグルグル回り続けてるー。
「でも羅針盤がダメなら俺達が運転すれば良いんじゃ無いのか?離島棲鬼は場所は知ってるんだろう?」
「えぇ、その通りね。私は場所を知ってるし運転すれば良いだけよ」
「…それが無理なんです。この船を改造した時に便利なハイテクグッズを制御装置に入れたんです。」
「…ん?」
「その名も妖精羅針盤。行きたい場所を設定するとそこに自動運行してくれる優れものなのですがね…制御が利かなくって…自動運転中は運転解除が出来ないんです」
ダメみたい。
ハイテクグッズに頼り過ぎはやっぱりダメだね!
俺はアナログ人間として生きていくよ!!
「それでもしこのまま放置したらどこに辿り着くの?」
リアの顔が真っ青になって行く。
「…輝きの樹です。間違えなく私達はバリアでバラバラにされます」
バラバラは怖いなぁ
ましてやここは大海原のど真ん中。
落ちたら間違えなく遭難するか生命樹の餌になる。
「なんで敵の本拠地に向かってるのよ!絶対悪意あるでしょ!」
離島棲鬼が喚き散らす。
てか敵本拠地って事は生命樹達の基地が輝きの樹なのか?
「それで私も辿って見たんですよ…羅針盤を狂わせた犯人のアクセスを」
「聞いて驚かないでくださいね?なんと私達の船にアクセスした者はChokhmahという名前でした。そうですね。
突如甲板が破られ上空から灰色の髪をツインテールにし、意味のわからない模様が書いてある目隠しをつけており服は離島棲鬼の来ている純白のワンピースに酷似している。
「ワタシコソガイノチノイミヲシル…【知恵】ノ、コクマーココニケンゲン…」
「はい?
「私一人じゃまず幹部クラスは無理よ!例の装備はまだ試運転もしてないしもう積んでるじゃない!!」
まさかの幹部クラスさんのお出まし!?
そりゃ離島棲鬼も取り乱す訳だ。流石に難易度がハード過ぎません?
提督業やった事ない俺に勝機はどこにあるんですかね。
_________付近の海域
「敵反応確認。原初生命樹クラス一人に…ん?アイツ生きてたのか!?」
「…どうしたのアルベルト」
「離島棲鬼の反応を付近で確認した。この近さなら恐らく…原初生命樹と交戦状態と見るか?」
「どうするヲ級。本部に応援要請しに戻って助けに行くか?」
「…そんな時間はない」
「…このまま向かうまで」
「おー、マジかよ!?…ったくしょうがねぇなぁ…行くぞヲ級!!」
「…言われなくとも」
なんやかんやで書ける。書けなくなると思ってました(定時更新は当分出来ないです)