深き海より生命を屠る者   作:黒縄尊

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完全にオリジナル要素まっしまっしのやべぇ回です。
ただ完全に平和な世界がそろそろ始まりますので許してください()


生命の終着点

「キサマラゴトキニナゼダッ…!!」

 

「…煩い」

 

ヲ級の弾丸がゲブラーの肉体を抉り爆散する。

対物ライフルとも呼べるその銃の反動をアルベルトが受け流し連射を可能にしている。

リアの作った装備とはデザインが大きく異なるが構造は同じ様に精度がとても良い様だ。

 

「グヌゥオオオオオオオ!?」

 

原初生命樹であるゲブラーの再生能力をも上回る速度で肉塊に変わる。

ゲブラーも負けじと触手で応戦するがヲ級は的確にそれを貫いていく。

 

「そうだリア、何でココでゲブラー(死者の復活)が発生したか分かるか?」

 

「…分かりません。やはりこの個体は…」

 

「あぁ、第四部隊がその命を糧に討伐した筈の個体だ。」

「俺はあの時彼処に居た。確実に心臓部(コア)を破壊し沈黙した筈なんだ」

 

アルベルトは怒りに震えている、仲間達が自らの命を犠牲にし培った勝利が意味の無い物だと否定される事が許せなかった。

ゲブラーの一撃がアルベルトを貫こうとするがヲ級の狙撃により阻止されゲブラーは体制を崩す。

 

「…余所見は禁物、アルベルト」

 

「悪りぃな、ついカッと為っちまった。」

 

遂に修復が追いつかなくなってきたゲブラー。

どうやらあの弾丸は対生命樹用に作られているらしくこちらの攻撃後の回復よりもスピードが遅い。

 

「キサマラァ…キサマラァ…!!」

 

「冷静に物事を考えられなくなったか?じゃあジ・エンドだ。ヲ級、心臓部(コア)を狙え」

 

「…了解」

 

ライフル弾がゲブラーの頭を潰す。人型生命樹の弱点であり制御系統である脳こそが心臓部(コア)

 

心臓部を撃ち抜かれたゲブラーはビクビクと痙攣し動かなくなった。

 

 

だがその弾丸がゲブラーの目を撃ち抜いた時に原初生命樹の本来の恐ろしさを知る事となる。

 

 

ゲブラーの壊れた筈の心臓部が周りの物質を取り込み出す。

分割された体や深海に沈んだ鉄屑や流木やゴミ、生物の死骸すらも取り込み人の形を形成する。

 

人の形を取り戻したゲブラーは目隠しを失い黒い光の漏れる赤と緑の二色の眼を露わにする。

 

 

「ククク…ハハハハハハ!!我ガ最初ノ特異神化(If)ダトハナァ!貴様ラ二ハ感謝セネバナルマイテ!」

 

触手は七色に輝き周りにはアルベルトが放った黒い鳥に似た目玉の怪物がゲブラーの周りを旋回する。

ゲブラーには赤い光の羽が生え手を払った衝撃波のみで船の残っている甲板が崩壊する。

 

これが特異神化(If)。有り得ない事を現実の物とした原初生命樹(セフィラ)の最終形態。

 

「我ノ神化二免ジテ今回ハ見逃シテヤロウジャナイカ。サァ戻ルゾコクマー。我ラガ母ナル生命へ(根源生命樹へ)

 

_______これ勝てないわ

 

 

 

 

 

 

離島Side

 

「ヤハリソウイウコトカ…オマエハカンゼンナルイレギュラー…」

 

「ワレラノシラヌトクイジレイトハ…」

 

「貴方達が何処まで私達(深海棲艦)を知っているかは知らないわ。ただ…」

 

 

「私はこの創られた世界(艦隊これくしょん)特異事例(イレギュラー)、何者かによって書き換わる前の世界を唯一知る者よ」

 

「ナニヲイッテイル??ツクラレタセカイ…?」

 

「理解する事を求めては居ないわ、ただ私は貴方達(生命樹)に感謝してるのよ。貴方達が存在しない世界を知っているからね」

 

「それは酷い物だったわ。何度も何度も戦って沈められてまた戦って迎え入れられて戦って沈んで…」

 

「だから私は生命樹(終着点)が存在するこの世界こそが平和だと心から思うのよ」

 

「もし生命樹が全て居なくなったらあの前の世界(悲しみと苦しみの戦争)を繰り返すのだろうね」

 

「私はそれを許容しない。もしそんな未来しか訪れないのならこの世界の全て(この艦隊これくしょんと言うゲーム)を敵に回してでも阻止するよ」

 

「…キサマハワレラノミカタナノカ?」

 

「いいえ。私は平和な時代で皆が心の底から笑い合える…そんな世界を作りたいだけよ」

 

「この話は終わりよ。さぁ…沈みなさい…ッ!?」

 

「戻ルゾコクマー。我ラガ母ナル生命へ(根源生命樹へ)

 

「ここまで来るとはね、死んだ筈の5番目(原初生命樹ゲブラー)。前みたいに私を沈めるのかしら?」

 

「…オ前ガ誰ダカハ知ラヌガ今ハ気分ガイイ。愚カナ貴様ラノオ陰デココマデコレタノダカラナ」

 

「…へぇそう、じゃあまた会いましょう。原初生命樹(新たな世界の敵)さん達。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_________________提督Side

 

「アイツらが居なくなった!早く修復だッ!」

 

「間に合いません!船の70%が沈んでいます!!」

 

「間に合わなかった…だと!?俺達は海の藻屑となって消えるのか!?」

 

「あのぉー取り込み中わりぃんだけどさ…俺らの船に乗ってけよ」

「…うん。2人…リアは問題ないし離島棲鬼と貴方だけなら乗れるよ」

 

助かったぁ!深海棲艦は良いやつしか居ないのか!?

じゃあ完全に沈む前に離島棲鬼と合流するとしよう。

リア特製深海鉱音拡張伝達装置(無線)を使い呼びかける

 

「…そっちは大丈夫か!?…こちらは終わった!…助けが来たぞ!」

 

唐突にノイズの掛かった声が爆音で響く。

 

「うるさい…。音量調節してなかったわ…」

 

正直耳が痛いがこちらも返事をしておかないと何が起こるか分からない。

 

「…大丈夫よ…食料と深海鉱鋼を持ってすぐ行くわ」

 

伝える事は伝えた。さてやる事は一つだ。

 

 

 

 

 

「自分の分だけ食料持ってかえりましょ」

 

 




昨日更新出来ず申し訳ありませんでした
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