「ククク…ワタシノ知恵デイノチヲミチビク…」
「貴方に導かれる程私達は落ちてないわよ。」
離島棲鬼は
目からは青白い光が漏れ出しており今までとは違う雰囲気を感じるのだった。
「行きなさい蓮。貴方は貴方の心配をして」
「あぁ。そっちは任せるぞ離島棲鬼!」
どうせここにいても足手まといになるだけだ。なら俺はこの船を沈めない為にも甲板を修復する必要がある。リアは先に資材室に行って深海鉱鋼を用意してくれている。
後ろからコクマーの触手が迫ってきていたがどうやら離島棲鬼が全て破壊したらしい。振り向く必要は無い…俺は先に向かうとしよう。
「さて…これで心置き無くやれるわね?」
「イセイガイイナ…オロカナイノチヨ。ワタシハオマエゴトキニハイボクスルワケガナイノダガ?」
「それはこっちのセリフよ。艤装展開…ここで仲間と共に沈めてあげるわ。」
「…ホウ、ワタシノホカニイルコトにキヅクトハネェ」
「なんでアイツがここに居るのかは知らないけどね。確実に沈めた筈なんだけど?」
「ワレラハイノチアルモノカラノダメージハオワナインダヨ。イクラアガイテモムダナンダ!」
「へぇ…それは良いことを聞いたわ」
「ドウセオマエハココデ沈ム。メイドノミヤゲトイウヤツサ」
「ここで沈む気なんて甚だ無いんだけどね?」
離島棲鬼はコクマーの頭を掴みゼロ距離からの艤装砲撃を3発行う。
身体が弾き飛ぶコクマーは焦りながらも的確に自らの触手で身体を修復していく。
「グッ…?ナゼワタシガ…?キサマ…マサカ…!!」
「ええ、貴方の考えている通りよ」
_______資材室
「たしか…ここに…ありました!!これこれ!!私が作っておいたんですよ!
「なんかすごいやつで笑いそうだが突っ込む時間はない!行くぞリア!」
「はい提督!」
後はこのなんかすごいやつを甲板に貼り付ければ甲板は修復され船の沈没は避けられる。目の前のはしごを登り右に曲がった先のはしごを上がれば甲板はすぐそこだ。
「…そういえば離島棲鬼は深海棲艦の中ではどのくらいの強さなんだ?」
「急にどうしたんですか提督。そんな事を聞くなんて」
「いやあんなヤバそうな怪物をボロボロの刀だけで倒したりしてたし他のArcadiaの深海棲艦より強いのかなって」
「現状離島さんは弱い部類ですよ。最弱って訳では無いですが第一部隊の皆さんと比べたら話になりません。」
「あれで弱いのか!?一体どんな奴らが居るんだよ…Arcadiaって…」
「ただ離島さんは他の深海棲艦とは違い陣地形成タイプなので防衛戦を得意とするんですよ。だから攻めは弱くとも受けは強い訳です。」
「防衛…もしかして全力を出せないのは…」
「そうですね。鎮守府作らないで掃除もしなかったからですね。」
あぁ俺提督失格だわ。
皆ありがとう。そしてごめんなさい
「ちなみに防衛の時の離島さんは原初生命樹2体を沈めてます!原初生命樹は幹部クラスの生命樹の事で大体深海棲艦1000体に匹敵します!」
いや何それ怖い。てかそんな奴が今襲来してるって事?
あれ…?これ大丈夫なの?
「大丈夫です!反応はコクマーの物しかありませんし一般型の生命樹もいないようです!」
「あ付きましたよ!甲板です!」
うわぁ…見事に大穴が空いてしまっている。
確かにこれは沈んでしまうだろう。早く修復しなければ…
「…!?提督伏せて!!」
「へ?」
ドォォォォォォォォン!!!
凄まじい轟音、目の前に何かが降ってきた。
黒い目隠しに謎の模様。白い服に赤い髪…
あれ…?まさかとは思うんだけどコイツって…?
「原初生命樹…ゲブラー…!?」
「…キサマライノチハココデダンザイスル…」
「ワレコソハ【峻厳】ノゲブラー。サバキノトキハキタ」
_______もしかして、俺…詰んだ?
結局離島ちゃんを海にほっぽり投げたら離島完成するんでしょうか?