ほのぼのしたいから注文したの!!どうしてくれんの!?
すいません許してくださいなんでもしますから…
ほのぼの路線にいつ入れるのだろうか(困惑)
いつまで寝ていたのか、目を覚ますとそこは小さな島だった。
………俺は死んだんだろうか、辺りを見渡してみると目に飛び込んできたのは青い青い海、白い砂浜…生い茂る木々の数々。まさに小さなリゾートのようだった。
ふと腕時計に目をやったがどうやら海に落ちた時に壊れてしまったらしく時を刻まない。
俺が飛び込んだ12時のまま止まっている、それとも死後の世界には時間は無いのだろうか?
首飾りは…大丈夫だ、壊れてないらしい。神様が本当に居るなら俺の気持ちを分かってくれたのかもしれない。
少し見て回る事にしよう。
近くにはヤシの木が生えていた、俺が生きていた頃にはこんな物は見た事無かったし新鮮だ。
本当に黄緑色をしているとは思わなかったが中には大層美味だと言われるジュースが入っているらしい。
そう言えば喉が渇いていたし飲んでみる事にしようと思う。
……が開かない。
てかまず固すぎて爪が折れた、痛い…どうやらあの世にも痛覚はあるらしい。
仕方がないからヤシの実を地面に置き海岸に向かう。ここがあの世なら海が真水という御都合主義もありえるかもしれないと言う馬鹿みたいな結論にたどり着いた俺は一心不乱に海水を飲んだ。
…不味い、と言うか鉄のような味がする。例えるなら水のようにサラサラ飲めるのにもかかわらず塩分を極度に摂取した生き物の血液のような味がした。
俺が甘かった、あの世なら楽に生きられると思った俺が間違いだった。喉は乾くし腹は減る、傷は痛むし救済は無い。水は飲めないし食べ物はない。自殺なんて方法を選んだ俺に対しての罰かも知れないけど…………
「これは余りにも酷く無いか?」
よし…他の場所も探してみよう、と言うか飲み水が無いと死んでしまう。
と言うかあの世で死ぬのだろうか?…考えるだけ無駄なのはわかっているし俺はそのまま奥へと進んでいく。
道中尖った枝で足に大量の切り傷を負ったがそんな事を気にしていては脱水症状で死んでしまう。
ヤシの木々を抜けた先にあったのはコンクリートで作られたであろう建物、いつ造られたものなのかは判別出来ないが何者かに爆撃され壊れていた。
もしかすると飲み水が有るかも知れない…崩れかけた玄関を抜け探索してみる事にする。
ここは何かの施設だったようだ…手術台の様な物や潮風で錆びたメス、それに壊れた機械が放置されたいた。
もう電池切れで冷えていない簡易冷蔵庫の様な物を見つけた俺は中から飲料水を取り出した。
そこにはラベルが貼ってあり「めちゃうま茶」と書いてあった、自分で美味いと書いてあるお茶の何が信用できるのだろうか。
大体自分で安いだとか美味いだとか言う者は真逆を行く…絶対不味いであろう。
だがここでこのお茶を飲まなければ俺はあの世でも死んでしまうかもしれない。
どんなに不味くても飲まないと行けない…!あの世で彼女と幸せに生きる為に…!!
____________美味い
身体に染み渡る。生温いにもかかわらずとてつもなく美味い…
750mlなんて一瞬だった。残りは3本…それまでに飲み水を確保しなければならない。
さて…この島でどうすれば水や食料を調達出来るだろうか…