深き海より生命を屠る者   作:黒縄尊

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ラスボスまで書けるのか?


温泉作り 2章

「……機能性を重視すべき」

 

「やはり風呂はシンプルイズベストだろう、ゴチャゴチャしていれば心は休まらん」

 

「……快適さは必要。至れり尽くせりは最高だよ」

 

「昔ながらの銭湯こそ至高。大勢で入るなら機能重視よりもシンプル度だろう?」

 

アルベルトとヲ級が温泉の件で話し合っている。

機能性を求めるかシンプルさを求めるかで言い争っているようだ。

 

「修復剤の抑制と複製施設完成しました!」

 

リアがドヤ顔でレンガ造りの建物を見せてくる。

中にはゴチャゴチャとしたホースが入り乱れ

水色の液体…修復剤が入った大きな試験管、恐らく人が入れる大きさの試験管の内部には浮く黒い石…「深海鉱鋼」が浮いている。

そこから生み出され、ホースを伝って地面の下に送り込まれる赤い液体は複製された修復剤だろう。

 

「地面の下になんで流してるんだ?」

 

「地下に施設を建造しました、全部そちらに送らせていただいています。これが人間達や生命樹にバレたら大惨事ですからね。」

 

四肢切断内蔵損傷でも振りかけるだけで元通り!なんて確かにバレたら奪い合いになるだろう。

そりゃそうだ、隠すのは当たり前だろうが…この世界は人間も使うのか?

一度切傷につけてみたが一切治らなかったぞ?

……考えるのはよそう、離島棲鬼みたいな人間だらけなのかも知れない。

 

 

「ただここの地下ですからね…かなり危険です、深い場所に作ったとは言え近隣海域でぶっ放されたらワンチャン島ごと決壊しますよ」

 

「なんて恐ろしい事を」

 

リアの話では島がきれいに海の底に沈むらしい。

ふざけんな、全員サヨナラホームランだよ。

 

「……大丈夫、私は"空母"だから」

 

「そうだな、我々に任せておけば敵が立ち入る事はないだろう」

 

胸を張るヲ級とアルベルト。

確かに敵が近付いて来ないなら無敵ではないか。

……修復剤どう考えてもいらないけど。

 

「……まぁ艦載機があれば、だけど」

 

「それがねぇんだよなぁ…」

 

「ん?遠距離戦闘は出来ないって事か?」

 

「……その通り」

 

駄目みたいですね(落胆)

敵に見つからないようにひっそりと暮らすしかない。

いや温泉なんて作ってたら普通にバレそうだが…大丈夫だろ。

 

「離島棲鬼、帰ってこないな」

 

「そうですね。オーバーブースト決め込めばもう付くでしょうに」

 

いや俺達が置いてきたんだけども。

ん、オーバーブースト?何それは…

 

「私お手製の究極艤装の最強ブースターですよ、最もブレーキ付けるの忘れたんで島吹っ飛びますけど」

 

「は?」

 

俺達に残された明日は…!?次回に続く!!

 

 

 

「んな事どーでもいいんで温泉作りますよ、どうせすぐ帰ってきますから」

 

「どっからその自信が湧いてくるんだ」

 

「あの艤装gps付いてるんでわかるんですよ、それに離島さんブースターキメてませんよ」

 

「あっ、そうなんだ…」ショボン…

 

「ヲ級さん、アルベルトさん。決まりました?」

 

「……「決まったぞ」」

 

おっと、意見が揃ったらしい。

離島棲鬼が帰ってくるまでに作って驚かせる方向にチェンジしようか。

 

「「両方作る」」

 

「は?」

「は?」

 

両方作るはng

選べないときの欲張りセットかな?

 

「…両方作れば良いって事で落ち着いたの」

 

「よくよく考えれば男湯と女湯で分ければ良いんだわ」

 

てかアルベルトお前"男"なのかよ…

妙に既視感のある触手ってもしかして…

 

「あぁ…いやしかし建築資材コストが…」

 

「安心してください!深海鉱鋼ありますよ!!」

 

やったね、建築資材が増えるよ!

逃げ道も無くなって労働時間も二倍だけど!!

 

「……………」

 

「さて、頑張りましょう提督」

 

「…手伝うよ」

 

「まっ俺達の労働力は一人分だけどな!!」

 

これ一日で終わるか?休みってありますか?寝る場所ありますか?

 

地獄の銭湯作りが今始まる…!




幹部早めに出し過ぎたんです(先を考えない)
尺稼ぎは許してください(謎理論)
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